様式3 平成27年度地域少子化対策強化事業実施計画書(市町村分) 都道府県名 ( 西之表 ) 市 市 町 村 名 事 鹿児島県 名 「よろ~て、ホットな」子育て事業 業 離島であるがゆえに産科医などの医療スタッフが不足する本市の条件不利地域である ことを踏まえ,安心していきいきと楽しく子育てできるまちをめざし、少子化の抑制に 努めることを目的に、知識や技術を持つ育児サポーター(保育士等)や母子保健推進員 を乳幼児が集う場に派遣することで、保護者・保育者に多少ゆとりが生まれ、ちょっと 事 業 の 趣 旨 ・ 目 的 楽しく子育てができるよう支援する。 さらに、小学生から高校生の各年齢に応じたいのちの尊厳を考える性教育を通して、 思春期の子どもの健全な母性・父性を育み、いのちの大切さを学ぶ機会とする。 このように思春期から妊娠期、子育て期にわたり、子育ての相談や支援等について、 総合的かつきめ細かく実施していく。 実 所 施 要 期 見 込 間 平成27年7月1日 ~ 平成28年3月31日 額 1,283 千円 島内唯一の産婦人科医院は、1市2町の広域組合で運営している医療機関であり、妊 婦の9割が利用している。 若年妊娠等のハイリスク妊婦が増加するなか、医師、助産師等のスタッフの確保に苦 慮しており、若者や妊産婦に対して十分な指導ができにくい状況である。 平成27年度中に老朽化した産婦人科医院の建替え移転を計画しており、施設の環境 整備を図りながら、スタッフ体制の充実に向けて取り組みを進めているところである。 地 域 の 実 情 と 課 題 また、本市では、低出生体重児や健診結果での要経過観察・要精密判定の子どもが増 加しており、産後において、精神面での不安定要素をかかえている家族や育児不安を感 じている保護者も増加している。 産科医などの医療スタッフが不足する中で、日頃から市内にある限られた医療資源 (医療従事者、医療施設)を最大限活用し、小学校からの命の大切さを伝える性教育を はじめ、市民の妊娠・出産・子育てに関する知識の習得や産前・産後における不安を解 消するための支援体制を構築し、島内において安心して妊娠、出産及び子育てができる ようにすることが求められている。 1 結婚・妊娠・出産・育児の切れ目ない支援を行うための仕組みの構築 (1)「育児の日」フォーラム開催事業(県事業) 県が実施主体となって,結婚・妊娠・出産・子育てのライフステージに応じた切 れ目のない支援を行うため,連絡会議を開催するとともに,「育児の日」フォーラ ムを開催し,地域全体で結婚・妊娠・出産・育児の切れ目ない支援を行うための仕 組みや機運の醸成を図る。 本市も,当該連絡会議及びフォーラムに参加し,県と協議して結婚・妊娠・出産 ・子育てを応援する機運の醸成に努める。 (先駆性) (事業の効果) 2 結婚に向けた情報提供等 〇 かごしま出会い応援事業(県事業) 県・市町村・地域活動団体等で「かごしま結婚支援連絡会議」を開催し,県全体 で結婚支援活動に取組む。 本市も,連絡会議に参加し,県や他の団体等と協力して結婚支援への取組を行 う。 (先駆性) (事業の効果) 事 業 内 3 妊娠・出産に関する情報提供 〇 男性の子育て参加促進事業(県事業) 県が主体となって,妊娠・出産に関する情報などを網羅した父子手帳を作成配付 し,男性(父親)の妊娠・出産に関する知識習得を通じて,積極的な育児参加を促 進することことにより過度な家事・育児負担の解消を図る。 容 本市も,県と協力して妊婦や子育て世帯に父子手帳を配付するとともに,妊娠・ 出産に関する相談等の対応に努める。 (先駆性) (事業の効果) 4 結婚・妊娠・出産・育児をしやすい地域づくりに向けた環境整備 地域ぐるみの子育て支援事業 1,283千円 【事業の詳細は別紙個票のとおり】 (事業の効果) 5 少子化対策への前向きな機運の醸成 〇 かごしまの子育てPR事業(県事業) 県が主体となって,少子化対策への前向きな機運を醸成するため,テレビ等の 広報媒体を利用した結婚や子育ての喜び・楽しさの啓発を行う。 