高温・乾燥には水管理が決め手!

高温・乾燥対策特別号(第3号)
平成27年5月8日
高温・
高温・乾燥には
乾燥には水管理
には水管理が
水管理が決め手!
水稲の健苗育成と適期移植・さくらんぼの結実後の肥大確保
夏日が10日間!まとまった雨がありません。
☆4月21日以降は好天が続き、高温・乾燥の状態が続いています!
必要です。
水管理の徹底が
4月21日~5月6日の気温・降水量等(気象庁データより)
山 形
新 庄
米 沢
酒 田
最高気温
25.6 ℃(+6.1℃)
24.6 ℃(+6.8℃)
24.4 ℃(+5.6℃)
21.2 ℃(+3.9℃)
平均気温
16.8 ℃(+3.8℃)
14.5 ℃(+3.0℃)
15.5 ℃(+3.1℃)
15.0 ℃(+2.4℃)
降水量
7.0 mm(19%)
9.5 mm(17%)
6.5 mm(18%)
34.5 mm(54%)
注:(
1
夏日日数
10 日
9 日
8 日
2 日
)内は平年差・比
水稲:こまやかな水管理と換気の徹底で、健苗育成を!
昔から、「苗半作」と言われるように、苗の出来が
稲の作柄に大きく影響します。
☆徒長して老化した苗を植えると、茎数が確保できず
減収する要因となります。
☆苗の生育は平年より早いので
☆苗の生育は平年より早いので、
いので、こまめな水管理と
換気を徹底し
換気を徹底し、苗が
を徹底し、苗が徒長や
、苗が徒長や老化
徒長や老化しない
老化しないようにしま
しないようにしま
しょう。
☆苗の生育が早いところでは、
☆苗の生育が早いところでは、移植の準備を急ぎま
移植の準備を急ぎま
しょう。
稚苗(左:健苗、右:老化苗)
2
さくらんぼ:結実後は、たっぷり灌水!
露地さくらんぼ
☆満開期は4月24日(園芸試験場)であり、生育は前年
満開期は4月24日(園芸試験場)であり、生育は前年
より2~3日程進んでいます。
☆落花期(5月5日)~硬核期(5月下旬)までは、果実
落花期(5月5日)~硬核期(5月下旬)までは、果実
が急激に肥大する時期なので、
が急激に肥大する時期なので 、 多くの水分が必要です。
☆10a当たり20~30mmを目安に灌水し、
その後も乾燥が続くようであれば、10日後にさらに
灌水しましょう。
用水からポンプアップして灌水
ハウスさくらんぼ
☆加
温:現在、収穫期を迎えており、ハウスの上部等に、
一部、高温・乾燥による障害果が発生し
一部、高温・乾燥による障害果が発生してい
・乾燥による障害果が発生しています!
ています!
過熟に注意し、早めの収穫と厳選出荷に努めましょう。
☆無加温:果実が黄ばむまでは、樹上から散水を行い、
☆無加温:果実が黄ばむまでは、樹上から散水を行い、
高温・乾燥対策を徹底しましょう。
うるみ果
山形県農林水産部・総合支庁産業経済部農業技術普及課
山形県農林水産部・総合支庁産業経済部農業技術普及課