佐渡市)(PDF形式 90 キロバイト)

佐渡地域健康福祉ビジョン重点的取組報告
所属名:佐渡市役所市民生活課
重点施策名
歯科保健対策の推進
1 佐渡地域の現状
【現状】
平成 23 年 3 月に「佐渡市歯科保健計画」を策定し、目標を達成するために歯や口の健康づ
くりの推進のねらいに沿った保健事業の展開等により、歯科保健を推進している。
佐渡市の幼児から高校生までのむし歯の状況は、依然としてむし歯有病率および一人平均
むし歯本数は県平均より高く、個人差が大きい。また成人については、定期的に歯科健診を
受ける人がいる一方で、症状や不具合が出なければ受診しない人がいるなど、意識の格差が
生じている。このような状況を踏まえ、次期歯科保健計画策定にあたり、市民アンケートや
歯科保健調査企画連携協議会等において協議を重ね、関係機関・団体と連携・協働し、原案
がまとまりました。
2 取組
【取組内容】
佐渡市歯科保健計画が今年度で終了となるので、歯科保健調査企画連携協議会等において、
関係機関・団体と次期計画策定についての協議をした。
関係機関と連携を図り、歯科プロジェクトを開催して計画推進の進行管理をしています。
〇育ち盛り:「家族ぐるみ」で、歯や口の健康に関心を持ち実践する
・保育園児に対する歯科と食育の啓発(がんばりカード:朝ごはん、歯磨き)
・小中学校での歯科保健教育の充実
・健康推進員による歯科保健啓発(紙芝居やエプロンシアターによる歯磨き・甘味制限)
〇働き盛り:成人歯科健診を周知し、検診機会を確保することで受診者を増やす
・特定健診併設の成人歯科健診の実施(2 会場)
〇活躍盛り:口腔ケアに関心を持ち適切な手入れをする
・健康推進員による歯科保健啓発(地区健康学習会や地域のサロンでのお口の体操など)
〇介護・障がいをもつ方:要介護者の歯科健診の周知、介護職員の口腔ケアの認識向上
・訪問歯科診療の PR
・佐渡歯科医師会と共催で、歯の健康フェアを実施し、幼稚園・小中学校・高校・特別支援
学校の生徒によるむし歯予防図画およびポスター・標語の展示、演劇等、普及啓発を行った。
また、自分の歯で食べ、健康な生活を営んでいる高齢者を募集し「佐渡 8020 健口シニア表彰」
の表彰式を「しまびと元気まつり」の会場で行い、歯科保健の重要性を啓発しました。
3 取組の成果及び課題
【取組の成果】
関係機関が協力しながら、フッ化物洗口の洗口剤を、より安全な医薬品へ今年度から移行
して行っています。
歯科プロジェクトで計画推進の進行管理を行い、各世代において計画されたことは、ほぼ
実施できています。
歯や口に関心が持てる機会づくりでは、歯科医師会の協力のもと、歯周疾患検診、妊婦歯
科健診、フッ化物歯面塗布を無料で実施しています。
【課題】
計画を推進するにあたり、各関係機関との情報共有や連携、実践見直し等の仕組みの構築
を、どの様に位置付けて取り組んでいけるかなど関係者の共通意識、理解が必要となる。
4 今後の対応
【課題を踏まえての今後の対応】
歯科保健計画に基づく取り組みを、佐渡地域振興局と連携を図り推進していきます。
関係機関・団体と連携をとりながら、関係者の意識の向上を図り全世代を通した対策を推
進します。