免疫の基礎

免疫の基礎
BI-2-Ⅱ-05
担
当
辻
者
一般目標
(GIO)
到達目標
( S BO s)
受 講 心 得・
準備学習等
事 後 学 習・
復 習 等
オフィスアワー
項
1 単位
講義に関連する教科書の記述を熟読し理解を深めること。
毎週金曜日 15:30〜18:00
目
序論
免疫のしくみ
体液性免疫 (1)
体液性免疫 (2)
体液性免疫 (3)
補体
免疫学的測定法
抗原認識と抗原提示
細胞間相互作用
10
細胞性免疫 (1)
11
12
13
細胞性免疫 (2)
細胞性免疫 (3)
まとめ
参考書 など
必修
ヒトの主な生体防御反応について、その機構を組織、細胞、分子レベルで理解するために、
免疫系に関する基本的知識を修得する。
【生体防御反応】
1. 自然免疫と獲得免疫の特徴とその違いを説明できる。
2. 異物の侵入に対する物理的、生理的、化学的バリアーについて説明できる。
3. 補体について、その活性化経路と機能を説明できる。
4. 免疫反応の特徴(自己と非自己、特異性、記憶)を説明できる。
5. クローン選択説を説明できる。
6. 体液性免疫と細胞性免疫を比較して説明できる。
【免疫を担当する組織・細胞】
1. 免疫に関与する組織と細胞を列挙できる。
2. 免疫担当細胞の種類と役割を説明できる。
3. 食細胞が自然免疫で果たす役割を説明できる。
4. 免疫反応における主な細胞間ネットワークについて説明できる。
【分子レベルで見た免疫のしくみ】
1. 抗体分子の種類、構造、役割を説明できる。
2. MHC 抗原の構造と機能および抗原提示経路での役割について説明できる。
3. T 細胞による抗原の認識について説明できる。
4. 抗体分子および T 細胞抗原受容体の多様性を生み出す機構(遺伝子再構成)を概説できる。
5. 免疫系に関わる主なサイトカイン、ケモカインを挙げ、その作用を説明できる。
生物学,機能形態学,生化学,分子生物学,微生物学系教科など関連の教科と関連づけなが
ら生体防御および恒常性維持のしくみを理解すること。
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成 績 評 価
の方 法
成 績 評 価
の基 準
教 科 書
後期
勉
授業の形式と各回の内容
授業の形式
回
第 2 学年
講義形式
内 容
免疫学の概論
免疫系器官と免疫担当細胞,自然免疫と獲得免疫
抗体の構造と機能
抗体産生機構 (クローン選択説,免疫学的寛容)
抗体産生機構 (抗体の多様性と抗体遺伝子の再構成)
補体の機能と活性化 (古典経路,第二経路,活性化産物の機能)
抗原抗体反応とその応用
抗原認識受容体,食作用,抗原提示作用
細胞間相互作用とサイトカインによる免疫調節
細胞性免疫を担う細胞と機能(細胞傷害性と移植片拒絶,主要組織適合遺伝子
複合体)
細胞性免疫を担う細胞と機能 (ウイルス感染,遅延型過敏症)
細胞傷害反応とサイトカイン
定期試験と授業中に提出するレポートにより評価する。
定期試験とレポートの合計点が 60 パーセント以上を合格とする。
小山次郎、大沢利昭「免疫学の基礎(第4版)」(東京化学同人)
入江昌親,黒田久寅「薬学領域の微生物学・免疫学」(廣川書店)