OFRAC Report Vol.3 2010 2 ・ 3 月号 車両 両製作 製 ‐フレーム・ア アップライト・デフマウント 現状報告と今 今後の方針 大阪大学フォーミュラ ラレーシングクラブ 車両 両製作 ・フレーム ボディ班リーダー ー 長瀬 功児 ボディ班リーダの長瀬です.現在,フレーム ム製作が遅れ に遅れているのでチームに大変迷惑をかけ けています. OFRAC 1年目でまだわからないことの方が が多い中,悪戦 苦闘しながら作業しています. フレーム製作では,パイプの端面加工を行 行いながらその パイプを溶接してもらっています.フロントか から作り出し,現 在はリアの製作を行っています.リアは構造 造的に治具が立 てづらいので溶接前のパイプの位置決めな などに苦戦中で す これからはエンジンを搭載しつつマウントを溶接し,各 す.これからはエンジンを搭載しつつマウン トを溶接し 各 種マウント類,補強パイプを入れたら完成で です.フレーム が完成したら,ファイヤーウォールやカウルなどの製作を 行う予定です. そろそろOFRAC 2年目に入るので,新入生 生に恥じない 先輩になるようボディ班を引張って行きたい いです ・フレーム溶接 ボディ班 佐藤 俊明 今回のフレーム製作で では,僕は困難との遭遇だらけでした. フレームの溶接では,い いかに机の上の溶接がいかに平和だったかを 思い知らされるばかり・・・.技術面から知識面まで,まだまだというこ 思い知らされるばかり 技術面から知識面まで まだまだというこ とを実感し,先輩方の指 指導,手助けによって何とか切り抜けていると いう印象です. しかし,フレームを製作 作することにより,製作面で勉強できることは とても多く,この経験を1 1年生でできたことは,おそらく何年か後にあり がたいことだったと実感 感できると思います. フレームはクライマック レ ムはクライ ク を迎えていますが れを乗り越えて大会 クスを迎えていますが,これを乗り越えて大会 まで,他の作業も全力で でこなしていきたいと思います!! メンバー 紹介 長瀬 功児 工学部新4年 年 ボディ班リーダー.高専からの編入生で, 実は参加1年目.オールマ マイティにタスクをこなし,メンバーが一目を 置く存在.材力の知識や解析への興味からフレーム担当へ.前担当 止め,不慣れながらもフレームを形にしていく. から膨大な情報を受け止 佐藤 俊明 工学部新2年 入学後すぐにOFRACへの参加を決めた 熱いメンバー.F1好きで でデザインにはうるさくカウル担当.活動への 熱心さをかわれ,引き継 継ぎが非常に困難であるフレーム溶接を担当 する.前担当のクオリティ ィを目指してアクロバットな溶接をこなす. ・アップライト サスペンショ ョン班 田谷 要 今回,アップライトの製作をやらせて頂くことになった田谷要で す す. アップライトというのはサスペンションのア アームとタイヤをつな げる部品で今回は昨年度と同様に鉄で作る ることになりました. アップライトを鉄で作る場合,アルミで作る場 場合と比較すると溶 接,端面加工などの様々な作業工程を踏まな ないといけなく,とて も根気のいる作業になります. 溶接はスポンサーである川崎重工業様で教 教えてもらい,アップ ライトの溶接をスムーズに行うことができま した.また今回の製 作において部品や冶具の設計時から作業の の短縮をするにはど うすればいいのかを考え,ブレーキキャリパーマウントの冶具を アルミの角材にしました.これにより加工時 時間を短縮しながら, マウントの距離を より正確に出すことができ マウントの距離を,より正確に出すことができ きるようになりました. きるようになりました 次回のアップライト製作はアルミを用いて作 作ることになりますが 今回の経験を次回に生かしたいと思います. ・デフマウント パワトレ班 和泉 恭平 デフマウントには,デフを保持するため1ト トン以上の力がかかり, 設計・製作共に細心の注意を払う部品です. .設計には十分な計 算と解析を行い,搭載初年度ということを加味して,軽量化の上 で十分な安全率を確保しました. 