本市も,県と協議し県の少子化対策の広報と連携した取組ができるよう取り組 む。 (先駆性) (事業の効果) 都 道 府 県 と の 連 携 方 法 内閣府「地域住民生活 特になし 等緊急支援のための交 付金」の活用予定 (注) 1 「所要見込額」には、地域少子化対策強化事業実施計画全体の対象経費支出予定額を記入すること。また、金額の 根拠となる資料(見積書等)を添付すること。 2 「事業の趣旨・目的」には、実施要領別記第1の1~5を通じて、達成できる目的や事業全体の構成の趣旨を記入 すること。 3 「事業内容」には、個別事業名、個別事業の趣旨・目的、個別事業の実施期間、個別事業の所要見込額及びその積 算内訳も適宜記入すること。併せて、本交付金の対象事業のみならず結婚・妊娠・出産・育児の「切れ目ない支援」の ための事業計画に含まれる既存事業や他の補助金等を活用した事業についても記入すること。また、個別事業の平成28 年6月30日までに把握できるアウトプット指標を記入すること。平成25年度補正予算で実施した事業を継続する場合は 「継続」と明記し、併せて継続する理由を記入すること。 「(事業の効果)」には、個別事業の平成28年6月30日までに把握できるアウトカム指標を記入すること。 4 「内閣府「地域住民生活等緊急支援のための交付金」の活用予定」には、活用の有無を記載するとともに、活用す る場合には、棲み分けが分かるようにすること。 5 記入しきれない場合は、別様とすることも差し支えない、また、適宜参考となる資料を添付すること。 (事業内容:別紙個票) 個 別 事 業 名 4 地域ぐるみの子育て支援事業 安心して楽しく子育てできるまちをめざし、少子化の抑制に努めることを目的に、知 識や技術を持つ子育て支援コーディネーター(保育士・母子保健推進員等)を乳幼児が 集う場に派遣することで、保護者・保育者にゆとりが生まれ、楽しく子育てができるよ 事 業 の 趣 旨 ・ 目 的 う子どもの見守りをしながら、ふれあい遊びを教えたり、育児等の相談支援を行う。 また、小学生から高校生の各年齢に応じた性教育を通して、思春期の子どもの健全な 母性・父性を育み、いのちの大切さを学ぶ機会を提供する。 ①少子化が進み、地域や家族が弱体化するなか、子育て支援コーディネーター(保育士・母子 保健推進員等)を乳幼児の集う場(サークル・児童館・保育施設・産婦人科)へ派遣し、『子 どもを観る力』『子ども自身の自立心』を高められるよう、保護者や保育者を支援する。ま た、コーディネーターと連携をとりながら、子育てに悩む保護者を乳幼児の集う場に紹介する 等してサポートしていく。また定期的に関係者の連絡会を開催し、環境整備を図る。 <連絡会の構成員> 保育士、母子保健推進員、保健師、子育てサポーター 各2名 計8人 アウトプット指標⇒育児サポーターの派遣回数(延144回) 連絡会議(毎月1回開催) 事 業 内 容 ②小・中・高校と連携しながら、助産師や性に関する専門家を招聘し、小学生(高学年)から 中・高校生までを対象に、「いのちの尊厳を考える性教育」や「デートDV予防」、「若年妊 娠」等、妊孕性や不妊などの妊娠・出産の正しい知識について講演会を開催する。合わせて、 思春期の子どもたちにとってより身近で信頼できる存在である教職員等に対して、解決困難な 事例について専門家からアドバイスを受けることができる場を提供する。(※継続 継続の理 由…妊娠から生まれるまでの一連の流れについて、児童・生徒の理解を深めるため、平成26年 度に実施できなかった教材(子供が子宮の中に入り産道を抜け体外に出てくる用具,重りの 入った衣類の着用で母体を体感できる用具)を使いながら具体的に助産師が学習させること で、生命誕生の神秘と尊厳さを理解できるよう改善する。 