年末特有の気ぜわしさや交通 量の増加、雪など道路を取り巻く環境

年末に近づくこの時期は、年末特有の気ぜわしさや交通
量の増加、雪など道路を取り巻く環境の変化、また、飲酒
の機会が多くなることなどから、交通事故の危険性が高く
なる傾向にある。
このため、飲酒運転の根絶をはじめ、チャイルドシート
とシートベルトの使用(着用)、前照灯の早期点灯・反射材
の活用など、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践
を広く市民に呼びかけることにより、交通事故防止を図る。
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高齢者と子どもの交通事故防止
チャイルドシートと全ての座席のシートベルトの使
用(着用)の徹底
夕暮れ時と夜間の交通事故防止
(特に、反射材用品の使用と前照灯の早期点灯)
飲酒運転の根絶
実施機関・団体、及び地域は、相互に連携を図りながら、地
域や組織の特性・実情に応じて、運動の重点を踏まえた活動を
展開する。また、広報啓発活動を通じ、交通安全運動を市民一
人ひとりに浸透させ、実践されるよう推進する。
重点事項1
運転者は…
○高齢者と子どもの行動特性を理解し、高齢者や子どものそばを走行する
ときは、安全な間隔をあけ、速度を控えた「思いやり運転」を心がける。
○交差点や横断歩道付近では安全確認を徹底し、歩行者を優先し、歩行者
の通行を妨げないようにする。
○道路横断中の事故が多発している実態を認識し、交差点や横断歩道付近
での安全確認と減速・徐行による歩行者保護を徹底する。
地域・家庭では…
○高齢者や子どもが外出する際には、横断歩道外の横断、走行車両の直前
及び直後の横断等はしないように声かけをする。
○街頭での交通安全指導により、高齢者や子どもを交通事故から守る。
○道路や車のそばでは「遊ばない」「飛び出しをしない」を徹底する。
関係機関・団体では…
○高齢者宅を訪問し、反射材の着用や交通ルールの遵守などの交通安全指
導を実施する。
○町内会や老人クラブの会合等において短時間の交通安全講習を実施す
る。
学校・職場では…
○登下校時における学校周辺や通学路等での児童・園児の交通安全指導・
誘導活動を推進する。
重点事項2
運転者・同乗者は…
○運転するときは必ずシートベルトを着用し、すべての同乗者に対してシ
ートベルトの着用を確認する。
○子どもを同乗させるときは、体に合ったチャイルドシートを使用する。
○たとえ短時間の乗車であっても、必ずチャイルドシートとシートベルト
を使用(着用)する。
○6 歳未満の子どもには必ずチャイルドシートを使用する。
学校・地域では…
○学校や地域では、集会等の機会を利用して、チャイルドシートとシート
ベルトの使用(着用)効果を周知し、車に乗る時は必ず使用(着用)す
るよう指導する。
関係機関・団体等では…
○職員・従業員等に対して、朝礼・会議等の場を活用し、すべての座席の
シートベルト着用を指導する。
○安全運転管理者等は、職員従業員等に対しチャイルドシートとシートベ
ルトの必要性と着用効果について指導、使用(着用)を徹底する。
【シートベルトをしていないと…】
シートベルト非着用…座席ベルト装着義務違反 違反点 1点
後部座席シートベルト非着用…座席ベルト装着義務違反 違反点
(高速自動車国道および自動車専用道路での非着用に限る)
チャイルドシート不使用…幼児用補助装置使用義務違反 違反点
1点
1点
重点事項3
運転者は…
○前照灯を早めに点灯し、対向車等他の車両がいないときは、走行用前照
灯(ハイビーム)での運転を心がける。
○夕暮れ時から夜間にかけては、歩行者や自転車などが見えづらくなるの
で、スピードを控え、周囲に注意し、気を配った安全運転に努める。
歩行者・自転車利用者は…
○夕暮れ時から夜間にかけて外出するときは、運転者から発見されやすい
ように、明るい色(白・黄色・オレンジ色等)の服装を心がけ、懐中電
灯の使用や靴、衣服、鞄、杖などに反射材用品を着用する。
○自転車利用者は、早期にライトを点灯する。
関係機関・団体では…
○夕方から夜間にかけて交通事故が多発しているため、前照灯の早期点
灯・反射材の着用の広報啓発に努める。
○各種広報媒体を利用し、自転車利用者に自転車利用五則の周知を図る。
地域・学校・家庭では
○夕暮れ時や夜間の危険性について地域や家庭で話し合い、明るい色の服
装、反射材用品の着用を奨励する。
○朝礼やホームルーム等で自転車の前照灯の早期点灯を指導する。
重点事項4
運転者(自転車利用者を含む)・その周りの人は…
○たとえ少量であっても、飲酒した場合は絶対に車の運転はしない。
○飲酒運転をした本人、飲酒を勧めた人、車を提供した人、飲酒運転の車
に同乗することも犯罪となることを認識する。
地域・家庭では…
○飲酒を伴う会合等には、車で出かけないよう注意する。
酒類提供業者は…
○飲酒運転根絶を呼びかけるポスター等を店内に掲示し、来店客が飲酒運
転をしないように注意喚起する。
関係機関・団体・職場では…
○朝礼や会議等の場で、飲酒運転の危険性や責任の重さについて指導し、
組織内から飲酒運転を根絶する。
○ハンドルキーパー運動への参加を呼びかける。
※ハンドルキーパー運動とは、酒を飲まない人を決め、その人が仲間を自宅まで送り届
ける運動。
【運転者にお酒を勧めた人の罰則】
運転者の状況
車両の提供者
酒類の提供者
車両の同乗者
酒酔い運転
5年以下の懲役または、 3 年以下の懲役または、
100 万円以下の罰金
50 万円以下の罰金
酒気帯び運転
3年以下の懲役または、 2 年以下の懲役または、
50 万円以下の罰金
30 万円以下の罰金
12 月中旬~1 月下旬は「飲酒運転根絶!意識改革推進運動」期間です。
飲酒運転根絶のためには、市民一人一人の意識改革と根絶に向けた取り組
みが必要です。啓発運動を推進しましょう!