神奈川支部通信 文部科学省認可通信教育 佛教大学通信教育課程 学友会 つ ば さ 神奈川支部 11月号 11月号 2015年11月1日発行 発行責任者 芳賀幸男 新入生オリエンテーションのご案内 後期入学の皆さん、ご入学おめでとうございます。 学友会は、みなさんがスムーズに学生生活を開始できるようオリエンテーション を開催します。手続きを覚えるとともに先輩や同期学生との交流を深めましょう。 日時:11 日時:11月 11月22日 22日(日) 9時 9時30分 30分~13時 13時30分 30分 会場:東京八重洲ホール JR東京駅八重洲通り左側を直進、徒歩5分 9:30~10:30 10:30~12:30 教員志望の方向けオリエンテーション 全学部向けオリエンテーション 12:30~13:30 懇親会 概要: 第一部 ◆本大学の沿革・通信教育とは ◆学習計画の立て方・進め方 ◆単位取得・各種手続きの方法など ◆現役通信生の経験談 第二部 ◆茶会形式による懇親会(参加費無料) 参加申込:事前・当日、ご自由に参加ください。 『学習のしおり』等の補助教材を持参してください。 - 1 - 支部主催 教科学習会のご案内 1.常総支部 教科学習会 12月5日(土)午後1時~5時30分 2.北関東支部 教科学習会 2016年2月13日(土) ※申し込み方法等、詳細は「首都圏通信11月号」を参照してください。 有志学習会に参加して 9/26(土)、「つばさ」8月号掲載の有志学習会に参加しました。講演テーマは、 ・「日本人の死生観-現代仏教とお葬式事情-」東洋大学 愛宕邦康博士 ・「野宿体験から見える世間と人間模様」雑誌編集長 かとうちあきさん 愛宕博士の講演では、臨終から四九日までの葬式の流れや、宗派による葬儀の位 置づけの違いなどをお話しいただきました。かとうさんは、日本全国で野宿した経 験から「野宿者」への反応の地域差を講演されました。四国が一番優しく、お遍路 と同じように接してくれるとのこと。普段あまり考えることのないテーマについて、 活発な議論ができて大変有意義な学習会でした。この有志学習会は神奈川県在住の 佛大通信生有志の学習会です。春と秋の2回開催されています。(芳賀) 科目最終試験のお知らせ ● 科目最終試験 11月 11月 8日(日) 試験会場 国際ファッションセンター 11月 29日 試験会場 大正大学 1号館 11 月29 日 (日 ) ● リポート提出 11月 11月1日(日)~10日 10日(火) ⇒ 試験日 11月29日(日) 科目最終試験「学習室・学友会主催学習室」のお知らせ 11月 8日(日) 10時30分~16時 科目最終試験会場にて 11月29日(日) 10時30分~16時 科目最終試験会場にて ※それぞれ13時~15時に新入生オリエンテーションを開催します。 試験日当日、試験会場とは別室で「学習サポーターによる学習相談室」と「学友会 による学生同士の情報交換会(学習の進め方、試験の対策、勉強時間の確保、リポー トについて・・・等)」を行っています。友人づくり、試験後の一休みにもご利用くだ さい。お茶とお菓子も用意しています。 - 2 - 卒業論文を書くために ~ (第8回) 序論・本論・結論の落とし穴 ~ OB 狩山仁己 序論・本論・結論と書いたが、これが曲者である。書きなれた研究者であればこれ でいいのだが、初心者だとうまくいかない。結論が最後というところが問題なのであ る。この結論は文字通りの結論ではない。むしろ結論は序論部分で提示されるべきな のだ。 序論において、自分の問題意識、テーマを選んだ理由そして証明したいことを提示 する。証明したいこととは「AはBである」といった結論そのものずばりのこともあ れば、「甲は乙をどのように理解していたか」「歴史におけるXの占める位置」とい った問いの場合もある。多くの論文は後者のように問いに答えるために書かれる。 初心者は序論・本論・結論という言葉に引っ張られて「Xは歴史においてどのよう な位置を占めるか」という問いを結論部にもってきてしまうのである。つまり序論で 「Xは歴史においてどのような位置を占めるか」という問いを提示しないで「私はX について興味があるのでこれを書く」とだけしか書かないのである。そして本論で、 「Xは何年に生まれ、何を書き、こう言っている」といろいろ書くのである。しかし 読む方は一体この人は何が言いたいのだろうと思ってしまう。結論部にきてようやく 最後に「Xは歴史においてほかのYやZと比較して特異な位置を占めている」となる。 これはうまくない。丸谷才一(私が最も影響を受けた知識人の一人)は「文章はイ ン・メディアス・レスで書け」と言っている。本来の文芸用語とは若干違う使い方だ が、丸谷才一は「本題から入れ」という意味で言っている。挨拶や経緯の説明はいら ない、いきなり本題から書けというのである。初心者は次のように書きがちである。 序論 私がXに興味を持ったのは、20歳の時でこけしが好きだからである。 本論 Xはこういうことをした。ああいうことを主張した。 結論 Xはこけしの近代化に多大な貢献をした。 これは良くないのである。次のような具合に書くべきなのである。 - 3 - 序論 近年こけしが急激な変化を遂げている。それは、Xが登場してからと思 われる。そこで私はXがこけしの近代化にどのような役割を果たしたか を検討する。 本論 Xはこけし製作にAという技法を開発した。この技法は従来のBという 技法を改良発展させたものであるが、切削に際してCという今まで誰も 使わなかった工具を利用することで、こけしが精巧かつ短時間で製作で きる道を開いた。 結論 Xは新技法により省力化を実現し、新彩色法による従来考えられなかっ た色合い、手触りのこけしを世に送り出すことに成功した。こけし製作 史において、エポックメーキングとなったのである。 だから、まず結論を書く。ついでなぜそうなのか説明する。最後に結論を繰り返す。 これでいけば、問題ない。また、書けるところ、書きやすいところから書くといい。 律儀に序論・本論・結論という順番に書く必要はない。書けそうなところから書いて いく。やり方としては、結論から書くほうが一般的に楽ではないかと思う。 ・日本語のルーツは英語である。(結論) ・なぜそうなのかといえば、日本語と英語の間には顕著な関連性があるからである。 ・証拠(事例)を挙げる。(本論) 日本語 英語 解釈 道路 Road ロード 道路の逆さ読み 名前 Name ネーム ナメー→なまえ ・以上のとおり、日本語と英語には密接な関係があり、英語が日本語のルーツなの である。 *広く質問を受け付けます。どのようなことでもかまいませんので遠慮なく質問して ください。 佛教大学通信教育課程学友会・神奈川支部ホームページ 神奈川支部ではホームページを開設しています。ホットなお知らせや「つばさ」 のバックナンバーなどがご覧いただけますので、ぜひ訪問してください。 http://www.busa-kanagawa.net/ または、「佛教大学 神奈川」と入力してくだ さい。 - 4 -
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