安積分校の取り組み - 福島県立あぶくま養護学校安積分校

1 一人一人の教育的ニーズに応じた指導方法の工夫や改善に努めます。
児童生徒一人一人に応じた的確な教育的支援
今年度は「個別の教育支援計画」の活用について職員の意見を集め、実際に家庭や関係機関
と連携を図るための計画として機能しているかを再考します。
提携施設 Alba との連携を密にし、情報の共有化と支援の統一化を図るため年2回のケース会
議を実施します。
児童生徒の伝える力の向上を目指して
「伝える力の向上」をテーマに2年目の校内研修に取り組みます。2
年次は1年次で得られたアセスメントを基に授業実践を行います。また、
言語環境の整備の一つとして分かりやすい言葉や文字、共通したイラス
トの活用など、校内掲示等の工夫にも力を入れていきます。
職員室入口の掲示
2 発達段階に応じた自立につながる指導の充実と進路支援に努めます。
本校との連携と必要な進路情報の収集とわかりやすい提供
校舎入口には進路情報が掲示される「進路コーナー」、校舎に入ると、
地図で示した岩瀬地域と郡山地域の福祉サービス事業所一覧と各事業
所のパンフレットを閲覧できるファイルが置かれており、保護者が送
迎の際にも情報を得られるようにしています。
福祉サービス事業所一覧、ファイル
今年度も本校と進路指導部との情報交換会を定期的に行うとともに、本校と共催で「夏期研修会」
と「福祉サービス相談会」を実施し、進路に関する研修と保護者への情報提供の機会を設けます。
1 安全な学習環境づくりと学校事故の防止に努めます。
多様な想定訓練
今年度の第一回避難訓練では、地震を想定した訓練に、避難中に職員が怪我をして動けなく
なるという事態も想定に加えて実施しました。担架を使用し救援に当たる教師の確保、その際
の児童生徒の掌握体制など、実際に訓練することで得られた課題について、
一人一人の職員が真剣に考える機会になりました。また、今年度は不審者
対応訓練も計画しており、〝いざ〟という時のために全職員、危機意識を
もって正しい知識と対応を身に付けることができるよう努めます。
担架ではこばれる教師
子どもたちも心配そう‥
2 体を動かす環境や学習を確保し、健康な心と体の育成に努めます。
校舎内外の施設設備活用や教材教具の作成、工夫、整備
今年度もあさかあすなろ荘体育館を利用する
ほか、小学部を中心に郡山自然の家やペップキ
ッズ、カルチャーパークといった施設を有効に
活用して存分に体を動かす機会を確保します。
また、校内においても中庭を有効に利用し、朝
の運動(ランニング)や簡易プールの設置など
使えるスペースは無駄なく利用できるよう検討、
親子レクリエーション
あすなろ荘体育館
中庭でのランニング
工夫を重ねて活動していきます。
発達段階に応じた性に関する教育と研修の充実
今年度は昨年度の性に関する教育の研修を踏まえ、全体計画の見直
しと作成を行いました。児童生徒の実態に応じた段階的な指導ができ
るように指導内容表を作成し、それを基に養護教諭の協力を得ながら
各学部、学級で工夫して指導に当たります。
また、昨年度まで安積分校で養護教諭を勤め、児童生徒一人一人を
よく理解している渡邉良子先生(現在本校勤務)を講師に招き校内研
修を行います。
1 保護者や関係機関等との連携を図り、必要な支援の推進に努めます。
地域の人々との関係を深め、学区内の小中学校との交流及び共同学習を一層推進
わらべうたサークル「いちびの木」との交流も今年度で3年目になります。子どもたちもすっ
かり慣れ親しみ、サークルの皆さんも児童一人一人をよく理解し、内容を工夫してくださるので
今年度も充実した交流活動が期待されます。
昨年度、小学部は安積第三小学校と、中学部は安積第二中学校
と手紙やビデオレターを交換して間接交流を行ってきました。今
年度はいよいよ直接交流を実施します。準備も着々と進んでおり、
お互いにとって有意義な活動になるよう学校間の連携を深めなが
ら取り組みます。
3年目を迎えるいちびの木
との交流
2 保護者や地域への情報提供に努めます。
わかりやすいホームページの作成と更新の実施
広報委員会を中心に原稿作成からアップロードまでの流れをスムーズにするため、職員が組織
的に協力し合い効率のよい作成と更新ができるように努めます。