メンテナンス

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ConCom 現場監理の達人∼住宅編
第 20 回 メンテナンス
チェック項目リスト
メンテナンス
ここでの監理者の心構え
引渡しが終わった後、定期点検の期間は工事業者によって様々である。
細かいところでは、3ヶ月、6ヶ月、1年、以降1年間ごとに 10 年まで行い、10 年後には、外壁塗装や防水工事を行う
ことで構造体や雨漏れの保証期間が 10 年間延長されるというパターンも珍しくなくなってきた。
新築で建てたら終わりではなく、その後も継続的にお付き合いして、将来のリフォーム工事を囲い込む必要があるからだ。
このチェックリストをいつ使うのかということはほとんどが期間で分けることは難しく、引渡し後から 10 年間の間にどの
項目も不具合が生じるのは、よろしくないということになる。
定期点検やメンテナンスを現場監督や工事監理が確認して行なわず、専門の担当者がいる場合も多い。
さらに竣工検査に準じる項目も多く、すべての列記は不可能だが劣化することでどうなっていくかを確認のために、この
最後のチェックリストを参考にして頂ければ、幸いです。
現象に対して、例えば、基礎や外壁のヒビに対して手直しすべきかどうかの判断が必要になってくる。
工事業者が事前に決めた基準があるケースも多いがこの考え方については、次の機会があればお話ししたいと思います。
工 期
工事名
年
月
日( )
監理責任者
項目
ポイント
チェック項目
□ 割れやヒビがないか
□ 反りが大きく変形していないか
□ 釘が浮いていないか
□ シーリング材が劣化していないか
外壁
□ シーリング材が剥がれていないか
□ 塗装が剥がれたり劣化していないか
□ カビや著しい汚れはないか
□ 板金の錆や割れ、劣化はないか
□ 木部の塗装や劣化は問題ないか
□ タイルや石の剥がれや浮きはないか
□ 雨樋の割れや劣化はないか
外壁その他
□ 雨樋の取り付け状況は正常か
□ 外壁に取り付けた設備や配管は正常か
外部
□ 屋根材のズレや割れはないか
□ 塗装などは問題ないか
屋根
□ 押さえ板金は正常に付いているか
□ 雪止めは正常に付いているか
□ 設備類は正常に付いているか
基礎
配管
□ クラックはないか
□ 蓋に割れはないか
□ 枡内部に問題はないか
土間
□ クラックや異常はないか
擁壁や門塀
□ クラックや異常はないか
□ 保護塗料や保護材が劣化していないか
防水
□ 防水材が劣化やヒビがいっていないか
□ 防水材が、はらんできていないか
提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所
http://concom.jp/
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第 20 回 メンテナンス
項目
チェック項目リスト
ポイント
チェック項目
□ 床鳴りはないか
床
□ 割れや不陸はないか
□ 傾きはないか(道具や機器を使って測定してみる)
□ ヒビや剥がれはないか
□ ヒビがある場合は、下地材までのヒビか
壁
□ 雨漏れの跡はないか
□ 不陸や反りはないか
□ 倒れはないか(道具を使って測定してみる)
□ ヒビや剥がれはないか
天井
□ ヒビがある場合は、下地材までのヒビか
□ 雨漏れの跡はないか
□ 不陸や反りはないか
□ 水が溜まっていないか
□ 断熱材が落ちていないか
床下
□ 白蟻の形跡はないか
□ 配管や配線に異常はないか
□ 基礎や土間にクラックはないか
□ 雨漏れの跡はないか
内部
天井裏と点検口
□ 断熱材は問題ないか
□ 金物類にゆるみはないか
□ 配管や配線に異常はないか
□ 開閉に問題はないか
内部建具
□ 施錠はスムーズか
□ 戸当たりは正常に機能しているか
□ 開閉に問題はないか
外部建具
□ クレセントなどの施錠はスムーズか
□ 網戸の開閉はスムーズか
設備機器
浴室
□ 設備機器は、すべて正常に機能しているか
□ 配管からの水漏れや漏水はないか
□ シーリング材は劣化したり剥がれていないか
□ タイルや目地が割れたり剥がれたりしていないか
□ 電気メーター、分電盤は正常か
メーター類
□ 水道メーターは正常か(止水中に動かないことを確認)
□ ガスメーターは正常か
□ ブラケット類の取り付けに異常はないか
その他
□ タオル掛けやペーパーホルダーなどの取り付けにガタツキはないか
□ 天井シーリングファンの作動中の動きは正常か
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