(57)【要約】 【目的】 インターホン親機に住戸人に便利な付加的な 機能を備えたイターホンシステムを提供する。 【構成】ドアホン子器16からの呼出に対して、インタ ーホン親機1で応答し、通話を行うようにしたインター ホンシステムにおいて、インターホン親機1には、いた ずら撃退スイッチ1a、ボイスチェンジスイッチ1f、 居留守スイッチ1bを設けて、押売やいたずらを撃退す る他、住戸人の音声を男性的な音声に変換して応答通話 したり、居留守機能によって、予め録音させた音声メッ セージをドアホン子器に返答できるようにしている。 (2) 1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドアホン子器からの呼出に対して、イン ターホン親機で応答し、通話を行うようにしたインター ホンシステムにおいて、 インターホン親機には、いたずら撃退スイッチを設けて あり、この撃退スイッチを押すことによって、ドアホン 子器から入力された音声を、そのままドアホン子器に返 送する構成としたインターホンシステム。 【請求項2】ドアホン子器からの呼出に対して、インタ ーホン親機で応答し、通話を行うようにしたインターホ ンシステムにおいて、 インターホン親機には、ボイスチェンジスイッチを設け てあり、このボイスチェンジスイッチを押すことによっ て、インターホン親機から入力された音声を、周波数の 低い男性的な音声に変換して出力する構成としたインタ ーホンシステム。 【請求項3】ドアホン子器からの呼出に対して、インタ ーホン親機で応答し、通話を行うようにしたインターホ ンシステムにおいて、 インターホン親機には、居留守スイッチを設けてあり、 ドアホン子器の呼出に応答した後、この居留守スイッチ を押すことによって、予め録音させた音声メッセージを ドアホン子器より出力させる構成としたインターホンシ ステム。 【請求項4】ドアホン子器からの呼出に対して、インタ ーホン親機で応答し、通話を行うようにしたインターホ ンシステムにおいて、 インターホン親機には、居留守設定スイッチを設けてあ り、この居留守設定スイッチで居留守応答モードに設定 した後には、ドアホン子器の呼出に自動的に応答した 後、予め録音させた音声メッセージをドアホン子器より 出力させる構成としたインターホンシステム。 【請求項5】請求項4に記載のインターホンシステムに おいて、 インターホン親機には、更に応答釦を設けてあり、上記 居留守設定スイッチで居留守応答モードに設定した後、 ドアホン子器の呼出に応答するためハンドセットを取り 上げ、上記応答釦を操作すると、ドアホン子器と通話が 出来る構成としたインターホンシステム。 【請求項6】上記インターホン親機は、ハンズフリー機 能を備えており、ドアホン子器からの呼出に対して、通 話中釦を操作したときには、ハンズフリーで通話が出来 る構成とされた請求項1∼3のいずれかの項に記載のイ ンターホンシステム。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、いたずらや押売等を撃 退する機能を備えたインターホンシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】インターホンシステムは、現状では玄関 10 20 30 40 50 特開平7−99546 2 に設置したドアホン子器の呼出釦を押すと、室内のイン ターホン親機側では呼出音が出力され、この呼出に応え るためハンドセットを取り上げれば通話が可能となる。 ところで、このようなインターホンシステムでは、こち ら側で会う意志のない来客が訪問して来た場合でも、一 旦ハンドセットを通じて通話をしなければならない。そ のため、多忙の折りや、こちらが会う意志がない来客、 子供のいたずら、不心得者の悪質ないたずらの場合には 非常に迷惑なものとなり、時として、不運にも、押売 や、疑わしい誘い等にも玄関で出迎えることになる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こちら から会う意志のない来客と通話をすることは、時間の浪 費であり、精神健康上も良くない。