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事故防止のお役に立つ情報
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バ
第 94 号
平成 27 年
ス
BASS通信
8 月 発行
株式会社ホンダ二輪・新宿
BASS事業部
営業部
日常点検はどのように⾏えば良いのでしょうか?
車両を安全に使用する為には日常点検は欠かせません。特に業務に使用するバイクは一般利用の車両と比較して
距離を多く走る為、日常点検を行うことがとても重要です。
タイヤやブレーキなどの消耗品は走行した分だけ消耗しますし、タイヤの空気は時間が経てばパンクをしていな
くてもゆっくりと抜けていきます。(これは故障ではありません、正常な状態でも空気は抜けていきます)
・ ・
また、当社で行っている定期点検は細心の注意を払って作業を行っておりますが、毎日使用する業務用バイクは
次の点検までに状況が変わることも十分にあり得ます。
そこで、今回のBASS通信は簡単に出来る日常点検のやり方をお伝え致します。
主な点検項目はブレーキ・タイヤ・灯火類・燃料の4つのみです。
項目
点検個所
① ブレーキ
前輪ブレーキ
後輪ブレーキ
② タイヤ
前輪タイヤ
後輪タイヤ
③ 灯火装置
ヘッドライト
テールライト
ブレーキライト
ウインカー
及び
方向指示器
④ 燃料
ガソリン
エンジンオイル
その他の
装備
パーキングロックレバー
バックミラー
ホーン
ワイパー※
ウインドウォッシャー液※
その他
※印はジャイロキャノピ
ーの装備です。
点検の基準及び点検方法
ブレーキの かかり具合が十分であること
レバーの遊び(握りしろ)が適当であること
① 抵抗を感じるまで、手でブレーキレバーを引き、車体を前後に押して止ま
るかをチェック
② ブレーキレバー先端の遊びが10~20mmであれば規定の範囲です。
※ジャイロシリーズの場合は必ずパーキングロックレバーを解除して確認
すること。
空気圧が適当であること
タイヤ、ホイールの取り付け状態は良好か
① 両手の指でタイヤの溝部分を押しチェック
② 亀裂、損傷や異常な磨耗をチェック
*溝の深さが十分であること。
③ 釘、鋲などの異物が刺さっていないかをタイヤを一周回させてチェック
④ ホイールナットの締め付けに緩みがないかをチェック
正確な点灯、点滅をすること
① スイッチオンして点灯または点滅具合をチェック
② レンズ汚れ 及び 損傷をチェック
*ウインカーが点滅しない場合は片方のバルブ(電球)が切れています。
ガソリンの量、オイルの量が適量であること
① ガソリンタンク・オイルタンク内の量を目視でチェック
② エンジンのかかり具合、異音をチェック
*低速、加速の状態
前日の運行において異常が認められた箇所
① パーキングロックの作動をチェック
② ワイパーの作動をチェック※
③ ウインドウォッシャー液の噴射をチェック ※
④ バックミラーの取りつけ、ゆるみをチェック
⑤ ホーンの鳴り具合をチェック
※印はジャイロキャノピーの装備です。
※点検の結果、異常が発見された場合は当社までご連絡下さい。
上記の 4 項目は最低限チェックすべきものですが、簡単に
出来るからこそ習慣として続けられるのだと思います。
点検項目の覚え方は、少々変な言葉ですが、各項目の頭文
字をつなげて「ブタと燃料」と覚えてください。
ブ=ブレーキ
タ=タイヤ
と=灯火類
燃料=
燃料=ガソリン・オイル
ガソリン・オイル