第2版(2.3MByte)

APTi SNA プリンタ・サーバー
プリンタ・サーバー
ユーザーズ マニュアル
SVS-04 シリーズ 第2版
株式会社アプティ
SNA Printer Server SVS-04 シリーズ同梱品一覧表
シリーズ同梱品一覧表
SNA プロトコル
対応モデル
機種
ネットワーク接続
SVS-0420S
SVS-0420S
10BASE-T/10BASE-2
イーサネット
プリンタポート
2 パラレル
1 シリアル
本体サイズ
文庫本サイズ
付属品
・ユーザーズマニュアル(1 冊)
○
・AC 電源アダプタ
○
・ユーティリティ・ディスク
○
・プリンタ・ケーブル
○
・保証書
○
(ユーザー登録はがき)
1
ご注意
(1) 本書の内容の一部又は全部を無断転載することは禁じられています。
(2) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
(3) 本書の内容は万全を期して作成していますが、万一ご不明な点や、誤り、記載漏れなどお気付
きの点がございましたら顧客サービスセンターまでご連絡下さい。
(4) お客様が運用された結果につきましては、責任を負いかねることがございますのでご了承下さ
い。
APTi は株式会社アプティの登録商標です。
Microsoft, Windows は米国マイクロソフト社の商標または登録商標です。
NetWare は米国ノベル社の登録商標です。
UNIX は X/Open カンパニーリミテッドが ライセンスしている米国ならび他の国における登録商標です。
IBM, OS/2, AIX, LAN Server は米国 IBM 社の商標または登録商標です。
その他、本書に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
* 株式会社アプティ 2001 All Rights Reserved
2
はじめに
この度は、APTi SNA プリンタ・サーバーをお買い上げ頂きましてありがとうございます。
本マニュアルは、APTi SNA プリンタ・サーバーSVS-04 シリーズ用のものです。当社から新たなマ
ニュアルが提供されるまでは、本書が適用されます。
なお、本書内の記述、および、ハードウェアに関しても、予告なく変更を行うことがあります。
また,同梱ディスケットの README や変更に関する書面が同梱されている場合はそれらも参照して
ください。なお、本書内では APTi SNA プリンタ・サーバーSVS-04 シリーズは以降 SVS-04 シリーズ
と表記します。
ご使用についての留意点
製品の価格には、設置・ネットワークへの設定は含まれません。
本製品を使用される場合は、あらかじめ他のネットワーク機器に影響が無い事を確認して下さい。
製品の不良以外で発生する他のネットワーク機器への障害に対する責任は負いかねます。
特に大量に導入される場合は十分なテストを行ってから導入してください。
また、万が一故障の場合には原則として本体交換になります。その場合、シリアル番号が変更に
なりますので、ネットワーク OS 等の再設定が必要になります。
クラス A 情報装置
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラス A 情報技術装置
です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切
な対策を講ずるよう要求されることがあります。
3
安全に正しくお使いいただくために
本書には、本製品を安全に正しくお使いいただくために安全表示が記述されています。本書を保管して、必要
に応じて参照してください。
絵表示について
本書および製品への安全表示は、製品を正しくお使いいただいて、あなたや他の人々への危害や財産への損害
を未然に防止するために、次の絵文字を用いています。その表示と意味は次のようになっています。
危険
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡また
は重傷を負う危険が差し迫って生じることが想定されます。
警告
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡また
は重傷を負う可能性が想定されます。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が障害を負
注意
う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定
されます。
危険/
危険/注意ラベルの表示について
本製品の外部または内部に黄色地に黒文字で表示されているラベルは、危険または注意ラベルです。必ず指示
に従ってください。本書に記述されている以外に、危険または注意ラベルによる表示がある場合には、必ずそ
のラベルの表示に従ってください。
危険
z
この機器を分解・改造しないで下さい。火災、感電のおそれがあります。
z
表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。タコ足配線をしないでください。火災、感電
の恐れがあります。
z
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したりしないでください。また、重い物をのせたり、引っ張
ったり、無理に曲げたりすると電源コードを破損し、火災、感電のおそれがあります。
z
万一、発熱していたり、煙がでている、異臭がするなどの異常状態のまま使用すると、火災、感電のおそ
れがあります。すぐに、AC 電源アダプタをコンセントから必ず抜き、接続しているプリンタの電源スイッ
チを切り、SNA プリンタ・サーバーをプリンタからはずし、ネットワークケーブルをはずしてください。
z
万一、内部に異物や水等が混入した場合は、すぐに、AC 電源アダプタをコンセントから必ず抜き、接続し
ているプリンタの電源スイッチを切り、SNA プリンタ・サーバーをプリンタからはずし、ネットワークケー
ブルをはずしてください。そのまま使用しますと、故障、火災、感電の原因となります。
注意
z
本体から AC 電源アダプタのコネクタを抜くときは、コードを引っ張らないでください。コードが傷つき、
火災、感電の原因となることがあります。(必ずコネクタを持って抜いてください。)
z
湿気やほこりの多い場所に置かないでください。火災、感電の原因となることがあります。
4
危険
z
電源コード、通信ケーブルからの電流は身体に危険を及ぼします。設置、移動、または装置を接続すると
きには、次ページのようにケーブルの接続、取り外しを行ってください。
接続するとき
1. プリンタの電源を切る。
2. プリンタの電源コードをコンセントからはずす。
3. 本体にプリンタケーブルを接続、プリンタケーブルのもう一方をプリンタに接続する。
4. 本体にネットワークケーブルを接続する。
5. AC 電源アダプタのコネクターを本体に接続する。
6. AC 電源アダプタをコンセントに接続する。
7. プリンタの電源コードをコンセントに接続する。
8. プリンタの電源を入れる。
取り外すとき
1. プリンタの電源を切る。
2. 本体の AC 電源アダプタをコンセントからはずす。
3. プリンタの電源コードをコンセントからはずす。
4. AC 電源アダプタのコネクターを本体からはずす。
5. ネットワークケーブルをはずす。
6. プリンタからケーブルまたは本体をはずす。
付属の AC 電源アダプタについて
危険
z
室内でのみ使用してください。
z
表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。タコ足配線をしないでください。火災、感電
の恐れがあります。
z
濡れた手で AC 電源アダプタを抜き差ししないで下さい。感電の恐れがあり危険です。
z
次のような組み合わせで使用すると、SNA プリンタ・サーバーや AC 電源アダプタを壊す恐れがありますの
で避けて下さい。
・ 付属の AC 電源アダプタを他の製品に使用すること。
・ 付属の AC 電源アダプタ以外の AC 電源アダプタを弊社の SNA プリンタ・サーバーに使用すること。
z
SVS-0320H/0320e に付属している AC 電源アダプタは SVS-0320H/0320e 専用です。
SVS-0320H/0320e や AC 電源アダプタを壊す恐れがありますので次のような組み合わせに関する注意事項を
守って下さい。
・SVS-0320H/0320e 用の AC 電源アダプタを他のプリンタ・サーバーに使用しないこと。
・弊社の他のプリンタ・サーバーに付属している AC 電源アダプタを SVS-0320H/0320e に使用しないこと。
z
なお、SVS-0310/0310S/0310e/0320S/0330S/0340S/0420S に付属している AC 電源アダプタ(P/N:04639)は、
これら7つの製品間で共通に使用出来ます。
5
目次
1. SVS-04 シリーズの概要 ....................................................
.................................................... 13
1.1. SVS-04 シリーズの形状 ................................................................... 14
1.2. SVS-04 シリーズへのプリンタの接続 ....................................................... 15
1.3. SVS-04 シリーズをネットワークへ接続する ................................................. 15
1.4. SVS-04 シリーズの機能 ................................................................... 16
1.5. SVS-04 シリーズの使用環境 ............................................................... 16
1.5.1.
AS/400 環境では ..............................................................................................................................16
1.5.2.
NetWare 環境では...........................................................................................................................16
1.5.3.
OS/2 環境では..................................................................................................................................16
1.5.4.
Windows2000 環境では...................................................................................................................17
1.5.5.
Windows NT 環境では ....................................................................................................................17
1.5.6.
UNIX 環境では ................................................................................................................................17
1.5.7.
サーバーを使用しないネットワーク環境では .................................................................................17
1.6. SVS-04 シリーズの主な機能 ............................................................... 18
2. AS/400 での設定方法................................
での設定方法 ......................................................
...................................................... 19
2.1. SNA 設定手順概要 ...................................................................... 20
2.2. SNA 設定手順(自動設定) .............................................................. 22
2.2.1.
AS/400 環境確認 .......................................................................................................................... 22
2.2.2.
SVS-04 シリーズの設定............................................................................................................... 23
2.2.3.
AS/400 の設定.............................................................................................................................. 34
2.2.4.
自動設定後のパラメータの変更................................................................................................... 35
2.3.
SNA 設定手順(手動設定) ............................................................ 36
2.3.1.
設定前処理 ................................................................................................................................... 36
2.3.2.
SVS-04 シリーズの設定............................................................................................................... 37
2.3.3.
AS/400 の設定.............................................................................................................................. 38
2.4. SVS-04 シリーズのパラメータ設定 ....................................................... 46
2.4.1.
パラメータ ................................................................................................................................... 46
2.4.2.
SNA 通信のパラメータ................................................................................................................ 46
2.4.3.
IBM プリンタエミュレーション ................................................................................................. 48
2.4.4.
ASCII 用プリンタドライバ ......................................................................................................... 49
2.5. 制限事項 ............................................................................. 50
2.6.
SNA トラブルシューティング .......................................................... 51
2.6.1.
NetPilot のインストールが出来ない ........................................................................................... 51
2.6.2.
NetPilot が起動しない................................................................................................................. 52
6
2.6.3.
NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない ............................................ 52
2.6.4.
制御装置、装置が自動生成されない ........................................................................................... 52
2.6.5.
SNA で印刷できない ................................................................................................................... 53
2.6.6.
突然印刷されなくなった場合 ...................................................................................................... 53
2.6.7.
ASCII-Transparency モードの設定............................................................................................ 55
2.6.8.
SNA で JOB の最初にゴミが印字される .................................................................................... 56
2.6.9.
3270/5250を使用している際の注意事項...................................................................... 56
2.6.10.
印字されない半角文字がある................................................................................................... 57
2.6.11.
2 台のプリンタを接続し、交互に印刷を行うと改ページ位置がずれる。 .............................. 57
2.6.12.
用紙を動かして印字位置を微調整し、印刷開始すると改ページ後印刷され、微調整が無効にな
る。
58
2.6.13.
特定文字パターンを印刷しようとするとプリンタが停止する。 ............................................ 58
2.6.14.
プリントサーバの電源を OFF/ON すると改ページ位置がずれる場合がある。..................... 59
2.7. トラブルの報告 ....................................................................... 60
2.7.1.
通信障害、ライター異常終了の場合 ........................................................................................... 60
2.7.2.
印刷結果異常の場合..................................................................................................................... 60
2.7.3.
SCSネットワークデータの収集方法........................................................................................ 61
3. NETWARE での設定方法 ....................................................
.................................................... 63
3.1. NETWARE 設定手順概要 ................................................................... 64
3.2. キューを使用した従来の印刷方法........................................................ 65
3.2.1.
設定手順概要................................................................................................................................ 65
3.2.2.
設定前処理 ................................................................................................................................... 65
3.2.3.
設定ユーティリティ NetPilot のインストール ........................................................................... 65
3.2.4.
設定ユーティリティで NetWare サーバーへのインストール..................................................... 67
3.2.5.
NetWare 環境の変更 ................................................................................................................... 72
3.3. IP プロトコルでのキューを使用した印刷方法 ............................................. 75
3.3.1.
設定手順概要................................................................................................................................ 75
3.3.2.
NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定 .......................................................... 75
3.3.3.
TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定.................................................................................. 76
3.3.4.
web ブラウザでのインストール .................................................................................................. 77
3.4. NDPS を使用した印刷 ................................................................... 79
3.4.1.
設定手順概要................................................................................................................................ 79
3.4.2.
設定前処理 ................................................................................................................................... 79
3.4.3.
IPX ネットワークでの NDPS 設定方法 ...................................................................................... 80
3.4.4.
IP ネットワークでの NDPS 設定 ................................................................................................ 80
3.5. NETWARE トラブルシューティング ......................................................... 82
3.5.1.
NetPilot のインストールが出来ない........................................................................................... 82
3.5.2.
NetPilot が起動しない................................................................................................................. 82
3.5.3.
NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない ............................................ 82
3.5.4.
NetPilot で SVS-04 シリーズのインストールの最中にエラー発生 ............................................ 83
7
3.5.5.
印刷出来ない................................................................................................................................ 83
3.5.6.
NetPilot を使用しない SVS-04 シリーズのインストール........................................................... 84
3.5.7.
テストプリントが出力されない................................................................................................... 85
3.5.8.
NetPilot で別の NetWare サーバの接続ができなくなってしまった ......................................... 85
4. WINDOWS2000 での設定方法 .................................................
................................................. 87
4.1. WINDOWS2000 での設定手順概要 ........................................................... 88
4.2. WINDOWS2000 での設定手順 ............................................................... 89
4.2.1.
設定前処理 ................................................................................................................................... 89
4.2.2.
設定ユーティリティ NetPilot のインストール............................................................................ 89
4.2.3.
設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 .................................................................... 90
4.2.4.
Windows2000 の設定 ........................................................................................................ 91
4.2.5.
DHCP、WINS、DDNS の使用方法 ........................................................................................... 95
4.3. WINDOWS2000 トラブルシューティング ..................................................... 96
4.3.1.
NetPilot のインストールが出来ない ........................................................................................... 96
4.3.2.
NetPilot が起動しない................................................................................................................. 96
4.3.3.
NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない ............................................ 96
4.3.4.
NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない .................................................................. 97
4.3.5.
TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法........................................................................... 97
4.3.6.
Windows2000 で印刷できない.................................................................................................... 98
4.3.7.
IPアドレスが勝手に変わってしまう........................................................................................ 98
4.3.8.
SVS-04 シリーズとの PING ができなくなってしまう。 ........................................................... 98
4.3.9.
3270/5250を使用している際の注意事項...................................................................... 98
5. WINDOWSNT での設定方法 .................................................
................................................. 101
5.1. WINDOWSNT での設定手順概要 ........................................................... 102
5.2. WINDOWSNT での設定手順 ............................................................... 103
5.2.1.
設定前処理 ................................................................................................................................103
5.2.2.
設定ユーティリティ NetPilot のインストール.........................................................................103
5.2.3.
設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 .................................................................104
5.2.4.
WindowsNTの設定 .......................................................................................................105
5.2.5.
DHCP、WINS、DDNS の使用方法 ........................................................................................107
5.3. WINDOWSNT トラブルシューティング ..................................................... 108
5.3.1.
NetPilot がインストールが出来ない ........................................................................................108
5.3.2.
NetPilot が起動しない..............................................................................................................108
5.3.3.
NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない .........................................108
5.3.4.
NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ...............................................................109
5.3.5.
TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法........................................................................109
5.3.6.
WindowsNT で印刷できない ...................................................................................................110
5.3.7.
IPアドレスが勝手に変わってしまう.....................................................................................110
5.3.8.
SVS-04 シリーズとの PING ができなくなってしまう。 ........................................................110
8
5.3.9.
3270/5250を使用している際の注意事項...................................................................110
5.3.10.
サーバーからは印刷できるがクライアントから印刷できない.............................................111
5.3.11.
WindowsNT の印刷関連問題................................................................................................112
6. OS/2 での設定方法 .....................................................
..................................................... 113
6.1. OS/2 での設定手順概要 ............................................................... 114
6.2. OS/2 で TCP/IP を利用しての設定手順 .................................................. 115
6.2.1.
設定前処理 ................................................................................................................................115
6.2.2.
設定ユーティリティ NetPilot のインストール ........................................................................115
6.2.3.
設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 .................................................................116
6.2.4.
OS/2の設定(TCP/IPを使用する場合)...................................................................117
6.3. OS/2 で NETBIOS を利用しての設定手順.................................................. 118
6.3.1.
設定前処理 ................................................................................................................................118
6.3.2.
設定ユーティリティ Print Server Manager のインストール..................................................118
6.3.3.
OS/2の設定(NetBIOSを使用する場合) ...............................................................119
6.3.4.
SVS-04 シリーズを追加する場合 .............................................................................................120
6.4. OS/2 トラブルシューティング ......................................................... 121
6.4.1.
NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)がインストール出来ない ......................................121
6.4.2.
NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)が起動しない ........................................................121
6.4.3.
NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない .........................................121
6.4.4.
Print Server Manager で SVS-04 シリーズが表示されない...................................................122
6.4.5.
NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ...............................................................123
6.4.6.
TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法 .......................................................................123
6.4.7.
OS/2(TCP/IP使用時)で印刷できない...................................................................124
6.4.8.
OS/2(NetBIOS使用時)で印刷できない ...............................................................124
6.4.9.
IPアドレスが勝手に変わってしまう.....................................................................................124
6.4.10.
3270/5250を使用している際の注意事項 ...............................................................125
6.4.11.
印刷ジョブの削除が出来ない................................................................................................126
6.4.12.
印刷中のジョブを削除/取消を行った場合、ジョブが詰まる ...............................................126
6.4.13.
TCP/IP 印刷で SYS3175 エラーが発生して印刷できない...................................................126
6.4.14.
V4 OS/2 Warp V4 の Lprportd で印刷が出ない ................................................................126
6.4.15.
OS/2印刷関連問題 ..........................................................................................................127
7. サーバーを使用しない場合の設定方法 ....................................
.................................... 129
7.1. サーバーを使用しないネットワーク環境とは?.......................................... 130
7.2. サーバーを使用しない WINDOWS95/98/ME での設定手順概要 ................................. 131
7.3. サーバー無しの WINDOWS95/98/ME、TCP/IP 編 ............................................. 132
7.3.1.
設定前処理 ................................................................................................................................132
7.3.2.
NetPilot 及び PrintMonitor のインストール...........................................................................132
7.3.3.
設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定 .................................................................132
7.3.4.
サーバー無し Windows95/98/Me の設定(TCP/IPを使用する場合)...........................134
9
7.3.5.
DHCP、WINS、DDNS の使用方法 ........................................................................................136
7.4. サーバー無しの WINDOWS95、98、ME NETBEUI 編........................................... 137
7.4.1.
設定前処理 ................................................................................................................................137
7.4.2.
PrintMonitor のインストール ..................................................................................................137
7.4.3.
サーバー無し Windows95/98/Me の設定(NetBEUI を使用する場合) ................................138
7.4.4.
DHCP、WINS、DDNS の使用方法 ........................................................................................140
7.5. サーバーを使用しない WINDOWS95/98/ME トラブルシューティング ........................... 141
7.5.1.
NetPilot のインストールが出来ない ........................................................................................141
7.5.2.
NetPilot が起動しない..............................................................................................................141
7.5.3.
NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない .........................................141
7.5.4.
NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない ...............................................................142
7.5.5.
TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法........................................................................142
7.5.6.
PrintMonitor(NetBEUI)を使用して SVS-04 シリーズが出力先ポートに表れない................143
7.5.7.
3270/5250を使用している際の注意事項1 ...............................................................143
7.5.8.
3270/5250を使用している際の注意事項2 ...............................................................144
7.5.9.
IPアドレスが勝手に変わってしまう.....................................................................................145
7.5.10.
SVS-04 シリーズとの PING ができなくなってしまう。.....................................................145
8. UNIX での設定方法................................
での設定方法 ......................................................
...................................................... 147
8.1. UNIX 設定手順概要 ................................................................... 148
8.1.1.
設定前処理 ................................................................................................................................149
8.1.2.
SVS-04 シリーズのIPアドレス設定 ......................................................................................149
8.1.3.
UNIX環境確認 .....................................................................................................................150
8.1.4.
UNIX の設定 自動(psinstall)インストール .............................................................................151
8.1.5.
UNIX 手動でのインストール ...................................................................................................162
9. 設定ユーティリティ NETPILOT の使用方法 ..................................
.................................. 183
9.1. NETPILOT の説明 ...................................................................... 184
9.1.1.
NetPilot の主な機能 .................................................................................................................184
9.1.2.
NetPilot の起動条件 .................................................................................................................184
9.1.3.
補足説明 ....................................................................................................................................184
9.2. NETPILOT のインストール方法 .......................................................... 185
9.3. NETPILOT の起動方法 .................................................................. 185
9.4. NETPILOT メインウインドウ ............................................................ 186
9.5. NETPILOT ネットワークページ「NETWORK」 ................................................ 188
9.5.1.
Windows and OS/2...................................................................................................................188
9.5.2.
NetWare ...................................................................................................................................188
9.6. NETPILOT プロパティページ「PROPERTIES」 ................................................ 189
9.6.1.
General Properties...................................................................................................................189
9.6.2.
SNA Properties ........................................................................................................................190
9.6.3.
NetWare Properties.................................................................................................................192
10
9.6.4.
Windows and OS/2 Properties ................................................................................................193
9.6.5.
TCP/IP Properties....................................................................................................................194
9.6.6.
Logical Printers Properties.....................................................................................................195
9.6.7.
LPT1 Properties.......................................................................................................................196
9.6.8.
FTP ...........................................................................................................................................197
9.6.9.
IBM Printer Emuration ..........................................................................................................198
9.6.10. IBM Printer Driver .................................................................................................................199
9.7. NETPILOT プリンタ管理 ................................................................ 200
9.7.1.
プリンターグループのセットアップ ........................................................................................200
9.7.2.
プリンタステータスの状況.......................................................................................................201
9.7.3.
監視ウインドウの設定 ..............................................................................................................201
9.8. NETPILOT アップグレードページ「UPGRADE」............................................... 202
9.8.1.
NetPilot アップグレード方法...................................................................................................202
9.9. NETPILOT サマリーページ「SUMMARY」..................................................... 204
9.9.1.
General Summary ...................................................................................................................204
9.9.2.
LPT1 Summary .......................................................................................................................204
10. WEB ブラウザでの使用方法 .............................................
............................................. 205
10.1.
SVS-04 シリーズの WEB 機能 ......................................................... 206
10.1.1.
SVS-04 シリーズの Web 機能概要........................................................................................206
10.1.2.
SVS-04 シリーズにIPアドレスセット...............................................................................206
10.1.3.
SVS-04 シリーズに Web ブラウザでアクセスする方法 .......................................................206
10.1.4.
SVS-04 シリーズホームページ .............................................................................................207
10.1.5.
SVS-04 シリーズ Configuration ページ...............................................................................208
10.1.6.
SVS-04 シリーズ Management ページ................................................................................209
10.1.7.
SVS-04 シリーズ Status ページ ...........................................................................................210
10.1.8.
SVS-04 シリーズ Account ページ.........................................................................................211
11. ネットワーク管理 ....................................................
.................................................... 213
11.1.
SNMP によるネットワーク管理 ....................................................... 214
11.1.1.
MIBⅡの設定方法 ..............................................................................................................214
11.1.2.
プライベートMIBファイル................................................................................................214
11.2.
TELNET によるネットワークの管理 .................................................... 215
11.3.
FTPによるネットワーク管理...................................................... 216
11.4.
HTTP によるネットワーク管理 ....................................................... 217
11.5.
NETPILOT によるネットワーク管理 .................................................... 218
12. TEST ボタン .........................................................
......................................................... 219
12.1.
TEST ボタンによる印刷 ............................................................. 220
12.1.1.
テストページ印刷..................................................................................................................220
12.1.2.
パラメータリスト印刷 ..........................................................................................................220
11
12.2.
TEST ボタンによるパラメータリセット ............................................... 220
13. パラメータリスト ....................................................
.................................................... 221
13.1.
パラメータリスト一覧 ............................................................. 222
13.2.
パラメータ詳細説明 ............................................................... 231
13.3.
パラメータ変更方法 ............................................................... 236
13.3.1.
FTP でのパラメータ変更 ......................................................................................................236
13.3.2.
HTTP でのパラメータ変更 ...................................................................................................236
13.3.3.
NetPilot でのパラメータ変更 ...............................................................................................236
14. 高度な機能 ..........................................................
.......................................................... 237
14.1.
論理プリンタ ..................................................................... 238
14.2.
キャラクタセットの変換(CHAR-SET CONVERSION) ......................................... 239
14.3.
印刷ジョブ前後の文字列送信(CONTROL STRINGS) ......................................... 239
14.4.
文字列の置換(STRING SUBSTITUTION).................................................... 240
14.5.
16 進ダンプモード(HEX DUMP MODE) .................................................... 240
14.6.
FTPでのファームウエアアップグレード方法 ....................................... 241
14.7.
HEX TRANSPARENCY .................................................................... 242
14.8.
バーコード ....................................................................... 242
15. 仕様 ................................................................
................................................................ 245
15.1.
サポートするシステム ............................................................. 246
15.2.
サポートするプロトコル ........................................................... 246
15.3.
論理接続 ......................................................................... 247
15.4.
ネットワーク接続 ................................................................. 247
15.5.
プリンタポート ................................................................... 247
15.6.
フロントパネル ................................................................... 247
15.7.
電源 ............................................................................. 247
15.8.
寸法(単位:CM).................................................................... 248
15.9.
重量 ............................................................................. 248
15.10.
環境 ............................................................................. 248
15.11.
承認 ............................................................................. 248
12
1.SVS-04 シリーズの概要
シリーズの概要
13
1.SVS-04 シリーズ概要
SVS-04 シリーズはイーサネット環境用の独立筐体型のネットワークプリントサーバーです。この SVS-04 シリーズ
をプリンタに設置する事により、ご使用のプリンタをネットワーク内のどこにでも接続し、すべてのネットワー
クユーザーが共有プリンタリソースにアクセス出来るようになります。SVS-04 シリーズは最新のテクノロジーを
使用しているため、高度な TCP/IP のサポートと印刷の柔軟性を提供します。IBM AS/400 の SNA プロトコル、PureIP
や NDS を含む NetWare、多くの UNIX システム、Windows95、Windows98、WindowsMe、WindowsNT、Windows2000、OS/2
を同時にサポートします。
1.1.SVS-04 シリーズの形状
シリーズの形状
LPT1 プリンタ
LPT2 プリンタ
コネクタ
コネクタ
AC 電源コネクタ
イーサネット
10BASE-2 コネクタ
COM1 プリンタ
イーサネット
10BASE-T コネクタ
テストボタン
電源ランプ
ネットワークランプ
テストボタン
テストボタンは以下の操作に使用します。
z
テストページを印刷して、プリンタとの接続を確認します。
z
SVS-04 シリーズのすべての設定値を示すパラメータリストを印刷します。
。
z
SVS-04 シリーズのパラメータを出荷時のデフォルト設定値にリセットします。
パラメータの印刷とリセットについての詳細は、12.1、12.2 を参照して下さい。
ネットワークランプ
このランプは点滅してネットワークアクティビティを示します。
電源ランプ
このランプは通常電力が供給されている間は点灯しています。点灯しない、あるいは点滅する場合は、SVS-04 シリーズの本
体か電源に障害が発生しています。
14
1.SVS-04 シリーズ概要
1.2.SVS-04 シリーズへのプリンタの接続
シリーズへのプリンタの接続
プリンタの接続
1.
プリンタの電源を切る。
2.
プリンタの電源コードをコンセントからはずす。
3.
本体にプリンタケーブルを接続し、プリンタケーブルのもう一方をプリンタに接続する。
4.
本体にネットワークケーブルを接続する。
5.
AC 電源アダプタのコネクターを本体に接続する。
6.
AC 電源アダプタをコンセントに接続する。
7.
プリンタの電源コードをコンセントに接続する。
8.
プリンタの電源を入れる。
接続のテスト
1.
AC 電源を SVS-04 シリーズに接続します。電力が供給されて自己診断を行う間ランプが点滅します。ネットワークラン
プの点滅が終了して消えた状態になったら完了です。
2.
SVS-04 シリーズのテストボタンを 1 回押してテストページを印刷します。
これが問題なく印刷されたら接続のテストは終了です。
注 1: フォント内蔵していないタイプのプリンタではテストプリントは出力されません。
富士ゼロックスの LaserWind シリーズはこれに当たります。
1.3.SVS-04 シリーズを
シリーズをネットワークへ接続する
SVS-04 シリーズのネットワークへの接続手順を以下に示します。
1.
プリンタのスイッチを切り、SVS-04 シリーズの AC 電源をはずします。
2.
プリンタ・サーバーの本体裏のシリアル番号(MAC アドレスと同じになります。12 桁)を記録します。ネットワークの
設定時にこの番号が必要になります。
3.