そこで、本発明はこ の種の課題を解決するために提案されたもので、その目 的とするところは、種々の付加的な機能を設けたインタ ーホン親機を含んだインターホンシステムを提供するこ とにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】ところで、このような目 的で提案される本発明は、次のような機能が付加されて いる。すなわち、請求項1において提案されたインター ホンシステムは、いたずら撃退機能が付加されており、 そのため、インターホン親機にはいたずら撃退スイッチ が設けられ、この撃退スイッチを押せば、ドアホン子器 から入って来る来客の音声メッセージは、そのままイン ターホン子器に返送される構成となっている。 【0005】また、請求項2において提案されたインタ ーホンシステムは、音声変換機能を付加しており、その ため、インターホン親機にはボイスチェンジスイッチを 設け、このボイスチェンジスイッチを操作すれば、イン ターホン親機から入力された住戸人の音声は周波数の低 い男性的な音声に変換され、ドアホン子器のスピーカよ り出力される構成となっている。 【0006】請求項3において提案されたインターホン システムは、居留守応答機能が付加されており、そのた めインターホン親機には居留守スイッチが設けられ、こ の居留守スイッチを押せば、予め録音させた音声メッセ ージをドアホン子器より出力させる構成となっている。 請求項4において提案されたインターホンシステムは、 居留守設定機能が付加されており、そのためインターホ ン親機には居留守設定スイッチが設けられ、この居留守 設定スイッチを押して、居留守応答モードに設定した後 には、ドアホン子器の呼出に自動的に応答した後、予め 録音させた音声メッセージをドアホン子器より出力させ る構成となっている。 【0007】請求項5において提案されたインターホン システムは、インターホン親機には、居留守設定スイッ チと、応答スイッチとを設けており、居留守設定スイッ チによって居留守応答モードに設定した後、ハンドセッ (3) 3 トを取り上げて、応答スイッチを操作すると、居留守応 答モードを解除して、ドアホン子器と通話できる構成と なっている。 【0008】請求6において提案されたインターホンシ ステムは、請求項1∼5に記載された付加機能に加え て、更にハンズフリー機能を付加しており、そのためイ ンターホン親機には通話中スイッチが設けられ、この通 話中スイッチを押せば、ハンドセットを使用せずに通話 が出来る構成となっている。 【0009】 【作用】本発明として提案されたインターホンシステム の基本動作は以下の通りである。請求項1において提案 されたインターホンシステムによれば、ドアホン子器か らの呼出があれば、インターホン親機では呼出音が出力 される。そこで、その応答に応えるため、ハンドセット を取り上げ、来客の音声を確かめ、撃退すべき来客であ ると判断すると、いたずら撃退スイッチを操作する。す ると、ドアホン子器から入力されて来た来客の音声は、 そのままドアホン子器から出力され、来客者を撃退でき る。 【0010】請求項2に記載のインターホンシステムに よれば、ドアホン子器からの呼出があれば、インターホ ン親機では呼出音が出力される。そこで、その応答に応 えるため、ハンドセットを取り上げ、来客の音声を確か め、撃退すべき来客であると判断すると、ボイスチェン ジスイッチを操作する。すると、インターホン親機のハ ンドセットを通じて入力された住戸人の音声は、周波数 の低い男性的な音声に変換して、ドアホン子器より出力 される。そのため、インターホン親機で応答する住戸人 が女性であっても、安心して応答できる。 【0011】請求項3に記載のインターホンシステムに よれば、ドアホン子器からの呼出があれば、インターホ ン親機では呼出音が出力される。そこで、その応答に応 えるため、ハンドセットを取り上げ、来客の音声を確か め、撃退すべき来客であると判断すると、居留守スイッ チを操作する。すると、インターホン親機のハンドセッ トを通じて入力された住戸人の音声は、周波数の低い男 性的な音声に変換して、ドアホン子器より出力される。 