腎臓内科・血液浄化療法 後期研修医コース

腎臓内科・血液浄化療法
後期研修医コース
指導医:
腎臓内科部長(コース責任者):濱野慶朋(日本内科学会認定医・総合内科専門
医、日本透析医学会透析専門医、日本腎臓学会腎臓専門医)
鶴田悠木
佐々木裕子
目標とする専門医資格:
日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医、日本内科学会認定内科医
研修概要:
腎臓内科の特徴:
①エキスパートとジェネラリストを兼ねた診療科:腎生検による腎疾患の最終診断と寛解
導入療法・血液浄化療法・腎移植診療など、極めて専門性の高い側面と、内科全般を幅広
く診療するジェネラリストとしての側面を併せ持つ診療科です。
②女性にも向いている内科分野:じっくり考えながら診療をすすめることができる内科分
野で、血液浄化療法をはじめ、専門的診療に従事しながら家庭や子育てとの両立を行いや
すい診療科といえるでしょう。
当院の特徴:
長い歴史をもち、病院と研究所が併設された希有の医療施設。550 床の総合病院と、生命科
学研究・社会医学研究が行われる研究所とがわずか 1.5m の廊下でつながっており、
日々人々
が行き来しています。
当院腎臓内科の特色:
①タンパク尿の精査から腎代替療法まで、首尾一貫して診療が行われている:
タンパク尿・血尿の精査、腎生検による組織学的診断、寛解導入療法、CKD 診療・保存期
診療、合併症診療、ブラッドアクセス造設、透析導入、維持透析診療まで、すべて院内で
首尾一貫して行われています。
②研究が盛ん:
現在進行中の研究プロジェクトを以下に示します:
・国際臨床試験(2012~):DC-VAS(実施中)、日英 MPA 比較研究(J Rheumatol. 41:325,
2014)、PEXIVAS(実施中)、RITAZAREM(申請中)
・Orthology を利用したヒト血管炎関連遺伝子の探索
・区間コンジェニックマウスを用いた血管炎発症感受性遺伝子の同定と血管炎発症機構の
解析
・新規 ANCA 抗 moesin 抗体の臨床病理学的研究
・診療指針となる高精度 MPO-ANCA 測定系の開発
・高齢者腎不全コホート研究
③カンファランスと研修メニュー:
・カンファランス:診療カンファランス、透析カンファランス、研修医クルズス、腎生検
カンファランスなどが行われています。
・研修内容:病棟診療・急性血液浄化療法・維持透析診療
④研修可能な疾患:
・腎疾患全般ですが、病院の特徴として、膜性腎症・巣状分節性糸球体硬化症・半月体形
成性腎炎が多い。
・血管炎症候群の症例数が多い。
⑤アットホームな雰囲気のチームです。じっくり考えながら、余裕をもって腎臓内科・内
科を学びたい人、家庭と内科診療を両立したい人、研究の好きな人、専門性を確保しなが
ら、内科全部を診たい人、最終的には家庭医を目指したい人 に向いています。
年間ローテーションスケジュール(例)
年次/月
4 月~6 月
7 月~9 月
10 月~12 月
1 月~3 月
1年次
腎臓内科
腎臓内科
腎臓内科
総合内科
2年次
腎臓内科
3年次
腎臓内科
4年次
腎臓内科