個別ゼミWILL の 難問解説 昨年の前期期末 テストを振り返る 荏田南中2 周囲2kmの池をA,B 2人がまわるのに,同時に,同じ場所を出発して, 反対の方向にまわると10分で出会い,同じ方向にまわると,50分でAがBを ちょうど1周追い抜くという。A,Bの速さを求めなさい。途中式を書き, 答えには単位を書きなさい。 連立方程式の利用、速さの文章題です。速さの問題は原則的に“道のりの和(差)”や“時間の和(差)” の式を立てることを意識して数量関係を考えましょう!「時速⇔時間」「分速⇔分」など速さの単位を そろえることも忘れずに! Aの速さを分速xm、Bの速さを分速ymとする。 【反対方向に回ったとき】 Aが進んだ道のりと、Bが進んだ道のりの和が1周分になればよい 計算しやすいように2km=2000mに直して おく。 ので、 10x+10y=2000 …① 【同じ方向に回ったとき】 Aが進んだ道のりと、Bが進んだ道のりの差が1周分になればよい ので、 50x-50y=2000 …② ①と②を連立すると、 100x =12000 また、この問題で連立する2つの式は、 ①反対方向にまわると… ②同じ方向にまわると… の2つの状況について、それぞれ式を 立てればよい。 さらに、「出会う」=“2人合わせて1周 した”、「追い抜く」=“早い方が遅 い方よりも1周分多く進んだ”ということ に注目する。 50x+50y=10000 (①×5) +) 50x-50y= 2000 ここに注目! x=120 y=80 これらの値は問題に適する。 x= 120 ①へ代入すると、 よって、Aは分速120m 10×120+10y=2000 Bは分速80m となる。 10y=2000-1200 y= 80 例年は連立方程式の単元が終わったら、図形の分野に飛ぶのですが、期末テストの範囲表を見る限り、今年は連立方程式のあと は教科書の順番通り、1次関数に入りそうです。連立方程式の利用と、1次関数は中2数学の大きな山場です。ですが、不得意 な生徒が多い単元は、逆に言えば周りの生徒に差を付けるチャンス!前の学年で思うような成績が残せなかった方は挽回する絶 好のチャンスですよ! 「周りのライバルたちに差を付けたい!」という方は、思考力を問う問題への対応力が重要です。なかなか問題集等でも類題が 少ないと思います。個別ゼミWillでは「このような問題をたくさん解きたい!」というあなたのリクエストにお応えしてオ リジナルの問題をたくさん用意します(^O^)一緒に頑張りましょう!
© Copyright 2024 ExpyDoc