そのため、インターホン親機で応答する住戸人が女性で あっても、安心して応答できる。 【0012】請求項4に記載のインターホンシステムに よれば、居留守設定スイッチを操作すれば、居留守応答 モードに設定される。この居留守設定モードでは、ドア ホン子器からの呼出に自動的に応答して、あらかじめ録 音させた音声メッセージをドアホン子器より出力でき る。請求項5に記載のインターホンシステムによれば、 居留守設定スイッチを操作して居留守応答モードに設定 した後も、ドアホン子器に応答するためハンドセットを 取り上げ、応答釦を操作すると、居留守応答モードを自 動的に解除して、ドアホン子器との通話が出来る。 10 20 30 40 50 特開平7−99546 4 【0013】請求項6に記載のインターホンシステムに よれば、ハンズフリー機能が付加されているので、来客 の応答には通話中スイッチを操作するだけで、ハンドセ ットを持たずに通話が出来る。また、本発明では、ハン ズフリー機能を実施するためのスイッチを通話中スイッ チとして、通常のハンズフリー電話機のように応答スイ ッチと共用させているが、個別に設けてあてもよい。ま た、他の機能と共用であってもよく、操作したときに、 ハンズフリー機能の設定が出来ればよい。 【0014】 【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に従い詳細 に説明する。図1は、本発明のインターホンシステムに おける要部構成であるインターホン親機の外観を示して おり、ここに示したインターホン親機1には、いたずら 撃退、居留守設定機能を備えたものが示されており(請 求項1、3、6)、1aはいたずら撃退スイッチ、1b は居留守設定スイッチを示す。また、ハンズフリー機能 も備えており、そのためにハンドセットはなく、通話中 スイッチ1cを設けている。なお、1dはモニタスイッ チであり、ドアホン子器(不図示)に電源を供給して、 ドアホン子器のマイクより集音された周囲の音をインタ ーホン親機1のスピーカ1eより放音できる構成となっ ている。 【0015】図2は、図1に対応させた本発明のインタ ーホンシステムの回路構成を示すブロック図である。つ いで、これらの図を参照しながら、本発明のインターホ ンシステムの詳細を説明する。図2において、1はイン ターホン親機であり、2はドアホン子器16からの撃退 音声信号と通常の通話信号との転送ゲインを調整するゲ イン調整回路、3はドアホン子器16からの通常の通話 を可能とする増幅アンプAMPA、4は撃退機能による 転送ゲインを補償する増幅アンプAMPB、5は親機か らの音声信号を子器に出力する増幅アンプAMPCであ る。6は親機の操作パネルにある各釦の押釦や子器から の呼出信号を制御するマイコン制御回路であり、7はド アホン子器16からの音声信号を復調してインターホン 親機1のスピーカSPより出力する復調回路である。8 はインターホン親機1から応答信号を入力して変調して 子器に復調する変調回路であり、9はマイクMICもし くはスピーカSPへの出力切替を行う通話制御回路部で ある。 【0016】1aは来客を撃退するため撃退機能を設定 する撃退スイッチであり、1cはドアホン子器16から の呼出信号に応答して音声を入力するための応答釦、1 dは玄関の周囲音を集音するモニタ釦、1bは居留守設 定釦である。14はドアホン子器を制御するドアホン制 御回路であり、15はドアホン子器16の呼出釦16a に呼応してマイコン制御回路に検知信号を送出する呼出 検知回路である。 【0017】また、図3はインターホン親機側で設定で (4) 5 きる居留守設定機能を示す動作説明図である。この基本 動作を説明すると、ドアホン子器からの呼出に先駆け て、居留守設定釦1bを操作すれば、居留守応答モード に設定され、ドアホン子器からの呼出に応答し、ハンド セットを取り上げた後、あるいはハンズフリー機能を備 えたものでは、通話中スイッチを操作したときには、イ ンターホン親機に予め録音させていた音声メッセージを ドアホン子器に出力できる。 