ツイストペアケーブルか 10BASE-2(Thin)ケーブルを SVS-04 シリーズに接続します。
4.
プリンタ・サーバーに AC 電源アダプタを接続し、プリンタのスイッチを入れます。
5.
SVS-04 シリーズがネットワークに正しく接続された場合は、ネットワークランプが点滅します。
6.
本マニュアルにしたがってインストールを始めることで、SVS-04 シリーズが正しくネットワークに接続されていること
が確認できます。
注1:プリンタ・サーバーは、それぞれシリアル番号と同じ固有のイーサネット アドレスを持っています。これを必要に応
じて変更するためには、NetPilot、もしくは HTTP を使用する標準的な Web ブラウザを使用します。
15
1.SVS-04 シリーズ概要
1.4.SVS-04 シリーズの機能
シリーズの機能
SVS-04 シリーズの機能としては大きく分けて2つあります。マルチプロトコルからの印刷を実現するプリントサ
ーバー機能とプリンタの状況を獲得してネットワーク管理者やユーザーに教えるプリンタ管理機能です。
プリントサーバー機能とは、SVS-04 シリーズが、自分宛の印刷のためのパケットを受信し、プリンタに送る機能
です。なおパケットの種類としては複数の異なるプロトコル(SNA、IPX/SPX、NetBIOS/NetBEUI、TCP/IP)をサポー
トしておりますので、NetWare、LAN Server、Windows NT が動作する各種パソコン、UNIX ワークステーション、AS/400
の各ネットワークシステム内で、また、その混在するネットワーク内で、どのプロトコルのマシンからでも自由
にアクセスすることができます。
プリンタ管理機能とは、SVS-04 シリーズが接続しているプリンタの状況を獲得し、このプリンタ状況を WWW ブラ
ウザ、Telnet、FTP、SNMP マネージャ、NetPilot(付属ユーティリティ)などで獲得する事が出来る機能です。
1.5.SVS-04 シリーズの使用環境
シリーズの使用環境
1.5.1.AS/400 環境では
SNA プロトコルでの印刷のみサポートされます。5494 エミュレーションで動作します。557x ドライバをサポート
していますので、5577 か PAGES に対応したプリンタへ出力可能です。
1.5.2.NetWare 環境では
設定ユーティリティ NetPilot を使用して、SVS-04 シリーズを NetWare 環境にインストールして統合します。SVS04 シリーズは、プリンタ・サーバーモードとリモートプリンタモードの 2 つのモードで動作可能です。NetWare 5
以降の NDPS(Novell Distributed Print Services)や PureIP にも対応しています。
SVS-04 シリーズは、NetWare 3.1x および NetWare 4.1x の NDS 印刷機能とバインダリエミュレーションの両方を同
時にサポートします。SVS-04 シリーズは、プリンタ・サーバーモードでは NetWare プリンタ・サーバーをエミュ
レートします。一方、リモートプリンタモードでは、RPRINTER または NPRINTER を実行しているワークステーショ
ンをエミュレートします。バインダリと NDS モードの両方で、PSERVER と NPRINTER の両方に対応する論理プリン
タがサポートされます。
1.5.3.OS/2 環境では
OS/2 環境では、TCP/IP を使用した印刷と NetBIOS を使用した印刷が可能です。
NetBIOS を使用する場合、付属の Print Server Manager を使用して、セットアップの操作を実行できます。SVS-04
シリーズは、付属の Print Server Manager を使用して OS/2 のスプールシステムに統合します。SVS-04 シリーズ
に接続されているプリンタは、ファイルサーバーに直接接続されているように動作し、ネットワーク上のどのクラ
イアントからも使用できます。
TCP/IP を使用する場合、TCP/IP for OS/2 または Warp の LPRPORTD を使用して、TCP/IP プロトコルで接続するこ
ともできます。WAN 接続している環境では TCP/IP 接続をお勧めします。
OS/2 LAN Server/Warp Server を使用している場合、Server の共有指定をする事により、クライアントから出力で
16
1.SVS-04 シリーズ概要
きます。
1.5.4.Windows2000 環境では
Windows2000 環境では、 標準 TCP/IP 印刷サービスを使用した lpr 印刷が可能です。
Windows2000 Server で共有設定をすることにより、クライアントから出力できます。
1.5.5.Windows NT 環境では
Windows NT 環境では、 TCP/IP を使用した印刷と NetBEUI を使用した印刷が可能です。
NetBEUI を使用する場合、付属の Print Monitor を使用して印刷する事が可能です。
TCP/IP を使用する場合、Windows NT の LPD 印刷の機能を使用して印刷する事が可能です。
Windows NT Server で共有設定をすることにより、クライアントから出力できます。
1.5.6.UNIX 環境では
SVS-04 シリーズは、システムに統合されているものとして動作可能です。SVS-04 シリーズと接続されているプリ
ンタは、ホストのプリンタスプーラに直接接続されているように動作します。システムに統合するには、psinstall
を使用します。SVS-04 シリーズをインタラクティブモードで実行し、ホストのドキュメントを印刷することもで
きます。
複数のプロトコルと印刷方法を選択できます。印刷方法は、お使いのシステムと実際の必要性に合わせて選択でき
ます。UNIX では、 LPD、FTP、PROS A、PROS B の 4 つの印刷方法がサポートされます。
SVS-04 シリーズは、TCP/IP プロトコル一式をサポートしているホストであればすべてサポートします。
1.5.7.サーバーを使用しないネットワーク環境では
ネットワークの中にはサーバーを使用しない環境があります。Windows95 ビア・ツー・ピア、OS/2 ピア・ツー・ピ
ア接続、Windows NT ピア・ツー・ピア接続などがサーバーを使用しないネットワーク接続となりますが SVS-04 シ
リーズはこのような環境でも印刷する事が可能です。
OS/2では、 TCP/IP を使用した印刷と NetBIOS を使用した印刷が可能です。
Windows NT では、 TCP/IP を使用した印刷と NetBEUI を使用した印刷が可能です。
Windows95、Windows98、WindowsMe では、 TCP/IP を使用した印刷と NetBEUI を使用した印刷が可能です。
17
1.SVS-04 シリーズ概要
1.6.SVS-04 シリーズの主な機能
シリーズの主な機能
信頼性:
信頼性:
SVS-04 シリーズのハードウェアは、高い性能と信頼性を提供します。電子回路は、32 ビット RISC プロセッサとネ
ットワークコントローラを統合した ETRAX チップを基本として構成されています。
柔軟性:
柔軟性:
SVS-04 シリーズは、AS/400、NetWare、Windows95、Windows98、WindowsMe、Windows NT、Windows2000、OS/2、UNIX
などを同時にサポートし、TCP/IP 環境では 4 つの異なる印刷方法をサポートします。
速度:
速度:
ETRAX チップは LAN 製品用に特別に開発されたもので、スループットは、最高 500KByte/秒と高速です。
簡単なインストール及び設定変更:
簡単なインストール及び設定変更:
簡単な操作で SVS-04 シリーズをインストールでき、ワークグループでの高速な印刷を実現できます。インストー
ルソフトウェアの NetPilot には、インストールを簡単に行うためのウィザードが組み込まれています。また、UNIX
ワークステーションでは、psinstall スクリプトを使用して、SVS-04 シリーズをネットワークにインストールでき
ます。NetPilot や Web ブラウザや ftp を使って、設定パラメータを変更する事が可能です。
セキュリティ:
セキュリティ:
すべてのユーザーに対するパスワードを設定して、ログインとプリンタアクセスの両方について制限できます(FTP
を使った場合)。NetWare 環境では暗号化パスワードに対応しています。
WWW ブラウザ及び Netpilot からのアクセスはパスワードで制限できます。
状態監視:
状態監視:
Web ブラウザ、SNMP マネージャ、Telnet、付属の NetPilot ソフトウェアで、プリンタのステータスを監視できま
す。
将来のサポート:
将来のサポート:
SVS-04 シリーズは、フラッシュ ROM を更新できるため、将来機能が改善された場合でも利用できます。これによ
り、より新しいソフトウェアに更新して機能を拡張する事ができます。更新の操作はネットワーク経由で簡単に行
うことができます。
弊社の Web サイト(http://www.apti.co.jp)にその時点での最新のソフトウェアが常に掲載されており、無償で
ダウンロードする事が可能です。
18
2.AS/400 での設定方法
19
2.AS/400 での設定方法
2.1.SNA 設定手順概要
SNA 環境における基本的なインストールは2つの方法があります。
・ AS/400 の自動設定機能に基づくセットアップ
・ AS/400 の設定を手動で行うセットアップ
AS/400 の自動設定機能は、OS/400 V3R1 以降でサポートされています。AS/400 が自動設定機能
をサポートしているのでしたら、自動設定機能に基づいてセットアップされることを推奨いたし
ます。
SVS-04 シリーズの設定は Web ブラウザーか設定ユーティリティ NetPilot を使用して行って下さ
い。NetPilot はご使用の LAN 上の Windows PC を必要とします。 2.2.SNA 設定手順(自動設定)、
2.3.SNA 設定手順(手動設定)にそって SNA での設定を行って下さい。以下に各設定手順の概要
を示します。
AS/400 の自動設定機能に基づくセットアップ概要
SVS-0420S をプリンタに接続する(本マニュアル 1.2 章を参照)
SVS-0420S をネットワークに接続する(本マニュアル 1.3 章を参照)
AS/400 環境確認
SVS-04 シリーズの設定
AS/400 の設定
AS/400 より印刷
20
2.AS/400 での設定方法
AS/400 の設定を手動で行うセットアップ概要
SVS-0420S をプリンタに接続する(本マニュアル 1.2 章を参照)
SVS-0420S をネットワークに接続する(本マニュアル 1.3 章を参照)
AS/400 の環境確認
付属ユーティリティーNetPilot をインストール(NetPilot を使用する場合)
SVS-0420S のその他パラメータの設定
AS/400 上にデバイス、コントローラを作成する
SVS-0420S のパラメータ AUTODIAL を YES に設定
AS/400 のライターを起動する
AS/400 より印刷
21
2.AS/400 での設定方法
2.2.SNA 設定手順(自動設定)
設定手順(自動設定)
ここでは AS/400 の自動構成機能(OS/400 V3R1 以上でサポート)を使用して導入する手順を述べます。(自動
構成で作成されたプリンタ装置の名前は、後で別名に変更可能です)
もし、自動構成機能が使用できない場合、手動で設定するようになります。
2.2.1.AS/400 環境確認
以下は、SNA プロトコルを使用して印刷できるように AS/400 が構築さているか AS/400 の環境で確認・メモす
べき一覧です。
項目
コマンド
ローカルネットワーク ID
DSPNETA
省略時のローカルロケーション
DSPNETA
確認・メモ内容
ローカル・アダプター・アドレス(ADPTADR) WRKCFGSTS
*LIN
最大装置制御数(MAXCTL)
WRKCFGSTS
*LIN
アクティブになっているコントローラ数
WRKCFGSTS *LIN
最大装置制御数(MAXCTL)を越えていない
こと
SSAP
WRKCFGSTS
*LIN
自動作成コントローラ(AUTOCRTCTL)
WRKCFGSTS
*LIN
QAUTOCFG
WRKSYSVAL
ON(1)であること
QAUTORMT
WRKSYSVAL
ON(1)であること
QRMTWSC
DSPMODD
存在すること
QUSER
DSPUSRPRF
*YES であること
QUSER 状況:*ENABLED、最大許容領域:*NOMAX
上記項目を確認・メモすべき具体的な手順です。
① AS/400 のコマンドラインで DSPNETA とタイプしてください。この先の設定で使用しますので、ローカル・
ネットワーク ID と省略時のローカル・ロケーションをメモしておいてください。F3 キーを押してを終わら
せます。
② AS/400 のコマンドラインで DSPLIND xxxxxxxxxx とタイプしてください。 xxxxxxxxxx には SVS-04 シリー
ズで使用される LAN の回線記述の名前を指定してください。もし回線記述の名前がわからない場合、
WRKCFGSTS *LIN とタイプしシステム上の全ての回線記述を表示し、該当の回線記述で機能8を選択しさら
に機能5を選択してください。
③ キーワードを表示するために F11 キーを押してください。
④ この先の設定で使用しますので、ローカル・アダプター・アドレス(ADPTADR)と最大制御装置数(MAXCTL)
22
2.AS/400 での設定方法
をメモしておいてください。実行キーを押して、 アクティブになっているコントローラーを表示し、その
コントローラーの数が MAXCTL を超えないことをチェックしてください。
⑤ SSAP リストを表示するために繰り返して実行キーを押してください。SNA のために割り当てられた少なく
とも1つの SSAP エントリーがあることを確認してください。 この先の設定で使用しますので、SSAP の値
をメモしておいてください。
注:SNA エントリーは、通常 SSAP 04 に設定されます。
⑥ 自動作成コントローラ(AUTOCRTCTL)を表示するために繰り返して実行キーを押してください。AUTOCRTCTL
パラメータを*YES に設定しておいてください。コマンドラインに戻るために F3 キーを押してください。
⑦ AS/400 のコマンドラインで WRKSYSVAL とタイプしてください。QAUTOCFG と QAUTORMT のパラメータを探し、
どちらのパラメータも ON(1)であることを確認してください。F3 キーを押してください。
もしパラメータが ON(1)ではない場合、一時的に ON(1)に変更してください。変更不可の場合、2.3SNA 設定
手順(手動設定)へ進んでください。
⑧ AS/400 のコマンドラインで DSPMODD QRMTWSC とタイプし、モード QRMTWSC が存在することを確認します。
もし存在しない場合、IBM 社へ問い合わせてモード QRMTWSC を定義してください。
⑨ AS/400 のコマンドラインで DSPUSRPRF
QUSER とタイプしてください。(SVS-0420S は QUSER 権限で AS/400
へ接続されます。)状況が*ENABLED であり、最大許容記憶域が*NOMAX に設定されていることを確認してく
ださい。F3 キーを押してください。
もし上記のようになっていない場合、必ず上記のようにしてください。
⑩ これから導入しようとしている SVS-04 シリーズと同一の個体(同一の MAC アドレス)の記述が AS/400 に
あり、SVS-04 シリーズの LU 名を変更して再導入する場合、コントローラやデバイスの古い記述を削除する
必要があります。WRKCFGSTS
*CTL
CTL xxxx*(xxxx
は SVS-04 シリーズの LU 名の最初の 4 文字です)コマンド
xxxx
を使用します。最初にデバイスの記述を削除し、次にコントローラの記述を削除してください。もし、SVS-04
シリーズの LU 名がわからない場合、SVS-04 シリーズのテストボタンを一度押し、テストページを印刷して
ください。
2.2.2.SVS-04 シリーズの設定
SVS-04 シリーズは、内部にパラメータを持っており、そのパラメータを正確に設定しなければ、AS/400 へ接続
されません。
設定方法には Web ブラウザを使用する方法と付属ユーティリティの NetPilot を使用する方法があります。
2.2.2.1.Web ブラウザによる設定
Web ブラウザで設定を行う場合、まず SVS-04 シリーズに IP アドレスを設定する必要があります。その後、Web
ブラウザで以下のパラメータを設定します。
23
2.AS/400 での設定方法
メニュー
パラメータ
工場出荷値
備考
SNA Menu
Local 5494 LU Name
Axxxxxx
必要であれば変更してください。
Local 5494 Network Name
APPN
必要であれば変更してください。
Local SAP value
04
必要であれば変更してください。
Host MAC address
FF FF FF FF FF FF
必ず変更してください。
Host LU Name
DEFAULT
必ず変更してください。
Host Network Name
APPN
必要であれば変更してください。
Host SAP value
04
必要であれば変更してください。
TCP/IP Menu
Automatic link establishment NO
必ず YES に設定してください。
IP Address
192.36.253.80
必ず設定してください。
Default Router
0.0.0.0
ルータ等ある場合設定してくださ
い。
Subnet Mask
0.0.0.0
必ず設定してください。
また、プリンタを2台以上接続したい場合や SCS データストリームを無変換でプリンタへ送出したい場合、以
下のパラメータを変更する必要があります。
メニュー
パラメータ
工場出荷値
備考
SNA Menu
Logical unit 1 data stream
SCS
LPT1 出力用
Logical unit 2 data stream
NONE
LPT2 出力用
Logical unit 3 data stream
NONE
COM1 出力用
Logical unit 4 data stream
NONE
Logical unit 5 data stream
NONE
Logical unit 6 data stream
NONE
Logical unit 7 data stream
NONE
Logical unit 8 data stream
NONE
2.2.2.1.1 TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
以下の作業は、SVS-04 シリーズと設定を行う PC が同一セグメント内にあることを前提としています。
①
SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
②
Windows のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。
③
自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい)
④
arp コマンドで SVS-04 シリーズの IP アドレスを設定します。
IP アドレス設定
C:¥users¥default> arp -s 1 0.1.4.66 00-40-8c-1b-30-0a
(a)
(b)
(a) これから設定しようとする SVS-04 シリーズの IP アドレス
24
2.AS/400 での設定方法
(b) SVS-04 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載)
注意1:arp
コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を
注意1
行なって下さい。(Windows の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。)
注意2:arp
を発行する Windows と SVS-04 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。Arp
注意2
を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。
注意3:IP
アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマ
注意3
スクされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。
⑤
SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
⑥
C:¥users¥default> ping 10.1.4.66
IP アドレス確認(C:¥users¥default>
10.1.4.66)
66
⑦
C:¥users¥default> arp –d 10.1.4.66)
ARP テーブルの削除(C:¥users¥default>
10.1.4.66
(10.1.4.66 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP
アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静
的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。)
⑧
通信ができない場合は、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。
また、他の端末に ping が可能かも確認して下さい。ARP での設定ができない場合、SVS-04 シリーズの
Default Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この
場合は工場出荷値に戻して、再度③から実行してください。
注意:
注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。
2.2.2.1.2 SVS-04
SVS-04 シリーズに Web ブラウザでアクセスする方法
①
各種 Web ブラウザ製品でURLを入力する部分がありますのでそこに http://IPアドレスを入力す
るだけで終了です。以下はインターネットエクスプローラで 10.1.4.66 のIPアドレスをもつ SVS-04 シ
リーズにアクセスする場合です。
アクセスすると SVS-04 シリーズの web ページが表示されます。
25
2.AS/400 での設定方法
②
Configuration をクリックして Configuration ページを表示させて、SNA のリンクをクリックすると
以下のように表示されます。
26
2.AS/400 での設定方法
③
Host MAC address を設定します。MAC Address は、2.2.1 AS/400 環境確認④で取得したローカル・ア
ダプタ・アドレスを設定します。もし、AS/400 の TokenRing のネットワークカードを介して SVS-04 シリ
ーズが接続されるならば、取得した AS/400 のローカル・アダプタ・アドレスを下記方法で変換する必要
があります。
MACアドレス変換方法
①1バイトづつ区切る
0
0
4
0
8
C
1
B
3
3
4
B
②2進数に変換する
0000 0000 0100 0000 1000 1100 0001 1011 0011 0011 0100 1011
②8ビット単位で2進数を逆読みする
0000 0000 0000 0010 0011 0001 1101 1000 1100 1100 1101 0010
④16進数へ戻す
0
④
0
0
2
3
1
D
8
C
C
D
2
2.2.1AS/400 環境確認
①で取得した「省略時のロ
ーカル・ロケーション」を
Host LU Name へ設定しま
す。初期値は DEFAULT にな
っていますが、必ず有効な
値を設定してください。
⑤
Local 5494 LU Name
に任意の SVS-04 シリーズ
の LU 名を設定します。こ
の 項 目 は 、 AS/400 側 で
SVS-04 シリーズの認識に
使用されたり、プリンタデ
バイスの認識に使用されま
す。管理のし易さの点から
適当な名前を設定されるこ
とを推奨いたしますがデフ
ォルトのままでも問題は生
じません。
27
2.AS/400 での設定方法
⑥
Local 5494 Network Name、Host network Name に 2.2.1AS/400 環境確認①で取得したローカルネット
ワーク ID を設定します。通常は、どちらのパラメータも同じ ID のはずです。
⑦
Local SAP value、Host SAP value に 2.2.1AS/400 環境確認⑤で取得した SSAP を設定します。通常は、
どちらの SAP も同じ値のはずです。
⑧
Logical unit 1 data stream∼ で、必要とする装置に SCS か NULL を設定します。1 台の SVS-04 シリ
ーズへプリンタを 1 台のみしか使用しない場合、変更不要です。SVS-04 シリーズへ 2 台以上プリンタを
接続する場合や印刷データの変換を行わない場合、変更する必要があります。
注意:プリンタ数とデータストリーム変換について
ブラウザ(Internet Explorer 等)で、Logical unit data stream に SCS か NULL を設定することで、1
台の SVS-0420S で最大 8 台のプリンタ装置を AS/400 上に定義可能となります。NONE に設定するとプリン
タ装置は生成されません。
Logical unit data stream の 1∼8 は論理プリンタに対応しています。論理プリンタについては、14.1
論理プリンタを参照してください。設定を変更していないならば、論理プリンタと物理プリンタの対応は、
1 が LPT1 に、2 が LPT2 に、3 が COM に対応しています。
SCS データストリームを 5577/PAGES へ変換してプリンタへデータを送りたい場合は、必ず SCS に設定し
てください。SCS データストリームのまま無変換でプリンタへデータを送りたい場合は、NULL に設定して
ください。
初期値は、Logical unit 1 data stream にのみ SCS が設定されていて、他は NONE となっています。
SVS-0420S へは複数のプリンタが接続可能ですが、SNA 環境でプリンタを複数接続する場合、制限事項が
あります。詳しくは 2.5 制限事項をご参照ください。
⑨
最後に「Automatic Link Establishment」の YES にチェックを入れます。このチェックボックスにチ
ェックを入れないと SVS-04 シリーズは AS/400 へ接続されませんので、必ずチェックしてください。
⑩
変更後に「Submit SNA settings」ボタンを押せば変更されたパラメータは保存されます。
⑪
AS/400 内に構成が自動構成されます。2.2.3 AS/400 の設定へ進んでください。
28
2.AS/400 での設定方法
2.2.2.2.設定ユーティリティ NetPilot による設定
設定ユーティリティ NetPilot で設定を行う場合、まず NetPilot を PC にインストールする必要があります。そ
の後、NetPilot で以下のパラメータを設定します。
メニュー
パラメータ
工場出荷値
備考
SNA
Network Print Server LU Name
Axxxxxx
必要であれば変更してください。
Properties
Network
Print
Server
Default APPN
必要であれば変更してください。
Network Name
Network Print Server Node Service 04
必要であれば変更してください。
Access Point
TCP/IP
Host MAC address
FF FF FF FF FF FF
必ず変更してください。
Host LU Name
DEFAULT
必ず変更してください。
Host Default Network Name
APPN
必要であれば変更してください。
Host Service Access Point
04
必要であれば変更してください。
Automatic Link Establishment
NO
必ず YES に設定してください。
IP Address
192.36.253.80
遠隔地から管理する場合要変更。
Default Router
0.0.0.0
遠隔地から管理する場合要変更。
Subnet Mask
0.0.0.0
遠隔地から管理する場合要変更。
Properties
また、プリンタを2台以上接続したい場合や SCS データストリームを無変換でプリンタへ送出したい場合、以
下のパラメータを変更する必要があります。
メニュー
パラメータ
工場出荷値
備考
SNA
Logical unit 1
SCS
デフォルトでは LPT1 出力用
Properties
Logical unit 2
NONE
デフォルトでは LPT2 出力用
(SNA LU Data
Logical unit 3
NONE
デフォルトでは COM1 出力用
Stream
Logical unit 4
NONE
Properties)
Logical unit 5
NONE
Logical unit 6
NONE
Logical unit 7
NONE
Logical unit 8
NONE
29
2.AS/400 での設定方法
2.2.2.2.1 設定ユーティリティ NetPilot のインストール
①
設定前処理で用意した Windows マシンのディスケットドライ
ブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを挿入します。
(この例ではドライブA:)
②
ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケッ
ト内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行。
③
Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合
は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さい。
④
インストール方法を選択します。Typical と Custom がありま
すがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。Typical でイン
ストールすると NetPilot がインストールされません。
⑤
インストールプログラムの確認パネル(Previously Installed
Components)が表示されますので「Next」を押して下さい。
⑥
インストールするプログラムを選択します。NetPilot のみを
チェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP
でのサーバーを使用しない直接印刷のユーティリティです。
ここでは使用しませんのでチェックを必ずはずして下さい。
NetPilot だけをチェックした状態で「Next」を押して下さい。
だけをチェックした状態で
⑦
プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必要に応じて「Browse」ボタンでディレク
トリを変更して下さい。その後、「Next」を押して下さい。
⑧
スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下
さい。
⑨
インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩
画面の指示に従って、設定ユーティリティ(2)(DISK2)をディスケットドライブに挿入し Enter を押
してください。
⑪
Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
1.2.2.2.2 設定ユーティリティ NetPilot で MAC アドレス、LU
アドレス、LU 名設定
① NetPilot は、SVS-04 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書
の「設定ユーティリティ Netpilot の使用方法」の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要
はありません。
30
2.AS/400 での設定方法
② 2.2.2 でインストールした NetPilot を使用して SVS-04 シリーズの LU 名や接続する AS/400 の MAC アド
レスを設定します。Windows95/98/NT の「タスクバー」の「スタート」の「プログラム」に登録されて
いる NetPilot を起動します。
③ 起動すると NetPilot のメインウインドウが
立ち上がります。サーバーにインストール
したい SVS-04 シリーズを右側のリストより
選択する とツー ルバー アイコ ンボタ ンの
「 Install 」 が 選 択 可 能 に な り ま す の で
「Install」ボタンを押します。(注:リス
トされる名前は SVS-04 シリーズのノードア
ドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたもので
す)もしリストに表示されない場合、
「View」
メニューの「Refresh」を実行して下さい。
④ インストールオプションパネルが表れますので「with Current
Configuration」を選択して「OK」ボタンを押して下さい。
⑤ 選択した SVS-04 シリーズがリストから消えます。左側の「Units」
フォルダの中の「Network Print Servers」フォルダを選択して下
さい。この中に先ほどインストールしたプリントサーバーがあり
ますので、それを選択してください。「Properties」アイコンボタンが選択可能になりますので
「 Properties 」アイコンボタンを押します。
⑥ SVS-04 シリーズのパラメータ変更パ
ネルが表示されますので SNA タグを選
択すると右のようなパネルが表示され
ます。中程の「Emulation」に「5494」
が選択されていることを確認し、右隣
の「Configure…」ボタンをクリック
します。
31
2.AS/400 での設定方法
⑦ Host 側の MAC Address を設定します。2.2.1AS/400 環境確認④で取得したローカル・アダプタ・アドレ
スを設定します。もし、AS/400 の TokenRing のネットワークカードを介して SVS-04 シリーズが接続さ
れるならば、AS/400 の MAC Address を下記方法で変換します。
MACアドレス変換方法
①1バイトづつ区切る
0
0
4
0
8
C
1
B
3
3
4
B
②2進数に変換する
0000 0000 0100 0000 1000 1100 0001 1011 0011 0011 0100 1011
②8ビット単位で2進数を逆読みする
0000 0000 0000 0010 0011 0001 1101 1000 1100 1100 1101 0010
④16進数へ戻す
0
0
0
2
3
1
D
8
C
C
D
2
⑧ Host 側の LU Name を設定します。2.2.1AS/400 環境確認
①で取得した「省略時のローカル・ロケーション」を
Network Print Server 側の LU Name へ設定します。初期
値は DEFAULT になっていますが、必ず有効な値を設定し
てください。
⑨ Network Print Server 側の LU Name に任意の SVS-04 シリ
ーズの LU 名を設定します。この項目は、
AS/400 側で SVS-04
シリーズの認識に使用されたり、プリンタデバイスの認
識に使用されます。管理のし易さの点から適当な名前を
設定されることを推奨いたしますがデフォルトのままで
も問題は生じません。
⑩ Network Print Server 側の Node Service Access Point、Host 側の Service Access Point に 2.2.1AS/400
環境確認⑤で取得した SSAP を設定してください。
⑪ Network Print Server 側の Default Network Name、Host 側の Default Network Name に 2.2.1AS/400
32
2.AS/400 での設定方法
環境確認①で取得したローカルネットワーク ID を設定してください。
⑫ 設定が終わったら OK ボタンを押してください。SNA のメニューに戻ります。
⑬ SNA メニューの中の LU Data stream のボタンを押
します。Data stream の Logical unit 1∼ で、必
要とする装置に SCS か NULL を設定します。1 台の
SVS-04 シリーズへプリンタを 1 台のみしか使用し
ない場合、変更不要です。SVS-04 シリーズへ 2 台
以上プリンタを接続する場合や印刷データの変換
を行わない場合、変更する必要があります。
注意:プリンタ数とデータストリーム変換について
ブラウザ(Internet Explorer 等)で、Logical unit data stream に SCS か NULL を設定すること
で、1 台の SVS-0420S で最大 8 台のプリンタ装置を AS/400 上に定義可能となります。NONE に設定
するとプリンタ装置は生成されません。
Logical unit data stream の 1∼8 は論理プリンタに対応しています。論理プリンタについては、
14.1.論理プリンタを参照してください。設定を変更していないならば、論理プリンタと物理プリ
ンタの対応は、1 が LPT1 に、2 が LPT2 に、3 が COM に対応しています。
SCS データストリームを 5577/PAGES へ変換してプリンタへデータを送りたい場合は、必ず SCS に
