Vol.5「微生物による食品・化粧品・工業原料の発酵生産技術開発」

シーズ
H27.3.9
Vol.5
環境に優しいバイオマスからの微生物による
有用物質の発酵生産技術開発
1.研究の概要
研究テーマ
所属研究室
研究テーマ
1.研究の概要
研究者氏名
所属研究室
研究メンバー
研究者氏名
研究メンバー
研究の概要
研究の概要
微生物による食品・化粧品・工業原料の発酵生産技術開発
応用微生物学研究室
微生物による食品・化粧品・工業原料の発酵生産技術開発
高久洋暁
応用微生物学研究室
山崎晴丈、小黒芳史、大学院生(7 名)
、卒論学部生(17 名)
高久洋暁
応用微生物学研究室では、細菌、酵母、糸状菌等の微生物を利用
山崎晴丈、小黒芳史、大学院生(7
名)
、卒論学部生(17 名)
した様々な有用物質の発酵生産技術の開発を行っています。
応用微生物学研究室では、細菌、酵母、糸状菌等の微生物を利用
例えば、
した様々な有用物質の発酵生産技術の開発を行っています。
①組換え大腸菌を利用した 2-デオキシ-シロ-イノソース
例えば、
(DOI)の発酵生産(図1)
①組換え大腸菌を利用した 2-デオキシ-シロ-イノソース
②油脂酵母を利用した食用油脂生産(図2)
(DOI)の発酵生産(図1)
③ブランド焼酎の開発
②油脂酵母を利用した食用油脂生産(図2)
(自然界からの新規焼酎酵母の単離及び醸造)
③ブランド焼酎の開発
などです。DOI は、簡単に化学合成変換により、化粧品、工業原
(自然界からの新規焼酎酵母の単離及び醸造)
料である2価フェノールなどに変換ができます。また、酵母細胞
などです。DOI は、簡単に化学合成変換により、化粧品、工業原
内に蓄積される油脂は、食用自給率の低い日本の油を支え、カロ
料である2価フェノールなどに変換ができます。また、酵母細胞
テノイド及びコエンザイム Q10 を多く含む健康油脂としての価
内に蓄積される油脂は、食用自給率の低い日本の油を支え、カロ
値があります。
テノイド及びコエンザイム Q10 を多く含む健康油脂としての価
値があります。
2.具体的な研究内容
微生物の至適培養条件を見出す
・
微生物の至適培養温度の決定
・
微生物の至適 pH の決定
・
微生物の至適酸素移動容量係数の決定
微生物の発酵能力を向上させる
・
遺伝子組換え技術を活用して向上させる。
・
変異を誘発させ向上させる(非組換え)
。
・
潜在的に能力の高い微生物を自然界から単離する。
3.解決できる課題
【 現状 】
・ 微生物の生育が遅い
【 解決 】
・ 微生物を利用した効率的な
・ 微生物の発酵能力が弱い
発酵生産技術開発(微生物
・ 新しい付加価値の高い微
の至適培養条件の設定、発
生物で発酵食品を製造し
たい
・ 微生物種が分からない
酵能力の改良)
・ 自然界から微生物の単離・
同定及び活用
・ 遺伝子を活用した微生物種
同定
4.連携可能な事業者
・
食品産業関連企業
・
石油化学工業関連企業
・
医薬品製造業
・
化粧品製造業
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