【0018】すなわち、この居留守設定モードでは、ド アホン子器16からの呼出に自動的に応答して、あらか じめ録音させた音声メッセージをドアホン子器16より 出力できる。また、居留守設定釦1bを操作して居留守 応答モードに設定した後も、ドアホン子器16に応答す るため応答釦1cを操作すると、居留守応答モードを自 動的に解除して、ドアホン子器16との通話が出来る。 【0019】図4は、ボイスチェンジャ機能を備えたイ ンターホン親機の概略外観構成図であり、このインター ホン親機もハンズフリー機能を備えたものが示されてい る(請求項2、3、4、5)。1fはボイスチェンジス イッチである。図5は、ボイスチェンジ機能を備えたイ ンターホン親機1の要部回路構成を示すものである。1 9は、マイクMICより入力された音声を低い周波数の 音声に変換する周波数変換回路19aを含んだボイスチ ェンジャ回路、20は音声スイッチ回路である。 【0020】最後に、図2を更に参照して、インターホ ンシステムの概略基本動作を説明する。インターホン親 機1の撃退スイッチ1aが押されると、マイコン制御回 路6には撃退信号が入力される。撃退信号はマイコン制 御回路6に設けられた図示しない撃退信号フィードバッ ク制御回路によって、インターホン子器16からの来訪 者の音声信号を変調回路8にフィードバックし、撃退信 号はマイコン制御回路6からゲイン調整回路2に入る。 撃退スイッチ1aを押した場合は、通常通話に使用する AMPA3はオフとなり、増幅アンプAMPB4をオン としてメッセージ転送回路からの転送にかかる利得の損 失を補償し、通常の通話時と同程度の利得を得るために ゲインの補正を行う。増幅アンプAMPB4に入った撃 退信号は訪問者の音声信号と共に変調回路8によって変 調されてインターホン子器16の復調回路7で復調され てスピーカSPより撃退音声として出力する。 【0021】ついで、インターホン親機1の撃退スイッ チ1aが押されていない場合には、上記のインターホン 子器16からの呼出釦17に呼応してインターホン親機 1の応答釦1Cを押釦する。マイコン制御回路6は撃退 スイッチ1aが押されていないことを確認する。次に、 応答釦1cが押釦されているので、音声信号はマイコン 制御回路6に入り、ゲイン調整回路2の増幅アンプAM PA3をオンとする。ここでは、上記の撃退信号転送の 場合と同様、通話時の転送利得を補償するために増幅ア ンプAMPA3を設け、通話の音声信号は復調されてイ 10 20 30 40 50 特開平7−99546 6 ンターホン子器16のスピーカSPから出力する。 【0022】本実施例にかかる撃退機能付インターホン では、増幅アンプAMPA、AMPB,AMPCのそれ ぞれのアンプで得られるトータルゲインは等しくなるよ うゲイン調整回路2が設けられているため、通常の通話 と同様に撃退音声を返送することができる。ついで、請 求項3∼5において提案されたインターホンシステムを 説明する。インターホン親機1には録音機能を有するメ モリ部が設けられており、居留守メッセージを録音して いる。 【0023】在宅して居留守を希望する場合、本実施例 では、図3に示すように宗教団体や押し売りの場合と知 っている人の場合が考えられる。まず、居留守釦1bを 押した場合、インターホン子器16から呼出信号が入力 されると、マイコン制御回路6には呼出検知信号が入力 され、マイコン制御回路6によって、マイコンROMに 記憶された居留守メッセージ”はい”は図示しないメッ セージ転送回路から転送する。 【0024】マイコンメモリの居留守メッセージは変調 回路8に入り、転送信号はマイコン制御回路6からゲイ ン調整回路2に入る。居留守釦1bを押した場合は、通 常通話に使用するAMPA3はオンとなり、変調回路8 によって変調される。ここでは、上記の撃退の場合と同 様、通話時の転送利得を補償するために増幅アンプAM PA3を設け、居留守メッセージの音声信号は復調され てインターホン子器16のスピーカSPから出力する。 その後、訪問者が上記の”はい”の応答メッセージを聞 いてから”こちらは統一教会ですが・・・”もしくは” となりの田中です”のいずれかのメッセージをインター ホン子器16のMICより入力する。 