虹の会の皆様、新年あけましておめでとうございます

平成 27 年 1 月 16 日発行
発行責任者:蒔苗道子(会長)
発行/編集:虹の会事務局
虹の会の皆様、新年あけましておめでとうございます。日頃からの御協力、
御理解を賜わり厚く感謝を申し上げます。
12 月からの大雪の片付けで大変な毎日と思います。
昨年は会員の当事者の訃報が多い年でありました。家族の心中は察するに余
りあります。どうか皆様、健康には充分留意して載きたいと思います。
当事者を抱えての生活は、つらいことも多く、時には胸のうちをはき出して、
経験者のはげましでホっとされることもあります。
自分の宿命をも変える生き方、悩みに負けないポジティブな生き方を虹の会
で一緒に勉強していきましょう。
自分を大切な様に、相手をも大切に思い、新しいメンバーを増やし、新たな
家族会を作っていきたいと考えております。
この一年も笑顔の多い一年となりますよう、スタッフ共々よろしくお願い申し
上げます。
虹の会会長
蒔苗 道子
毎年この時期、施設見学会を企画していましたが、12 月の笑顔のつどいは趣向を変えて
芙蓉会病院内でゆったりした雰囲気の中、皆さんで語り合いました。なんと今回は 14 名
の参加がありました!
午前の部は齋藤さんから東京大学病院で行っている「光トポグラフィー検査」を受けた
経緯についての体験報告をしてくださりました。
うつ病の症状・状態がグラフでわかる
『光トポグラフィー検査』とは…?
体に害のない光を使用し、脳の活動状態が
どう変化するのかグラフ化し、症状・状態を客
観的に判断する検査です。
何とか良い治療方法がないものかと考えるのは誰
しも同じ悩みであり、みなさんの関心も高かったと
思います。
これからもどんな小さな情報でも構いませんので、
みなさんで共有し合える機会を作っていきましょう。
齋藤さんが作成してくださった詳細な資料を希望
される方は、虹の会事務局までお問い合わせくださ
い。
また、入院している患者さんが行っている「作業療法」について、当院の佐々木作業療
法室主任より、説明を受けながらクリスマスリースに見立てたキーホルダー作りを行いま
した。男性陣も女性陣に負けず劣らず、和気あいあいと楽しんで参加されていました。
意外と入院中の患者さんが、日中どのように過ごされているのかを知らなかったとの声
が聞かれていました。
昼食におまけの揚げたい焼きがつき、ほっこりした中でカラオケタイム…。今さん、星
野さんいい声でしたね~。
午後の部はこれからの虹の会を考えようと題し、2 つのグループの別れ、思い思いの忌
憚のない意見を交換し合い、充実した時間を過ごしました。
今年度は、虹の会から 2 名の方が研修会に参加しました。
10 月 16・17 日に石川県金沢市で開催された『みんなねっと
石川大会』の感想
をご紹介します。
『みんなねっと 石川大会に出席して』
幸いにも大型台風も過ぎ去り、お天気にも恵まれました。10 月 16・17 日に「笑って、
語って、つながって、今こそめざそう共に生きる社会を」のスローガンを掲げた、『みん
なねっと石川大会』に出席することができました。全体会では、母親が統合失調症であり、
自らも当事者であった体験を話された夏苅郁子医師の基調講演をお聞きしました。あまり
の壮絶さに涙がこぼれ落ちそうでした。「病者と健常者の境、常識や世間の壁を切り崩す
には、まず私自身の内なる偏見を取ることから」と気づきましたとお話されていました。
また、山崎康弘教授(金沢医科大学精神神経科学教授)の記念講演の中で、「他の人に
助けを求めることが出来ないのは臆病である」という言葉にはハッとさせられました。
33 歳の息子は今入院中です。そろそろ退院を考えなければと思っていた時でしたので、
17 日の分科会は佐藤純准教授(京都ノートルダム女子大学)の「家族支援」を選びました。
英国バーミンガムではメリデン版訪問家族支援が行われており、みんなねっとでも導入を
進めているようです。概要についてお話を聞く中で、支援してほしいことをきちんと話し
て助けてもらう姿勢が大切だということを学びました。
体験発表後の質疑応答の際、「ようやく家族支援を取り上げるこの日が来ました。20 年
かかりました。」と熱く語った方がいました。石川県精神障害者家族会連合会会長の浦田
洋様をはじめ、ご高齢の方々の熱心な姿を心に留め、少し、もう少しずつでも頑張らなく
てはと思います。
坂上 さん
発行:虹の会事務局
(芙蓉会病院、地域医療連携室)
あけましておめでとうございます。
今年度もよろしくお願いいたします。
昨年に引き続き寒い日が続きますの
住所:〒030-0133
青森市大字雲谷字山吹 93-1
電話番号 017-738-2214
で、みなさん風邪を引かれないよう、
気をつけてお過ごしください。
発行責任者:蒔苗 道子(会長)
編集:向峠 玲那
市村 和磨