設定してください。SCS データストリームのまま無変換でプリンタへデータを送りたい場合は、NULL
に設定してください。
初期値は、Logical unit 1 data stream にのみ SCS が設定されていて、他は NONE となっています。
SVS-0420S へは複数のプリンタが接続可能ですが、SNA 環境でプリンタを複数接続する場合、制限
事項があります。詳しくは 2.5 制限事項をご参照ください。
⑭ 最後に SNA のメニューの「Automatic Link
Establishment」のチェックボックスにチ
ェックを入れます。このチェックボック
スにチェックを入れないと SVS-04 シリー
ズは AS/400 へ接続されませんので、必ず
チェックしてください。
⑮ 設定が終わったら SNA のメニューの OK ボ
タンを押して変更を保存してください。
⑯ AS/400 内に構成が自動構成されます。
2.2.3 AS/400 の設定へ進んでください。
33
2.AS/400 での設定方法
2.2.3.AS/400 の設定
2.2.3.1.制御装置、装置が自動作成されているか確認
① AS/400 のディスプレイセッションで、WRKCFGSTS や WRKOUTQ コマンドを使用して、制御装置、装置、出
力待行列が自動作成されているのを確認します。自動作成される装置等の命名規則については、構成図
の下の【制御装置と装置の名称】を参照してください。自動作成されるのは、APPC 制御装置、APPC 装
置、RWS 制御装置、プリンタ装置の4種類です。1 台の SVS-04 シリーズでは、自動構成後は下記のよう
な構成となります。
【制御装置と装置の名称】
自動設定の際に AS/400 で作成される制御装置と装置の名称は、デフォルトでは SVS-04 シリーズのシリア
ル番号下 7 桁の数字を 逆から並べて頭に”A” を付けたものになっています。 例えば、シリアル番 号
が”00408C1B3007”の場合、以下のように自動作成されます。
APPC 制御装置は”A7003B1C”となり、コマンド
WRKCFGSTS CFGTYPE(*CTL)で確認できます。
制御装置
APPC 装置は”
A7003B1C”となり、同じく WRKCFGSTS CFGTYPE(*CTL)で確認できます。
装置
RWS 制御装置は”
A7003RMT”となり、同じく WRKCFGSTS CFGTYPE(*CTL)で確認できます。
制御装置
プリンタ装置は”
A700PRT01” ” A700PRT02” ” A700PRT03”…となり、コマンド WRKDEVD で確認できます。”PRTnn”
プリンタ装置
という表記はプリントサーバの論理プリンタに相当します。つまり、” A700PRT01”というプリンタデバイ
スは論理プリンタ#1 にマッピングされます。
出力待行列は、プリンタ装置と同じ名称で作成されています。コマンド
WRKOUTQ で確認できます。
出力待行列
注意:
注意:APPC 制御装置、APPC 装置は、SVS-04 シリーズの LU 名と同じ名前で自動生成されます。けれども、
RWS 制御装置とプリンタ装置は固定的に付与される文字列があるため、意図した通りの名前で自動生成さ
34
2.AS/400 での設定方法
れません。プリンタ装置名は生成後、WRKDEVD コマンドで変更可能です。RWS 制御装置も生成後、名称変更
可能です。
2.2.3.2.プリンタ装置名の変更
必要であれば、自動構成で作成されたプリンタ装置の名前を変更します。WRKDEVD コマンドの、7:名前の
変更で行います。あらかじめ制御装置や装置を OFF に構成変更(コマンド WRKCFGSTS *CTL)しておく必要
があります。
2.2.3.3.プリンタ装置記述の変更
AS/400 の WRKDEVD コマンドを使用して、IGCFEAT パラメータ(DBCS 機能)の装置の機構を 2424J1 へ、最
終コード点を 68FE へ変更してください。
2.2.3.4.ライターの起動
2.2.3.1.で確認した出力待行列に対してライターを起動(コマンド STRPRTWTR DEV(AF59PRT01))します。
2.2.3.5.AS/400 からテスト印刷
①
SVS-04 シリーズへプリントジョブを送ります。
②
ライター起動後の最初の印刷は、メッセージ応答待ちになりますので、メッセージに応答してくださ
い。
③
印刷できない場合はテストボタンを 1 度押してテストページを印刷して下さい。このテストページで
現在の SNA リンク状況を確認する事が出来ます。
2.2.4.自動設定後のパラメータの変更
自動設定が終了した後、接続に関連するパラメータを変更したい場合は、まず AUTODIAL (Automatic Link
Establishment)を NO に設定し、次に AS/400 中の SVS-04 シリーズのために自動生成された APPC 制御装置、APPC
装置、RWS 制御装置、プリンタ装置の記述を削除します。そして、再度自動構成を行うために AUTODIAL(Automatic
Link Establishment)を YES に設定します。
前の構成を削除した後、すぐに自動構成されない場合があります。その場合、SVS-04 シリーズの電源を一旦切
って、約 20 分後に SVS-04 シリーズの電源を再度投入して自動構成してください。
35
2.AS/400 での設定方法
2.3.SNA 設定手順(手動設定)
設定手順(手動設定)
ここでは AS/400 の自動構成機能を使用しない手動による導入手順を述べます。
2.3.1.設定前処理
以下は、SNA プロトコルを使用して印刷できるように AS/400 が構築さているか AS/400 の環境で確認・メモす
べき一覧です。
項目
コマンド
確認・メモ内容
ローカルネットワーク ID
DSPNETA
省略時のローカルロケーション
DSPNETA
ローカル・アダプター・アドレス
WRKCFGSTS
*LIN
最大装置制御数(MAXCTL)
WRKCFGSTS
*LIN
アクティブになっているコントローラ
WRKCFGSTS
*LIN
(ADPTADR)
数
最大装置制御数(MAXCTL)を越えていない
こと
SSAP
WRKCFGSTS
QRMTWSC
DSPMODD
QUSER
DSPUSRPRF
*LIN
存在すること
QUSER
状況:*ENABLED、最大許容領域:*NOMAX
以下は、SNA プロトコルを使用して印刷できるように AS/400 が構築さているか確認するための手順です。
① AS/400 のコマンドラインで DSPNETA とタイプしてください。この先の設定で使用しますので、ローカル・
ネットワーク ID と省略時のローカル・ロケーションをメモしておいてください。F3 キーを押してを終わら
せます。
② DSPLIND xxxxxxxxxx とタイプしてください。 xxxxxxxxxx には SVS-04 シリーズで使用される LAN の回線記
述の名前を指定してください。もし回線記述の名前がわからない場合、WRKCFGSTS *LIN とタイプしシステ
ム上の全ての回線記述を表示し、該当の回線記述で機能8を選択しさらに機能5を選択してください。
③ キーワードを表示するために F11 キーを押してください。
④ この先の設定で使用しますので、ローカル・アダプター・アドレス(ADPTADR)と最大制御装置数(MAXCTL)
をメモしておいてください。実行キーを押して、 アクティブになっているコントローラーを表示し、その
コントローラーの数が MAXCTL を超えないことをチェックしてください。
⑤ SSAP リストを表示するために繰り返して実行キーを押してください。SNA のために割り当てられた少なく
36
2.AS/400 での設定方法
とも1つの SSAP エントリーがあることを確認してください。 この先の設定で使用しますので、SSAP の値
をメモしておいてください。
注:SNA エントリーは、通常 SSAP 04 に設定されます。
⑥ コマンドラインに戻るために F3 キーを押してください。
⑦ DSPMODD QRMTWSC とタイプし、モードQRMTWSC が存在することを確認します。もし存在しない場合、IBM
社へ問い合わせてモード QRMTWSC を定義してください。
⑧ DSPUSRPRF
QUSER とタイプしてください。(SVS-0420S は QUSER 権限で AS/400 へ接続されます。)状況が
*ENABLED であり、最大許容記憶域が*NOMAX に設定されていることを確認してください。F3 キーを押してく
ださい。
⑨ これから導入しようとしている SVS-04 シリーズと同一の個体(同一の MAC アドレス)の記述が AS/400 に
あり、SVS-04 シリーズの LU 名を変更して再導入する場合、コントローラやデバイスの古い記述を削除する
必要があります。WRKCFGSTS
*CTL
CTL xxxx*(xxxx
は SVS-04 シリーズの LU 名の最初の 4 文字です)コマンド
xxxx
を使用します。最初にデバイスの記述を削除し、次にコントローラの記述を削除してください。もし、SVS-04
シリーズの LU 名がわからない場合、テストページを印刷してください。
2.3.2.SVS-04 シリーズの設定
2.2.2 SVS-04 シリーズの設定を参照してください。
37
2.AS/400 での設定方法
2.3.3.AS/400 の設定
設定を開始する前に、SVS-04 シリーズのパラメータリストを出力しておくことをお奨めいたします。
パラメータリストの出力方法は、12.1.2.パラメータリスト印刷を参照してください。
2.3.3.1.APPC 制御装置の作成
APPC コントローラの記述を作成する為に CRTCTLAPPC と入力します。画面に表示されるパネルの項目を以下
のように選択して下さい。
・制御装置記述:使用する制御装置の名称を決めて入力してください。
・リンク・タイプ:*LAN
LAN を選択してください。
・APPN の可能性:*YES
YES を選択してください。
・交換回線リスト:有効な回線の名称を入力して下さい
・最大フレームサイズ:116393 を選択してください。
・リモートネットワーク識別コード:このパラメータはプリントサーバが設置されている ID リモートネッ
トワークの ID になっています。この値はプリントサーバのパラメータ、NWORK_NAME
NWORK_NAME の設定と合致してい
の設定と合致
なければなりません。デフォルトでこれは
デフォルトでこれは APPN になっています。
・リモート制御点:このパラメータはプリントサーバ(SVS-04 シリーズ)のコントロール・ポイントの名称
です。この値は APPC コントローラを特定の RWS コントローラに関連付ける為に使われます。そしてこれ
は、プリントサーバのパラメータ、LU_NAME
LU_NAME に合致していなければなりません。デフォルトの値について
に合致
は 2.4.SVS-04 シリーズのパラメータ設定の項をご参照下さい。
・LAN リモート・アダプタ・アドレス:プリントサーバの
プリントサーバの MAC アドレス(S/N:Serial
アドレス(S/N:Serial No.)を入力して下さい。
No.)
*NO を選択して下さい。
・APPN CP セッション・サポート:*NO
・APPN のノードタイプ:*LENNODE
*LENNODE を選択して下さい。
38
2.AS/400 での設定方法
例
APPC コントローラ記述の作成のしかたを以下に示します。
制御装置記述の作成(APPC) (CRTCTLAPPC)
選択項目を入力して、実行キーを押してください。
制御装置記述.......... > APTIPS
名前
リンク・タイプ......... > *LAN
*ANYNW, *FAX, *FR, *IDLC...
IPL 時のオンライン....... > *YES
*YES, *NO
APPN 可能...........
*YES, *NO
> *YES
交換回線リスト......... > ETHERLIN01
名前
値の続きは+
最大フレーム・サイズ...... > 16393
265-16393, 256, 265, 265, 512...
リモート ネットワーク 識別 コード....
名前 , *NETATR, *NONE, *ANY
> APPN
リモート制御点......... > APTIPS
名前 , *ANY
交換識別コード......... >
00000000-FFFFFFFF
初期接続............ > *DIAL
*DIAL, *ANS
ダイヤル開始.......... > *LINKTYPE
*LINKTYPE, *IMMED, *DELAY
LAN 遠隔アダプター・アドレス.. > 00408C1B3007
000000000001-FFFFFFFFFFFF
LAN DSAP............ > 04
04, 08, 0C, 10, 14, 18, 1C...
LAN SSAP............ > 04
04, 08, 0C, 10, 14, 18, 1C...
APPN CP セッション・サポート.. > *NO
*YES, *NO
APPN ノードタイプ........> *LENNODE
*ENDNODE, *LENNODE
続く...
F3= 終了 F4=プロンプト
F5= 最新表示
F12= 取り消し
F13 =この画面の使用法
F24= キーの続き
2.3.3.2.APPC 装置の作成
APPC 装置の記述を作成する為に CRTDEVAPPC と入力します。画面に表示されるパネルの項目を以下のように
選択して下さい。
・装置記述:使用する装置の名称を決めて入力して下さい。
・リモート・ロケーション:このパラメータは、プリントサーバのパラメータ LU_NAME
LU_NAME と同じものを設定
と同じもの
してください。
・ローカル・ロケーション:このパラメータは、プリントサーバのパラメータ H1_LUNAME と同じものを設
と同じもの
定してください。
39
2.AS/400 での設定方法
・接続される制御装置:このパラメータは、APPC 制御装置と関連付けるために使われます。直前に作成さ
直前に作成さ
れた APPC 制御装置の名前を設定してください。
制御装置の名前
例
APPC 装置記述の作成のしかたを以下に示します。
装置記述の作成(APPC) (CRTDEVAPPC)
選択項目を入力して、実行キーを押してください。
装置記述............ > APTIPS
名前
リモート・ロケーション..... > APTIPS
名前
IPL 時のオンライン....... > *YES
*YES, *NO
ローカル・ロケーション..... > S103ZT8M
名前 , *NETATR
リンク ネットワーク 識別コード...... > *YES
名前 , *NETATR , *NONE
接続される制御装置....... > APTIPS 名前
モード............. > NETATR
名前, *NETATR
値の続きは+
メッセージ待ち行列....... > QSYSOPR
ライブラリー......... > *LIBL
APPN 可能............ > *NO
名前 , QSYSOPR
名前 , *LIBL , *CURLIB
*YES, *NO
単一セッション:
単一セッション可能...... >
*NO
*NO
, *YES
会話の数........... > 1-512
続く...
F3= 終了 F4=プロンプト
F5= 最新表示
F12= 取り消し
F13 =この画面の使用法
F24= キーの続き
2.3.3.3.RWS 制御装置の作成
RWS 制御装置の記述を作成するために CRTCTLRWS と入力します。画面に表示されるパネルの項目を以下のよ
うに選択して下さい。
・制御装置記述:使用する制御装置の名称を決めて入力して下さい
・制御装置のタイプ:5494
5494 を選択してください。
40
2.AS/400 での設定方法
・制御装置形式:22 を選択してください。
・リンク・タイプ:LU6.2 の接続という意味で*NONE
*NONE を選択します
・リモート・ロケーション:コントローラに適合するリモート・ロケーションの名称を選択します。この値は RWS
コントローラと特定の APPC コントローラとをつなぐために使用されます。また、これはプリントサーバの
プリントサーバの
パラメータ、LU_NAME
2.4.SVS-04 シリー
パラメータ、LU_NAME に合致するものでなくてはなりません。デフォルトの値に付いては
に合致
ズのパラメータ設定の項を参照して下さい。
・ローカル・ロケーション:RWS コントローラに合うローカル・ロケーション名を選択します。そのローカル
のロケーションは AS/400 の LU の名称とプリントサーバのパラメータ、H1_LU_NAME
の名称とプリントサーバのパラメータ、H1_LU_NAME に合致するものでなくて
に合致
はなりません。ネットワークの属性を表示させるには DSPNETA と入力して下さい。
・リモートネットワーク識別コード:このパラメータはプリントサーバが設置されているリモート・ネットワ
ーク ID です。この値はプリントサーバのパラメータ、
プリントサーバのパラメータ、NWORK_NAME
プリントサーバのパラメータ、NWORK_NAME の設定と合致していなければなりません。
の設定と合致
デフォルトでは APPN になっています。
・装置の自動作成:OS/400 バージョン 3 のリリース 1 もしくはそれ以降のバージョンをお使いの場合このコン
トローラに合わせて device description を自動で作成されるようにするには、*ALL
*ALL を選択します。そうで
なければ*NONE
*NONE を選択します。
・交換回線切断:OS/400 バージョン 3、リリース 1 もしくはそれ以降のバージョンをお使いなら、システムが
前回のデバイスをもう使わないと判断した時このコントローラの接続を切断する場合は、*YES を選択します。
そうでなければ*NO
*NO を選択します。
41
2.AS/400 での設定方法
例
リモート・ワークステーション・コントローラの記述の作成例です。
制御装置記述の作成(遠隔 WS ) (CRTCTLRWS)
選択項目を入力して、実行キーを押してください。
制御装置記述......... > APTIPSRWS
名前
制御装置のタイプ....... > 5494
3174, 3274, 5251, 5294...
制御機構型式......... > 2
0, 1, 0001, 2, 0002, 12...
リンク・タイプ........ > *NONE
*IDLC, *LAN, *NONE, *SDLC...
IPL 時のオンライン...... > *YES
*YES, *NO
リモート・ロケーション.... > APTIPS
名前
ローカル・ロケーション.... > S103ZT8M
名前 , *NETATR
リモート ネットワーク 識別コード.... > APPN
名前 , *NETATR, *NONE
装置の自動作成........ > *NONE
*ALL, *NONE
交換回線切断......... > *NO
*YES, *NO
テキスト‘記述’....... > RWS CONTROLLER FOR 420S
続く...
F3= 終了 F4=プロンプト
F5= 最新表示
F12= 取り消し
F13 =この画面の使用法
F24= キーの続き
2.3.3.4.プリンタ装置の作成
プリンタ装置の記述を作成するには CRTDEVPRT と入力します。画面に表示されるパネルの項目を以下のよう
に設定して下さい。
・装置記述:装置として使用するものの名称を決めて入力します。
・装置クラス:*RMT
*RMT を選択します。
・装置タイプ:デバイスのタイプはプリンタサーバのパラメータ、PREMUL の設定に関連しています。日本語環
境で使用できるのは以下の一種類(5553
5553)です。その他の装置タイプも選択可能ですが、当プリントサーバ
5553
はサポート致しません。
42
2.AS/400 での設定方法
・
PREMUL
5X27_001
Device type
Device model
5553
B01
・装置形式:上記の表からモデル(B01
B01)を選択して下さい。
B01
・ローカル・ロケーション・アドレス:デバイスのローカル・ロケーション・アドレスを選択します。選択さ
れたローカル・アドレスはプリンタ・サーバ中の論理プリンタの概念に関連しています。ローカル・ロケー
ションアドレス 01 から 08 はプリンタサーバの中の論理プリンタ#1 から 8 にマップされています。例えば、
論理プリンタ#1 に送信するデバイスに向けて印刷を実行する場合、ローカル・ロケーション・アドレスとし
て 01 を選択します。SVS-04 シリーズには論理プリンタが 8 個しか存在しない為、ローカルアドレスとして
00 と、または 08 より大きな数字は使用できません。
・接続されている制御装置:このパラメータは上記で作成した
上記で作成した RWS 制御装置の制御装置記述と同じでなくては
制御装置の制御装置記述と同じ
なりません。
・DBCS 機能の装置の機構:2424J168FE
2424J168FE を設定します。
43
2.AS/400 での設定方法
例
プリンタ装置の記述の作成方法を示します。
装置記述の作成(印刷装置) (CRTDEVPRT)
選択項目を入力して、実行キーを押してください。
装置記述............ > PRT420S
名前
装置クラス........... > *RMT
*ANYNW, *FAX, *FR, *IDLC...
装置タイプ........... > 5553
3287, 3812, 4019, 4201...
装置型式............ > B01
0, 1, 2, 3, 4, 10, 13, 200...
ローカル・ロケーション・アドレス.......
00-FE
>
01
IPL 時のオンライン....... > *YES
*YES, *NO
接続される制御装置....... > RWS420S
名前
フォント :
識別コード.......... > 3
3, 5, 11, 12, 13, 18, 19...
ポイント・サイズ....... > *NONE
000.1-999.9, *NONE
用紙送り............ > *TYPE
*TYPE, *COUNT, *CUT, *AUTOCUT
区切り用紙入れ......... > *FILE
名前
セパレーター・ファイル..... > *NONE
名前 , *NONE
ライブラリー......... >
名前 , *LIBL, *CURLIB
印刷装置エラー・メッセージ... > *INQ
*INQ, *INFO
続く...
F3= 終了 F4=プロンプト
F24= キーの続き
44
F5= 最新表示
F12= 取り消し
F13 =この画面の使用法
2.AS/400 での設定方法
2.3.3.5.制御装置、装置を VARY ON に
AS/400 のディスプレイセッションで、WRKCFGSTS コマンドを使用して、手動で作成した APPC 制御装置、APPC
装置、RWS 制御装置、プリンタ装置を VARY ON にします。
2.3.3.6.AS/400 構成状況の確認
ここまでの手動構成作業の結果、AS/400 上で SVS-04 シリーズの構成状況を WRKCFGSTS コマンドで確認すると、
1 台の SVS-04 シリーズでは、下記のような構成状況になります。
2.3.3.7.ライターの起動
ライターを起動します。(STRPRTWTR コマンド)
2.3.3.8.AS/400 からテスト印刷
①
SVS-04 シリーズへプリントジョブを送ります。
②
ライター起動後の最初の印刷は、メッセージ応答待ちになりますので、メッセージに応答してくださ
い。
③
印刷できない場合はテストボタンを 1 度押してテストページを印刷して下さい。このテストページで
現在の SNA リンク状況を確認する事が出来ます。
45
2.AS/400 での設定方法
2.4.SVS-04 シリーズのパラメータ設定
ここでは、SVS-04 シリーズのパラメータについて説明します。
2.4.1.パラメータ
SNA 通信の基本操作と IBM プリンタ・エミュレーションをコントロールするパラメータがいくつかあります。
次ページの図はそれらがどのように SNA 印刷プロセスに関係しているかを示すものです。
SNA 設定
プリンタ設定
プリンタドライバ設定
プリンタ
ネットワーク
デバイス・エミュレーション
IBM プリンタエミュレーション
MAC アドレス
言語
サービスアクセスポイント
用紙サイズ
ノード ID
ページサイズ
ASCII プリンタドライバ
ネットワーク名
LU 名
基本的な SNA 処理と IBM プリンタエミュレーションの説明図
2.4.2.SNA 通信のパラメータ
以下に SVS-04 シリーズをインストールする際にしばしば考慮しなければならない、SNA ホスト通信のパラ
メータをリストアップします。
2.4.2.1.Control Unit Device Emulation
名称:DEVICE_EMUL
名称
デフォルト:5494
デフォルト
環境:メインフレーム
, AS/400。
環境
パラメータの説明:このパラメータは
Control Unit エミュレーション・モードを制御します。5494 に設定
パラメータの説明
する時、プリントサーバはホストに対して 5494 T2.1 ノードとして現れます。5494 モードは AS/400 環境
の推奨モードです。5494 モードはメインフレーム環境では使用できません。
3174 に設定する時プリントサーバはホストに対して 3174 PU 2.0 ノードとして現れます。このモードはメ
インフレームもしくは AS/400 環境の両方に使用されます。3174 に設定した時の動作は、保証いたしませ
ん。
46
2.AS/400 での設定方法
2.4.2.2.Node ID
名称:NODE_ID
名称
デフォルト:E07xxxxx(ここで”xxxxx”はプリントサーバの
MAC アドレス下 5 桁の数にな
デフォルト
っています)
環境:メインフレームのみ。
3174 エミュレーション。
環境
パラメータの説明:
パラメータの説明:これは SNA PU の ID です。はじめの 3 桁の数字が IDBLK、下 5 桁が IDNUM になります。
VTAM Switched Major Node を定義する時、このパラメータは PU の中で特定された IDBLK と IDNUM の値と
マッチしていなくてはなりません。16 進数の文字(0 から 9 と A から F)のみ使用できます。このパラメ
ータについて SVS-04 シリーズは、サポートいたしません。
2.4.2.3.Network Name
名称:NWORK_NAME
名称
デフォルト:APPN
デフォルト
環境:AS/400
のみ / 5494 エミュレーション
環境
”Host
パラメータの説明:これは、プリントサーバのネットワーク名です。このパラメータの値は通常
パラメータの説明
Network Name”と同じで、プリントサーバと AS/400 システムが同じ APPN ネットワーク上にある事を示して
います。
Network Name は A から Z までの英字か、もしくは 0 から 9 の数字から成り、但し英字から始まらなければ
なりません。使用される文字は全て UPPERCASE の中にあり、最大 8 文字まで使用できます。
2.4.2.4.LU Name
名称:LU_NAME
名称
デフォルト:Axxxxxxx。ここで”xxxxxxx”はプリントサーバのシリアル番号下
7 桁の文字
デフォルト
を逆に並べたもので、例えばシリアル番号 00 40 8C 1B 06 D4 のプリントサーバならデフォルトの LU 名
は、A4D60B1C となります。これは自動設定の時に作成される APPC デバイスの名称になります。
環境:AS/400
のみ 。 5494 エミュレーション。
環境
パラメータの説明:このパラメータは、プリントサーバの
LU 名を設定するものです。通常デフォルトの
パラメータの説明
値が使用されます。
このプリントサーバの RWS コントローラが既に AS/400 システム上で設定されていれば、このパラメータ
が Remote location name(RMTLOCNAME)とマッチする事を確認する為に DSPCTLD コマンドを実行します。
LU Name は A から Z までの英字か、もしくは 0 から 9 の数字から成り、但し英字から始まらなければなり
ません。使用される文字は全て UPPERCASE の中にあり、最大 8 文字まで使用できます。
2.4.2.5.Host MAC Address
名称:
名称:H1_ADDR
デフォルト:FF
FF FF FF FF FF FF FF
デフォルト
環境:メインフレーム。AS/400。
環境
パラメータの説明:これはホストの
Ethernet の MAC アドレスです。通常はホストの MAC アドレスに設定
パラメータの説明
されています。プリントサーバがゲートウェイを通してホストに接続されている時、このパラメータはそ
のゲートウェイの MAC アドレスに設定されます。ダイレクトに接続されている AS/400 システムでこの値
は”Line Description”の中にあります。
47
2.AS/400 での設定方法
2.4.2.6.Host Network Name
名称:
名称:H1_NW_NAME
デフォルト:APPN
デフォルト
環境:
AS/400 のみ。5494 エミュレーション。
環境
パラメータの説明:これは
AS/400 Host System の Network Name です。このホストのパラメータは AS/400
パラメータの説明
システム上で DSPNETA コマンドを実行する時に出てきます。それはローカル・ネットワーク ID(LCLNETID)
として現れます。通常、プリントサーバの Network Name と同一になります。
2.4.2.7.Host LU Name
名称:
名称:H1_LU_NAME
デフォルト:none
デフォルト
環境:
AS/400 のみ。
環境
パラメータの説明:このパラメータは
Local location 名(LCLLOCNAME)にマッチする AS/400 システムの
パラメータの説明
LU 名を設定するもので、AS/400 システムにおいて定義されます。LCLLOCNAME を表示するためには DSPNETA
コマンドを実行します。このプリントサーバ用のリモート・ワークステーションが既に AS/400 システム上
で設定されていれば、このパラメータが LCLLOCNAME とマッチする事を確認する為に DSPCTLD コマンドを
実行して下さい。もし Local location 名が*NETATR に設定されていれば、LCLLOCNAME を表示するために
DSPNETA コマンドを実行します。
Host LU Name は A から Z の文字とあるいは 0 から 9 の数字から成り、但し英字から始まらなければなりま
せん。使用される文字は全て UPPERCASE の中にあり、最大 8 文字まで使用できます。
2.4.2.8.Automatic Link Establishment(自動
(自動リンク設定)
(自動リンク設定)
名称:
名称:AUTODIAL
デフォルト:YES
デフォルト
環境:メインフレーム
/ AS/400
環境
パラメータの説明:このパラメータはプリントサーバに電源が入っている時、または通信が途切れている
パラメータの説明
ときにそのプリントサーバが自動でリンクを設定するように働くかどうかをコントロールします。
5250 CU モードで動作している時このパラメータは自動設定(Automatic Configuration)が機能させるか
どうかをもコントロールします。
2.4.3.IBM プリンタエミュレーション
これらのパラメータは SVS-04 シリーズがエミュレートする IBM プリンタを選択します。
2.4.3.1.Printer Emulation
名称:
名称:PREMUL
デフォルト:5x27_001
デフォルト
以下の IBM プリンタをエミュレートする事が可能です。その他のプリンタも選択可能ですが、SVS-04 シリ
ーズはサポートいたしません。
48
Value
Description
5x27_001
IBM54x7 システムプリンタ
2.AS/400 での設定方法
2.4.3.2.System Language
名称:
名称:SYSL
デフォルト:290
日本語カナ英小文字
デフォルト
以下のシステム言語が有効です。その他のシステム言語も選択可能ですが、SVS-04 シリーズはサポートい
たしません。
Value
Description
281
日本語英小文字
290
日本語カナ英小文字
1027
日本語英小文字カナ
注)1027 はファームウェア V5.66.21 以降でサポートしています。Web ブラウザか ftp による方法でパラ
メータ変更してください。
2.4.4.ASCII 用プリンタドライバ
このパラメータはご使用の SVS-04 シリーズに接続したプリンタの型とマッチしていなければなりません。
2.4.4.1.ASCII 用プリンタ・ドライバ
用プリンタ・ドライバ
名称:
名称:PRDRIVER デフォルト:IBM_557x
デフォルト
説明 以下のプリンタ・ドライバが選択可能です。その他のプリンタ・ドライバも選択可能ですが、SVS説明 04 シリーズはサポートいたしません。
VALUE
DESCRIPTION
IBM_557x
IBM 557x プリンタ
注意
SVS-04 シリーズ用に選択されたプリンタ・ドライバは、SVS の 2 つのパラレルポートと、シリアルポ
ートの両方に共通のものです。それぞれのポートに別々のドライバを設定する事は出来ません。
49
2.AS/400 での設定方法
2.5.制限事項
SVS-04 シリーズには、以下のような制限事項があります。
1. 印字結果が異なる場合
SVS-04 シリーズは、IBM AS/400 システムの下で、IBM54x7 システムプリンタ及びパーソナルコミュニ
ケーションズのコードページ 930 を使用して IBM PS/55 プリンタに印刷した場合と基本的に同じ結果
を印字します。
ただし、以下の3点について結果の異なる場合があります。
(1) 行ピッチに関して
IBM54x7 システムプリンタで印刷を行う場合と、SVS-04 シリーズを使用して IBM PS/55 プリンタ
に印刷を行う場合に、プリンタの印刷方式の違いにより、行ピッチに違いが生ずることがありま
す。
(通常のアプリケーション等をご使用の場合は、問題ありません。)
(2) 罫線に関して
SVS-04 シリーズでアプリケーション等により設定された用紙長を越えて縦罫線を印刷する場合、
次頁の1行目の縦罫線は印刷できません。
(通常のアプリケーション等をご使用の場合は、問題ありません。)
(3) 使用フォントに関して
IBM54x7 システムプリンタで印刷できる CONDENSE の半角文字と、高速フォント(縦に縮小された
フォント)は、SVS-04 シリーズを使用して IBM PS/55 プリンタに印刷を行う場合は、明朝の半角
文字及び通常の大きさのフォントで印刷されます。
(4) 半角英小文字
半角英小文字は出力できません。
2. 同時出力プリンタ数
AS/400 環境で、複数台の接続プリンタへ出力することは可能ですが、同時に出力できるのは1台のプ
リンタのみです。
3. プリンタ設定
SVS-0420S には最大3台のプリンタが接続可能ですが、プリンタの設定を各プリンタ専用に行うこと
はできません。プリンタの設定は、3台で共有されます。
4. 外字印刷可能なプリンタ数
SVS-0420S は、最大 3 台のプリンタを接続可能ですが、外字印刷はいずれか1台に限定されます。
50
2.AS/400 での設定方法
5. APW 使用時の制限事項
以下の機能はサポートしていません。
(1)APW のバーコードコマンド
(2)トレイ選択
(3)網掛け
6. 印字不可な文字
以下の文字は、プリンタによっては半角文字で印刷できない場合があります。
£、¢、¬、\、∼
7.拡大文字
3 倍角、4 倍角文字は印刷不可です。
8.2 台以上プリンタを接続する場合のライター起動方法
2 台のプリンタを接続し、交互に印刷を行うと改ページ位置がずれる場合があります。AS/400 は
用紙長を毎回送出していないためと SNA プリンタサーバ側に 1 台のプリンタ分の用紙長しか記憶
域を持っていないために発生する問題です。 2 台以上のプリンタを接続する場合、AS/400 から
用紙長を毎回送出すように、ライターの起動方法を以下のように変更する必要があります。
STRPRTWTR 印刷装置名 INIT(*ALL)
ただし、INIT パラメータは OS/400 のバージョンによっては未サポートの場合があります。
2.6.SNA トラブルシューティング
SNA トラブルシューティングは SNA 環境で SVS-04 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役立てください。
不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項目に分かれてい
ます。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだめな場合は②を
実行するといったように順番に進んで下さい。
2.6.1.NetPilot のインストールが出来ない
①
インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約
1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。
②
ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書込可能にして CHKDSK してください。
③
設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。
51
2.AS/400 での設定方法
2.6.2.NetPilot が起動しない
①
正しくインストールされていますか?、
インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE,
NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さ
い。
②
NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, Windows98, Windows NT)の環境で
ないと実行出来ません。インストールした環境は Windows プラットフォームですか?
