開けやすい食品用瓶容器の形状研究と提案 樹脂製容器の普及と共に瓶容器の需要が減少している。しかし、瓶は高級感や 衛生性などで優れるため、市場から消えることはない。本研究は、瓶の欠点の一つである「開けにくさ」 について研究し、開けやすい瓶容器を開発することを目的とした。本研究は柏洋硝子株式会社との産 学連携プロジェクトで行われた。 開発に当たっては、既存の食用瓶15種類をあけてもらい、ヒアリングを行った。そこから、 開けやすい要素を洗い出し、3Dで検討、デザイン案を7案製作した。そのモデルを使い、再度高齢者 にモニターを行った。また、動作中の腕の筋肉活動量を筋電系で計測した。結果、断面が平行四辺形 のモデルが最も力を入れやすいことが分かった。デザイン的にも万人に受け入れられる形状となった。 使い勝手と外観が売りとなる全ての製品が対象。一見、発展 性のなさそうな製品であっても取り組み次第で優れた商品に生まれかわる。 芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 エモーショナルデザイン研究室 教授 橋田規子 お問い合わせは 芝浦工業大学 複合領域産学官民連携推進本部 03-5859-7180 [email protected]
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