平成 27 年 10 月 4 日 写真 埋土種子から発芽したイヌセンブリの群生 ①モニタリング 今回は野菊の仲間を観察しながら、フィールドを1周してモニタリングを行いました。 ●樹林地の観察 ・コナラ林では、シロヨメナが開花していました。花が真っ白で葉は余りざらつきません。 ・マタタビの実、ハシバミの実を試食しました。初夏に植えたサワアザミの生育状況を観察しました。 写真 コナラ林の観察 写真 シロヨメナ 写真 マタタビの実の試食 写真 サワアザミの観察 ●草原の観察 ・ユウガギク、ノコンギクの違いを観察しました。花の付き方、汁の香り、冠毛の有無等を確認しました。 ・タカアザミ、ノハラアザミ、タムラソウの違いを観察しました。タカアザミの花は下向きで湿地に生える、ノ ハラアザミの花は上向きで根元に葉があり草原に生える、タムラソウは一見アザミに見えるが、棘がなくやや 湿った草原や湿地に生える等々。 ・アワコガネギクとヨモギの葉の形状や香りの違い、ヒヨドリバナとセイタカアワダチソウの違いを観察しまし た。 ・リンドウが見頃ですが、今年は周りに高茎草本が殖えてきているので、日当たりの良い場所に今年のタネを播 種して新たな群生地をつくっておいた方が良さそうです。 ・サクラソウ園では絶滅危惧種のイヌセンブリが満開でした。 ・午後の栗きんとんづくりに使う栗の実を拾いました。 ・サワフタギやクロウメモドキ、エゾノコリンゴの実を観察しました。 写真 草原の観察 写真 ユウガギク(花と実) 写真 リンドウ 写真 ノコンギク(花と実) 写真 下向きに咲くタカアザミ 写真 サワフタギの実 ●湿地の観察 ・湿性花園では草紅葉が始まり、今年最後の花のオオニガナが咲いていました。ムカゴニンジンのムカゴが大き くなりました。 ・コマツカサススキ、アブラガヤの違いを観察しました。 ・ミゾハギ、アキノウナギツカミの違いを観察しました。 写真 湿地の観察 写真 コマツカサススキ 写真 サワギキョウ等の草紅葉 写真 オオニガナ ②秋の恵みを楽しむ ●栗きんとんづくり カツラマルカイガラムシ被害で、栗がたくさん枯れましたが、まだ、開拓時に植栽された栽培品種や、実が小 さな野生の栗が点在しています。これらの栗を使って、栗きんとんを作りました。先生はボランティアの千葉さ んです。砂糖を加えるだけなので、栗の美味しさがそのまま伝わりますが、その分、ごまかしが利かない繊細な 和菓子です。古い栗を使うとそのまま古い味になるので、素材選びで美味しさが決まります。 写真 美味しそうな野生の栗を探します 写真 ふかします 写真 中身を出すのも皆でやれば楽しい 写真 潰したり、裏ごししたり、お好みで 写真 砂糖を加えて、焦げないように練ります 写真 茶巾でしぼって出来上がり!!
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