2013/9 ver1.0 温浴施設その他任意防滑施工向けサンド仕上げ ラージエリア ES(骨材別)透明 施工要領書 本製品は、高耐久防滑製品として十分満足しうる品質ですが、正しい施工がなされてはじめて耐久性やその他の諸機能 が発揮されるものです。施工要領書に沿って正しく施工して下さい。また、本製品を使用し不具合が生じた場合は、次 の免責事項を踏まえた上でご相談ください。 製品ご使用にあたっての免責事項 1) 天変地異、異常気象に起因する事故(剥離) 。 2) 建物の構造上の欠陥、躯体素地に起因する事故(剥離)。 3) 当該施工部位以外の発生事故、弊社材料以外に起因する事故(剥離)。 4) 引渡し後の施主及び第三者による、保守・改装等に起因する事故(剥離)。 5) 大気汚染、付着物による汚染、引っ掻き等の物理的原因に起因する事故(剥離)。 6) その他不可抗力と認められる事故(剥離)。 ◆注意事項 ◇本製品は硬化剤にイソシアネートを含有しており、人により皮膚等に刺激を与える可能性があります。 施工時は、皮膚、粘膜に触れたり目に入らないように、使い捨て手袋や保護メガネなどをご使用ください。 ◇屋外の場合、降雨がある場合及び12時間以内に降雨が予想される場合は施工しないでください。 ◇施工表面が少しでも濡れている(水分を含んでいる)と接着不良の原因となる可能性があります。 ◇基本的にはあらゆる下地に施工可能ですが、下地が脆弱なもの、著しく汚れやさび等が発生しているものでは 剥がれが生じる可能性があります。 例)劣化した木や枕木、白線(粉体強度の弱いもの)等 ◇材料を混合した段階で硬化が始まります。混合した材料がある場合は作業を中断しないでください。 ◇保管場所は完全密封した状態で、直射日光を避け保管してください。 ◇硬化時間、施工可能面積は施工条件、素地、気象条件等により多少異なります。要領書に記載された数値は 基本的な状況下での目安となっていますので予めご了承ください。 ◇環境、対象材質、表面状態により接着力が変わってきますので、できれば小さな場所でテスト施工をお勧めします。 ◇施工条件・内容は弊社の管理外ですので製品の品質に因らない不具合については責任を負いかねますので、 予めご了承ください。施工に不安を感じる場合は、弊社及び認定施工店にて責任施工で工事もお請け致します。 事前に用意するもの ・本製品(A 剤+B 剤)、T プライマー又は MS プライマー、短毛ローラー ・清掃道具(洗浄剤等現場下地に必要と思われるもの)、アルコール(エタノール)、ウエス、マスキング資材 研磨資材、計量はかり、材料混合用カップ、混ぜ棒、パレット(受け皿)、ローラーハンドル *混合した材料に触れたものは硬化します。再使用したい器具(混ぜ棒やローラーハンドル等)がある場合は 硬化する前にアルコールで浸したウエスなどで拭って、材料を除去してください。 下地処理(本製品は下地処理なしでは施工できません。適切な下地処理をして下さい。) 清掃:施工面に汚れやワックスがある場合は、アルカリ洗剤やワックス剥離剤等を使用し施工表面を十 分に洗浄してください。その後水できれいに洗い流し、洗剤成分等が残らないようにし、十分乾 燥させてください。厨房や、工場などでの油が積層した下地では、浸みこんだ油分まできれいに 除去するか、下地を2-3㎜研削しないと剥がれる可能性があります。また、常に下から水が上 がってくるような環境の下地では、事前に止水剤等の処理をおこない下からの水をカットしてお かないと、施工後剥がれる可能性があります。水が上がってきそうな場所が、クラックや目地な ど少量である場合、避けて施工することをお勧めします。 研磨:布やすり(#100 以下)や研磨パットを使用し施工表面を目粗しします。(オービタルサンダー等) 施工面積が広い場合は、ポリッシャーなどの機材に布やすりを敷き回転研磨すると効率的です。 脱脂:施工表面の汚れ/粉塵/油分/水分/ホコリを取り除きましたらアルコール(エタノール)を含ませた ウエス等で施工表面をふき取り、最終的に施工表面をきれいな状態に仕上げて下さい。 