第4号 - 府中第一中学校

府中第一中学校
学校だより
平成27年
6月15日
第4号
府中市立府中第一中学校
校 長
谷 合 し の ぶ
第69回運動会 ~悔いなき者が真の勝者~
前回の学校便りに運動会によせて次のことを書きました。
「1年生は初めての運動会、2年生は経験を生かす運動会、
3年生にとっては成果を見せる運動会です。運動会スローガン
『悔いなき者が真の勝者』にもとづいて、一人一人が悔いのな
い取り組みを期待しています。練習が始まりましたが、ラジオ
体操も行進もとても立派です。
今、自分が集団の一員として何をすべきかを理解して行動し
ています。互いに努力と協力をし、声をかけあい、励まし合って、学級・学年として団
結した動き・態度を表現しましょう。」
そして、運動会当日の校長挨拶では、次のことを皆さんに伝えました。
1 運動会スローガン「悔いなき者が真の勝者」のもと 、各学年の生徒が自己の役割を
全力で取り組む。
2 これまで培ってきた学年・学級の絆をより一層深めるとともに、その成果の発揮に
向けて、協力、思いやり、感謝の気持ちで取り組む。
3 この運動会を通して、全員で府中一中の歴史に新たな ページを刻むとともに、本日
参観いただいた方に感動を与えるように取り組む。
の3点です。
校長の私にとっても府中一中で初めての運動会でした。保健体育科教員として皆さん
がどのように行進やラジオ体操、競技に取り組むのかがとても楽しみでした。練習の様
子では、実行委員の声かけや縦割り練習での3年生の下級生指導をはじめ、係活動、前
日準備など、一つ一つのことに対してとても丁寧に取り組む態度が 印象的でした。
そして、当日、前日から降り始めた雨が上がる時間が予想より遅く、開始時間を30
分遅くしての開会式、少し元気が不足した入場行進でしたが、しっかり手を振り、胸を張
っての行進ができました。ラジオ体操も動きがそろっていました。最後の号令がかかるま
で動かないなど、ポイントを押さえた動きにより演技としてのラジオ体操を見ることがで
きました。とても素晴らしかったです。
次は、演技です。個人競技、集団競技ともに、最後まで全力で走りき ったり、諦めずに
取り組んだりしました。さらに、最後まで真剣に取り組む仲間に対して、心から賞賛する
姿に、共に練習を重ねてきた者としてのあり方を見ることができました。特に午後の取り
組みは非常に素晴らしかったです。開始時間が遅くなったことにより時間的に 厳しい進行
状況でしたが、自分達に与えられた役割と真剣に向き合い、演技はもとより係活動につい
てもテキバキとこなすことができていました。
これまでの練習の成果を発揮することはもとより、自分たちが取り組んできたことへの
自信あふれる姿が、今回のスローガン「悔いなき者が真の勝者」そのものであったと思い
ます。すばらしい運動会でした。期待に応えてくれたことをとても嬉しく思います。
今回の取組の成果を、これからの学校生活に生かしていきましょう。そのことが君達の
力を伸ばし府中一中をより一層すばらしい学校へと向上させていきます。
保護者の皆様へ
運動会が無事に終了しました。練習期間中のお洗濯、当日のお弁当等ありがとうご
ざいました。今年は、早朝の雨のために少し遅れての開始でしたが、少し曇りで あま
り暑くない運動会日和でした。応援ありがとうございました。
小・中連携に向けて~6月10日(水)~
6月10日(水)に今年度第1回目の小・中連携の日が実施されました。第1回目は、
府中第一中学校の授業参観後に、今年度から2年間かけて取り組む指導連携 の内容につい
て8つの分科会に分かれて話し合いました。今後は、10月21日(水) の第2回目、
1月27日(水)の第3回目と回を重ね、内容を深めていきます。
現在話し合いを進めている内容は次の8事項です。
国語、算数・数学、英語、総合的な学習の時間、体力向上、特別支援教育 、
生活指導、家庭学習
◇分科会の様子 第一小学校、第九小学校、第一中学校の教員が一堂に会 して、校種の状
況の説明や今後小中で共通して身に付けさせたい資質・能力について検討しました。
《算数・数学部会》
《生活指導部会》
《全体協議会》
《今回の協議会で活用したシート》
○今回活用した協議会-都
教
科
・
領
域
で
身
に
付
け
さ
せ
た
い
力
小学校6年間の取組
低学年で
の取組
中学年で
の取組
高学年で
の取組
中学校
中学校での