【0025】この音声信号は上記のように検知され、マ イコン制御回路6によってインターホン親機1のスピー カSPに出力される。在宅者はこのメッセージのいかん によって訪問者に応答するか否かを選択する。応答する 意志のない場合、そのまま居留守釦1bを押すと、”こ ちらは統一教会ですが・・・”の訪問者のメッセージを 待って、マイコンROMにメモリされた応答メッセージ は上記”はい”に続いて、”ちょっと近くまで外出して います。”と男声で居留守メッセージを伝えピー音で終 了する。 【0026】更に、応答する意志がある場合は、インタ ーホン親機1の応答釦1cを押せばよく、通常の通話状 態となり、図2に示すハンドセットを上げるかもしくは MICから音声信号を入力すると、音声信号は変調回路 8に入り、マイコン制御回路6からゲイン調整回路2に 伝送し、復調されてドアホン子器16のスピーカSPに 出力される。 【0027】次に、居留守釦1bを押していない場合の 作動を説明する。訪問者はドアホン子器16の呼出釦1 6aを押すと、インターホン親機1ではチャイムが鳴動 (5) 特開平7−99546 7 8 するので、住戸人が応答釦1cを押して”はい”と応答 * 【図1】本発明に係るインターホンシステムにおけるイ する。これに対して、ドアホン子器16から”こちら統 ンターホン親機の外観構成を示す図である。 一教会ですが”と返答があってどうしても会いたくない 【図2】本発明に係るインターホンシステムにおける電 場合は、即座に居留守釦1bを押すとマイコンROMに 気回路の構成を示すブロック図である。 メモリされたメッセージ内容で、”ちょっと近くまで外 【図3】本発明に係るインターホンシステムにおける居 出しています。”と不在を伝えてピー音で終了する。ド 留守機能の基本動作を示した説明図である。 アホン子器からの音声が知っている人で、会う意志があ 【図4】本発明に係るインターホンシステムにおけるイ る場合には、応答釦1cを押してから”はい”と応答 ンターホン親機(ボイスチェンジ機能を備えたもの)の し、引き続いて通話を継続する。 外観構成を示す図である。 【0028】本実施例においては、来訪者の声によって 10 【図5】本発明に係るインターホンシステムにおけるイ 予め会う意志を決定し、応答することができ、メモリの ンターホン親機(ボイスチェンジ機能を備えたもの)の 内容を変えて録音しておけば、さまざまな撃退にも利用 電気回路の構成を示すブロック図である。 できる。また、インターホン親機1のモニタ釦1dを押 【符号の説明】 して玄関をモニタ中に来訪があっても、上記と同様に居 1 インターホン親機 留守釦13を押釦して来訪者を選択して会うことができ 2 ゲイン調整回路 る。 3 増幅アンプA 【0029】 4 増幅アンプB 【発明の効果】請求項1において提案されたインターホ 5 増幅アンプC ンシステムによれば、いたずら撃退スイッチを押すだけ 6 マイコン制御回路 で、いたずらを撃退することができる。また、通常の通 20 7 復調回路 話と同程度の音声レベルで撃退することが可能であるか 8 変調回路 ら撃退効果が向上する。請求項2において提案されたイ 9 通話制御回路 ンターホンシステムによれば、インターホン親機から入 1a 撃退スイッチ 力された音声を低い周波数の音声で、ドアホン子器に出 1b 居留守スイッチ 力できるので、女性であっても、安心して応答できる。 1c 応答スイッチ 【0030】請求項3、4、5において提案されたイン 1d モニタスイッチ ターホンシステムによれば、居留守機能を備えているの 1f ボイスチェンジスイッチ で、ドアホン子器の音声を確認した後、居留守スイッチ 14 ドアホン制御回路 を押せば、予め録音させた音声メッセージをドアホン子 15 呼出検知回路 器より出力させ、撃退できる。請求項6において提案さ 30 16 ドアホン子器 れたインターホンシステムは、ハンズフリー機能を備え 16a 呼出釦 ているので、ハンドセットを取り上げる必要がなく、ド 19 ボイスチェジャ回路 アホン子器からの音声が確認できる。 