BVS

ウッドバッジ実修所第二教程
ビーバースカウト課程
セッションの目標
プログラムトレーニングについて
(昼食含む、120分)
1.本研修の目的と日程について知る。
2.本研修の運営方法について知る。
セッションの目標と指導上ねらい
指導上のねらい
§1
§2
隊運営の共通理解
(120分)
1.スカウティングにおける一貫性について認識
を深める。
2.ビーバースカウト隊におけるスカウト教育法
の運用について認識する。
第
1
日
§3
1.スカウティングにおける一貫性(ビーバーからローバーまで
の一貫教育)の理念と各部門の具体的方法について俯瞰させ
る。
2.ビーバースカウト部門におけるスカウト教育法の在り方につ
いて、ビーバースカウト年代の特性もふまえ認識させるとと
もに、隊を運営する際の効果的な方法について理解させる。
課題整理
(90分)
1.自隊の課題を明確にし、その課題を主体的に
解決する意欲を持つ。
§4
1.本研修の位置づけと目的を確認する。
2.本研修における学習の流れ、学習方法やその進め方について
理解させ研修意欲を持たせる。
3.オリエンテーション及び昼食を通じて参加者の交流を図る。
1.グループワークや相互交流等により、自隊の問題点を明らか
にし、課題の分析・整理をさせる(それらの多くがプログラ
ム改善につながる課題であることを認識させる)。
2.課題解決のために、何を学び、何を習得すればよいか、その
ための学習を本研修でどこまで行うかの見通しを持たせる。
ビーバー隊のプログラム
(120分)
1.ビーバースカウト隊の隊運営の方法について 1.ビーバースカウト部門におけるプログラムサイクルを会議・
認識する。
集会等具体的な流れの中で確認させる。
2.ビーバースカウト部門におけるプログラムプ 2.ビーバースカウト年代の興味・ニーズを、ビーバースカウト
ロセスについて深く認識する。
活動の目標に照らし合わせて取り入れることの重要性を認識
3.より良いプログラムのための要素や年代特性
させる。
について認識する。
3.グループワークや相互交流等により、自隊における状況と照
4.活動目標とプログラムの関係を深く理解する。
らし合わせながら、より良いプログラムを展開するための要
素や条件について考えさせる。
§5 プログラム企画Ⅰ
(150分)
-1スカウトニーズによる隊集会企画
(50分)
1.ビーバースカウト年代の特性や興味・ニーズ
について認識し、それらを十分に活かした隊
集会プログラムを組み立てることができる。
1.課題研究を活用し、ビーバースカウト年代の特性や興味を考
慮した、プログラム企画を考えさせる。
-2保護者のニーズによる隊集会企画
第
2
日
(50分)
1.保護者のニーズ、社会のニーズについて認識
し、それらを十分に活かした隊集会プログラ
ムを組み立てることができる。
1.課題研究を活用し、保護者のニーズや社会の要望を取り入れ
たプログラム企画を考えさせる。
-3活動目標による隊集会企画
(50分)
1.活動目標を達成する隊集会プログラムを組み
立てることができる。
2.スカウト教育法に基づく隊集会プログラムを
組み立てることができる。
3.ビーバースカウト年代に合わせたスカウティ
ングの技能等を組み入れることができる。
1.企画した隊集会プログラムが活動目標を満たしているかを検
証させる。
2.企画した隊集会プログラムがスカウト教育法に基づいている
か検証させる。
3.企画した隊集会にスカウト技能が含まれているかを検証させ
る。
§6プログラム企画Ⅱ(プログラム計画)
(150分)
1.さまざまな素材を活用した楽しい隊集会プロ
グラムを組み立てることができる。
§7
第
2
日
1.§5で企画した様々な隊集会素材を、実際の隊集会計画とし
て総合的に策定させる。
プログラムへのアプローチ
(90分)
1.活動への参加意欲を高めるための具体的な手
立てができる。
1.グループワーク等を通じて、スカウトや保護者の参加意欲を
高めるためのアイディアや工夫について認識する。
§8 プログラム展開の計画と準備
(120分)
1.隊集会プログラムを基に、実施計画書が適切
に作成できる。
2.隊集会を充実させるためのさまざまな資源の
活用方法について認識する。
3.プログラム展開をより豊かにする工夫と準備
ができる。
1.§5.§6で企画した隊集会プログラムの一つを隊集会実施
計画書に作成させる。
2.隊集会実施計画書に基づき活動の準備をさせる。
3.隊集会を充実させるために、保護者の活用や団委員会との協
働が重要であることに気づかせ、そのための行動ができるよ
うにする。
4.プログラム展開上の工夫ができるようにする。
§9 プログラム実習
(昼食含む、240分)
1.隊集会実施計画書に基づいて隊集会を実施で
きる。
1.隊集会実施計画書の大切さを隊集会の実施体験を通じて気づ
かせる
2.実施においては臨機応変な対応が必要であることに気づかせ
る。
※ すべてのグループの隊集会を実習させる。
§10プログラム評価
(120分)
1.プログラムを評価することの重要性を認識す
る。
2.プログラムを評価する際の観点と評価方法に
ついて認識する。
3.隊集会プログラムの評価ができる。
第
3
日
1.PDS(または PDCA)サイクルの重要性を認識させる。
2.隊集会の評価を実施体験させる。
3.評価の項目とそのねらいについて理解させる。
※ §9で実施した隊集会プログラムの評価を行わせる。
§11保護者へのアプローチ
(120分)
1.保護者とのコミュニケーションの重要性を認
識する。
2.保護者とのコミュニケーションを豊かにする
ための心構えとその具体的方法を理解する。
3.保護者のスカウティングに対する理解や信頼
度を高めるための具体的な手立てができる。
1.スカウトのより良い成長を促し、良き社会人に育てるために
は、保護者との共通理解や協力が重要であること、そのため
にはまず、保護者のスカウティングに対する理解や信頼が重
要であることを認識させる。
2.保護者の理解や信頼を得るためには、隊長をはじめとする隊・
団指導者の不断の良好なコミュニケーションが必要であるこ
と、また、そのためのコミュニケーションに対する意欲とス
キルが重要であることを認識させる。
3.保護者との良好なコミュニケーションのための心構えや留意
点について理解させる。
§12プログラム企画Ⅲ
(120分)
1.自隊で実施する隊集会プログラムを作成する。 1.実務訓練で実施する隊集会プログラムの基となる隊集会実施
計画書を作成させる。
§13 実務訓練課題
第
4
日
(60分)
1.本研修をふりかえり、訓練ニーズを評価する。 1.本研修の全セッションにおける自身の学びをふりかえらせ、
2.「実務訓練」のねらい、意義、その具体的な
疑問と新たな課題を整理させる。
取り組み方法を理解し、自己研修計画を立て 2.隊長として、これまで以上に責務を果たす(任務を遂行する)
る。
意欲を高めさせ、そのためには引き続き自己研鑽が必要であ
ることを認識させる。
3.「実務訓練」のねらい、意義、取り組み方法について理解さ
せ、自隊で確実に取り組めるようにする。