京都市障害者自立支援協議会「権利擁護部会」 開催概要 日時:平成27年9月3日(木) 場所:京都市寺町第1会議室 1 「障害者差別解消支援地域協議会」の機能付加(平成 28 年度~)について・・・・・・資料1 * 意見交換(「(事)」は事務局の意見) ○ 差別解消支援地域協議会として取り上げる事例について,どのような基準で選ばれるのか。また,事例 は,各構成員から日頃から感じている事例を出していくことになるのか。 ○(事) 法が規定する差別とは,行政機関や事業者による障害を理由とする不当な差別的取扱いと合理的配 慮の不提供である。そういったことについて,実際に当事者等から本市や各構成員の窓口に相談があり, 対応した事例を取り上げることになると考えている。 行政が把握している相談等の事例だけではなく,行政以外の構成員においても事例を見聞きすることが あると思うので,そういった事例を事務局に集約して,協議会で情報の共有を図るとともに,差別の解消 に向けた取組を協議するということをイメージしている。例えば,対応に苦慮している事例や他の構成員 の参考になると思われる事例を中心に協議会の場に上げていただければよいのではないか。 次回,取り上げる事例や事例の集約の方法も含めて,法施行後の運営方法を協議させていただきたい。 ○ 事例の集約に当たっては,支援センターから毎月送っている実績報告書の中に,利用者から相談のあっ た内容も記載しているので,それも活用してほしい。 ○ 差別解消地域協議会について,新たな組織を設けるのではなく,権利擁護部会にその機能を付加すると いうのは理解できる。 実際に起こった事例について協議するとのことだが,制度自体に問題があり,見直さないといけないと いう議論も有り得る。制度の在り方についても協議会で話し合うことになるのか。 ○(事) 協議会では,個別具体の事例を取り上げて,一つ一つ差別解消に向けた取組について協議していき たいと考えている。ただ,個別事例を話し合う中で,制度自体に課題があると思われる点等についても意 見交換することも有り得ると考えている。そして,出された意見を踏まえ,必要に応じて制度を所管して いる市の所管部局や国,府に対して働き掛けていくことになると考える。 ○ 障害のある人に関して,いじめや労働の問題を聞き及ぶことが多いため,部会で取り上げてもらえるよ う要望する。 2 「権利擁護」に関する課題とその解決方法について(サービス利用について) ・・・・・・資料2 * ○ 意見交換(「(事)」は事務局の意見) 9つの課題の1つ「サービス利用」について,計画相談支援等の推進として,説明内容のように推進さ れていく方針であることをもって,権利擁護部会で解決策・結論を見出したとすることでよい。 ○ ただし,計画相談支援の報酬が,事業を安定的に運営するには不十分であるとの声も聞いている。事業 -1- が安定化しないと,障害のある人のためにならないため,適切な報酬体系について国に要望するなど取り 組んでほしい。 ○(事) 引き続き国に要望していきたい。 ○ 説明を受け,計画相談支援にはサービス担当者会議等の大事な仕組があることを理解した。 一方,利用者の成年後見人になっている場合に,サービス等利用計画の確認(署名又は押印)を求めら れる。指定特定相談支援事業所は,単に署名又は押印を受けるのではなく,各関係者間で十分な理解・情 報共有ができるよう,取り組んでほしい。 ○(事) 基幹相談支援センターによる相談支援専門員等スキルアップ研修において,サービス担当者会議の 深め方を研修してもらうなどにより,取り組んでいきたい。 -2-
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