取組
次回までに各学校で話し合い、第2回目の会議
で協議します。
次回、10月21日(水)の第2回目は、第一小学校で開催されます。
学
力
定
着
に
向
け
た
目
標
定期試験に向けて
何のために学習をするのかということを理解して学校生活を送りましょう。
何のために学習するのでしょうか。学ぶことの意義を考えてみましょう。人は生まれ
てから言葉を介して、様々な情報を得ます。まずは母国語としての言語を習得します。
言葉を通して、ものの名前や形、生活するための基本 的な言葉、物語などを聞きなが
ら創造性や豊かな心を育みます。そして、善悪の判断や社会的規範意識を身に付けてい
きます。
さらに、学校に入学し文字を覚え、様々な知識・技能を通して学問を身に付けていき
ます。
つまり、学校で学習することは、人が人として生きていく上で、必要とされる知識・
技能を身に付け、社会に出たときに、学校で学んだ知識・技能を知恵として活用してい
くためです。
人が一生を、つまり人生という時間軸の中において、学校で学ぶ期間は、義務教育期
間だけを考えると、わずか9年間、高等学校を含めても12年間です。
人生80年として、高等学校を出た後の68年間は、学校で学んだ知識や技能を活用
しながら生きていくのです。そのように考えると、いかに学校で学んだことが一人一人
の人生にとって重要であるかが分かります。
勉強が好きな生徒はさほど多くはいないことと思います。「しかたなく」か「やらな
くてはならない」から取り組んでいる生徒がほとんどではないでしょうか。
でも、それでよいのです。「しかたなく」でも「やらなくてはならない」からでもよ
いのです。勉強をする時間が与えられている今を大切にし
生徒会ポスターより
て、一所懸命に取り組むことが大切です。
今、学校で学んでいることは、必ず将来の皆さんにとっ
て必要であり、役立つ事柄です。皆さん自身を助けてくれ
る、豊かな人生を送るための財産となることを信じて、学
んでください。
週ごとの指導計画より
ゴールがスタート
切り替えスイッチ
早く押そう
~先生方が記載している事柄から~
分からないこと、気になるこ
とをそのままにせず、質問でき
る生徒が多くなってきた。
期末に向けての準備を少し
ずつ始めている生徒も多い。
教科書、資料集を活用した調べ
作業も少しずつ早くなってき
た。
色塗りなどの作業を丁寧に取り組む生徒が多い。
今の1年生も一年後にこれくらいはできるように指
導したい。
学習内容に対 する発言 や
つぶやきが多くなってき
た。授業にも、とてもよく
集中して取り組んでいる。
○皆さんの学習の様子から、頑張っていること が分かります。
先生紹介4
堤
潤
先生
先生方の授業の様子を紹介します。
国語・K組担任
クロス・スポーツ部顧問
◇堤先生は、K組の生徒が言葉に関心をもち言葉を活用し
て、自分の気持ちを正しく相手に伝
えたり、日々の生活を豊かにしたり
することを目指して、書く力や語彙
力、言葉の活用力などについて工夫
をしながら指導を実践しています。
また、生徒の生活に関わることにも丁寧に指導していま
す。さらに、堤先生は、特別支援教育コーディネータとし
て、K組だけでなく、全生徒への支援等の窓口としても活
動しています。
岩澤
剛
先生
技術・1年C組担任
剣道部顧問
◇岩澤先生は、物づくりを通して、自分の身の回りの事柄 に興味・関心をもち主
体的に生活をよりよく改善することのできる生徒の育成を目指しています。
技術は生徒にとって中学校で初めて学ぶ教科であり、道
具を使って物作りをする体験も少ない現状ですが、週1時
間を大変効率的に指導し作品等を仕上げています。
指導の手順や指示が明確なので、限られた時間でも質の
高い作品が出来ています。また作
図の授業もすばらしいです。生徒
も互いに教え合って授業づくりに
取り組んでいます。
大西
洋平先生
保健体育・3年B組担任
水泳部顧問
◇大西先生は、とても明るく元気です。朝早くから校庭
のラインを引いています。授業も、生徒の体力向上を
取り入れた準備運動や補強運動を実施しています。
また、技能の向上にあたっては、練習の仕方を工夫
することが大切なので、チームやペア等を組んで、互
いに助言したり、話し合ったり
するなどの活動を取り入れなが
ら、考えながら運動に取り組む
授業を進めています。
大西先生は、今年度運動会の実行委員長として、すば
らしい運動会を実施しました。