③
WindowsNT の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がインストー
ルされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる環境で
はありません。
2.6.3.NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない
シリーズがリストにあらわれない
①
SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot
を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。
②
NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。
③
NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズとアクセス
できません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になっ
ているか確認して下さい。
④
NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.61 以上ですか?確認してください。
⑤
SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが
5回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故
障が考えられます。(内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません)
⑥
SVS-04 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッ
チを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、
もしなっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-04 シリーズのパラメータリセットを行
います。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げてみ
てください。(内蔵フォントを持たないタイプのプリンタはテストプリントはできません。)
⑦
SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、ケーブルの不良か SVS-04 シリーズの故障が考えられます。
⑧
以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-04 シリーズの設定する必要がありま
す。 2.2.2.1.2 SVS-04 シリーズに Web ブラウザでアクセスする方法を参照してください。(3270/5250
などの SNA 使用時は 2.6.9 3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい)
2.6.4.制御装置、装置が自動生成されない
①
生成されるまで時間がかかることがあります。しばらく待ってから再度確認してください。
②
OS/400 のバージョンは、V3R1 以降のものですか?V3R1 以降しか自動生成は、サポートされていません。
V3R1 より古い OS/400 の場合、手動設定で行ってください。
③
AS/400 の SYSVAL QAUTOCFG、QAUTORMT は、YES に設定されていますか?どちらの SYSVAL も YES に設定
してください。
④
52
回線記述の中で制御装置記述の自動作成(AUTOCRTCTL)が*YES に設定されていますか?APPC コントロ
2.AS/400 での設定方法
ーラを自動で設定きるようにするには、回線記述の中で制御装置記述の自動作成(AUTOCRTCTL)が*YES
に設定されていなければなりません。
⑤
ユーザの QUSER に十分なメモリ空容量があることを確認してください。
⑥
SVS-04 シリーズのパラメータ AUTODIAL(Automatic Link Establishment)は、YES になっていますか?
YES にしてください。
⑦
SVS-04 シリーズのパラメータ H1_ADDR(Host MAC Address)、H1_LU_NAME(Host LU Name)は正しく設
定されていますか?確認した上で、正しく設定してください。
⑧
SVS-04 シリーズを再インストールする場合で、以前に作成された SVS-04 シリーズに対応する制御装置
や装置が AS/400 に残っていませんか?SVS-04 シリーズのパラメータ AUTODIAL を NO に設定します。残
っている APPC 制御装置、APPC 装置、RWS 制御装置、プリンタ装置を削除した後、SVS-04 シリーズのパ
ラメータ AUTODIAL を YES に設定します。
⑨
システム値のシステム保護レベル(QSECURITY)が高いものになっているようでしたら、低いものに変
更して試してみてください。
2.6.5.SNA で印刷できない
① プリンタは、正しく SVS-04 シリーズへ接続されていますか?SVS-0420S の場合、接続されているポート
が正しいものか確認してください。
② ライターは起動されていますか。SVS-04 シリーズは、ライターを自動起動しません。ライターが起動さ
れていないならば、起動してください。
③ AS/400 上でメッセージ待ち(MSGW)になっていませんか?出力待ち行列や、プリンタ装置を確認してくだ
さい。
④ 制御装置や装置は活動状態になっていますか?なっていないようでしたら、活動状態にしてください。
⑤ SVS-04 シリーズのパラメータ H1_ADDR(Host MAC Address)、H1_LU_NAME(Host LU Name)は正しく設
定されていますか?H1_ADDR(Host MAC Address)が誤ってビット反転されたものが設定されていませ
んか?誤ってビット反転されたものが設定された場合でも自動構成で制御装置や装置は作成されますが、
AS/400 IPL 後は印刷できなくなります。H1_ADDR(Host MAC Address)、H1_LU_NAME(Host LU Name)
を確認してください。
⑥ ASCII Transparency のモードは正しいですか?SVS-04 シリーズのパラメータ TRNFORM を確認してくだ
さい。確認/設定方法は、2.6.7.ASCII-Transparency モードの設定を参照。
2.6.6.突然印刷されなくなった場合
突然印刷されなくなった場合、以下の四段階の復旧作業を順に試みてください。
(1) 電源の OFF/ON による復旧
① 印刷中の JOB がある場合、一旦全 JOB を保留(Hold)します。(WRKOUTQ)
② プリンタの電源を OFF します。
③ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを抜き電源を OFF します。
④ およそ10秒後、SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを差し電源を ON にします。
⑤ プリンタの電源を ON します。
⑥ 印刷 JOB を解放(Release)します。(WRKOUTQ)
53
2.AS/400 での設定方法
(2) ライターの再起動による復旧
① 印刷中の JOB がある場合、一旦全 JOB を保留(Hold)します。(WRKOUTQ)
② プリンタの電源を OFF します。
③ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを抜き電源を OFF します。
④ AS/400 のライターが活動状態の場合停止し、ライターを再起動します。(WRKWTR、ENDWTR、STRPRTWTR)
⑤ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを差し電源を ON にします。
⑥ プリンタの電源を ON します。
⑦ 印刷 JOB を解放(Release)します。(WRKOUTQ)
(3) コントローラ、デバイスの OFF/ON による復旧
① 印刷中の JOB がある場合、一旦全 JOB を保留(Hold)します。(WRKOUTQ)
② プリンタの電源を OFF します。
③ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを抜き電源を OFF します。
④ AS/400 のライターが活動状態の場合停止します。(WRKWTR、ENDWTR)
⑤ AS/400 のコントローラ、デバイスを OFF に構成変更します。OFF に構成変更する順番は注意が必要です。
プリンタデバイス、RWS コントローラ、APPC デバイス、APPC コントローラの順で OFF に構成変更します。
(WRKCFGSTS *CTL)
⑥ コントローラ、デバイスを再度 ON に構成変更します。APPC コントローラ、APPC デバイス、RWS コント
ローラ、プリンタデバイスの順に行います。(WRKCFGSTS *CTL)
⑦ ライターを再起動します。(WRKWTR、STRPRTWTR)
⑧ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを差し電源を ON にします。
⑨ プリンタの電源を ON します。
⑩ 印刷 JOB を解放(Release)します。(WRKOUTQ)
(4) コントローラ、デバイスの再構築による復旧
① 印刷中の JOB がある場合、一旦全 JOB を保留(Hold)します。(WRKOUTQ)
② プリンタの電源を OFF します。
③ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを抜き電源を OFF します。
④ AS/400 のライターが活動状態の場合停止します。(WRKWTR、ENDWTR)
⑤ AS/400 のコントローラ、デバイスを OFF に構成変更します。OFF に構成変更する順番は注意が必要です。
プリンタデバイス、RWS コントローラ、APPC デバイス、APPC コントローラの順で OFF に構成変更します。
(WRKCFGSTS *CTL)
⑥ AS/400 のコントローラ、デバイスを削除します。(WRKDEVD、WRKCTLD)
⑦ SVS-04 シリーズの AC アダプタのコネクタを差し電源を ON にします。
⑧ AS/400 のコントローラ、デバイスが再作成され、活動状態になったことを確認します。(WRKCFGSTS *CTL)
⑨ ライターを再起動します。(WRKWTR、STRPRTWTR)
⑩ プリンタの電源を ON します。
⑪ 印刷 JOB を解放(Release)します。(WRKOUTQ)
54
2.AS/400 での設定方法
2.6.7.ASCII-Transparency モードの設定
この設定変更は、通常行う必要がありません。実際に印刷を行ってみて、印刷されないか、印刷されても
印字結果が乱れる場合、ASCII-Transparency モードの変更を行います。
2.6.7.1.Web ブラウザによる ASCII-Transparency モード変更
①
ブラウザを起動し、SVS-04 シリーズの IP アドレスを指定して、SVS-04 シリーズにアクセスします。
詳細は、10.Web ブラウザでの使用方法を参照してください。
②
ブラウザが起動されましたら、Configuration をクリックして Configuration ページを表示させて、
IBM Job Control リンクをクリックしてください。
③
ASCII Transparency format を現在とは別のモードに設定します。FTP でパラメータ変更することも
可能です。13.3 パラメータ変更方法を参照して、IBM Job Control MENU のなかの TRNFORM を現在と別
のモードに設定してください。
2.6.7.2.NetPilot による ASCII-Transparency モード変更
① Windows95/98/NT の「タスクバー」の「スタート」の「プログラム」に登録されている NetPilot を起
動します。(Windows3.1 の場合は登録した名前のグループの中に NetPilot がありますのでそれを起動
して下さい)
② NetPilot を起動して左側の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」フォルダを選択して
下さい。この中に先ほどインストールしたプリントサーバーがありますので、それを選択してくださ
い。「Properties」アイコンボタンが選択可能になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押
します。
③ SVS-04 シリーズのパラメータ変更パネルが
表示されますので IBM Printer Driver タグ
を選択すると右のようなパネルが表示され
ます。ここで右下の More…ボタンを押すと
以下のような画面が表示されます。
55
2.AS/400 での設定方法
④ TRNFORM の値を現在と別のものに変更してください。
変更後、OK をクリックし前の画面に戻り、さらに OK
を押し、変更内容を保存します。SVS-04 シリーズの
電源を OFF/ON します。
2.6.8.SNA で JOB の最初にゴミが印字される
① SVS-04 シリーズのパラメータ IBM JOB CONTROL MENU の SOJS(Start Of Job Sequence)に
1B 7E 12 00 01 11 1B 7E 01 00 00
を設定して、SVS-04 シリーズを再起動してください。
2.6.9.3270/5250を使用している際の注意事項
① SVS-04 シリーズのフレームタイプ(デフォルト値:FR_802_2)を変更する場合、3270/5250 などの SNA
使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない事があります。これは
SVS-04 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。ただし、SVS-04 シリーズのフレームタ
イプのデフォルト値は、このような現象が起きないような値(FR_802_2)に設定されています。もし、
他の値に変更されているようでしたら、SVS-04 シリーズのフレームタイプを変更すれば NetPilot を使
用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能になります。
② 2.2.2.1.1.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-04 シリーズのIPアドレ
スを変更し、PCから PING が可能な状態にします。
③ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイ
ルを get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています)
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80:root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass <パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 User logged in
ftp> get config
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : config
8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
(太字が実際に入力するコマンドです。)
④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中)
56
NB_FR_TYPE.
: FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX)
この行を
NB_FR_TYPE.
: FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX
このように編集し直します
2.AS/400 での設定方法
注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがあります。
不適切な形式の config ファイルを SVS-04 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS-04
シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS
の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT / 98 / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを
編集して下さい。
⑤ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、config ファイルを put します。
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80.
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80 : root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 user logged in
ftp> put config CONFIG
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : CONFIG
8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s)
ftp> quit
注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-04 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻っ
てしまいます。 SVS-04 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG
という名前で put します。
⑥ SVS-04 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、
NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」
ボタンを押す事で変更する事もできます。
2.6.10.印字されない半角文字がある
下記文字をサポートしていないコードページがプリンタに設定されている場合、下記文字は半角で印字で
きません。
£、¢、¬、\、∼
プリンタのコードページ設定を上記文字をサポートしているもの(例:コードページ 942)に変更するこ
とで印字可能です。
2.6.11.2 台のプリンタを接続し、交互に印刷を行うと改ページ位置がずれる。
AS/400 は用紙長を毎回送出していないためと SNA プリンタサーバ側に 1 台のプリンタ分の用紙長しか記憶
域を持っていないために発生する問題です。 AS/400 から用紙長を毎回送出するように設定することで回
避できます。具体的には、ライターの起動方法を以下のように変更します。
STRPRTWTR 印刷装置名 INIT(*ALL)
ただし、INIT パラメータは OS/400 のバージョンによっては未サポートの場合があります。
57
2.AS/400 での設定方法
2.6.12.用紙を動かして印字位置を微調整し、印刷開始すると改ページ後印刷
され、微調整が無効になる。
SNA プリントサーバのデフォルトの設定では、印刷データの前にプリンタ初期化コマンドをプリンタへ送
出しているためです。パラメータ Start of Job シーケンス(SOJS)に記述されている、下記コマンドを削
除してください。
1B 7E 12 00 01 11 1B 7E 01 00 00
2.6.13.特定文字パターンを印刷しようとするとプリンタが停止する。
下記パターンの文字列を印刷しようとした場合、プリントサーバが特殊モード(IBM 拡張プリンタ・エミ
ュレーション)に移行しデータ待ちとなり、プリンタが停止する場合があります。
%<
%/
%CONFIG+
%/BAR
%/FONT
(1)NetPilot で設定する場合
IBM EXTENDED EMULATION メニューの下記値を変更します。設定方法は、9.6.9 IBM Printer Emuration を
参照してください。
Extended Emulation Status: チェックを外す
Warning Switch: チェックを外す
Extended Emulation String Substitution: チェックを外す
Cobra Extended Emulation Mode: OFF
(2)ftp でパラメータの変更を行う場合
以下のように config ファイルを変更して書き込みを行ってください。ftp によるパラメータの変更方法は、
13.3 パラメータ変更方法を参照してください。
--- IBM EXTENDED EMULATION
XEMUL. : NO
WARN. : NO
SSUBST. : NO
SBTS. :
TLIS. :
TTRS. :
FLIS. :
58
2.AS/400 での設定方法
EECS. :
COBXEM. : OFF
(3)web ブラウザーでパラメータの変更を行う場合
IBM EXTENDED EMULATION ページの下記値を以下のように変更します。
Extended Emulation Status : NO
Extended Emulation Warnings : NO
Extended Emulation String Subst. : NO
Cobra Extended Emulation Mode : OFF
2.6.14.プリントサーバの電源を OFF/ON すると改ページ位置がずれる場合があ
る。
用紙長の情報は、AS/400 から毎回送られてこないため、プリントサーバ側で記憶しています。AS/400 か
ら用紙長の情報が送られてこなかった場合、プリントサーバは記憶していた用紙長をもとにプリンタ側に
命令を出しますが、電源 OFF されて用紙長情報が失われたらプリントサーバに設定されているデフォルト
値で処理が行われます。デフォルト値と正しい用紙長の値が異なる場合、この現象が発生します。
ライターを再起動することで AS/400 から用紙長が再送出されますので、問題を回避することができます。
59
2.AS/400 での設定方法
2.7.トラブルの報告
自分自身で解決することができないトラブルに遭遇した場合は、システムエンジニア(SE)あるいは販売店
用にエラー報告書を作成することが大切です。そのエラー報告書にはできる限り下記のものを入れてください。
2.7.1.通信障害、ライター異常終了の場合
・アウトキューQEZJOBLOG に残っている APPC コントローラ、プリンタ装置、ライター(書き出しプログラム)
に関するジョブログ。QEZJOBLOG にジョブログが残っていない場合、DSPMSG、DSPLOG でプリンタに関連する
ログを探し印刷する。
・障害が発生した時の状況(プリンタ、スプール、操作員のオペレーション内容)メモ
・パラメータリスト(SVS-04 シリーズが印刷可能な状態で、SVS-04 シリーズのテストボタンを2回連続して
押すことで出力される A4 用紙 10 ページ位のリスト)
・通信構成図(簡単なもので結構です)
2.7.2.印刷結果異常の場合
・エラーの説明をつけた印字出力
・可能なら正しい印字出力
・パラメータリスト(SVS-04 シリーズが印刷可能な状態で、SVS-04 シリーズのテストボタンを2回連続して
押すことで出力される A4 用紙 10 ページ位のリスト)
・SCSネットワークデータファイル(収集方法は次頁参照)
60
2.AS/400 での設定方法
2.7.3.SCSネットワークデータの収集方法
(1) SNA で印刷可能な SVS-0420S を用意し
ます。
(2) Windows95,98,NT などの telnet が使
用できる環境を用意してください。
(3) SVS-0420S の IP アドレス、サブネッ
トマスク、デフォルトルーターを設定し
て、SVS-0420S と PING できる状態にしま
す。TCP/IP の設定は、ARP コマンドや付
属ソフトの NetPilot で設定できます。
いまここで SVS-0420S の IP アドレスを
192.1.2.113 と指定したとします。
(4) Windows の DOS プロンプトから以下の
様に telnet で SVS-0420S に接続します。
C:¥>telnet 192.1.2.113
(5) 右図のように telnet が起動されます。
以下のように login 名を“root”と入れ
て改行キーを押し、password 名を“pass”
を入力して改行キーを押します。
Login:root
root
password:pass
pass
(6) telnet の中で“root>”と表示されれ
ば成功です。
(7) 右のように“snahexdump”と入力し
て 改 行 キ ー を 押 し て く だ さ い 。 SNA
hexdump started.とメッセージが表示さ
れれば成功です。
(8) 右の様に“ターミナル”メニューの“ログの開始”を選択します。
(9) ファイル名を入力するダイアログが表示されるので適当なファイル名、たとえば“apti01.log”と入
力して実行します。
(10) 準備が完了しましたので SNA での印刷を実行してください。
(11) telnet の画面でログが流れるはずです。印刷が終了したら“ターミナル”メニューの“ログの停止”
を実行してください。
(12) メモ帳などでログファイルを確認してみてください。
注意:印刷ジョブ1つにつき1つのログを取得するようにしてください。
61
2.AS/400 での設定方法
62
3.NetWare での設定方法
3.NetWare での設定方法
3.1.NetWare 設定手順概要
NetWare で SVS-04 シリーズをインストールする場合、設置する環境でどのプロトコルが使用されて
おり、どの印刷方法で印刷するか、あらかじめ決定する必要があります。以下の表より適当なインス
トール方法を選択し、インストールを進めてください。
印刷方法
伝送プロトコル
アクション
キューを使用した従来
IPX/SPX
3.2 キューを使用した従来の印刷方法をご参照くださ
キューを使用した従来の印刷方法
の印刷
い。
Pure IP
3.3 IP プロトコルでのキューを使用した印刷方法をご
プロトコルでのキューを使用した印刷方法
参照ください。
NDPS
TCP/IP
IPX/SPX
64
3.4 NDPS を使用した印刷方法をご参照ください。
を使用した印刷方法
3.NetWare での設定方法
3.2.キューを使用した従来の印刷方法
3.2.1.設定手順概要
NetWare で SVS-04 シリーズを設定する場合、付属ユーティリティ NetPilot が必要です。なお設定作
業には admin(supervisor)同等権限が必要ですので、必ず admin 同等権限でログインしているクライ
アントで操作を行ってください。NetPilot は NetWare のサーバー上にプリントキュー及びプリントサ
ーバーを作成して接続するまで自動的に行います。設定手順にそって NetWare での設定を行って下さ
い。以下に設定手順の概要を示します。
1.2 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタに接続する
1.3 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタをネットワークに接続する
付属ユーティリティーNetPilot をクライアント PC にインストール
付属ユーティリティーNetPilot で NetWare Server に設定
SVS-04 シリーズのその他パラメータの設定
クライアントより印刷
3.2.2.設定前処理
①
1.2、1.3 章を参照し、SVS-04 シリーズをプリンタおよびネットワークへの接続を行って下さい。
②
SVS-04 シリーズを接続したい NetWare NDS ツリー(サーバー)に admin(supervisor)同等権限でロ
グインしているクライアント(Windows95/NT)を用意して下さい。このクライアントに設定ユーティリ
ティ(NetPilot)をインストールします。
③
設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
3.2.3.設定ユーティリティ NetPilot のインストール
① 設定前処理で用意した admin 権限でログインしたクライアントのディスケットドライブに設定ユーテ
ィリティ(1)のディスケットを挿入します。(この例ではドライブA:)
② ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行。
65
3.NetWare での設定方法
③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合
は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さい。
④ インストール方法を選択します。Typical と Custom がありま
すがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。Typical でイン
ストールすると NetPilot がインストールされません。
⑤ インストールプログラムの確認パネル(Previously Installed
Components)が表示されますので「Next」を押して下さい。
⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot のみを
チェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP
で使用する為の,サーバーを使用しない直接印刷のユーティリ
ティです。ここでは使用しませんのでチェックを必ずはずし
て下さい。NetPilot
NetPilot だけをチェックした状態で「Next」を押
だけをチェックした状態で
して下さい。
⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必
要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して下さ
い。その後、「Next」を押して下さい。
⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下
さい。
⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩ 画面の指示に従って、設定ユーティリティ(2)(DISK2)をディスケットドライブに挿入し Enter を押
してください。
⑪ Installation completed Successfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
66
3.NetWare での設定方法
3.2.4.設定ユーティリティで NetWare サーバーへのインストール
① NetPilot は、SVS-04 シリーズの NetWare Server への自動インストール及び SVS-04 シリーズの設定変
更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書の「設定ユーティリティ Netpilot の使
用方法」の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。
② 3.2.2 でインストールした NetPilot を使用して SVS-04 シリーズを NetWare サーバーにインストール
します。Windows95/NT の「タスクバー」の「スタート」の「プログラム」に登録されている NetPilot
を起動します。(Windows3.1 の場合は登録した名前のグループの中に NetPilot がありますのでそれを
起動して下さい)
③ 起動すると NetPilot のメインウインドウ
が立ち上がります。サーバーにインスト
ールしたい SVS-04 シリーズを右側のリス
トより選択するとツールバーアイコンボ
タンの「Install」が選択可能になります
ので「Install」ボタンを押します。(注:
リストされる名前は SVS-04 シリーズのノ
ードアドレスの下6桁の頭に”PS”が付い
たものです)もしリストに表示されない
場合、「View」メニューの「Refresh」を
実行して下さい。
④ インストールオプションパネルが表れますので「with
Installation Wizard」を選択します。「with Installation
Wizard」は、選択した SVS-04 シリーズを初めてサーバー
に 登 録 す る 場 合 に 使 用 し ま す 。 「 with current
configuration」は、SVS-04 シリーズのコンフィグレーシ
ョンだけを変更したい場合に使用します。本作業では
「with Installation Wizard」を選択して「OK」ボタン
を押して下さい。
⑤ SVS-04 シリーズの名前設定パネルが表示
されますので設定したい名前を入力する
かもしくはデフォルトのまま「Next」ボ
タンを押します(注意
注意:この名前はユー
注意
ザーが SVS-04 シリーズを見分けるのに使
用します。出来るだけデフォルトの名前
を使用して下さい。設定後「file」メニ
ューの「Rename」で名前を変更する事も
できます。)
67
3.NetWare での設定方法
⑥ ネットワーク環境の選択パネルが表示され
ますので使用するプロトコルをチェックし
ます。この SVS-04 シリーズを NetWare で
も TCP/IP でも NetBEUI(Windows and OS/2)
でも使用したい場合は全てのチェックボッ
