京都府立医科大学附属病院血液・腫瘍内科で診療を受けられた 患者様・ご家族の皆様へ 「芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的検討」 に関する調査へのご協力のお願い 患者の皆様へ 京都府立医科大学血液・腫瘍内科では、稀少な造血器疾患の病態解明のために、以下の多 施設共同研究に参加しています。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院で診療を受 けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。 課題名 「芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的検討」 (意義・目的・実施方法) 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm, BPDCN) は、希少、かつ、標準治療が確立されていない予後不良な血液悪性腫瘍の一つです。本研 究では BPDCN における病理組織学的特徴,免疫学的特徴,遺伝子異常などを後方視的に解 析することで疾患の病態をより明らかにするとともに,予後予測因子や分子標的の同定を 試みます.これらによって、BPDCN の診断、および治療の進歩に寄与することを目指してい ます.そして研究結果について学会発表、論文の作成を行い、医学の進歩および化学療法 の有効性向上に役立てたいと考えています。 (対象者) これまでに、血液・腫瘍内科で腫瘍の生検または摘出によって BPDCN、あるいは BPDCN と鑑 別が問題となる境界的病変などの診断をうけた患者さんのうち,ホルマリン固定材料、パ ラフィン包埋組織切片など解析可能な腫瘍組織検体が保存されている場合に対象としてい ます.なお、個人情報は研究実施責任者が責任を持って管理します。データは、鍵のかか るロッカーに責任を持って管理するか、もしくはパソコンで管理する場合はネットワーク から隔絶された状態で管理しますので、外部に漏れることはありません。また、研究は個 人が特定できる情報を削除した後に行われます。従って研究発表などで個人が特定される 情報は全く用いられません。この研究は京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、 適切な研究であると承認されています。実施期間は承認日~2018 年 3 月 31 日です。被験者 になることにご同意いただけない場合は、恐縮ですが、お申し付けください。本研究に患 者の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 この研究計画について御質問がある場合は下記までご連絡ください。 京都府立医科大学附属病院 血液・腫瘍内科 講師 黒田 純也 (実施責任者) (連絡先:血液内科 医局 075-251-5740)
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