タイトル 標識の寸法の基準(鳥獣保護区等) 長崎県

平成27年調査
タイトル
標識の寸法の基準(鳥獣保護区等)
団 体 名
長崎県
151
環境・衛生
義務付け・枠付けの見直し
人 口
1,424,533 人
○
事 例 の
ポイント
長崎県では、鳥獣保護区等の標識が毎年風の影響で飛散や破損が繰り返されて
きたことを受け、標識寸法について、独自基準を条例で制定。
○ 標識の規模に幅を持たせているため、特に風の強い場所においては、低く小さ
く設置することができ、標識の飛散や破損が減少。
○ 鳥獣保護区等の適正な管理に寄与。
背景・目的
長崎県は、九州の西北部に位置し、平坦地に乏しく、海岸や島が多い地域である。これ
らの地域にある鳥獣保護区の標識について、毎年、風の影響により標識の飛散や破損が
繰り返されてきた。
そのため、高さを低く、板面を小さく設置することにより区域の適切な管理を図ることとし
た。
従来、鳥獣保護区を示す標識の高さの寸法は 186 ㎝以上とされていたが、第 2 次一括
法による鳥獣保護法の改正により、国の基準が「参酌すべき基準」とされた。
これを受け、長崎県では、平成 24 年 7 月、「長崎県鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関
する法律に基づく標識の基準を定める条例」を制定・施行し、国の基準の約半分の寸法ま
で可能とした。
区域表示の明確化のためには、標識は人の注意を引くものでなくてはならないため、現
在のところ標識の大きさは現状のまま(36cm×45cm)とし、高さを低くすることによって風の
影響を受けないようにした。
本明川鳥獣保護区(諫早湾中央干拓)
内
容
標識の比較(単位:cm)
長崎県
環境省
標識板の寸法
16×20
36×45
(縦×横)
以上
以上
80以上
150以上
支柱の長さ(地上から標
識板の下端まで)
効
果
担 当 課
関連サイト
条例制定後、高さを低くした標識を 14 本設置した。風の影響により、標識の飛散や破損
が繰り返されてきた場所において、被害が少なくなった。
長崎県自然環境課
http://www.pref.nagasaki.jp/section/sizen/