クスをチェックしてください。ここではネ
ットワーク負荷の低減のため不要なプロト
コルのチェックは外しておく事をお勧めし
ます。プロトコルをチェックし終えたら
「Next」ボタンを押して下さい。
⑦ NetWare の設定パネルが表示されますので
NetWare NDS で登録する場合は「In The NDS
tree」を選択してください。NetWare3.1x
の場合やバインダリで登録する場合は「On a
bindery File Server」を選択し登録した
い サ ー バ ー を 「 Select a NetWare File
Server for queues」から選択してくださ
い。選択したら「Next」ボタンを押します。
*各パラメータ説明
In the NDS tree:
On a bindery
File Server
Select a NetWare
File Server for
your queues:
このオプションは NetWare NDS 環境でのみ選択可能です。このオプションを選択した場
合、次のウィザードで NDS tree に SVS-04 シリーズを登録する必要があります。
NetWare 3.1x 環境ではこのオプションを選択します。また、NetWare 4.1x 環境下で
bindery サービスを利用する場合も、このオプションを選択します。
Bindery サービスを選択した場合、このオプションを設定する必要があります。ドロッ
プダウンリストを使用してプリントキューを作成するファイルサーバーを選択します。
ここで選択したファイルサーバーにまだログインしていない場合は「Next >」ボタンを
クリックした時に、「ログイン」ダイアログが表示され、選択したファイルサーバーに
ログインするように求められます。このログイン機能は使用しないでください。NetWare
のインストール作業は必ずログインしてから行ってください。
⑧ NetWare NDS ネットワーク環境設定パネル
が表示されます。(bindery サービスを選
んだ場合はこのパネルは表示されませんの
で省略して次に進んで下さい)SVS-04 シリ
ーズを置く Context、SVS-04 シリーズがロ
グインする NDS Tree、プリントキューを置
く Context・ボリュームをそれぞれ設定し
「Next」ボタンを押して下さい。
68
3.NetWare での設定方法
*各パラメータの説明
Print Server context: SVS-04 シリーズを置く context を入力します。「Browse...」ボタンをクリ
ックして context を選択することも可能です。
Login NDS Tree:
SVS-04 シリーズがログインする NDS Tree を選択します。
(この NDS Tree 上のアカウントを1つ消費します。)
Queue context:
プリントキューを置く context を入力します。「Browse...」ボタンをク
リックして context を選択することも可能です。
Queue volume:
プリントキューを置くボリューム を入力します。「Browse...」ボタンを
クリックしてボリュームを選択することも可能です。
⑨ NetWare プリントキューの設定パネルが表示さ
れますので SVS-04 シリーズを設定したいキュ
ーの名前を入力し「Next」ボタンを押して下さ
い。設定した名前が NetWare サーバーに作成さ
れます。(SVS-0420S のように複数のポートがあ
るタイプは、図のように各ポートに接続する複
数のプリントキューを作成します。)
⑩ TCP/IP設定パネルが表示されます。(使
用プロトコルの設定パネルでTCP/IPのチ
ェックボックスをチェックしなかった場合はこ
のパネルは表示されません省略して次に進んで
下さい)ここで IP アドレス、サブネットマス
ク、デフォルトルータ等の設定をします。、こ
の設定は後からも設定可能です。基本的には
DHCP、BOOTP、RARP のチェックボックスを外し
て Manual のチェックボックスをチェックして IP
Address、Subnet Mask、Default Router を登録して Next ボタンを押してください。DHCP、BOOTP、RARP
などの IP アドレス自動設定のプロトコルは各プロトコルで使用制限がありますので使用する場合は以
下の各パラメータの説明を読んで注意して使用してください。
*各パラメータの説明
BOOTP:
BOOTP サーバで IP アドレスを管理している環境の場合は、このチェックボックスを選
択すると、SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に設定されます。従って、
対応する各フィールドは手動では設定することができなくなります。通常はチェック
通常はチェック
ボックスを外す事をお勧めします。
RARP:
このチェックボックスを選択すると、RARP が有効になります。この機能は BOOTP 同様、
IP アドレスが自動更新されます。RARP を有効にした場合、IP アドレスは手動では設
定することができなくなります。通常はチェックボックスを外す事をお勧めします。
通常はチェックボックスを外す事をお勧めします。
DHCP:
DHCP マネージャで IP アドレスを管理している環境の場合は、このチェックボックス
を選択すると、 SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一時的に割
り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT の DHCP サーバのみ
です。SVS-04 シリーズは Windows95 の様に”WINS の解決に DHCP を使う”のような使い
方ができません。名前を解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT の WINS
サーバーを使用するしか方法がありませんので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使
用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してくだ
の設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意:同一セグメン
さい。(WINS
さい。
ト内に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も DHCP は使用できません。
Manual:
BOOTP、RARP、DHCP による IP アドレスの管理を行っていない場合、または望ましくな
69
3.NetWare での設定方法
い場合はこのオプションを選択します。このオプションを有効にした場合は、IP アド
レス、サブネットマスク、デフォルト・ルータを入力します。通常はこの方法で
通常はこの方法で IP ア
ドレスを設定してください。この場合は、BOOTP,RARP,DHCP
ドレスを設定してください。この場合は、BOOTP,RARP,DHCP のチェックボックスを外
してください。
IP Address: SVS-04 シリーズに設定する IP アドレスを入力します。このアドレスは他 のネットワ
ーク機器と重複しないようにしなければなりません。
Subnet
例えば、Class C のサブネットマスクは 255.255.255.0 になります。デフォルトの値
Mask:
「0.0.0.0」を設定した場合、サブネットマスクは自動的に設定されます。
Default
デフォルト・ルータの IP アドレスを入力します。デフォルトの値「0.0.0.0」 を設定し
Router:
た場合、ルータを越えた通信はできなくなります。
⑪ NetBEUI(Windows and OS/2)環境での設定パネ
ルが表示されます。(使用プロトコルの設定パ
ネルで Windows and OS/2 のチェックボックス
をチェックしなかった場合はこのパネルは表示
されません省略して次に進んで下さい)ここで
NetBEUI で接続する場合の SVS-04 シリーズの
名前を入力し「Next」ボタンを押します。出来
るだけデフォルトの名前を使用して下さい。
WINS は WindowsNT の WINS サーバーにホスト名
と IP アドレスを自動的に登録する場合に設定します。WINS サーバーを使用して WINS の解決を行う場
合は WINS サーバーの IP アドレスを入力してください。WINS を使用しない場合は WINS のチェックボッ
クスを外して「Next」ボタンを押してください。
Printer on LPT1:
PrintMonitor(Windows)や PRMAN(OS/2)で接続する場合に各ソフトウエアで
(LPT2:,COM1)
表示されるプリンタ名です。デフォルトのまま使用することを推奨します。
WINS
WindowsNT の WINS サーバーで WINS の解決をしていてこの SVS-04 シリーズ
のホスト名(デフォルトは PS+下6桁の MAC アドレス)と IP アドレスを WINS
サーバーに登録したい場合、このチェックボックスを有効にします。DHCP
を使用しない場合はチェックボックスを外してください。
Primary WINS Server
WINS サーバーのアドレスを入力してください。
Secondary WINS Server WINS サーバーのアドレスを入力してください。
⑫ パスワードの設定とテストページの出力パネル
が表示されます。必要であればパスワードを入
力、テストプリントの出力先を選択して
「Finish」ボタンを押します。
70
3.NetWare での設定方法
*各パラメータの説明(前ページのパネル)
Configuration SVS-04 シリーズの設定ファイルにパスワードを設定し、アクセスを 制限すること
Password:
ができます(オプション)。パスワードを設定した場合、「Property」ページ、ま
たは「Network」ウィンドウにアクセスする前に、パスワードを入力する必要があ
ります。パスワードは「Property」ページを使用して変更することができます。
パスワードを忘れた場合は SVS-04 シリーズを工場出荷時の設定に戻す以外に解除
する方法はありません。また、再度インストールする場合は、以前設定したパラメ
ータ等はすべて削除されます。
注意:パスワードを設定しても、ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」
ウィンドウは見ることができます。ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」
ウィンドウを見せ ないようにするためには、「General Property」ページの「Users」
オプションを使用します。
また、このパスワードは WWW ブラウザからアクセスする際にも必要になります。
Print Test
「Finish」ボタンをクリックすると、NetWare 環境で選択したプリンタを経由して
Page:
テストページを出力しようとします。このテストにより NetWare 環境でのインスト
ールが正しく行なえたかどうか確かめることができます。また、テストページの出
力結果で設定した内容を確認することができます。
⑬ Installation completed パネルが表示されてインストールは終了です。「OK」ボタンを押して終了し
て。テストプリントが出力されているか確認して下さい。インストールした SVS-04 シリーズはメイン
パネルの「Network Print Servers」フォルダに移動します。「Network Print Servers」フォルダを確
認して下さい。この作業が終了したら次のインストール後の各パラメータリスト変更に進んでください。
⑭ インストールが失敗した場合は NetWare トラブルシューティングを参照して下さい。この SVS-04 シリ
ーズを複数のサーバーから使用したい場合などの処理を行いたい場合は 3.2.5 NetWare 環境の変更を参
照して下さい。
71
3.NetWare での設定方法
3.2.5.NetWare 環境の変更
3.2.5.1.別のプリントキューに SVS-04 シリーズを接続するには
シリーズを接続するには
① NetPilot を立ち上げてメインウインドウの中の「Units」フォルダの「Network Print Servers」フォ
ルダの中のインストール済み SVS-04 シリーズを表示します。
② 接続したい SVS-04 シリーズを選択してツールバ
ーの「Network」ボタンまたは右クリックメニュ
ーで「Network」を選択すると Network ウインド
ウが表示されます。「NetWare」のタブを選択す
ると右の様に現在接続 SVS-04 シリーズにしてい
るプリントキューが表示されます。
③ SVS-04 シリーズ・ポートの(LPT1)を選択して下
さい。(注意:SVS-0420S をご使用の場合は LPT1
ポートにプリンタを接続している場合は LPT1 を、
LPT2 ポートに接続している場合は LPT2 を、シリ
アルポートに接続している場合は COM1 を選択し
てください。PR1-PR8 は論理プリンタ機能を使用
可能にします。ただし、NetWare 環境で使用する
場合は、論理プリンタ機能はまず必要ないでしょう。また、PR4-PR8 は絶対に選ばないでください。詳
しくは、「14.1 論理プリンタ」の章を参照してください。)
*各ボタン説明
[Connect]
[Disconnect]
[Show Remote]
SVS-04 シリーズのポートにプリントキューを接続するためのパネルを開きます。
SVS-04 シリーズのポートから選択したプリントキューの接続を解除します。
リモートプリンタモードで動作している SVS-04 シリーズが接続している NetWare
プリンタの場所を表示します。「Network」ウィンドウを開くたびに、いくつかの
リモートプリンタ(NetWare プリントサーバー)がプリンタポート、プリントキュ
ーとは離れてウィンドウの下に表示されます。リモートプリンタとの接続を確認す
るために、このボタンと後述する「Delete」ボタンは必ず使用します。
[Delete
リモートプリンタモードで動作しているプリンタを削除します。プリントキュー、
Remote]
SVS-04 シリーズ・オブジェクト、プリンタ・オブジェクトが NetWare ファイルサー
バーから手動(NetPilot を使わずに)で削除された場合に限り、「Show」ボタンを
使用した後に「Delete」ボタンをクリックすることができます。
[Banner Type] バナーページの出力形式を Text、PostScript のいずれかに設定します。「Banner
Type」ボタンをクリックする前に、LPT1、LPT2、COM1 のいずれかを選択します。
Context:
NDS Tree の中のプリンタ・オブジェクトの場所を選択します。
Preferred NDS SVS-04 シリーズがログインする NDS Tree を選択します。
Tree
Change...
「Change」ボタンをクリックすることでファイルサーバー(NDS Tree)を変更する
ことができます。
72
3.NetWare での設定方法
④ 「Connect..」ボタンを押して「Connect NetWare Print
Queues」パネルを表示させます。
⑤ 「Resources」プルダウンからプリントキューを作成した
いサーバーを選択します。
⑥ 「Create Queue」ボタンで新しくプリントキューを作成
した後、作成したプリントキューを選択します。(既存
のプリントキューに SVS-04 シリーズ・ポートを接続した
い場合は 「Create Queue 」の処理は必要あ りませ ん。
「Delete Queue」はキューを削除します。)
⑦ 「Print Server Mode」のラジオボタンを選択して「OK」
ボタンを押すと「Network Environments」ウインドウに
戻ります。
注意:
(注意
注意
:リモートプリンタモードで使用する場合は「NetWare
Print Server」フィールドの右側の「Browse」ボタンを
クリックしリストの中から接続させたい NetWare プリン
トサーバーを選択し Printer Number を Automatic か
Manual(バインダリの場合は 0-16、NDS の場合は 0-256)
で設定し OK を押した後 Netpilot を終了してください。
その後 NetWare プリントサーバーを 再起動した後 に
SVS-04 シリーズを立ち上げ直すと、SVS-04 シリーズが
NetWare プリントサーバーに接続します。)
3.2.5.2.プリントサーバーモードとリモートプリンタモード
プリントサーバーモードでの SVS-04 シリーズはファイルサーバーにログインし、プリントジョブが無いかプリ
ントキューを繰り返しポーリングします。この場合、SVS-04 シリーズは NetWare プリントサーバー(PSERVER.EXE
を実行しているワークステーション)をエミュレートします。このモードでは印刷が高速であり(通常 1200∼
4000Kbps)ネットワークの負荷も小さくなるため推奨されるモードです。
リモートプリンタモードでの SVS-04 シリーズはファイルサーバー上で実行されている NetWare プログラムの
PSERVER.NLM に接続されるか、または PSERVER.EXE を実行している専用ワークステーションに接続します。そ
の後ファイルサーバーから自動的にプリントジョブを受け取ります。この場合 SVS-04 シリーズは、RPRINTER
や NPRINTER(NetWare リモートプリンタソフトウエア)を実行しているワークステーションをエミュレートしま
す。このモードは印刷が低速(通常 160∼560Kbps)でネットワークの負荷が大きくなるため、あまり推奨でき
ません。
ただし、プリントサーバーモードで接続する場合は SVS-04 シリーズ 1 台につき 1 つのユーザーライセンスが必
要ですが、リモートプリンタモードで接続する場合は NetWare のユーザーライセンスはカウントされません。
従いまして、リモートプリンタモードは NetWare のユーザーライセンス数が大きな問題となる小規模なネット
ワークにのみ推奨されるモードです。
73
3.NetWare での設定方法
3.2.5.3.Novell ユーティリティによる設定
SVS-04 シリーズを NetWare 環境にインストールしたあとも、NetPilot を使用していつでも設定を変更できます。
また、Novell の NetWare アドミニストレータや PCONSOLE などを使用して管理することもできます。
NetWare アドミニストレータの役に立つ機能について、以下で詳しく説明します。
① プリンタの状態
以下に示す「NetWare」ダイアログの「プ
リンタステータス」メニューに、SVS-04
シリーズのプリンタ・サーバーがサービ
スを提供している、アクティブなプリン
トジョブのステータスが表示されます。
表示されるアクティブなジョブの詳細は、
プリントキュー、プリントジョブの説明、
印刷するファイルのサイズ、ジョブが終
了した割合(%)などです。NetWare アド
ミニストレータでは、このメニューから
プリントジョブを中止または一時停止す
ることもできます。
② 通知
NetWare アドミニストレータを使用して、SVS-04 シリーズに接続されているプリンタのステータスメッ
セージの通知を有効、または無効にすることができます。たとえば、ビジー状態、オフライン状態、用紙
切れ、紙づまりなどです。プリントジョブの所有者や特定の管理者を、通知を受けるユーザーのリストに
追加、または削除することができます。
③ プリントレイアウト
インストールされている SVS-04 シリー
ズのプリンタ・サーバーと、それに関連
するプリントキューは、任意の NetWare
組織ユニットとして表示できます。要約
情報をチェックしたいプリンタを右クリ
ックするだけで、その情報が表示されま
す。
74
3.NetWare での設定方法
3.3.IP プロトコルでのキューを使用した印刷方法
3.3.1.設定手順概要
キューを使用した印刷方法では、PureIP プロトコルでの印刷にも対応しています。ただし、NDS による方法の
みサポートしています。PureIP による印刷は NetWare5 以降でサポートされています。
1.2 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタに接続する
1.3 または 1.4 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタをネットワークに接続する
NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定
TCP/IP プロトコルでの IP アドレス設定
Web ブラウザで SVS-04 シリーズの設定
SVS-04 シリーズのその他パラメータの設定
クライアントより印刷
3.3.2.NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定
PureIP 環境では、NetWare アドミニストレータを使用してプリンタ、プリントサーバ、キューのオブ
ジェクトを作成し、それぞれを関連付けておく必要があります。
75
3.NetWare での設定方法
3.3.3.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定
以下の作業は、SVS-04 シリーズと設定を行う PC が同一セグメント内にあることを前提としています。
① SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
② Windows のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。
③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい)
④ arp コマンドで SVS-04 シリーズの IP アドレスを設定します。
IP アドレス設定
C:¥users¥default> arp -s 1 0.1.4.66 00-40-8c-1b-30-0a
(a)
(b)
(a) これから設定しようとする SVS-04 シリーズの IP アドレス
(b) SVS-04 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載)
注意1:arp
コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を
注意1
行なって下さい。(Windows の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。)
注意2:arp
を発行する Windows と SVS-04 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。Arp
注意2
を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。
注意3:IP
アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス
注意3
クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。
⑤ SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
C:¥users¥default> ping 10.1.4.66
⑥ IP アドレス確認(C:¥users¥default>
10.1.4.66)
66
C:¥users¥default> arp –d 10.1.4.66)
⑦ ARP テーブルの削除(C:¥users¥default>
10.1.4.66
(10.1.4.66 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP
アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静
的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。)
⑧ 通信ができない場合は、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま
た、
他の端末に ping が可能かも確認して下さい。
ARP での設定ができない場合、
SVS-04 シリーズの Default
Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は工場
出荷値に戻して、再度③から実行してください。
注意:
注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。
76
3.NetWare での設定方法
3.3.4.web ブラウザでのインストール
① 各種ブラウザの URL を入力する部分へ SVS-04 シリーズの IP アドレスを入力します。
② 表示された SVS-04 シリーズのホームページの Configuration ボタンをクリックします。
③ NetWare のリンクをクリックすると下記の画面になります。
④ PSERVER NDS のパラメータへツリーとコンテキストの含まれるプリントサーバ名を PSERVER NDS へ
下記のように設定します。
例
TREE:NW_TREE NBGPS.2ND_DEV
この例では、プリントサーバ名は NBGPS でコンテキストは 2ND_DEV です。ログインするツリーは
NW_TREE です。
77
3.NetWare での設定方法
重要!
1.
設置環境で IPX と IP どちらのプロトコルも有効であり、そのネットワークの伝送プロト
コルとして SVS-04 シリーズのパラメータが DUAL_STACK(デフォルト値)と設定されてい
るならば、IPX で伝送されます。IP プロトコルを必ず使用するために web ブラウザを使用
してパラメータ NetWare Transport Protocol の値を DUAL_STACK から IP_ONLY へ変更する
必要があります。
2.
SVS-04 シリーズが IP プロトコルを使用してファイルサーバにログインするために、指定
されたツリーの存在するファイルサーバ上で RCONAG6.NLM がロードされていなければなり
ません。
78
3.NetWare での設定方法
3.4.NDPS を使用した印刷
3.4.1.設定手順概要
SVS-04 シリーズは、印刷とプリンタ管理のためのノベル社の新世代アーキテクチャーである Novell
Distributed Print Services(NDPS)をサポートしています。NDPS は Pure IP(TCP/IP)か IPX/SPX で動作可
能です。NDPS は NetWare4.11 以降からサポートされていますが、SVS-04 シリーズがサポートするのは
NetWare5 以降のものからです。また、Pure IP(TCP/IP)は NetWare5 以降でサポートされた機能です。
1.2 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタに接続する
1.3 または 1.4 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタをネットワークに接続する
Web ブラウザで SVS-04 シリーズの設定
NetWare アドミニストレータで NetWare サーバの設定(パブリックアクセスの場合は不要)
SVS-04 シリーズのその他パラメータの設定
クライアントより印刷
3.4.2.設定前処理
① SVS-04 シリーズがインストールされる前に、NetWare ファイル・サーバーに NDPS と NDPS ゲートウ
ェイがインストールされていることを確認してください。
② SVS-04 シリーズは、Novell NDPS Gateway が IP ネットワークで印刷されるために使用されている
間、IPX プロトコルの使われているネットワークでは NDPS 印刷のために HP NDPS Gateway をサポ
ートしています。プリンタ・ゲートウェイのソフトウェアは NDPS ソフトウェアに含まれており、NDPS
と共に自動的にインストールされます。
③ NDPS、Novell NDPS Gateway についての詳しいことは、ノベル社と HP 社のドキュメントをご参照
してください。
79
3.NetWare での設定方法
3.4.3.IPX ネットワークでの NDPS 設定方法
接続するプリンタのインストール方法を、パブリックプリンタとするかコントロールプリンタとするか
選択する必要があります。NDPS を使用して SVS-04 シリーズをインストールするために下記手順に従っ
てください。
3.4.3.1.パブリックアクセス
① SVS-04 シリーズをネットワークに接続する前に、パブリックアクセスプリンタが自動的に作成さ
れるために HP NDPS Gateway が構成されることを確認してください。
② SVS-04 シリーズをネットワークへ接続してください。
③ NetPilot を使用して SVS-04 シリーズのパラ
メータ HP_JETADMIN を YES に設定してくださ
い。パラメータ HP_JETADMIN は、SVS-04 シリ
ーズと HP NDPS Gateway の間で通信を可能に
するために必ず YES に設定しなければなりま
せん。右図のように NetPilot の Properties
中 の General タ グ の 中 で 設 定 可 能 で す 。
NetPilot のインストール方法は 3.2.3 設定ユ
ーティリティ NetPilot のインストールを参照
してください。
HP NDPS Gateway はすぐに SVS-04 シリーズを
みつけ、接続された各々のプリンタのために自動的にパブリックプリンタを作成するでしょう。す
べてのユーザーはパブリックプリンタへアクセスできます。
3.4.3.2.コントロールアクセス
① SVS-04 シリーズをネットワークに接続する前にパブリックアクセスプリンタが自動的に作成され
るために HP NDPS Gateway が構成されないことを確認してください。
② SVS-04 シリーズをネットワークへ接続してください。
③ NetPilot を使用して SVS-04 シリーズのパラメータ HP_JETADMIN を YES に設定してください。パラ
メータ HP_JETADMIN は、SVS-04 シリーズと HP NDPS Gateway の間で通信を可能にするために必ず YES
に設定しなければなりません。設定方法は、3.4.3.1 の③をご参照してください。
④ NetWare アドミニストレータを使用して、ディレクトリの中に NDPS プリンタのオブジェクトを作
成してください。接続するプリンタそれぞれに対応する NDPS プリンタのオブジェクトを作成しま
す。ディレクトリー・オブジェクトとして、それらへのアクセスはコントロールされます。
3.4.4.IP ネットワークでの NDPS 設定
① SVS-04 シリーズへ IP アドレスが割当てられている必要があります。IP アドレスの割当て方法は、
3.3.3 TCP/IP プロトコルでの IP アドレス設定をご参照ください。
② NetWare アドミニストレータを起動します。もし使用可能な NDPS マネージャー・オブジェクトが
ないならば、NDPS マネージャー・オブジェクトを作成します。
80
3.NetWare での設定方法
③ NetWare アドミニストレータでプリンタ・オブジェクトを作成します。
インストールされたプリンタは、NDPS マネージャーの中に現れるでしょう。
NDPS マネージャー・オブジェクトやプリンタ・オブジェクトの作成方法の詳細は、ノベル社のドキ
ュメントをご参照ください。
注意
1. プリンタ・オブジェクトの作成中に SVS-04 シリーズの IP アドレスを指定しなければなりません。
もし、DDNS サーバーがネットワーク環境にあるならば、IP アドレスをホスト名で置き換えができ
ます。
2. プリンタ・オブジェクトを作成中にプリンタポートの入力を促された場合、プリンタポートとして
LPT1 か LPT2 か COM1 を入力してください。
81
3.NetWare での設定方法
3.5.NetWare トラブルシューティング
NetWare トラブルシューティングは NetWare 環境で SVS-04 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役立て
ください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項目に
分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだめな
場合は②を実行するといったように順番に進んで下さい。なおこのトラブルシューティングを実行する場合は
NetWare サーバーの管理者の権限が必要です。
3.5.1.NetPilot のインストールが出来ない
①
インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約
1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。
②
ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書き込み可能にして CHKDSK してくださ
い。
③
設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。
3.5.2.NetPilot が起動しない
①
正しくインストールされていますか?、インストールパス(デフォルトでは C:¥Program Files¥Print
Server Utility)の NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある
事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。
②
NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, WindowsNT)の環境でないと実行出
来ません。インストールした環境は Windows プラットフォームですか?