本製品は強力な接着力を持っておりますが、下地処理ができていないと接着不良、剥離等の原因 になります。下地処理に時間がかかる場合は、前日までに一度洗浄しておくことをお勧めします。 *雨の日の施工は避けてください。 内容は施工性向上のため予告無く改良する場合があります。 2013/9 ver1.0 温浴施設その他任意防滑施工向けサンド仕上げ マスキング(施工場所に応じた下処理を終えたら) ・施工したい場所以外に材料がつかないように必要に応じて、養生テープやマスカーを貼ってください。 専用プライマー塗布 ・施工場所、下地に応じた専用プライマーをウエスに染み込ませて、擦り込むように塗り広げて下さい。 プライマーを塗布した箇所は 5-60 分以内に本製品を塗布してください。 *車の窓に撥水剤(ガラコ等)を塗る要領で、薄塗で大丈夫ですが必ず全面にいきわたるように丁寧に塗布してく ださい。プライマーが塗られた箇所は濡れ色になりますので塗布したか確認できます。 T プライマー(無溶剤無臭タイプ) 50ml/瓶(接着下地問わず) →6-10 ㎡塗布可能。極端に吸う下地の場合 3 ㎡程度しか塗布できない場合あり。 MS プライマー(希溶剤低臭タイプ)50ml/瓶(接着下地問わず。金属下地は T プライマーより良好) →6-10 ㎡塗布可能。極端に吸う下地の場合 3 ㎡程度しか塗布できない場合あり。 注意事項 ・プライマーは必ずウエスにとってから塗布してください。直接かけると白濁などの原因になります。 ・プライマーはサラサラの液体ですので、ウエスにとる際は出しすぎにご注意ください。 ・プライマーは空気中の水分と反応しますので、キャップ等は都度閉め、開けたままにしないでください。 ・環境、表面状態により接着力が変わる場合がありますので、テスト施工で性能確認の上でご使用ください。 表面が濡れていたり何か付着している場合はプライマーがはじき塗布できません。 ・プライマーが残った場合は、よく口の部分をふき取ってから蓋をして保管してください。ふき取らずに蓋を した場合、次回蓋と一体硬化し手では開けられない場合があります。 材料準備・塗布 ・混合前に A 剤を一度よくかき混ぜた後、A 剤と B 剤を 100:70 の割合で混合します。 別途カップ等を用意し計量混合しよく撹拌してください。 混合した材料は 10 分以内に短毛ローラーで塗り広げて下さい。 A50g B35g で混合した場合、約 1 ㎡施工できる目安となります。 1kg(A+B)で約 6 ㎡施工可能です。 初めて施工する方、慣れていない方は少量ずつ混合して使用してください。 必ず慣れてから1度の混合量を増やすようにしてください。 骨材散布 材料塗布後5分以内に 0.2 ㎜(温浴施設又は素足で歩行する場合)の骨材を、希望する仕上がりにな るように散布容器などを用いて均一に散布してください。 トップコート 骨材散布後、骨材が固定されましたらトップコートしてください。トップコートの方法もベースコー トと同じように短毛ローラーで塗り広げて下さい。最初に塗ったベースコートより薄塗りするイメー ジで全面に塗布してください。あまり厚塗りすると散布した骨材がトップコートに埋没し任意のグリ ップ力を得られなく可能性があります。 塗り方のコツ 塗布量としては、ベースコートに6割、トップコートに4割というイメージで塗布してください。 使用ローラーが重くなってきたり、硬くなってきたら新しいローラーに変えてください。 *ローラーは使い捨てです。(再使用できません) 乾燥硬化 ・硬化は温度と湿度により異なりますが、通常は自然乾燥で夏場2時間、冬場3時間で通常歩行は可能。 *歩行前に必ず材料が硬化しているか確認し、施工後48時間は重いものや硬いものを載せないでください。 施工マニュアルに基づいた施工であっても、施工に関しては一切の責任を負いません。 施工に不安を感じる場合は当社または、認定施工代理店での責任施工をお勧めします。 内容は施工性向上のため予告無く改良する場合があります。
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