20 音声スイッチ回路 【図面の簡単な説明】 * 【図1】 【図4】 (6) 【図2】 特開平7−99546 (7) 【図3】 特開平7−99546 (8) 特開平7−99546 【図5】 ───────────────────────────────────────────────────── 【手続補正書】 【提出日】平成6年11月14日 その後、訪問者が上記の”はい”の応答メッセージを聞 【手続補正1】 いてから”こちらはABC商会ですが・・・”もしく 【補正対象書類名】明細書 は”となりの田中です”のいずれかのメッセージをイン 【補正対象項目名】0023 ターホン子器16のMICより入力する。 【補正方法】変更 【手続補正3】 【補正内容】 【補正対象書類名】明細書 【0023】在宅して居留守を希望する場合、本実施例 【補正対象項目名】0025 では、図3に示すように飛び込みセールスの場合と知っ 【補正方法】変更 ている人の場合が考えられる。まず、居留守釦1bを押 【補正内容】 した場合、インターホン子器16から呼出信号が入力さ 【0025】この音声信号は上記のように検知され、マ れると、マイコン制御回路6には呼出検知信号が入力さ イコン制御回路6によってインターホン親機1のスピー れ、マイコン制御回路6によって、マイコンROMに記 カSPに出力される。在宅者はこのメッセージのいかん 憶された居留守メッセージ”はい”は図示しないメッセ によって訪問者に応答するか否かを選択する。応答する ージ転送回路から転送する。 意志のない場合、そのまま居留守釦1bを押すと、”こ 【手続補正2】 ちらはABC商会ですが・・・”の訪問者のメッセージ 【補正対象書類名】明細書 を待って、マイコンROMにメモリされた応答メッセー 【補正対象項目名】0024 ジは上記”はい”に続いて、”ちょっと近くまで外出し 【補正方法】変更 ています。”と男声で居留守メッセージを伝えピー音で 【補正内容】 終了する。 【0024】マイコンメモリの居留守メッセージは変調 【手続補正4】 回路8に入り、転送信号はマイコン制御回路6からゲイ 【補正対象書類名】明細書 ン調整回路2に入る。居留守釦1bを押した場合は、通 【補正対象項目名】0027 常通話に使用するAMPA3はオンとなり、変調回路8 【補正方法】変更 によって変調される。ここでは、上記の撃退の場合と同 【補正内容】 様、通話時の転送利得を補償するために増幅アンプAM 【0027】次に、居留守釦1bを押していない場合の PA3を設け、居留守メッセージの音声信号は復調され 作動を説明する。訪問者はドアホン子器16の呼出釦1 てインターホン子器16のスピーカSPから出力する。 6aを押すと、インターホン親機1ではチャイムが鳴動 (9) 特開平7−99546 するので、住戸人が応答釦1cを押して”はい”と応答 * し、引き続いて通話を継続する。 する。これに対して、ドアホン子器16から”こちらA 【手続補正5】 BC商会ですが”と返答があってどうしても会いたくな 【補正対象書類名】図面 い場合は、即座に居留守釦1bを押すとマイコンROM 【補正対象項目名】図3 にメモリされたメッセージ内容で、”ちょっと近くまで 【補正方法】変更 外出しています。”と不在を伝えてピー音で終了する。 【補正内容】 ドアホン子器からの音声が知っている人で、会う意志が 【図3】 ある場合には、応答釦1cを押してから”はい”と応答* (10) 特開平7−99546 フロントページの続き (72)発明者 菊地 正浩 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 野林 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 田伏 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 奥山 毅 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内
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