アウトプット指標⇒思春期教育の実施回数(小学校2回、中学校3回、高校1回)、参加人数 (小学校130人、中学校430人、高校110人) 先 実 所 当該事業は、健康支援や育児支援に関わる機関の連携を図るうえで、これまで個々の 課題に対し、福祉事務所・育児サークル・児童館・教育機関・医療機関等と随時連絡を 取りつつ、課題解決に取り組んでいる。さらに定例的な連絡会が開催され、それぞれの 役割が理解され、連携が深まってきている。しかし、離島においては保育士等の人材が 不足していることに加え、業務の多様化・複雑化により、心身ともに「ゆとり」がない 状況であり、個と支援機関、支援機関と支援機関等を結ぶ調整役として、各支援機関に 性 子育て支援コーディネーター(保育士・母子推進員等)を派遣し、子育ての輪を広げ、強 化していく事業であるため、先駆的な取り組みと考えられる。 また、小学校高学年から中学に入る時期、子どもの心と体には大きな変化が起こり、 自身と向き合い始める。この時期から社会人になる準備期の高校生までを対象として、 「いのちの授業」や「妊孕性や不妊」を含めた形で、結婚や妊娠について、学校を中心に しながら、保護者や行政等地域全体で推進する事業であり、先駆的な取り組みと考えら れる。 駆 施 要 期 見 込 間 平成27年7月1日 ~ 平成28年3月31日 額 1,283 千円 積 事 算 業 内 の 効 ①コーディネーター謝金 6,190円×2人×8回×9月=891,360円 連絡会議謝金 3,095円×2人×9月=55,710円 消耗品費 30,000円(連絡会議資料用紙代等) 小計 977,070円 ②小学校(高学年) 講師謝金 16,200円×2回=32,400円 講師旅費 34,200円×2回=68,400円(鹿児島市在住講師) 中学校(1年生) 講師謝金 16,200円×1回=16,200円 講師旅費 34,200円×1回=34,200円(鹿児島市在住講師) 訳 中学校(2・3年生)講師謝金 5,100円×8時間=40,800円 講師旅費 23,900円×1回=23,900円(鹿児島市在住講師) 中学校(教職員) 講師謝金 5,100円×3時間=15,300円 高 校(3年生) 講師謝金 5,100円×6時間=30,600円 講師旅費 14,100×1回=14,100円(鹿児島市在住講師) 消耗品費 30,000円(講演時配布資料用紙代等) 小計 305,900円 合計 1,282,970円 子育て支援コーディネーターの派遣により、安心して子育てできる環境づくりができ る。また、各地域に配属された母子保健推進員をコーディネーターにしていることで、 地域ぐるみの子育て支援がスムーズにできる。 いのちの大切さを学ぶ機会ができ、「望ましくない妊娠」や「デートDV等の性被 果 害」の発生に歯止めをかけるとともに、「望ましい結婚、妊娠」そして「子育ての喜 び」について考えるきっかけづくりができる。 アウトカム指標⇒アンケート調査による子育て中の親、児童・生徒の妊娠・出産・育 児に対する意識変容目標値90% 都 道 府 県 と の 県が実施する少子化対策強化に係る各種事業への参加・協力をすることにより、得ら 連 携 方 法 れた情報を地域に提供するとともに、事業効果を県へ提供する。 注) 内容、先駆性等がわかりにくい事例の場合には、さらに詳細な記述が必要。 平成27年度地域少子化対策強化交付金事業 地域ぐるみの子育て支援事業 「いのちの授業」 【西之表市】 対象者 会場 参加予定人数 実施(予定)年月日 講師 149 市内小学生 5年生を主とする ③ H27.12.2 榕城小学校 ② 保護者 (希望者) 30 教職員 (養護教 11 中学1年 公益社団法人鹿児島県助産師会 種子島中学校 中学2年 ① H27.9.17 種子島中学校 高校3年 H27.11.18 155 中学3年 ④ 150 160 種子島高等学校 120 H28.2.19
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