プロダクトデータシート ® Sikaflex -SD-1C/ 2014-02 Sikaflex®-SD-1C シーカフレックス® SD-1C 窯業系サイディング用 1 成分形変成シリコーン系シーリング材 ® Construction 概 要 Sikaflex -SD-1C は, 湿気硬化形の窯業系サイディング専用 1 成分形変成 シリコーン系シーリング材です。JIS A 5758 建築用シーリング材の F-12.5E8020(MS-1)に相当し、各種サイディング材に対して良好な接着性を示す製 品です。耐候性に非常に優れ、また窯業系サイディング目地の動きに安定し た追従性を示します。 主な用途 ■窯業系サイディング目地およびその取り合い目地 特 長 ■応力緩和タイプなので目地の変位に安定した追従性を発揮します。 ■長期にわたり安定した防水性能を維持します。 ■専用プライマーの使用により窯業系サイディングと良好な接着性を発揮し ます。 ■トナーを用いることにより多色化が可能です。 ■糸引きが少なくヘラ仕上げが良好です。 ■JSIA 020051 F☆☆☆☆ 製品仕様 主成分 変成シリコーンポリマー 外 観 ペースト状 色 2 成分形変成シリコーン系シーリング材サイディング用共用トナーを使用する ことで、各サイディングメーカーの数多くの色調に近似色で対応できます。 ® 色調によっては Sikaflex -EX SD-2C の色調と若干異なることがありますの で、事前に確認のうえ使用ください。 施工温度範囲 5℃~35℃内で行って下さい。 適応温度範囲 -30℃~80℃ 保存期限(製造後) 6 ヵ月 (5℃~25℃未開封) 荷 姿 シーリング材 4L 缶×2/箱 トナー:フィルムパック(別売り) プライマー(別売り) シーカプライマー90 : 500ml缶×10 缶/箱 R Sikaflex○-SD-1C 1/4 JIS A 5758 に基づく性能 クラス F-12.5E-8020(MS-1)相当 耐久性区分 8020 スランプ(mm) 5℃ 弾性復元性(%) 縦 0 横 0 縦 0 横 0 50℃ 50 23℃ 破壊なし -20℃ 破壊なし 定伸長下での接着性 圧縮加熱・引張冷却後の 接着性 破壊なし 水浸せき後の定伸長下 での接着性 破壊なし 体積損失(%) 3 以下 JIS A 1439 に基づく性能 タックフリー(時間) (23℃) 密度(g/ml) 1.35 24 以内 その他の性能(社内法) その他の性能(社内法) 季節タイプ 可使時間(時間) 引張接着性 温度 23℃ 35℃ 冬用 (w) 3.5 - 春秋用 (z) 5 2.5 被着体:サイディング板(繊維補強セメント板) プライマー:シーカプライマー90 引張応力 50%引張応力 最大引張応力 2 2 条件 (N/mm ) (N/mm ) 養生後 23℃ 0.13 0.42 加熱後 23℃ 0.13 0.40 水浸せき後 23℃ 0.15 0.45 夏用 (s) 10 5 最大荷重時 のび(% 450 420 500 養生後 :23℃×14 日+30℃×14 日 加熱後 :養生後+80℃×14 日 水浸せき後:養生後+23℃水中×7 日 ※ 各数値は測定値であり保証値ではありません。 R Sikaflex○-SD-1C 2/4 施工方法 ■目地の形状、寸法、下地の状況(豆板、亀裂など)が施工に適しているかを 調査して下さい。 施工準備 ■プライマー、副資材の選定をして下さい。 ■被着面を十分に乾燥させた後に施工して下さい。 目地の清掃 ■接着不良を防止するため油分、ほこりなどは溶剤で清掃して下さい。 ■ボンドブレーカー付ハットジョイナーがない場合は、目地に適したバックアッ プ材やボンドブレーカーを使用して下さい。 バックアップ材装てん ■適切な目地深さが取れない場合は、目地底にボンドブレーカーを使用し三 面接着を避けて下さい。 ■シーリング材の接着面にマスキングテープが食込まないように貼って下さ マスキングテープ貼り い。 ■目地縁一杯にマスキングテープは粘着剤の残らないものを選んで下さい。 プライマーの塗布 ■塗り残し、塗りムラのないように塗布して下さい。 ■プライマー乾燥後(1 時間/20℃を目安として下さい)、シーリング材の充て んは、その日のうちに施工して下さい。 ■缶を開け、内部のアルミ箔を取り除いてください。その際にシーリング材の シーリング材の混合 硬化薄膜を缶壁から完全に取り除いてください。