【前期末】2015荏田南中難問解説 - 都筑区荏田南の学習個別ゼミWill

個別ゼミWILL の
難問解説
昨年の前期期末
テストを振り返る
荏田南中2
周囲2kmの池をA,B 2人がまわるのに,同時に,同じ場所を出発して,
反対の方向にまわると10分で出会い,同じ方向にまわると,50分でAがBを
ちょうど1周追い抜くという。A,Bの速さを求めなさい。途中式を書き,
答えには単位を書きなさい。
連立方程式の利用、速さの文章題です。速さの問題は原則的に“道のりの和(差)”や“時間の和(差)”
の式を立てることを意識して数量関係を考えましょう!「時速⇔時間」「分速⇔分」など速さの単位を
そろえることも忘れずに!
Aの速さを分速xm、Bの速さを分速ymとする。
【反対方向に回ったとき】
Aが進んだ道のりと、Bが進んだ道のりの和が1周分になればよい
計算しやすいように2km=2000mに直して
おく。
ので、
10x+10y=2000 …①
【同じ方向に回ったとき】
Aが進んだ道のりと、Bが進んだ道のりの差が1周分になればよい
ので、
50x-50y=2000 …②
①と②を連立すると、
100x
=12000
また、この問題で連立する2つの式は、
①反対方向にまわると…
②同じ方向にまわると…
の2つの状況について、それぞれ式を
立てればよい。
さらに、「出会う」=“2人合わせて1周
した”、「追い抜く」=“早い方が遅
い方よりも1周分多く進んだ”ということ
に注目する。
50x+50y=10000 (①×5)
+) 50x-50y= 2000
ここに注目!
x=120 y=80
これらの値は問題に適する。
x= 120
①へ代入すると、
よって、Aは分速120m
10×120+10y=2000
Bは分速80m
となる。
10y=2000-1200
y= 80
例年は連立方程式の単元が終わったら、図形の分野に飛ぶのですが、期末テストの範囲表を見る限り、今年は連立方程式のあと
は教科書の順番通り、1次関数に入りそうです。連立方程式の利用と、1次関数は中2数学の大きな山場です。ですが、不得意
な生徒が多い単元は、逆に言えば周りの生徒に差を付けるチャンス!前の学年で思うような成績が残せなかった方は挽回する絶
好のチャンスですよ!
「周りのライバルたちに差を付けたい!」という方は、思考力を問う問題への対応力が重要です。なかなか問題集等でも類題が
少ないと思います。個別ゼミWillでは「このような問題をたくさん解きたい!」というあなたのリクエストにお応えしてオ
リジナルの問題をたくさん用意します(^O^)一緒に頑張りましょう!