平成26年度 平佐西小学校実践発表会 「英語活動」に関する資料 コミュニケーション能力の素地を培う「楽しい英語活動」の授業を目指して 【 本校英語活動の目標 】 遊び感覚豊かな英語活動を通して,英語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら,積極的にコミュニケ ーションを図ろうとする態度や異文化・英語のおもしろさへの気付きを育て,コミュニケーション能力の素地 を培う。 【 目指す子ども像 】 1 日本と外国の文化や言語の相違点に気付き,双方のよさを認めようとする。 (言語や文化の体験的な理解) 2 積極的に相手とコミュニケーションを図ろうとする。 (コミュニケーションへの積極性) 3 相手が話す英語を聞いたり,自分の思いを伝えたりしながら英語に親しもうとする。 (音声や基本的な表現への慣れ親しみ) 4 コミュニケーション・ストラテジー(CS)を活用して,相手とのコミュニケーションを継続しようとする。 (CSの活用) 【 授業づくりの柱 】 コミュニケーション能力の素地を培うために 1 異文化・英語のおもしろさを味わわせる指導の充実を図る。 2 コミュニケーションへの積極性を引き出す指導の充実を図る。 3 英語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる指導の充実を図る。 4 CS のよさを実感させる指導の充実を図る。 過程 わくわく ☆ 3年生以下は,本時(本単元)のタ ーゲットとなる英語表現を扱ったゲー ムに挑戦する。4年生以上は本時(本単 元)のターゲットとなる会話場面のモデ ルを視聴し,実際に挑戦してみることか ら学習の課題をつかませる。 活動内容 Greeting モデル 1 モデルスキットを視聴する Try1 ゲーム・チャレンジスキットに挑戦する Aim 具体的な働きかけ ○ モデルスキット視聴後のチャレンジス キットを通して,話し合いながら全員がめ あてをつかめるようにする。 ※ モデルスキットは,必要感のある場面, 意欲が高まるもの,インフォメーションギ ャップのあるもの,コミュニケーション上 にトラブルのあるものを提示する。 本時のめあてを立てる どきどき ☆ 児童が必要とする表現をチャンツで 練習したり,実際にスキットづくりをし たりする いきいき ☆ ゲームやスキットの活動を通して楽 しく英語表現を使い,慣れ親しませる。 ☆ CSを活用し,児童の多様な思いを 表現できるようにする。 ☆ 友達同士のインタラクションが図ら れるようにする。 Try2 チャンツ・スキット練習1をする Try3 ゲーム1に 挑戦する スキット1 に挑戦する スキット練 習2をする ゲーム2に 挑戦する スキット2 に挑戦する きらきら ☆ 自己評価,他者評価を通し,児童に 確かな Confidence を培うようにする。 Impressions 本時の活動を振り返る closing ○ 言い方が分からなかったり,忘れてしま ったりした表現をリズムや強弱に気をつけ て練習させる。また,児童の練習の中に入 って質問に答えたり,必要な表現を示した りする。 ○ ゲーム1はインプット中心、ゲーム2は アウトプット中心のゲームを設定する。 ○ スキット1の発表をいくつかのグルー プにさせ,児童同士や GT,HRT から良かっ た点やアドバイスを伝えるようにする。次 のステップアップの視点にもなる。 (CS, ジェスチャー,声量,新しい表現などが視 点となる) ○ CS活用の有用感を体験できるよう,C Sの活用を推奨し,活用した児童を賞賛す る。 ○ ランランカードによる自己評価をもと に感想を発表させることで,児童が達成感 を十分味わうことができるようにする。 ※CS(コミュニケーションストラテジー)…コミュニケーションが断絶することなくスムーズに行われるように言い換えたり,繰り返したり, つなぎの言葉を使ったりしながら,コミュニケーションを継続させる能力 平成26年度の英語活動の実践 1 研究授業 以下の3つの視点から今年度は3回研究授業を行いました。 1 コミュニケーションへの積極性を引き出す指導の充実 2 異文化・英語のおもしろさを味わわせる指導の充実 3 英語の学習における学業指導の在り方 特に2の異文化理解においては,GT や ALT の先生に資 料を用意してもらったり,体験談を話してもらったりして, 子どもたちが興味・関心を持てるような指導の工夫を行いま した。 月 日 研 修 内 容 4 30 英語活動 研究授業(5年) 6 30 英語活動理論・ワークショップⅠ(英語部) 7 22 ワークショップⅡ(講師:元GT:橋渡先生) 8 21 英語活動理論 (講師:純心大学:川上先生) 8 28 全体研修(9月22日研究授業の指導案検討) 班別研修(授業準備・1 学期の指導計画の見直し等) 日本と同じ飲み物が外国にも あるけど,言い方が違うなあ。 リック先生のいた学校の夏休みは すごく長いんだって!(いいなあ) 9 22 英語活動研究授業・授業研究(1 年) 12 10 指導案検討会①(1月22日研究授業の指導案検討) 12 25 指導案検討会②( 1 22 実践発表会(4年) 2 23 研修のまとめと次年度の計画 “ ) 2 職員研修 二人の講師の先生をお招きし,研修を行いました。ワークショップでは,一昨年まで本校でGTをされていた橋 渡先生から担任向けの発音練習やトランプを使った新しいゲームを教えていただきました。また別日には,2020 年から全面実施となる新たな英語教育に向けて,鹿児島純心女子大学の川上典子先生に「平佐西小学校の英語活動 &これからの英語活動」というテーマで講演していただきました。 3 その他の取り組み イングリッシュタイム 年9回(金曜日の朝活動の時間)実施し ています。学年及び全校で一緒に英語活動 に親しむ機会となっています。 (5,6年 生は国際情報委員会の児童が担当) イングリッシュだよりの発行 「学校でどんな英語活動をしているか詳し く知りたい」という保護者の要望と英語活動 への理解と協力を図るために昨年度より毎 学期1回発行しています。今年度は,各学年 向けのものを作成しました。 純心大学主催 スキットコンテスト出場 11 月 29 日(土)に行われたスキットコ ンテストに希望者で編成した4チームが 出場しました。大勢の観客の前で表情豊か に堂々と発表することができました。
© Copyright 2024 ExpyDoc