硬化薄膜が製品に混入す ると、シーリング材表面の美観を損ねる原因となります。 ■トナーをパックからシーリング材缶に全量搾り出し、シーリング材攪拌機を 用いて色が均一になるまで 15 分混合して下さい。 ■攪拌は直射日光を避け、日陰で行って下さい。 ■混合中は、缶壁、缶底、羽根部の混ざりにくい箇所をヘラで掻き落として、 網目模様がなくなるように攪拌して下さい。 ■混合後は缶を軽く落としてシーリング材中のエアーを抜いて下さい。 ■コーキングガンへ充てんする際にはエアーを巻き込まないよう十分注意し て下さい。 ■撹拌後はすみやかに全量使い切って下さい。 シーリング材の充てん ■目地底にノズルを押当て、すきまを設けないように充てんして下さい。 ヘラ仕上げ ■シーリング材充てん後は、すみやかにヘラで平滑に仕上げて下さい。 マスキングテープ除去 ■ヘラ仕上げ後は、すみやかにマスキングテープを除去して下さい。 清掃 ■目地の周辺部に付着したシーリング材はすみやかに拭取って下さい。 注 意 施工上の注意 ■被着体がぬれている場合は施工を避け、十分に乾燥したことを確認の上 施工して下さい。 ■降雨、降雪時の施工は避けて下さい。 ■シーリング材を施工する前に必ず被着体の表面の油、ゴミなどはアルコ ルを含まない溶剤を浸した布などできれいに清掃して下さい。 ■シーリング材を充填する前に必ずプライマーを塗布して下さい。 ■マスキングテープは、目地縁線一杯に貼って下さい。 ■塗料や仕上塗材によっては、汚れたり付着が十分でないことがあるため, 事前確認が必要です。 ■ボードを汚した場合は、ボードメーカー製のクリーナーで完全に清掃してく ださい。 取扱いおよび応急処置 ■直接皮膚に触れないようにして下さい。もしも皮膚に付いた場合は、すぐ ウエスで拭取り石鹸で十分洗って下さい。 ■目に入らないようにして下さい。もしも目に入った場合は、すぐに水で洗い 流し医師の診断を受けて下さい。 ■蒸気を吸入しないようにして下さい。もしも蒸気を吸入し気分が悪くなった場 合は、空気の清浄な場所で安静にし医師の診断を受けて下さい。 ■もしも飲み込んだ場合には、すぐに医師の診断を受けて下さい。 ■ご使用の際は作業の状況に応じて保護手袋、保護メガネ、保護マスクなど を着用して下さい。 ■火気の近くでは作業をしないで下さい。 ■作業中の換気は十分行って下さい。 ■詳細は安全データシート(SDS)を参照して下さい。 R Sikaflex○-SD-1C 3/4 保管 直射日光、火気、湿気、水を避け、5℃以上 25℃以下の冷暗所に保管して下 さい。 廃棄 廃材は都道府県知事等の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託処理 して下さい。 Construction シーカ製品の適用および使用に関する情報および勧告は、当社の最新の知識および経験に従っているものであり、通常の条件 下で適切に保管、処理および適用されることを前提としております。実際には材料、接着面および現場の条件がそれぞれ異なる ため、ここに記載されている情報、書面での勧告、その他のアドバイスは、商品性や特定目的への適合性について保証するもの ではなく、また、法的関係から生ずる責任をもたらすものでもありません。ユーザーは、シーカ製品がユーザーの使用目的および 施工方法に適しているかをあらかじめ確認して下さい。当社は、製品の特性を変更する権利を留保します。第三者の権利は尊重 されなければなりません。すべての注文は、当社の最新の販売・納品条件に従って受注されます。ユーザーは常に使用する製品 のプロダクトデータシートの最新版に留意して下さい。プロダクトデータシートの最新版はご請求いただければ当社が提供いたしま す。著作権法により無断複写複製及び無断転載は禁止されています。 日本シーカ株式会社 化成品建設資材本部 〒108-6110 東京都港区港南 2-15-2 品川インターシティ B 棟 10F TEL 03-6433-2313 FAX 03-6433-2102 大阪営業所 〒564-0052 大阪府吹田市広芝町 10-28 オーク江坂ビル 9F TEL 06-6389-1400 FAX 06-6389-1420 http://www.sika-japan.co.jp/ R Sikaflex○-SD-1C 4/4
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