③
Windows95 の場合、ネットワークのプロパティを確認します。クライアントとして Novell NetWare Client
32 または NetWare ネットワーククライアントがインストールされている事を確認して、プロトコルと
して IPX/SPX 互換プロトコルがインストールされている事を確認して下さい。インストールされていな
い場合は、NetPilot が起動できる環境ではありません。NetWare にログイン出来る環境にして下さい。
④
NetWare 環境で NetPilot を起動するには、ネットワーク管理者権限で NetWare 環境にログインしてい
る必要があります。NetWare へのログインはお済みですか?、まだログインしていない場合はログイン
して下さい。
⑤
IPX を透過可能なWAN環境で NetPilot をご使用になる場合、NetPilot が立ち上がるまで 5 分程度時
間がかかる場合があります。
3.5.3.NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない
シリーズがリストにあらわれない
①
SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot
を起動してみてください。接続するとHUBのランプが点灯します。
②
NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。それでもあらわれない場合は次項目
(③)を確認して下さい。
③
NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズとアクセス
できません。NetPilot をインストールしたマシンがネットワーク管理者権限で NetWare 環境にログイ
82
3.NetWare での設定方法
ンしているか確認して下さい。
④
NetPilot は V2.61 をお使いですか。SVS-04 シリーズのバージョンが 5.66 では Netpilot V2.61 以上で
ないと使用できません。
⑤
SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが
5回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故
障が考えられます。(フォント内蔵していないタイプのプリンタではテストプリントは出力されません
のでご注意ください。)
⑥
NetWare 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチを押してテスト印
刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetWare Enabled になっていますか?、もしなっていない場
合は、 NetWare Enabled にするために SVS-04 シリーズのパラメータリセットを行います。リセットが
済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度 NetPilot を立ち上げて見てください。(フォン
ト内蔵していないタイプのプリンタではテストプリントは出力されませんのでご注意ください。)
⑦
SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、ケ−ブルの不良や SVS-04 シリーズの故障が考えられます。
3.5.4.NetPilot で SVS-04 シリーズのインストールの最中にエラー発生
シリーズのインストールの最中にエラー発生
①
ログインしているユーザーがネットワーク管理者権限を持っていないとプリントキューの作成が出来な
いため、途中でエラーが発生します。ネットワーク管理者権限(SUPERVISOER や ADMIN)でログインし直
してから行って下さい。
②
エラーが発生した場合インストールをやり直す必要があります。
NetPilot の中の UNINSTALL で UNINSTALL
してからもう一度インストール作業を行って下さい。 UNINSTALL すると全ての設定が初期化されます。
③
テストプリントした内容も確認して下さい。SVS-02 シリーズは NetPilot でインストール作業をする事
が出来ません。
④
PC を立ち上げ直した後、NetPilot のインストールをする。
3.5.5.印刷出来ない
①
SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04
シリーズの故障が考えられます。販売店に確認して下さい。(内蔵フォントを持たないプリンタはテス
トプリントを使用できません)
②
テスト印刷の内容を確認します。 NetWare Enabled になっていますか?、もしなっていない場合は、
SVS-04 シリーズのパラメータリセットを行います。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ
直してもう一度、NetPilot を立ち上げて SVS-04 シリーズのインストールをやり直します。(内蔵フォ
ントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません)
③
SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、SVS-04 シリーズの故障です。
④
PCONSOLE を使用して作成したプリントキュー現接続サーバに SVS-04 シリーズが存在する事を確認しま
す。PCONSOLE を立ち上げてプリントキューの情報を選択してプリントキューのリストの中から作成さ
れたプリントキューを選択して改行キーを押しますプリントキュー情報が表示されますので現接続サー
83
3.NetWare での設定方法
バを選択して改行をおして現接続サーバを確認して下さい。現接続サーバが空欄の場合は、接続が失敗
しています。以下の作業を実行または確認して下さい
⑤
まず SVS-04 シリーズの電源を入れ直したあともう一度現接続サーバを確認して下さい。
⑥
ログインユーザー数を確認してください。ログインユーザー数が MAX になっている場合は、SVS-04 シ
リーズが NetWare サーバにログイン出来ないため印刷できません。NetWare のユーザー数を増やす事を
お勧めします。NetWare3.1x の場合は、Not-logged-in もユーザー数としてカウントされます。
⑦
SVS-04 シリーズのフレームタイプを NetWare のサーバーのフレームタイプに合わせます。NetPilot を
立ち上げてインストールした SVS-04 シリーズを選択してプロパティを押して NetWare のタグ選択して
下さい。[IEEE
[IEEE 802.3][IEEE 802.2][Ethernet2][SNAP]の内
NetWare サーバで使用しているフレームタ
802.2][Ethernet2][SNAP]
イプだけをチェックしてOKボタンを押して SVS-04 シリーズの設定を変更して SVS-04 シリーズを立ち
上げ直して下さい。(7.6.2 参照)
⑧
これら作業を行ってもだめな場合、もう一度 SVS-04 シリーズのインストール作業をやり直して下さい。
3.5.6.NetPilot を使用しない SVS-04 シリーズのインストール
シリーズのインストール
[今インストールする SVS-04 シリーズのMACアドレスを 00A07A000001 とし、キューを作成する NetWare サ
ーバの名前を GENESIS とします]
①
SVS-04 シリーズを TCP/IP で接続出来るようにします。
②
付録Aパラメータリストの TCP/IP を参照して CONFIG ファイルを獲得して編集します。CONFIG ファイ
ルの中の”----NETWARE NEMU“の中に PSERVER_BINDERY1:の項目がありますので ”PSERVER_BINDERY1. :
GENESIS”の様に NetWare サーバの名前を記述します。その後 CONFIG ファイルをセーブして付録Aパラ
メータリストの CONFIG ファイルを PUT コマンドでダウンロードします。その後 SVS-04 シリーズの電源
を入れ直して下さい。
③
PCONSOLE を立ち上げます
④
プリントサーバ情報を選択して改行キーを押して下さい。プリントサーバが一覧されます。
⑤
Insert キーを押して新プリントサーバ名:のところで ”PS000001” を入力して改行キーを押します。この
PS000001 はMACアドレスの下6桁の頭に PS を加えた名前です。
⑥
PS000001 が作成されたので、それを選択して改行キーを押すとプリントサーバ情報が表示されます。
⑦
プリントサーバ構成を選択してプリントサーバ構成メニューをだしてプリンタの構成を選択します。
⑧
構成完了プリンタが表示されますので “インストールされていません 0”を選んで改行キーを押します。
⑨
“プリンタ0構成”パネルで名前”プリンタ 0”となっている部分を”PS000001_LPT1”に変更し、タイプを ”
リモートパラレル、LPT1” に変更します。その後、ESC キーを押して設定を保存する YES で改行キーを
押します。
⑩
プリントサーバを作成したら次はプリントキューを作成します。利用可能な項目まで ESC キーで戻って、
プリントキューを選択して改行キーを押して下さい。
⑪
プリントキューのリストが表示されている部分で Insert キーを押して ”新プリントキュー名:” の部
分で ”PS000001_LPT1_Q”と入力して改行キーを押して下さい。このプリントキュー名は自由です。
⑫
作成したプリントキュー”PS000001_LPT1_Q”を選択して改行キーを押して下さい。
⑬
プリントキュー情報が表示されますのでキューサーバを選択して改行キーを押して下さい。
⑭
キューサーバ上で Insert キーを押してキューサーバ候補パネルを表示させ作成したキューサーバ
PS000001 を選択して改行キーを押して下さい。
84
3.NetWare での設定方法
⑮
利用可能な項目まで ESC キーで戻ってプリントサーバ情報の中の PS000001 を選択して改行キーを押し
ます。プリントサーバ構成で改行キーを押してプリンタ通知リストを選択改行して定義済みのプリンタ
の中で PS000001_LPT1 を選んで改行します。(通知名:ジョブ所有者、通知タイプ:未定義)になって
いる事を確認してなっていなければ加えて下さい。次にプリンタでサービスされているキューを選択改
行して定義済みのプリンタの中で PS000001_LPT1 を選んで改行します。(ファイルサーバ:GENESIS, キュー:
PS000001_LPT1_Q, 優先順位:1) になっている事を確認してなっていなければ加えて下さい。
⑯
これで設定終了です。PCONSOLE を EXIT して、SVS-04 シリーズの電源を入れ直して下さい。
3.5.7.テストプリントが出力されない
①
内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません。
②
SVS-04 シリーズのネットワークインジケータ(LED)は、点滅していますか?SVS-04 シリーズのス
イッチを入れた後LEDがつきっぱなしになったり、ずっと消えていたりするとケーブルの不良や故障
の可能性があります。
3.5.8.NetPilot で別の NetWare サーバの接続ができなくなってしまった
①
NetPilot で Network ボタンを押しても NetWare のタグが表示できない場合の原因は、2通りのことが
考えられます。一つは、以前に NetPilot で設定したマシンと違うマシンで設定しようとしている場合。
もう一つは、NDS でログインして設定した情報をバインダリでログインしたマシンで設定変更しようと
した場合です。どうしても設定をやり直したい場合は NetPilot を UNINSTALL して、もう一度インスト
ールし、SVS-04 シリーズを出荷値に戻すしか方法がありません。
②
まずは、NetPilot を UNINSTALL します。
③
SVS-04 シリーズを出荷値に戻します。(TEST ボタンの項目を参照してください)
④
NetPilot をインストールします。
⑤
設定ユーティリティで NetWare サーバーへのインストールの項目を参照し NetPilot での接続をやり直
す。
85
3.NetWare での設定方法
86
4.Windows2000 での設定方法
4.Windows2000 での設定方法
4.1.Windows2000 での設定手順概要
Windows2000 環境では、Windows2000 をインストールすると標準でインストールされる「標準 TCP/IP 印刷サービ
ス」を使用して印刷します。Windows2000 では、RAW/TCP と LPR による印刷方法をサポートしていますが、SVS-04
シリーズでは、LPR による印刷方法のみサポートします。
本マニュアルの 1.2、1.3、1.4 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタ及びネットワークにに接続する
付属ユーティリティーNetPilot のインストール
付属ユーティリティーNetPilot で TCP/IP アドレス設定(*1)
Windows2000 の設定
SVS-04 シリーズのその他パラメータの設定
SVS-04 シリーズのリセット
*1:Netpilot を使用する場合は、NetBEUI プロトコが必要です。TCP/IP プロトコルのみで設定する場合は、
3.3.3.TCP/IP プロトコルでの IP アドレスの設定方法で設定してください。
88
4.Windows2000 での設定方法
4.2.Windows2000 での設定手順
4.2.1.設定前処理
①
1.2、1.3、1.4 章を参照し、SVS-04 シリーズをプリンタおよびネットワークへの接続を行って下さい。
②
Windows マシンを用意して下さい。設定ユーティリティ(NetPilot)をインストールします。(もうす
でに SVS-04 シリーズにIPアドレスを設定している場合は NetPilot は必要ありません)
③
設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
4.2.2.設定ユーティリティ NetPilot のインストール
①
設定前処理で用意した Windows のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケット
を挿入します。(この例ではドライブA:)
②
ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行。
③
Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」
を押して下さい。
④
インストール方法を選択します。Typical と Custom があ
りますがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。
Typical
でインストールするとディレクトリが選択できません。
⑤
イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously
Installed Components)が表示されますので「Next」を
押して下さい。
⑥
インストールするプログラムを選択します。NetPilot の
みをチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI
や TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷の
ユーティリティです。ここでは使用しませんのでチェッ
クをはずして下さい。NetPilot だけをチェックした状態
で「Next」を押して下さい。
⑦
プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。
必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更し
て下さい。その後、「Next」を押して下さい。
⑧
スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下
さい。
⑨
インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩
Installation completed Suddessfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
89
4.Windows2000 での設定方法
4.2.3.設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定
① NetPilot は、SVS-04 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書
の NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。
② 4.2.2 でインストールした NetPilot を使用し
て SVS-04 シリーズのIPアドレスの変更をし
ます。Windows の「タスクバー」の「スター
ト」の「プログラム」に起動すると NetPilot
のメインウインドウが立ち上がります。サー
バーにインストールしたい SVS-04 シリーズを
右側のリストより選択するとツールバーアイ
コンボタンの「Install」が選択可能になりま
すので「Install」ボタンを押します。(注:
リストされる名前は SVS-04 シリーズのノード
アドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表示されない場合、「View」メニューの
「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フォルダの中の「New Units」フォルダ
を選択して下さい)
③ インストールオプションパネルが表れますので「with
Current configuration」を選択して「OK」ボタンを押
して下さい。
④ 選択した SVS-04 シリーズがリストから消えます。左側
の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」
フォルダを選択して下さい。この中に先ほどインスト
ールしたプリントサーバーがありますので、それを選
択してください。「Properties」アイコンボタンが選
択可能になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押します。
⑤ SVS-04 シリーズのパラメータ変更パネルが表
示されますので TCP/IP タグを選択すると右の
よ う な パ ネ ル が 表 示 さ れ ま す 。 こ こ で IP
Address、Subnet Mask、Default Router など
を指定します。DHCP、BOOTP、RARP などの IP
アドレス自動設定のプロトコルを使用しない場
合は DHCP、BOOTP、RARP のチェックボックスを
外して IP Address、Subnet Mask、Default Router
を指定してして「OK」ボタンを押せばIPアド
レスの設定完了です。最後に SVS-04 シリーズ
の電源をOFF/ONしてください。
(注意:
(注意:DHCP
(注意
がチェックされ DHCP サーバーが存在すると IP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP
アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP を
使用して IP アドレスを管理する場合は、4.2.5.DHCP
アドレスを管理する場合は、4.2.5.DHCP、
4.2.5.DHCP、WINS、
WINS、DDNS の使用方法をお読みください。
⑥ 4.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です。参照して下
さい。
90
4.Windows2000 での設定方法
4.2.4.Windows2000
Windows2000 の設定
4.2.4.1.TCP/IP プロトコルの導入
既に「インターネットプロトコル(TCP/IP)」が組み込まれている場合、この作業は不要です。
① Windows2000 に Administrator (または同等権限のユーザー)でログインします。
② 「スタート」→「設定」→「ネットワークとダイヤルアップ接続」→「ローカルエリア接続」を実行
します。
③ 「プロパティ」をクリックし、「インストール」
をクリックしてください。「ネットワークコンポー
ネントの種類の選択」画面が表示されますので、「プ
ロトコル」を選択して、「追加」をクリックしてく
ださい。「ネットワークプロトコルの選択」画面が
表示されますので一覧から「インターネットプロト
コル(TCP/IP)」を選択して「OK 」をクリックす
ると必要なファイルがコピーされ、「インターネッ
トプロトコル(TCP/IP)」が組み込まれます。
④ 右図のように「インターネットプロトコル
(TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックし
て、使用する環境に適した IP アドレス等の設定を
行ってください。
⑤ SVS-04 シリーズと TCP/IP を使用して通信ができ
ることを確認してください。
【ご注意】既に「インターネットプロトコル(TCP/IP)」
が組み込まれている場合は必要ありません。
91
4.Windows2000 での設定方法
4.2.4.2.Windows 2000 上でのプリンタキューの作成
① スタートメニューより、「設定」→「プリンタ」を選択します。「プリンタの追加」をダブルクリック
します。
② 「プリンタの追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックしてください。
③ 「ローカルプリンタ」を選択し、「次へ」をクリックしま
す。「プラグアンドプレイプリンタを自動的に検出してイ
ンストールする」にはチェックを入れないでください。
④ 新しいポートの作成で「Standard TCP/IP Port」を選択
し、「次へ」をクリックします。
⑤
「標準 TCP/IP プリンターポートの追加ウィザード」が表示されますので、「次へ」をクリックして
ください。
⑥ SVS-04 シリーズに設定した IP アドレスを入力し、「次
へ」をクリックしてください。ポート名は、ユニークな
ものに限ります。デフォルトでは、「IP_入力した IP ア
ドレス」が入ります。
⑦ ポートの追加で IP アドレスを入力すると、その IP アド
レスにアクセスし、プリンターの情報を取得する機能が
用意されていますが、SVS-04 シリーズはこの機能をサ
ポートしていませんので「カスタム」を選択し、「設定」
をクリックしてください。
92
4.Windows2000 での設定方法
⑧ 「設定」をクリックすると、「標準 TCP/IP ポートモニタ
ーの構成」のデフォルト値が右図のように表示されます
ので、設定を変更します。
⑨ プロトコル:RAW→LPR、キュー名:pr1 に変更してくださ
い。「LPR バイトカウントを有効にする」にチェックし、
「OK」をクリックしてください。「LPR バイトカウント
を有効にする」にチェックした場合のみサポートします。
(3ポート形式の SVS-04 シリーズをご使用の場合は、プ
リンタがプリントサーバの LPT1:に接続されている場合は
LPT1:に接続されている場合は
pr1 を、プリンタがプリントサーバの LPT2:に接続されて
LPT2:に接続されて
いる場合は pr2 を、プリンタがプリントサーバの COM ポー
トに接続されている場合は pr3 を入力してください。)
を入力してください。)
【ご注意】“SNMP ステータスを有効にする”機能には対応
していませんので、チェックしないでください。
⑩ 「標準 TCP/IP プリンターポートの追加ウィザードの
完了」画面が表示されます。設定を行った内容が表示
されますので間違いないか確認して、「完了」をクリ
ックしてください。
⑪ 「プリンターの追加ウィザード」が表示されますの
で、SVS-04 シリーズに接続しているプリンターのド
ライバーを選択し「次へ」をクリックします。
93
4.Windows2000 での設定方法
⑫ 任意のプリンター名を設定し、通常使用するプリン
ターに設定する場合は「はい」を選択して「次へ」
をクリックします。
⑬ プリンターの共有設定を行う画面が表示されますの
で、必要に応じて設定して「次へ」をクリックして
ください。
⑭ テストページの印刷画面が表示されますので、テストページ印刷を行う場合は「はい」にチェックを
して、「次へ」をクリックしてください。
⑮ 正常にプリンターが作成された場合は、次のような
画面が表示されますので「完了」をクリックしてく
ださい。これでプリンターの作成は終了です。
94
4.Windows2000 での設定方法
4.2.5.DHCP、
DHCP、WINS、
WINS、DDNS の使用方法
DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。
このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一
時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみ
です。SVS-04 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う”
を使う”のような使い方ができません。名前を
解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法か
Windows2000 の DDNS サーバーを使用する方法しかありませんので WINS サーバーか DDNS サーバーが無い場合は
DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。(WINS
の
のチェックボックスは外してください。
注意:同一セグメント内に
設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意
DHCP サーバーが2つ以上ある場合
注意
も DHCP は使用できません。
(1) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設
Primary WINS Server にプライマリ WINS
定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary
Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入
サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary
Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター
力して、必要であれば、Scope
ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じ
スコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、
WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。
SVS-04 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホ
スト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-04 シリーズは WINS サーバへ登
録の際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-04 シ
リーズへアクセスすることができます。
(2)DHCP サーバーと DDNS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスと DDNS チェックボックスをチェックして、SVS-04 シリーズを再
起動してください。環境によりますが、IP
IP Address、
Address、Subnet Mask、
Mask、Default Router、
Router、Domain Name、
Name、Primary
Server、
Server、Secondary Server が自動設定されます。DHCP、DDNS の仕様については WindowsNT、Windows2000
のマニュアルを参照してください。
DDNS は 53 バイト長のホスト名をサポートしますが、その名前には英数字とハイフン(‘-’)しか指定できませ
ん。もし、上記以外の文字が含まれていれば、DDNS サーバに登録の際、ハイフン(‘-’)に変換されるでしょ
う。プリントサーバの web ページか NetPilot で DDNS サーバーに登録された SVS-04 シリーズのホスト名を
確認することができます。
DDNS データベースの中にホスト名の一致する別のエントリーがある場合、SVS-04 シリーズは前に登録され
たエントリーを削除するでしょう。
95
4.Windows2000 での設定方法
4.3.Windows2000 トラブルシューティング
Windows2000 トラブルシューティングは Windows2000 環境で SVS-04 シリーズに対して不具合が発生した場合に
お役立てください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がつい
た項目に分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行して
もだめな場合は②を実行するといったように順番に進んで下さい。
4.3.1.NetPilot のインストールが出来ない
① インストール先のハードディスク残容量は、
十分ですか?、
NetPilot をインストールするには約 1.6Mbyte
の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。
② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書込可能にして CHKDSK してください。
③ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。
4.3.2.NetPilot が起動しない
① 正しくインストールされていますか?、
インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE,
NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。
② NetPilot は Windows プラットフォームの環境でないと実行出来ません。
インストールした環境は Windows
プラットフォームですか?
③ Windows2000 の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がインスト
ールされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる環境で
はありません。IPアドレスは ARP コマンドでも設定可能ですので 4.3.5.TCP/IP
.3.5.TCP/IP プロトコルでののI
Pアドレス設定方法を参照して下さい。
Pアドレス設定方法
4.3.3.NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない
シリーズがリストにあらわれない
① SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot
を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。
② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。
③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズとアクセス
できません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になって
いるか確認して下さい。
④ NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.61 以上ですか?確認してくださいして下さい。
⑤ SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5
回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故障
が考えられます。(内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません)
⑥ SVS-04 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチ
を押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、も
しなっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-04 シリーズのパラメータリセットを行い
ます。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げて見て
96
4.Windows2000 での設定方法
ください。(内蔵フォントを持たないタイプのプリンタはテストプリントはできません。)
⑦ SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、ケーブルの不良か SVS-04 シリーズの故障が考えられます。
⑧ 以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-04 シリーズの設定する必要がありま
す。4
4.3.4. NetPilot でIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250
などの SNA
でIPアドレスの変更が出来ない
使用時は 4.3.9.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい)
4.3.4.NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない
①
NetPilot で TCP/IP の IP アドレスの変更が出来ない場合は TCP/IP の ARP コマンドによる変更が可能で
す。4
4.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。
4.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
① SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
② Windows 2000 のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。
③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい)
④ arp コマンドで SVS-04 シリーズの IP アドレスを設定します。
IP アドレス設定
C:¥users¥default> arp -s 192.1.1.41 00-40-8c-10-6a-16
(a)
(b)
(a) これから設定しようとする SVS-04 シリーズの IP アドレス
(b) SVS-04 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載)
注意1:arp
コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を
注意1
行なって下さい。(Windows 2000 の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。)
注意2:arp
を発行する Windows 2000 と SVS-04 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。
注意2
Arp を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。
注意3:IP
アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス
注意3
クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。
⑤ SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
C:¥users¥default> ping 192.1.1.41)
⑥ IP アドレス確認(C:¥users¥default>
192.1.1.41
C:¥users¥default> arp –d 192.1.1.41)
⑦ ARP テーブルの削除(C:¥users¥default>
192.1.1.41
(192.1.1.41 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP
アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静
的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。)
⑧ 通信ができない場合は、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま
た、
他の端末に ping が可能かも確認して下さい。
ARP での設定ができない場合、
SVS-04 シリーズの Default
Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は初期
値にしても変わりません。NetPilot を使用して IP アドレスの設定を実行してください。
注意:
注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。
97
4.Windows2000 での設定方法
4.3.6.Windows2000 で印刷できない
① PING コマンドで SVS-04 シリーズにアクセス可能か?、だめな場合は NetPilot やテストプリントなどで
IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトルータを確認して下さい。
② LPR コマンドを使用してプリンタに直接データを送ります。
SVS-04 シリーズの IP アドレスを 192.1.2.100
としたら以下のようにコマンドを送ります。
LPR -S192.1.2.100 -PPR1 C:¥??????.TXT
(LPR /?でコマンドの送り方がでます)
??????.TXT の中身は印刷されましたか?されない場合、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON して下さい。
③ LPR コマンドで印刷可能なのに、Windows2000 の中の LPR Port 使用時だけ印刷不可の場合は、Windows2000
の TCP/IP 印刷サービスがおかしい可能性があります。Windows2000 を立ち上げ直してみて下さい。
④ Print Monitor 内の LPR ポートを使用しての印刷は出来ません。Windows2000 標準の LPR port を使用し
て印刷設定を行って下さい。
4.3.7.IPアドレスが勝手に変わってしまう
①
SVS-04 シリーズは BOOTP、DHCP、RARP に対応しており DHCP、BOOTP、RARP などのサーバーが起動して
いると IP アドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-04 シリーズの BOOTP、DHCP、RARP
を使用不可に変更して下さい。
4.3.8.SVS-04 シリーズとの PING ができなくなってしまう。
① ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した後、Default Router や Subnet Mask を設定しないと、
アクセスできなくなる事があります。Windows2000 で Subnet Mask や Default Router を設定している
場合は SVS-04 シリーズも必ず Default Router Subnet Mask を設定してください。
② ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した場合は、ARP –d のコマンドで ARP テーブルの削除を
実行してください。
③ SVS-04 シリーズのテストボタンを押してテストページを出力して IP アドレスを確認してください。
4.3.9.3270/5250を使用している際の注意事項
① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない
事があります。これは SVS-04 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。SVS-04 シリー
ズのフレームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能に
なります。
② 4.3.5.TCP/IP でのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-04 シリーズのIPアドレスを変更し、
PCから PING が可能な状態にします。
③ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファ
イルを get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています)
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80:root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 User logged in
ftp> get config
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii).
98
4.Windows2000 での設定方法
226 Transfer complete.
local : config remote : config
8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
(太字が実際に入力するコマンドです。)
④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中)
NB_FR_TYPE.
: FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) この行を
NB_FR_TYPE.
: FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX このように編集し直します
注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがありま
す。
不適切な形式の config ファイルを SVS-04 シリーズに put しようとすると、
put している間に SVS-04
シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS
の EDIT で、この問題は起きます。Windows 2000 / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編
集して下さい。
⑤ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、config ファイルを put します。
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80.
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80 : root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 user logged in
ftp> put config CONFIG
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : CONFIG
8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s)
ftp> quit
注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-04 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻っ
てしまいます。 SVS-04 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の
CONFIG という名前で put します。
⑥ SVS-04 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、
NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」
ボタンを押す事で変更する事もできます。
99
4.Windows2000 での設定方法
100
5.WindowsNT での設定方法
5.WindowsNT での設定方法
5.1.WindowsNT での設定手順概要
WindowsNT 環境では、TCP/IP 及び NetBEUI プロトコルで印刷できます。TCP/IP では WindowsNT が標準でサポー
トしている TCP/IP 印刷機能を利用して印刷します。NetBEUI では付属されている Print Monitor ユーティリテ
ィを使用します。WindowsNT Server のある環境では、WindowsNT Server 上で TCP/IP 印刷機能でプリンタを作
成し共有する事をお勧めします。(NetBEUI プロトコルで印刷したい場合は7.サーバーを使用しない場合の
設定の項目を参照して下さい)
本マニュアルの 1.2、1.3 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタ及びネットワークにに接続する
付属ユーティリティーNetPilot のインストール
付属ユーティリティーNetPilot で TCP/IP アドレス設定(*1)
WindowsNT の設定
SVS-04 シリーズのその他パラメータの設定
SVS-04 シリーズのリセット
*1:Netpilot を使用する場合は、NetBEUI プロトコが必要です。TCP/IP プロトコルのみで設定する場合は、
5.3.5.TCP/IP プロトコルでの IP アドレスの設定方法で設定してください。
102
5.WindowsNT での設定方法
5.2.WindowsNT での設定手順
5.2.1.設定前処理
① 1.2、1.3 章を参照し、SVS-04 シリーズをプリンタおよびネットワークへの接続を行って下さい。
② WindowsNT を用意して下さい。設定ユーティリティ(NetPilot)をインストールします。(もうすでに
SVS-04 シリーズにIPアドレスを設定している場合は NetPilot は必要ありません)
③ 設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
5.2.2.設定ユーティリティ NetPilot のインストール
① 設定前処理で用意した WindowsNT のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケッ
トを挿入します。(この例ではドライブA:)
② ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行。
③ Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」
を押して下さい。
④ インストール方法を選択します。Typical と Custom があ
りますがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。Typical
でインストールするとディレクトリが選択できません。
⑤ イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously
Installed Components)が表示されますので「Next」を
押して下さい。
⑥ インストールするプログラムを選択します。NetPilot の
みをチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や
TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷のユー
ティリティです。ここでは使用しませんのでチェックを
はずして下さい。NetPilot だけをチェックした状態で
「Next」を押して下さい。
⑦ プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。
必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更し
て下さい。その後、「Next」を押して下さい。
⑧ スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下
さい。
⑨ インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩ Installation completed Suddessfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
103
5.WindowsNT での設定方法
5.2.3.設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定
① NetPilot は、SVS-04 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。詳細機能については本書
の NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。
② 5.2.2 でインストールした NetPilot を使用
して SVS-04 シリーズのIPアドレスの変更
をします。WindowsNT の「タスクバー」の「ス
タート」の「プログラム」に起動すると
NetPilot のメインウインドウが立ち上がり
ます。サーバーにインストールしたい SVS-04
シリーズを右側のリストより選択するとツー
ルバーアイコンボタンの「Install」が選択
可能になりますので「Install」ボタンを押
します。(注:リストされる名前は SVS-04
シリーズのノードアドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表示されない場合、
「View」メニューの「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フォルダの中の「New
Units」フォルダを選択して下さい)
③ インストールオプションパネルが表れますので「with
Current configuration」を選択して「OK」ボタンを
押して下さい。
④ 選択した SVS-04 シリーズがリストから消えます。左
側の「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」
フォルダを選択して下さい。この中に先ほどインスト
ールしたプリントサーバーがありますので、それを選
択してください。「Properties」アイコンボタンが選
択可能になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押します。
⑤ SVS-04 シリーズのパラメータ変更パネルが表
示されますので TCP/IP タグを選択すると右の
よ う な パ ネ ル が 表 示 さ れ ま す 。 こ こ で IP
Address、Subnet Mask、Default Router など
を指定します。DHCP、BOOTP、RARP などの IP
アドレス自動設定のプロトコルを使用しない
場合は DHCP、BOOTP、RARP のチェックボック
スを外して IP Address、Subnet Mask、Default
Router を指定してして「OK」ボタンを押せば
IPアドレスの設定完了です。最後に SVS-04
シリーズの電源をOFF/ONしてください。(注意
(注意:
(注意:DHCP がチェックされ DHCP サーバーが存在する
と IP アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP
アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP を使用して IP アドレスを管理する場合は、
5.2.5.DHCP、
5.2.5.DHCP、WINS、
WINS、DDNS の使用方法をお読みください。
⑥ 5.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です。参照して下
さい。
104
5.WindowsNT での設定方法
5.2.4.WindowsNTの設定
5.2.4.1.TCP/IP 印刷が導入されているかの確認
① Windows NT 画面上の「マイ コンピュータ」を開き、「コントロールパネル」の「ネットワーク」アイコ
ンをダブルクリックします。
② 表示されたダイアログボックスの上部に「サービス」のタブがあるので、クリックします。
③ 「ネットワークサービス」(WindowsNT 3.5x の場合は組み込まれているネットワークソフトウエア)
に「Microsoft TCP/IP 印刷」が表示されていれば、「
「5.2.4.4 WindowsNT 上でのプリントキューの作成」
に進んで下さい。表示されていない場合は、Windows NT に TCP/IP 機能と TCP/IP 印刷機能をインスト
ールします。WindowsNT 4.0 の場合、「
「5.2.4.2.TCP/IP プロトコルの確認とその導入」
プロトコルの確認とその導入」を実行して下さ
い。WindowsNT 3.5x の場合は以下の注意を実行して下さい。
(注意:WindowsNT 3.5x の場合は「ソフトウエアの追加」をクリックして TCP/IP 印刷機能をインスト
ールします。
「TCP/IP プロトコル及び関連コンポーネント」を選択して「接続ユーティリティ」、
「TCP/IP
ネットワーク印刷サポート」、「FTP サーバーサービス」、「簡易 TCP/IP サービス」をインストール
してその際に IP アドレスおよびサブネットマスクを設定して下さい。その後「
「5.2.4.4 WindowsNT 上で
のプリントキューの作成」の注意:WindowsNT
3.5x の場合に進んで下さい。)
のプリントキューの作成」
5.2.4.2.TCP/IP プロトコルの確認とその導入
① ネットワークプロパティに「プロトコル」のタブがあるので、クリックします。「ネットワークプロト
コル」の欄の下に「TCP/IP プロトコル」が表示されていれば、「
「 5.2.4.3.
