生を受けた奇跡を問い続けてほしい 昭和橋中学校長 渡辺範人 校長として、昭和橋中学校に赴任して以来、入学式や卒業式、集会など、様々な機会を 捉えて、私の思いを次のような言葉で述べてきてました。 「この世に生を受けた奇跡に感謝しよう。そして、生を受けた意味を問い続けていこう」 この思いは変わらないどころか、年々その思いが強くなっています。 昭和橋中学校は、子どもたちを温かく見守る地域のみなさん、子どもたちに愛情をたっ ぷりと注ぎ込んでくださる保護者のみなさんのご理解とご協力を得ながら、日々学校教育 を行っています。その中で、主役となる子どもたちは心身ともに健全に成長していると感 じています。 本年度は、学校教育努力点を『伝え合い、認め合い、高め合える仲間作り-「学び合い 学習」を通して-』と設定しました。本校が継続して取り組んでいる「学び合い学習」を 通して、互いの学力や人間性を高め会うことができる仲間作りを目指すことで、他者と協 力しながら学びを進めることができると考えました。この取り組みを行うことにより、名 古屋市が学校教育の努力目標として定めている「夢に向かい ともに歩む」ことにつなが ると考えたからです。下に示すような具体的な生徒像を設定し、教育活動を展開していき ます。 各学年で目指す具体的な生徒像 伝え合える仲間(1年生) 「学び合い学習」のよさを理解し、教え合ったり意見交換をしたりすることで、 全員が解決することができる集団を目指す。 課題に対して、ペア、グループまたはコの字型で教え合ったり、意見を交換さ せたり、必要な活動をさせたりして、全員が解決することができるようにする。 認め合える仲間(2年生) 「学び合い学習」を通して、教え合ったり意見交換をし、互いの考えを認め合 うことで、全員が理解し解決することができる集団を目指す。 課題に対して、グループまたはコの字型で教え合ったり、意見交換したりして 解決をし、全員が理解し解決することができるようにする。 高め合える仲間(3年生) 「学び合い学習」を通して、理解したことを他者に分かりやすく伝え、高め合 うことができる集団を目指す。 難しい課題(発展的な内容やジャンプの課題)に対して、グループまたはコの 字型で意見交換をしたり、必要な活動をしたりして解決しようとする。 本年度も、地域のみなさんや保護者のみなさんの温かいご理解とご協力をいただきなが ら、時に厳しく、常に子どもたちに寄り添った教育を推進していきたいと考えています。 よろしくお願いいたします。
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