全体の構成として,昨年まではデフマウント専用のフレームに 取り付けていましたが,今年度はそのフレー ームを廃し,ターンバッ クルでの保持に変更することで,フレーム分 分の軽量化も図ってい ます. 製作は,旋盤加工とフライス加工を組み合 合わせた削り出しです. 十分な強度・剛性を確保するため,7000系 系アルミ合金を使用し ています 今年度からはエンドミルの使用 NCフライス加工など ています.今年度からはエンドミルの使用, NCフライス加工など, 昨年度まではできなかった加工を取り入れ,完全内製で今までに は不可能だった複雑な形状を実現しました. 目に見える高性能化はありませんが,OFRACの加工技術の向 上を見ることのできる部品の一つになったと と自負しております. メンバー 紹介 田谷 要 工学部新2年 アップライトを担当し,一生懸命に製作にとりく が高いのか,端面加工は5回やり直した.ドイツ む.自分へのハードルが 大会に目を向けるなど 視野が広く諜報部員(笑)としても活躍している 大会に目を向けるなど,視 視 視野が広く諜報部員(笑)としても活躍している. 思慮深く,質問やアイデア アも豊富. *和泉恭平についてはvol.1を参照 現状報告と今後の方針 車両自立予定日のフレームの様子 車両自立予定日のフレー ムの様子 マウント類もなく,予定よ より大幅に遅れています. 今後のためにも遅れの原因追 追求と改善を検討していきます 追求と改善を検討していきます. ・これまでと今後の方針 プ プロジェクトリーダー 奥西 晋一 今年度の製作を始める前に,特に重要に考 考えていたことは以下の2点です. 1. 製作を初体験のメンバーが主力となる中 中で,いかにスムーズに引き継ぎを行えるか. 2. 各班での製作時期をずらすことで各部品 品の製作をみんなで手伝えるか. 1.については,製作における溶接練習など どを特に心配して力を入れていました.実際 にその成果はあり,1年生でも溶接ができる るメンバーが増えました.しかし,思ってもみ なかった端面加工でのミスが多く練習不足だ だったと感じました.特にアップライトについ てはこれが原因で,思うように製作が進みま ませんでした.2.については製作を手伝うメン バ を増やすためにきっちり図面を出すなど バーを増やすためにきっちり図面を出すなど どの工夫をしました また手伝うメンバーも確 どの工夫をしました.また手伝うメンバ も確 保できたのですが,どうしても「手伝う」という う形にしてしまったため責任感が生まれず, 急に休むメンバーも多く出てきて,効率よく作 作業を進めることができませんでした. 今後は,まずスケジュール意識の改善に取 取り組んでいきます.今までは週単位の日 程管理でタスクをPC上のガントチャートで確 確認していましたが,まず印刷しやすい形式 に整え,今までの週単位の日程(中日程)を をもとにして,日単位での出欠予定の確認を 含めて詳細な日程を加えるようにします.これを部品単位で工場に貼りだし,見やすい 環境にします. 少しずつではありますが,今後も改善を重 重ねて車両製作に取り組んでいきます. 導入した小日程ガントチャート 工場に貼り付けて全員で確認 OFRAC Naniwa10 Cowl Designed now . Coming Soon・・・. 協賛スポ ポンサー様 このチームの活動は下記のスポンサー ー様のご支援により成り立っています. 編集後記 早いもので今年度のプロジェクトも半 年が経ちました.メンバーで,試行錯 誤しながらの製作で大変なことは多い ですが,これまでチームが培ってきた ものを引き継ぐだけでなく,新たな チャレンジもしていきたいと思ってい ます.今回紹介したNC加工もその1つ です スポンサーの皆さまに自信を です.スポンサーの皆さまに自信を 持って状況を伝えれるよう,大会に向 けて頑張っていきます. 今後とも宜しくお願いします. プロジェクトリーダー 奥西 晋 晋一 工学研究科 新修士1年
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