.2.4.3.Microsoft TCP/IP 印刷の導
入」に進んで下さい。表示されていない場合は、「追加...」をクリックして、「TCP/IP
プロトコル」を
入」
選択して、「OK」をクリックします。
② ダイアローグボックスに「ネットワーク上に DHCP サーバーがある場合は、動的に IP アドレスを提供するよう
に TCP/IP を構成することができます。不明な場合は、システム管理者に問い合わせてください。DHCP を使用
しますか?」と、表示された場合は、「いいえ」を選択してください。もし、 DHCP を使用する場合はネ
ットワーク管理者と、ご相談下さい。
③ 「いくつかの Windows NT ファイルをコピーする必要があります。」と表示されたら、Windows NT セットアップ CD
ファイルの存在する場所を確認して、「続行」をクリックします。
④ 「Microsoft TCP/IP のプロパティ」というダイアローグボックスが表示されますので、その際に使用 NT
端末の IP アドレスおよびサブネットマスクを設定します。「少なくとも1つのアダプタカードに、空のプライマリ
WINS アドレスがあります。続行しますか?」と表示された場合は、「はい」をクリックします。
⑤ Windows NT のファイルがコピーされた後、「ネットワークプロトコル」の欄に「TCP/IP プロトコル」が追
加されたのを確認します。
5.2.4.3.Microsoft TCP/IP 印刷の導入
① 「サービス」のタブをクリックして、「ネットワークサービス」の欄の下にある、「追加...」をクリ
ックして、「Microsoft TCP/IP 印刷」を選択して、「OK」をクリックします。
② 「いくつかの Windows NT ファイルをコピーする必要があります。」と表示されたら、Windows NT のセットアップ
CD の存在する場所を確認して、「続行」をクリックします。
③ Windows NT のファイルがコピーされた後、「ネットワークサービス」の欄に「Microsoft TCP/IP 印刷」
105
5.WindowsNT での設定方法
が追加されたのを確認して、「閉じる」をクリックします。
④
「新しい設定を有効にするには、コンピュータを再起動する必要があります。今すぐコンピュータを再起動しますか。」
と表示されたら、「はい」を選択して、PCをリセットしてください。
5.2.4.4.Windows NT 上でのプリンタキューの作成
①
「マイコンピュータ」の「プリンタ」の「プリンタの追加」をダブル クリックします。
②
「プリンタの追加ウィザード」で「このコンピュータ」を選択して、「次へ」をクリックします。
③
「利用可能なポート」の画面の下に「ポートの追加...」があるので、それをクリックします。
④
「プリンタポート」のダイアローグボックスが
表示されるので、「LPR Port」を選択して、「新
しいポート...」をクリックします。
⑤ 「LPR 互換プリンタの追加」という表示の下に「1pd
を提供しているサーバーの名前またはアドレス」
に SVS-04 シリーズの IP アドレスを入力します。
「サーバーのプリンタ名またはプリンタ キュー
名」に”PR1”と入力して、「OK」をクリックします。
( 注 意 : SVS-0420S などの3ポート形式 の
SVS-04 シリーズをご使用の場合は、SVS
シリーズをご使用の場合は、 SVS の
LPT1:に接続された場合は
LPT1: に接続された場合は PR1 を、SVS
を、 SVS の
LPT2:に接続された場合は
LPT2:に接続された場合は PR2 を、COM
を、COM ポー
トに接続された場合は PR3 を入力してくだ
さい。
「プリンタポート」のダイアローグボックスに戻るので、「閉じる」をクリックします。
⑥
先ほど指定した、IP アドレスとプリンタポートが「PR1 : ???.???.???.???」の形式で「利用可能な
ポート」の欄に表示されるので、確認して「次へ」をクリックします。
⑦
「製造元:」と「プリンタ:」の欄が表示されるので、ご使用のプリンタを選択して、「次へ」を
クリックします。
⑧
「プリンタ名」を尋ねられるので、プリンタ名は、任意のものを入力します。
⑨
「ネットワーク上のほかのユーザーとこのプリンタを共有するか....」と表示されるので、「共有する」を選
択して下さい。「共有名:」は、任意のものを入力します。「次へ」をクリックします。
⑩
⑪
「テストページを印刷しますか?」は、任意のものを選択します。「完了」をクリックします。
以上でプリンタの設定は終了しました。インストール後のパラメータリスト変更に進んでください。
(注意
注意:WindowsNT
3.5x の場合は、「プリントマネージャ」の「プリンタの作成」を選択し、印刷先は「そ
注意
の他」を指定した後の「LPR Port」を選択してOKボタンをおします。「LPR 互換プリンタの追加」で「1pd
を提供しているサーバーの名前またはアドレス」に SVS-04 シリーズの IP アドレスを入力します。「サー
バーのプリンタ名またはプリンタ キュー名」に”PR1”か”PR2”か”PR3”と入力(上記の⑤での注意を参照)して、
「OK」をクリックします。
(注意
注意:Windows
NT と SVS-04 シリーズは TCP/IP で接続されますが、Windows NT とクライアント間の通信
注意
プロトコルは TCP/IP である必要はありません。)
106
5.WindowsNT での設定方法
5.2.5.DHCP、
DHCP、WINS、
WINS、DDNS の使用方法
DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。
このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一
時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみ
です。SVS-04 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う”
を使う”のような使い方ができません。名前を
解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法か
Windows2000 の DDNS サーバーを使用する方法しかありませんので WINS サーバーか DDNS サーバーが無い場合は
DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。(WINS
の
のチェックボックスは外してください。
設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意
注意:同一セグメント内に
DHCP サーバーが2つ以上ある場合
注意
も DHCP は使用できません。
(2) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設
定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary
Primary WINS Server にプライマリ WINS
サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary
Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入
力して、必要であれば、Scope
Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター
ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じ
スコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、
WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。
SVS-04 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホ
スト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-04 シリーズは WINS サーバへ登
録の際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-04 シ
リーズへアクセスすることができます。
(2)DHCP サーバーと DDNS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスと DDNS チェックボックスをチェックして、SVS-04 シリーズを再
起動してください。環境によりますが、IP
IP Address、
Address、Subnet Mask、
Mask、Default Router、
Router、Domain Name、
Name、Primary
Server、
Server、Secondary Server が自動設定されます。DHCP、DDNS の仕様については WindowsNT、Windows2000
のマニュアルを参照してください。
DDNS は 53 バイト長のホスト名をサポートしますが、その名前には英数字とハイフン(‘-’)しか指定できませ
ん。もし、上記以外の文字が含まれていれば、DDNS サーバに登録の際、ハイフン(‘-’)に変換されるでしょ
う。プリントサーバの web ページか NetPilot で DDNS サーバーに登録された SVS-04 シリーズのホスト名を
確認することができます。
DDNS データベースの中にホスト名の一致する別のエントリーがある場合、SVS-04 シリーズは前に登録され
たエントリーを削除するでしょう。
107
5.WindowsNT での設定方法
5.3.WindowsNT トラブルシューティング
WindowsNT トラブルシューティングは WindowsNT 環境で SVS-04 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役
立てください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項
目に分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだ
めな場合は②を実行するといったように順番に進んで下さい。
5.3.1.NetPilot がインストールが出来ない
① インストール先のハードディスク残容量は、
十分ですか?、
NetPilot をインストールするには約 1.6Mbyte
の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。
② ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書込可能にして CHKDSK してください。
③ 設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。
5.3.2.NetPilot が起動しない
① 正しくインストールされていますか?、
インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE,
NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さい。
② NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, WindowsNT)の環境でないと実行出来
ません。インストールした環境は Windows プラットフォームですか?
③ WindowsNT の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がインストー
ルされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる環境では
ありません。IPアドレスは ARP コマンドでも設定可能ですので 5.3.5.TCP/IP
.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPア
ドレス設定方法を参照して下さい。
ドレス設定方法
5.3.3.NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない
シリーズがリストにあらわれない
① SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot
を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。
② NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。
③ NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズとアクセス
できません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になって
いるか確認して下さい。
④ NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.61 以上ですか?確認してくださいして下さい。
⑤ SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが5
回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故障
が考えられます。(内蔵フォントを持たないプリンタはテストプリントを使用できません)
⑥ SVS-04 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチ
を押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、も
しなっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-04 シリーズのパラメータリセットを行い
ます。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げて見て
108
5.WindowsNT での設定方法
ください。(内蔵フォントを持たないタイプのプリンタはテストプリントはできません。)
⑦ SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、ケーブルの不良か SVS-04 シリーズの故障が考えられます。
⑧ 以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-04 シリーズの設定する必要がありま
す。5
5.3.4. NetPilot でIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250
などの SNA
でIPアドレスの変更が出来ない
使用時は 3.3.9.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい)
5.3.4.NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない
① NetPilot で TCP/IP の IP アドレスの変更が出来ない場合は TCP/IP の ARP コマンドによる変更が可能で
す。5
5.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。
5.3.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
① SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
② Windows NT のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。
③ 自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい)
④ arp コマンドで SVS-04 シリーズの IP アドレスを設定します。
IP アドレス設定
C:¥users¥default> arp -s 192.1.1.41 00-40-8c-10-6a-16
(a)
(b)
(a) これから設定しようとする SVS-04 シリーズの IP アドレス
(b) SVS-04 シリーズの MAC アドレス(本体裏面に記載)
注意1:arp
コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を
注意1
行なって下さい。(Windows NT の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。)
注意2:arp
を発行する Windows NT と SVS-04 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。Arp
注意2
を発行する場合は、 同じセグメントの PC を使用して下さい。
注意3:IP
アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマス
注意3
クされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。
⑤ SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
⑥ IP アドレス確認(C:¥users¥default>
C:¥users¥default> ping 192.1.1.41)
192.1.1.41
⑦ ARP テーブルの削除(C:¥users¥default>
C:¥users¥default> arp –d 192.1.1.41)
192.1.1.41
(192.1.1.41 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP
アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静
的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。)
⑧ 通信ができない場合は、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。ま
た、
他の端末に ping が可能かも確認して下さい。
ARP での設定ができない場合、
SVS-04 シリーズの Default
Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この場合は初期
値にしても変わりません。NetPilot を使用して IP アドレスの設定を実行してください。
注意:
注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。
109
5.WindowsNT での設定方法
5.3.6.WindowsNT で印刷できない
① PING コマンドで SVS-04 シリーズにアクセス可能か?、だめな場合は NetPilot やテストプリントなどで
IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトルータを確認して下さい。
② LPR コマンドを使用してプリンタに直接データを送ります。
SVS-04 シリーズの IP アドレスを 192.1.2.100
としたら以下のようにコマンドを送ります。
LPR -S192.1.2.100 -PPR1 C:¥??????.TXT
(LPR /?でコマンドの送り方がでます)
??????.TXT の中身は印刷されましたか?されない場合、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON して下さい。
③ LPR コマンドで印刷可能なのに、NT の中の LPR Port 使用時だけ印刷不可の場合は、WindowsNT の TCP/IP
印刷サービスがおかしい可能性があります。WindowsNT を立ち上げ直してみて下さい。
④ サーバーからは印刷できるがクライアントから印刷できない場合は 5.3.10.サーバーからは印刷できる
がクライアントから印刷できないを参照して下さい。
⑤ Print Monitor 内の LPR ポートを使用しての印刷は出来ません。WindowsNT 標準の LPR port を使用して
印刷設定を行って下さい。
5.3.7.IPアドレスが勝手に変わってしまう
① SVS-04 シリーズは BOOTP、DHCP、RARP に対応しており DHCP、BOOTP、RARP などのサーバーが起動してい
ると IP アドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-04 シリーズの BOOTP、DHCP、RARP を使
用不可に変更して下さい。
5.3.8.SVS-04 シリーズとの PING ができなくなってしまう。
① ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した後、Default Router や Subnet Mask を設定しないと、
アクセスできなくなる事があります。WindowsNT で Subnet Mask や Default Router を設定している場
合は SVS-04 シリーズも必ず Default Router Subnet Mask を設定してください。
② ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した場合は、ARP –d のコマンドで ARP テーブルの削除を実
行してください。
③ SVS-04 シリーズのテストボタンを押してテストページを出力して IP アドレスを確認してください。
5.3.9.3270/5250を使用している際の注意事項
① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない
事があります。これは SVS-04 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。SVS-04 シリー
ズのフレームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能に
なります。
② 5.3.5.TCP/IP でのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-04 シリーズのIPアドレスを変更し、
PCから PING が可能な状態にします。
③ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファ
イルを get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています)
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80:root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 User logged in
110
5.WindowsNT での設定方法
ftp> get config
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : config
8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
(太字が実際に入力するコマンドです。)
④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中)
NB_FR_TYPE.
: FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) この行を
NB_FR_TYPE.
: FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX このように編集し直します
注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがありま
す。
不適切な形式の config ファイルを SVS-04 シリーズに put しようとすると、
put している間に SVS-04
シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS
の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編集
して下さい。
⑤ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、config ファイルを put します。
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80.
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80 : root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 user logged in
ftp> put config CONFIG
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : CONFIG
8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s)
ftp> quit
注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-04 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻っ
てしまいます。 SVS-04 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の
CONFIG という名前で put します。
⑥ SVS-04 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、
NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」
ボタンを押す事で変更する事もできます。
5.3.10.サーバーからは印刷できるがクライアントから印刷できない
① WindowsNT 3.51 をご使用の場合、WindowsNT 3.51 の不具合で、プリンタを共有した場合一般ユーザー
が印刷を行うとエラーが発生し印刷できない事があります。この不具合はスプールディレクトリのアク
セス権がの初期設定が読み取り専用になっているため起こる問題です。この問題は NTFS でフォーマッ
トされている場合に起こる問題です。②を実行して下さい。
② まず WindowsNT 3.51 のファイルマネージャを起動しスプールファイルが格納されているディレクトリ
(初期状態では”%SystemRoot¥system32¥spool¥PRINTERS”)の Eveyone のアクセス権を RX(読み取り)
から RWXD(変更)に変更する。
③ この情報はマイクロソフトのホームページからも獲得可能です
111
5.WindowsNT での設定方法
5.3.11.WindowsNT の印刷関連問題
下記の問題はマイクロソフトのホームページのサポート情報で提供されている情報です HTTP で情報獲得
する事ができますのでご参照ください。(http://www.microsoft.com/japan/support/)
① プリント中の SPOOLSS.EXE アプリケーション エラー(文書番号 J040437)
② 印刷キューにある文書のプロパティを変更できない(文書番号 J040357)
③ Win95 プリントジョブ が Windows NT プリント キューから消える(文書番号: J040348)
④ Windows 95 クライアントが、プリントキュー一覧を表示できない(文書番号: J040346)
⑤ NT 4.0 で Windows 95 のプリンタ ドライバを共有する方法(文書番号: J040345)
⑥ スプーラがディスクに空き容量が無くなったことを通知しない(文書番号: J040094)
⑦ 印刷 ウィザードにプリンタが表示されない(文書番号: J032125)
⑧ LPR ポートでの印刷時のイベント 2007 エラー(文書番号: J032122)
⑨ エラー メッセージ: 規定のプリンタが設定できません(文書番号:J032108)
⑩ TCP/IP および LMHOSTS ファイルを使用したドメインブラウジング(文書番号: J030016)
⑪ 文書が印刷されず、エラー メッセージも表示されない(文書番号: J027487)
⑫ 管理者以外から印刷をしたときに印刷ジョブが削除されない(文書番号: J032126)
⑬ WindowsNT4.0 SP3 での LPR 印刷について(11 の TCP/IP ポートの使用制限)(文書番号: J031725 )
112
6.OS/2 での設定方法
6.OS/2 での設定方法
6.1.OS/2 での設定手順概要
OS/2 環境では、TCP/IP 及び NetBIOS/NetBEUI プロトコルで印刷できます。TCP/IP では OS/2 が標準でサポート
している TCP/IP の LPRPORTD を利用して印刷します。NetBIOS/NetBEUI では付属されている PRMAN ユーティリ
ティを使用します。
TCP/IPを利用してのOS/2設定手順概要
本 マ ニ ュ ア ル の 1.2、 1.3 章 を 参 照 し SVS-04 シ リ ー ズ を プ リ ン タ 及 び ネ ッ ト ワ ー ク に に 接 続 す る
付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot の イ ン ス ト ー ル
付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot で TCP/IP ア ド レ ス 設 定
OS/2 の 設 定
SVS-04 シ リ ー ズ の リ セ ッ ト
*1:Netpilot を使用する場合は、NetBEUI/NetBIOS プロトコが必要です。TCP/IP プロトコルのみで設定する
場合は、6.4.6.TCP/IP プロトコルでの IP アドレスの設定方法で設定してください。
NetBIOS を利用してのOS/2設定手順概要
本 マ ニ ュ ア ル の 1. 2 、 1. 3 章 を 参 照 し SV S- 04 シ リ ー ズ を プ リ ン タ 及 び ネ ッ ト ワ ー ク に に 接 続 す る
付属ユーティリティーPRMANのインストール
OS /2 の 設 定
SV S- 04 シ リ ー ズ の リ セ ッ ト
114
6.OS/2 での設定方法
6.2.OS/2 で TCP/IP を利用しての設定手順
6.2.1.設定前処理
①
設置ガイドに則って SVS-04 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。
②
OS/2 を用意して下さい。設定ユーティリティ(NetPilot)をインストールします。(もうすでに SVS-04
シリーズにIPアドレスを設定している場合は NetPilot は必要ありません)
③
ARP コマンドで IP アドレスを設定する場合は NetPilot は必要ありません。6.4.6.TCP/IP プロトコル
での IP アドレス設定方法を参照してください。
④
設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
6.2.2.設定ユーティリティ NetPilot のインストール
①
ARP で IP アドレスを設定する場合は NetPilot をインストールする必要はありません。
②
設定前処理で用意した OS/2 のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを
挿入します。(この例ではドライブA:)
③
WIN-OS2 のファイルマネージャからディスケット内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行します。
④
Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」
を押して下さい。
⑤
インストール方法を選択します。Typical と Custom があり
ますがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。Typical で
インストールするとディレクトリが選択できません。
⑥
イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously
Installed Components)が表示されますので「Next」を押し
て下さい
⑦
インストールするプログラムを選択します。NetPilot のみ
をチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI や TCP/IP
で使用するサーバーを使用しない直接印刷のユーティリティ
です。ここでは使用しませんのでチェックをはずして下さい。
NetPilot だけをチェックした状態で「Next」を押して下さ
い。
⑧
プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必
要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して下さ
い。その後、「Next」を押して下さい。
⑨
スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下
さい。
⑩
インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑪
Installation completed Suddessfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
115
6.OS/2 での設定方法
6.2.3.設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定
① NetPilot は、SVS-04 シリーズの SVS-04 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。本書の
9.設定ユーティリティ NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。
② 6.2.2 でインストールした NetPilot を使用
して SVS-04 シリーズのIPアドレスの変更
をします。Win-OS2 の NetPilot グループか
ら NetPilot を起動して下さい。メインウイ
ンドウが立ち上がります。サーバーにイン
ストールしたい SVS-04 シリーズを右側のリ
ストより選択するとツールバーアイコンボ
タンの「Install」が選択可能になりますの
で「Install」ボタンを押します。(注:リ
ストされる名前は SVS-04 シリーズのノード
アドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリストに表示されない場合、「View」メニューの
「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」フォルダの中の「New Units」フォルダ
を選択して下さい)
③ イ ン ス ト ー ル オ プ シ ョ ン パ ネ ル が 表 れ ま す の で 「 with
Current Wizard」を選択して「OK」ボタンを押して下さい。
④ 選択した SVS-04 シリーズがリストから消えます。左側の
「Units」フォルダの中の「Network Print Servers」フォル
ダを選択して下さい。この中に先ほどインストールしたプリ
ントサーバーがありますので、それを選択してください。
「Properties」アイコンボタンが選択可能になりますので
「 Properties 」アイコンボタンを押します。
⑤ SVS-04 シリーズのパラメータ変更パネルが
表示されますので TCP/IP タグを選択すると
右のようなパネルが表示されます。ここで IP
Address、Subnet Mask、Default Router な
どを指定して DHCP、BOOTP、RARP のチェッ
クボックスを外して「OK」ボタンを押せば
IPアドレスの設定完了です。最後に SVS04 シリーズの電源をOFF/ONしてくださ
い。(注意
(注意:
(注意:DHCP がチェックされ DHCP サー
バーが存在すると IP アドレスが自動的に変
更されてしまいます。DHCP
更されてしまいます。DHCP を使用して IP ア
ドレスを管理する場合は、5.2.5.DHCP
ドレスを管理する場合は、5.2.5.DHCP、
5.2.5.DHCP、WINS、
WINS、
DDNS の使用方法をお読みください。)
⑥ 6.4.6.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です。
116
6.OS/2 での設定方法
6.2.4.OS/2の設定(TCP/IPを使用する場合)
OS/2の設定(TCP/IPを使用する場合)
① OS/2でTCP/IPが使用可能な状態にする。(PING で SVS-04 シリーズにアクセス可能状態にす
る)
② OS/2のTCP/IP設定で LPRPORTD を自動起動する様にする。
③ 必要であればOS/2のプリンタテンプレートを使用してプリンタを作成してプリンタドライバを導入
します。(はじめは出力ポートとして LPT1 を選択します)
④ 設定するプリントキューの上にマウスを移動し右ボタンをクリックし「設定」を
クリックして設定画面をオープンして下さい。
⑤ 「出力ポート」をクリックします。
⑥ 出力ポートに LPD アイコンが作成されてい
るので設定する LPD をダブルクリックして
下さい。
⑦ LPD 設定画面が表示されるので
[LPD Server]へ SVS-04 シリーズの IP アド
レス
[LPD Printer]へ”PR1”
を記述して「OK」ボタンを押して下さい。
( 注意 : SVS-0420S などの3ポート形式 の
SVS-04 シリーズをご使用の場合は、SVS
シリーズをご使用の場合は、SVS の
LPT1:に接続された場合は
LPT1: に接続された場合は PR1 を、SVS
を、 SVS の
LPT2:に接続された場合は
LPT2:に接続された場合は PR2 を、COM
を、COM ポー
トに接続された場合は PR3 を入力してくだ
さい。
⑧ LAN Server/Warp Server のマニュアルを参照しプリントキューの共有設定を行って下さい。
117
6.OS/2 での設定方法
6.3.OS/2 で NetBIOS を利用しての設定手順
6.3.1.設定前処理
①
設置ガイドに則って SVS-04 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。
②
LAN Server が起動している OS/2 を用意して下さい。設定ユーティリティ(Print Server Manager)を
インストールします。
③
設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
④
SVS-04 シリーズのテストボタンを押してテストプリントを実行して下さい。
6.3.2.設定ユーティリティ Print Server Manager のインストール
①
設定前処理で用意した OS/2 のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを
挿入します。(この例ではドライブA:)
②
コマンドプロンプト(全画面または窓)を立ち上げてください。
③
ドライブをA:、ディレクトリを”OS2”に移動した後、INSTALL.EXE を実行します。
[C:¥]A:
[A:¥]cd OS2
[A:¥OS2]install
④
自動的に Print Server Manager が立ち上がり右の様な画面
が表示されます。
⑤
約30秒から1分後に、右のようにネットワークに接続され
ている SVS-04 シリーズが PS+シリアルNo下6桁+LP1 の形
式でリストアップされるので設定するものをクリックして反
転させ「Install」ボタンを押して下さい。
(注意:リストアップされるポート名は、SVS-04 シリーズ
のテストスイッチで出力した内容で確認できます。以下の部
分の”Printer name”がリストアップされるポート名です。)
LanServer/LanManager: enabled
Printer name:
PS??????.LP1
PS??????.LP2
PS??????.LP3
Port: LPT1
Port: LPT2
Port: COM1
??????は本体のシリアル番号下6桁です。
(注意:SVS-0420S などの3ポート形式の SVS-04 シリーズをご使用の場合は、SVS-04 シリーズの LPT1:
は PS??????.LP1 、 SVS-04 シリーズの LPT2: は PS??????.LP2 、 SVS-04 シリーズの COM ポー トは
PS??????.LP3 で表示されます。1ポート形式の SVS-04 シリーズの場合は、PS??????.LP1
シリーズの場合は、PS??????.LP1 で表示され
ます。)
ます。)
118
6.OS/2 での設定方法
Print Server Manager のメインパネル
に戻り、選択して Install したポート
がリストされます。接続された SVS-04
シリーズがリストアップされない場合
は SVS-04 シリーズがネットワークに接
続されているか確認して下さい。ネッ
トワーク上の SVS-04 シリーズは全てリ
ストアップされます。SVS-04 シリーズ以外のものが存在してもほとんどの場合問題ありません。
インストールすると右図の様に Print Server Manager の画面上にポートが表示され接続されている
プリンタが印刷可能状態であれば”OK”が表示されます。”Off Line”または”Out of paper”の場合はプリ
ンタをチェックして下さい。
⑥
以上で Print Server Manager のインストールは終了です。次にOS/2の設定を行って下さい。
(注意:一度インストールした
シリーズをネットワークから取り外した場合ステータスが
をネットワークから取り外した場合ステータスが”
(注意:一度インストールした SVS-04 シリーズ
をネットワークから取り外した場合ステータスが”No
Response””のポートが残ります。このポートを残しておくとネットワークのパフォーマンスが低下す
Response
る場合がありますので必ず””No Response”
る場合がありますので必ず
Response”のポートは REMOVE して下さい。)
6.3.3.OS/2の設定(NetBIOSを使用する場合)
OS/2の設定(NetBIOSを使用する場合)
① 必要であればOS/2のプリンタテンプレートを使用してプリンタを作成してプリンタドライバを導入
します。(はじめは出力ポートとして LPT1 を選択します)
② 設定するプリントキューの上にマウスを移動し右ボタンをクリックし「設定」を
クリックして設定画面をオープンして下さい。
③ 「出力ポート」をクリックします。
④ 出力ポートの中に[PIPE¥PS??????.LP1]が作
成されているのでクリックします。
PS??????.LP1 の 名 前 は Print Server
Manager ユーティリティでインストールし
た名前と同一です。
⑤ LAN Server/Warp Server のマニュアルを参
照しプリントキューの共有設定を行って下さい。
⑥ リクエスターより設定したプリントキューへテスト印刷を行って下さい。
119
6.OS/2 での設定方法
⑦ LAN Server の Startup.cmd の編集を行います。Print Server Manager をインストールした際、Startup.cmd
に”PRMAN.EXE”を追加するを「YES」にした場合でも以下のように編集して下さい。
NET START SERVER
@EXIT
SET PRMAN=C:¥PRMAN
変更前 START C:¥PRMAN¥PRMAN.EXE -M
NET START SERVER
SET PRMAN=C:¥PRMAN
START C:¥PRMAN¥PRMAN.EXE -M
変更後 @EXIT
⑧ PRMAN.EXE は -M オプションを指定すれば最小化の状態で起動されます。以上で導入作業は終了です。
インストール後のパラメータリスト変更を実行してください。
6.3.4.SVS-04 シリーズを追加する場合
シリーズを追加する場合
SVS-04 シリーズを追加する場合はネットワークに接続して
SVS-04 シリーズの電源を入れて下さいしばらくそのまま待
ち ( 3 − 5 分 程 度 ) Print Server Manager の 画 面 の
「Install」をクリックして下さい接続された SVS-04 シリ
ーズがリストアップされるのでインストールしてください。
OS/2 のプリンタの出力ポートにインストールしたポートが”¥¥PIPE¥PS??????.LP1”の形で追加されます。
なおうまくリストアップされない場合は Print Server Manager をクローズし、OS/2 プロンプトより
[C:¥]set prman=c:¥prman
[C:¥]start c:¥prman¥prman
を入力して Print Server Manager を立ち上げ直して下さい。
120
6.OS/2 での設定方法
6.4.OS/2 トラブルシューティング
OS/2 トラブルシューティングは OS/2 環境で SVS-04 シリーズに対して不具合が発生した場合にお役立てくださ
い。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不具合の中で①②③と番号がついた項目に分かれ
ています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に確認して下さい。①を実行してもだめな場合は
②を実行するといったように順番に進んで下さい。
6.4.1.NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)
Manager)がインストール出来ない
がインストール出来ない
①
インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか? もう一度残容量をチェックして下さい。
②
ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書き込み可能にして CHKDSK してくださ
い。
③
NetPilot は Windows プラットフォームで(NetBIOS/NetWare)が実行可能な場合にインストール可能です。
何らかの原因で WIN-OS2 からのインストールが出来ない場合は、MPTS で使用プロトコルを確認しだめ
な場合は Windows3.1,95,NT などの環境にインストール出来るか確認して下さい。PRMAN はOS/2で
NetBIOS が実行可能な場合にインストール可能です。 MPTS で使用プロトコルを確認してください。
④
設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。
6.4.2.NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)が起動しない
Manager)が起動しない
①
正しくインストールされていますか?、NetPilot はインストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に
NETPILOT.EXE, NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールを
やり直して下さい。PRMAN(Print Server Manager)はデフォルト C:¥PRMAN の中に PRMAN.EXE, PRMAN.HLP,
PRMAN.INI がある事を確認して下さい。
②
NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows3.1, Windows95, WindowsNT,WIN-OS2)の環境でない
と実行出来ません。PRMAN(Print Server Manager)は OS/2 でないと使用できません。
③
OS/2 の場合、MPTS などで。プロトコルとして NetBIOS がインストールされている事を確認して下さい。
インストールされていない場合は、NetPilot/PRMAN(Print Server Manager)が起動できる環境ではあり
ません。IPアドレスを変更するには ARP コマンドでも設定可能ですので 6.4.6.TCP/IP
.4.6.TCP/IP プロトコルで
のIPアドレス設定方法を参照して下さい。
のIPアドレス設定方法
6.4.3.NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない
シリーズがリストにあらわれない
①
SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot
を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。
②
NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。
③
NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBIOS が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズとアクセス
できません。NetPilot をインストールしたマシンの MPTS で NetBIOS が可能になっているか確認して下
さい。
④
NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.61 以上ですか?確認してくださいして下さい。
⑤
SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが
121
6.OS/2 での設定方法
5回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故
障が考えられます。
⑥
SVS-04 シリーズの NetBEUI 部分の設定が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッ
チを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、
もしなっていない場合は、 NetBEUI Enabled にするために SVS-04 シリーズのパラメータリセットを行
います。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度、NetPilot を立ち上げて見
てください。
⑦
SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、SVS-04 シリーズの故障です。
⑧
以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-04 シリーズの設定する必要がありま
す。6
6.4.5. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250
な
NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない
どの SNA 使用時は 6.4.10.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい)
6.4.4.Print Server Manager で SVS-04 シリーズが表示されない
シリーズが表示されない
①
SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してください、接続
したらHUBのランプが点灯します。
②
PRMAN(Print Server Manager)の Status メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。
③
PRMAN(Print Server Manager)はプロトコルとして NetBIOS が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズと
アクセスできません。 PRMAN(Print Server Manager)をインストールしたマシンの MPTS で NetBIOS が
可能になっているか確認して下さい。
④
SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが
5回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故
障が考えられます。SVS-04 シリーズの Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager 部分の設定
が Enabled になっていない場合が考えられます。テストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テス
ト印刷された内容は、NetBEUI Enabled になっていますか?、もしなっていない場合は、 Microsoft
Networks and LAN Server/Lan Manager を Enabled にするために SVS-04 シリーズのパラメータリセッ
トを行います。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度、 PRMAN(Print Server
Manager)を立ち上げなおしてください。立ち上げ直すには、まず PRMAN(Print Server Manager)をクロ
ーズし、次に以下のコマンドを実行して PRMAN(Print Server Manager)を立ち上げてください。
[C:¥]set prman=c:¥prman
[C:¥]start c:¥prman¥prman
⑤
SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、SVS-04 シリーズの故障です。
⑥
SVS-04 シリーズのテスト印刷の内容をもう一度確認してください。Microsoft Networks and LAN
Server/Lan Manager 部分の Printer name(PS??????.LP1 など)が表示されていますか、表示されていな
い場合は、SVS-04 シリーズのパラメータリセットを実行してください。
⑦
5250/3270 など の SNA 使 用時 は PRMAN(Print Server Manager) で 表示出 来ない 場合 が あり ま す 。
6.4.10
.4.10.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい。
を使用している際の注意事項
122
6.OS/2 での設定方法
6.4.5.NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない
①
Netpilot は WindowsNT/95 もしくは Win-OS/2 の環境で動作し、IPX/SPX または NetBIOS/NetBEUI プロト
コルで SVS-04 シリーズと通信します。これらのプロトコルが有効になっているかご確認下さい。
②
NetPilot でTCP/IPのIPアドレスの変更が出来ない場合は ARP による変更が可能です。6
6 .4.6.
TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。
プロトコルでのIPアドレス設定方法
6.4.6.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
①
SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
②
OS/2ウインドウ表示でプロンプトを表示します。
③
arp コマンドで SVS-04 シリーズの IP アドレスを設定します。
(1) IP アドレス設定
C:¥users¥default> arp -s 192.1.1.41 00:40:8c:10:6a:16
(a)
(b)
(a) これから設定しようとする SVS-04 シリーズの IP アドレス
(b) SVS-04 シリーズのイーサネット アドレス(本体裏面に記載)
を発行するOS/2と SVS-04 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。も
注意1:arp
注意1
し、運用時に違うセグメントに設置する場合は、 SVS-04 シリーズと同じセグメントの PC を使用して arp
を行なって下さい。
アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマ
注意2:IP
注意2
スクされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。
④
SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
⑤
(3) IP アドレス確認
C:¥users¥default> ping 192.1.1.41
⑥
通信ができない場合は、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。
また、他の端末に ping が可能かも確認して下さい。それでも設定出来ない場合は、Netpilot
Netpilot を使用し
て行って下さい。
注意:
注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。
123
6.OS/2 での設定方法
6.4.7.OS/2(TCP/IP使用時)で印刷できない
OS/2(TCP/IP使用時)で印刷できない
①
PING コマンドで SVS-04 シリーズにアクセス可能か?、だめな場合は NetPilot やテストプリントなど
で IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトルータと TCP/IP が Enable になっているかを確認して
くださいまたケーブルも確認して下さい。(内臓フォントを持たないタイプのプリンタを使用する場合
はテストプリントは使用できません)
②
LPR コマンドを使用 してプリ ンタ に 直接 データ を送り ま す。SVS-04 シリー ズの IP アドレス を
192.1.2.100 としたら以下のようにコマンドを送ります。
LPR -S192.1.2.100 -PPR1 C:¥??????.TXT
(LPR /?でコマンドの送り方がでます)
??????.TXT の中身は印刷されましたか?されない場合、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON して下さい。
③
LPR コマンドで印刷可能なのに、OS/2内の中の LPRPORTD 使用時だけ印刷不可の場合は、OS/2 の
LPRPORTD おかしい可能性があります。LPRPORTD を立ち上げ直してみて下さい。(LPRPORTD は自動起動
している場合、Ctrl+ESC でウインドウリストが表示されますので LPRPORTD.EXE をクローズしてOS/
2ウインドウ表示プロンプトから LPRPORTD を実行すると再起動されます。)
④
その他不具合は 6.4.11
.4.11.∼6.4.14
.4.14 の問題を参照して下さい。
⑤
LPRPORTD.EXE はパイプを使用しているため OS/2 とのパイプがハングアップしている可能性がある場合
OS/2を立ち上げ直して下さい。
6.4.8.OS/2(NetBIOS使用時)で印刷できない
OS/2(NetBIOS使用時)で印刷できない
①
PRMAN(Print Server Manager)のステータスを確認します。CTRL+ESC で Print Server Manager を表
示させ出力したいプリンタのステータスがOKになっている事を確認して下さい。もしOKになってい
ない場合はプリンタを立ち上げ直して下さい。
②
プリンタを立ち上げ直してOKにならない場合は PRMAN(Print Server Manager)を立ち上げ直します。
まず PRMAN(Print Server Manager)をクローズして下さい。次に以下のコマンドを実行して PRMAN(Print
Server Manager)を立ち上げてください。
[C:¥]set prman=c:¥prman
[C:¥]start c:¥prman¥prman
③
3270/5250 などを使用している場合は Print Server Manager のインストールでリストに表示されない
場合があります。6.4.1
6.4.10
6.4.10.3270/5250を使用している際の注意事項を参照してください。
3270/5250を使用している際の注意事項
④
その他不具合は 6.4.11
6.4.11.∼6.4.14
6.4.14 の問題を参照して下さい。
⑤
OS/2を立ち上げ直して下さい。
6.4.9.IPアドレスが勝手に変わってしまう
SVS-04 シリーズは BOOTP、DHCP に対応しており DHCP、BOOTP 対応ソフトウエアは時におりクライアントの IP
アドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-04 シリーズの BOOTP、DHCP を使用不可に変更して下
さい。
124
6.OS/2 での設定方法
6.4.10.3270/5250を使用している際の注意事項
① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor/Print Server Manager
でのリストアップが出来ない事があります。これは SVS-04 シリーズのフレームタイプが違うため起こ
る現象です。SVS-04 シリーズのフレームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print
Monitor/Print Server Manager での印刷が可能になります。
② 6.4.6.ARP コマンドでのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-04 シリーズのIPアドレスを変更
し、PCから PING が可能な状態にします。
③ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイ
ルを get します。(ここでは例として IP アドレスが 192.36.253.80 の場合として実行されています)
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80:root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass <パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 User logged in
ftp> get config
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : config
8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
(太字が実際に入力するコマンドです。)
④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中)
NB_FR_TYPE.
: FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX)
この行を
NB_FR_TYPE.
: FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX
このように編集し直します
注意:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがありま
注意
す。不適切な形式の config ファイルを SVS-04 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS04 シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MSDOS の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT / 95 では、メモ帳を利用して config ファイルを編
集して下さい。
⑤ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、config ファイルを put します。
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80.
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80 : root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 user logged in
ftp> put config CONFIG
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : CONFIG
8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s)
ftp> quit
注意:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-04 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻っ
てしまいます。SVS-04 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG
という名前で put します。
125
6.OS/2 での設定方法
⑥ SVS-04 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、
NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」
ボタンを押す事で変更する事もできます。
6.4.11.印刷ジョブの削除が出来ない
SVS-04 シリーズは電源がOFFの時プリントジョブを削除する事が出来ません。 SVS-04 シリーズの電源を
入れるか Print Server Manager をクローズすれば削除出来るようになります。Print Server Manager をク
ローズすると全てのネットワークプリンタが使用できなくなりますので注意してクローズして下さい。
6.4.12.印刷中のジョブを削除/
印刷中のジョブを削除/取消を行った場合、ジョブが詰まる
① 印刷中のジョブを削除/取消を行った場合、プリントジョブがキューの中に詰る場合があります。その場
合は以下の作業を実行して下さい。
② SVS-04 シリーズの電源を入れ直す。だめなら③を実行
③ PRMAN(Print Server Manager)または LPRPORTD.EXE の立ち上げ直し、だめなら④を実行
④ OS/2の立ち上げ直し
⑤ 6.4.13.TCP/IP 印刷で SYS3175 エラーが発生して印刷できない 6.4.14 OS/2 印刷関連問題も参照して下さ
い。
6.4.13.TCP/IP 印刷で SYS3175 エラーが発生して印刷できない
① OS/2 の LPRPORTD(Ver2.0)の問題で SYS3175 エラーが発生して印刷できない事があります。この場合は IBM
より PTF を入手して適応して以下の作業を行って下さい。ただしこの PTF を適応すると LPRPORTD での印
刷が遅くなる事があります。
② IBM より PTF IC12662、IC14352、を入手して適応する
③ Queue の出力ポートの LPD Server 設定をIPアドレスではなく、HOST 名で設定する。(OS/2 上の HOSTS
ファイルに SVS-04 シリーズのIPアドレスを設定する必要があります。)
④ LPRPORTD.EXE 実行時、-N パラメータを追加する。
⑤ このほかにもIBMより修正モジュールが出ている場合がありますので最新の修正モジュールを適用し
て下さい。
6.4.14.V4 OS/2 Warp V4 の Lprportd で印刷が出ない
(CSD 等全く適用されていない状態の)OS/2WarpV4 のLprportd でご使用になる場合、MPTSおよびLPRPORTD に
以下のレベルのものが適用されていないと正常に印刷できません。(以下は2000/11/09 現在の情報です)
Lprportd :IC18841
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/tcpip/fixes/v4.0os2/latest/apps/lprfiles.exe
MPTS :WRJ8423
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/mpts/fixes/japanese/wrj8423_conv/
TCP/IP V3.0/V3.1 用最新モジュール(2000/11/09 現在)
TCP/IP ver3.0 用
126
6.OS/2 での設定方法
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/tcpip/fixes/v3.0os2/latest/print/内のファイル
TCP/IP ver3.1 用
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/tcpip/fixes/v3.1os2/latest/print/内のファイル
6.4.15.OS/2印刷関連問題
以下に、98/6/18 現在の日本 IBM から提供されている OS/2 の印刷関係の CSD 情報を記述します。なお、CSD の
適応は現在使用しているOS/2のバージョンによって異なりますので CSD 適応には十分に注意して下さい。
WX00002 PJ19696 :PC720 上で印刷オペレーションを行うと、Trap-6 やシステム・ハングを生じることがある。
WX00002 PJ20295 :セパレーター・ファイルを使用するとトラップする。
WX00002 PJ20296 :5584 で A3 横のイメージが正しく印刷されない。
WX00903 PJ17192, PJ17190, PJ18217 : WIN-OS/2 で A ドライブから印刷すると複数のジョブがスプールされる。
WX00903 PJ19995, PJ20118 :IBMNULL プリンター・ドライバー(prde_GetValFromText + da) でトラップする。
WX00903 PJ20212 :平成明朝フォントの印刷が正しくない。
WX00903 PJ20295 : セパレーター・ファイルを使用すると IBMPG55P プリンター・ドライバーでトラップする。
WX00903 PJ21729 : 複数のスプーラーからプリントしているとスプーラーがハングすることがある。
WX03005 APAR= PJ23549「ジョブの属性」ボタンを押すとシステムがハングする。
WX03005 APAR= PJ23804 プリントのパフォーマンスが非常に悪い。
WX03005 APAR= PJ24149 ゴミ・データがプリントされる。
WX03005 APAR= PJ24315 スプーラーの印刷優先順位を構成できない。
XR_W008 APAR= PJ16452 印刷時、又はフォントを使用/変更すると PMMERGE.DLL の 1BD6C675 で SYS3175 が出る。
XR_W008 APAR= PJ17344 ジョブが印刷を行っている時にポートに直接印刷すると、メッセージ SYS1799 が出る。
XR_W008 APAR= PJ17557WARP の PM アプリケーションでシステム・セマフォがポストされない
(クリアされている)ことがある。またそれにより PM アプリケーションで名前付きパイプ
がハングする。
XR_W008 APAR= PJ18771 プリンター・オブジェクトを削除するとトラップ E が発生する。
XR_W010 APAR= PJ19447 セパレーター・ページに正しい時刻が印刷されない。
XR_W010 印刷時に、PMMERGE.DLL (FM_CREATEPSEUDOFONT)の 0004:0006C855 で 1BD6C855 での SYS3175 が出る。
XR_W010 APAR= PJ24262 名前付きパイプ・バッファーの一部が失われる。
XR_W011 APAR= PJ17192HPV11 - ドライブ A: から印刷すると、複数の印刷ジョブが生成されてしまう。
XR_W011 APAR= PJ20042HPV11 - ジョブが印刷を行っている時にポートに直接印刷すると、
メッセージ SYS1799 が出る。
XR_W011 APAR= PJ20044FPV11 - ジョブが印刷を行っている時にポートに直接印刷すると、
メッセージ SYS1799 が出る。
XR_W012 APAR= PJ20497 印刷のための座標がプレゼンテーション・スペースに収まらない場合、
DISPLAY.DLL でトラップする。
XR_W015 APAR= PJ20247IBMNULL.DRV が原因で印刷ジョブの最後の行が繰り返し印刷される。
XR_W016 APAR= PJ18449LPT1X のように 1 で開始されたプリンター・ポートを削除できない。
XR_W021 APAR= PJ22470 別名フォルダーでプリンターを削除し再作成した後、メッセージ SYS2070 が出る。
XR_W030 APAR= PJ24315 出力ジョブ用の優先順位設定が機能しない。このジョブは省略時値 50 をもっている。
127
6.OS/2 での設定方法
XR_W030 APAR= PJ24477 プリント・サーバーがプリントを停止する。
XR_W030 APAR= PJ24262 名前付きパイプ・バッファーの一部が失われる。
128
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.1.サーバーを使用しないネットワーク環境とは?
ネットワークの中にはサーバーを使用しない環境があります。Windows95/98/Me ビア・ツー・ピア、OS/2 ピ
ア接続、Windows NT ピア・ツー・ピア接続などがサーバーを使用しないネットワーク接続となりますが SVS-04
シリーズはこのような環境でも印刷する事が可能です。
①
OS/2ピア接続の場合
OS/2ピア接続で SVS-04 シリーズに直接印刷したい場合は 6.OS/2での設定方法を参照して下さい。
OS/2での設定方法
ただしOS/2ピア接続で同一セグメント上に PRMAN(Print Server Manager)を導入する場合は5台以下
を目安にして下さい。OS/2ピア接続で10台以上存在する場合や大量印刷を行う場合はOS/2
WarpServer を導入してプリンタを作成して共有化する事をお勧めします。
②
WindowsNT Workstation ピア・ツー
ピア・ツー・ピア接続の場合
・ツー・ピア接続の場合
WindowsNT Workstation を使用して直接印刷をしたい場合は、5.WindowsNT
5.WindowsNT での設定方法を参照して下さ
での設定方法
い。ただし WindowsNT と SVS-04 シリーズ間のプロトコルを NetBEUI にしたい場合は、付属ユーティリテ
ィの Print Monitor を導入する事によって実現可能になります。本項目以下を参照して下さい。Windows95
ピア・ツー・ピア接続の場合に則って記述されていますが WindowsNT Warkstation の場合でも使用でき
ます。 Windows NT Workstation ピア・ツー・ピア接続で同一セグメント上に Print Monitor を導入する
場合は10台以下を目安にして下さい。 Windows NT Workstation ピア・ツー・ピア接続で10台以上存
在する場合や大量印刷を行う場合は WindowsNT Server を導入してプリンタを作成して共有化する事をお
勧めします。
③
Windows95/98/Me
Windows95/98/Me ピア・ツー
ピア・ツー・ピア接続の場合
・ツー・ピア接続の場合
Windows95/98/Me を使用して直接印刷をしたい場合は、本項目以下を参照して下さい。付属ユーティリテ
ィの Print Monitor を導入する事によって実現可能になります。本項目以下を参照して下さい。 Print
Monitor は NetBEUI 及び TCP/IP での印刷が可能です。Windows95/98/Me ピア・ツー・ピア接続で同一セ
グメント上に Print Monitor を導入する場合は10台以下を目安にして下さい。 Windows95/98/Me ピア・
ツー・ピア接続で10台以上存在する場合や大量印刷を行う場合は WindowsNT/2000 Server を導入して
プリンタを作成して共有化する事をお勧めします。
130
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.2.サーバーを使用しない Windows95/98/Me での設定手順概要
サーバーを使用しない Windows95/98/Me 環境では、TCP/IP 及び NetBEUI プロトコルで直接印刷できます。 付
属されている PrintMonitor ユーティリティを導入する事により可能になります。(注意:NetBEUI を利用して
の Windows95/98/Me の設定は WindowsNT の場合にも使用できます)
TCP/IPを利用しての Windows95/98/Me
Windows95/98/Me 設定手順概要
本 マ ニ ュ ア ル の 1.2、 1.3 章 を 参 照 し SVS-04 シ リ ー ズ を プ リ ン タ 及 び ネ ッ ト ワ ー ク に に 接 続 す る
付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot/PrintMonitor の イ ン ス ト ー ル
付 属 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー NetPilot で TCP/IP ア ド レ ス 設 定
SVS-04 シ リ ー ズ の そ の 他 パ ラ メ ー タ の 変 更
Windows95/98/Me の 設 定
NetBEUI を利用しての Windows95/98/Me
Windows95/98/Me 設定手順概要
本マニュアルの 1.2、1.3 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタ及びネットワークにに接続する
付属ユーティリティーPrint Monitor のインストール
その他パラメータの変更
Windows95/98/Me の設定
131
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.3.サーバー無しの Windows95/98/Me、
、TCP/IP 編
7.3.1.設定前処理
①
設置ガイドに則って SVS-04 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。
②
NetBEUI のプロトコルが使用可能な Windows95/98/Me を用意して下さい。設定ユーティリティ NetPilot
及び Print Monitor をインストールします。
③
設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
7.3.2.NetPilot 及び PrintMonitor のインストール
①
設定前処理で用意した Windows95/98/Me のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディ
スケットを挿入します。(この例ではドライブA:)
②
エクスプローラなどからディスケット内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行します。
③
Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」
を押して下さい。
④
インストール方法を選択します。Typical と Custom があり
ますがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。Typical で
インストールするとディレクトリが選択できません。
⑤
イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously
Installed Components)が表示されますので「Next」を押し
て下さい
⑥
インストールするプログラムを選択します。NetPilot 及び
Print Monitor を チ ェ ッ ク し て 下 さ い 。 NetPilot/Print
Monitor 両方をチェックした状態で「Next」を押して下さい。
⑦
プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必
要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して下さ
い。その後、「Next」を押して下さい。
⑧
スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応
じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。
⑨
インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩
Installation completed Suddessfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
7.3.3.設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定
① NetPilot は、SVS-04 シリーズの設定変更を可能にするユーティリティです。本書の 9.設定ユーティリ
ティ NetPilot の項目を参照して下さい。本作業中では参照する必要はありません。
132
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
② インストールした NetPilot を使用して SVS-04
シリーズのIPアドレスの変更をします。
Windows95/98/Me のスタートメニューの中の
「Print Server Utility」の NetPilot グル
ープから NetPilot を起動して下さい。メイ
ンウインドウが立ち上がります。サーバーに
インストールしたい SVS-04 シリーズを右側
のリストより選択するとツールバーアイコン
ボタンの「Install」が選択可能になります
ので「Install」ボタンを押します。(注:
リストされる名前は SVS-04 シリーズのノードアドレスの下6桁の頭に”PS”が付いたものです)もしリ
ストに表示されない場合、
「View」メニューの「Refresh」を実行して下さい。必要であれば左側の「Units」
フォルダの中の「New Units」フォルダを選択して下さい)
③ インストールオプションパネルが表れますので「with Current
Configuration」を選択して「OK」ボタンを押して下さい。
④ 選択した SVS-04 シリーズがリストから消えます。左側の「Units」
フォルダの中の「Network Print Servers」フォルダを選択して下
さい。この中に先ほどインストールしたプリントサーバーがあり
ますので、それを選択してください。「Properties」アイコンボ
タンが選択可能になりますので「 Properties 」アイコンボタンを押します。
⑤ SVS-04 シリーズのパラメータ変更パネルが表
示されますので TCP/IP タグを選択すると右の
よ う な パ ネ ル が 表 示 さ れ ま す 。 こ こ で IP
Address、Subnet Mask、Default Router など
を指定します。DHCP、BOOTP、RARP などの IP
アドレス自動設定のプロトコルを使用しない場
合は DHCP、BOOTP、RARP のチェックボックスを
外して IP Address、Subnet Mask、Default Router
を指定してして「OK」ボタンを押せばIPアド
レスの設定完了です。最後に SVS-04 シリーズ
の電源をOFF/ONしてください。
(注意:
(注意:DHCP
(注意
がチェックされ DHCP サーバーが存在すると IP
アドレスが自動的に変更されてしまいます。)DHCP を使用して IP アドレスを管理する場合は、7.3.5.DHCP、
7.3.5.DHCP 、
WINS、
WINS、DDNS の使用方法をお読みください。
⑥ 7.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法でもIPアドレスの設定が可能です参照して下さ
い。
133
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.3.4.サーバー無し Windows95/98/Me
Windows95/98/Me の設定(TCP/IPを使用する場合)
の設定(TCP/IPを使用する場合)
① Windows95/98/Me でTCP/IPが使用可能な状態にする。(PING で SVS-04 シリーズにアクセス可能
状態にする)
② Windows95/98/Me のプリンタの追加でプリンタを作成する。
(この際、印刷先のポートは LPT1:にして下さい)
③ 作成したプリンタの出力先ポートの情報を変更します。作成
したプリンタのプロパティを開いて「詳細」タグを押して下
さい。(プロパティパネルは設定したいプリンタの上にマウ
スを選択して右クリックポップアップメニューで選択できま
す)
④ プロパティパネルで「ポートの追加ボタン」を押すとポート
の追加パネルが表示されます。「その他」のラジオボタンを
選 択 し 追 加 す る ポ ー ト の 種 類 の 中 に あ る 「 Print Server
Port」を選択してOKボタンを押して下さい。「Add Print
Server port」が表示されます。
⑤ 「Add Print Server port」から LPR{TCP/IP}を選択して「O
K」ボタンを押して下さい。
⑥「Add Print Server LPR Port パネルが表示されますので「Host
name or IP address of the print Server」に SVS-04 シリー
ズのIPアドレスを、「Logical Printer name」に”PR1”を入
力して「OK」ボタンを押して下さい。
注意1:
注意1:Print Monitor V.2.03 以降では、下(
以降では、下(Logical printer
name)の欄に初期値として
name)の欄に初期値として LPT1 と表示されますが、必ず PR1 と設定変更してください。
注意2:3ポート形式の
注意2:3ポート形式の SVS-04 シリーズをご使用の場合は、プリンタがプリントサーバの LPT1:に接続
LPT1:に接続
されている場合は PR1 を、プリンタがプリントサーバの LPT2:に接続されている場合は
LPT2:に接続されている場合は PR2 を、プリンタ
がプリントサーバの COM ポートに接続されている場合は PR3 を入力してください。)
を入力してください。)
134
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
⑦ プリンタのプロパティパネルに戻ります。以上で設定終
了です。インストール後のパラメータリスト変更に進ん
でください。
⑧ この LPR の印刷先のポートは、エラー時のポップアップ
メッセージ表示/非表示と、プリンターがエラーが発生し
ている場合の Timeout 時間を設定できます。作成した
「PR1@???.???.???.???(Print Server Port) 」を選択し
て「ポートの設定」ボタンを押すと、[Configure Print
Server LPR(TCP/IP) Ports]パネルが表示されますのでこのパネルで設定して下さい。
⑨ Print Monitor を削除する場合、 Windows95/98/Me のス
タ ー ト メ ニ ュ ー の 中 の 「 Print Server Utility 」 の
PrintMonitor グ ル ー プ か ら Uninstall Print Server
Monitor を実行して下さい。メインパネルで[Automatic]
を選択して実行すると PrintMonitor 関連のファイル、デ
ィレクトリ、PrintMonitor 関連印刷先ポートの全てを削
除します。
135
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.3.5.DHCP、
DHCP、WINS、
WINS、DDNS の使用方法
DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。
このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一
時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみ
です。SVS-04 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う”
を使う”のような使い方ができません。名前を
解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法か
Windows2000 の DDNS サーバーを使用する方法しかありませんので WINS サーバーか DDNS サーバーが無い場合は
の
DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。(WINS
のチェックボックスは外してください。
設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意
DHCP サーバーが2つ以上ある場合
注意:同一セグメント内に
注意
も DHCP は使用できません。
(3) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設
定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary
Primary WINS Server にプライマリ WINS
サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary
Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入
力して、必要であれば、Scope
Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター
ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じ
スコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、
WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。
SVS-04 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホ
スト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-04 シリーズは WINS サーバへ登
録の際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-04 シ
リーズへアクセスすることができます。
(2)DHCP サーバーと DDNS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスと DDNS チェックボックスをチェックして、SVS-04 シリーズを再
起動してください。環境によりますが、IP
IP Address、
Address、Subnet Mask、
Mask、Default Router、
Router、Domain Name、
Name、Primary
Server、
Server、Secondary Server が自動設定されます。DHCP、DDNS の仕様については Windows2000 のマニュアル
を参照してください。
DDNS は 53 バイト長のホスト名をサポートしますが、その名前には英数字とハイフン(‘-’)しか指定できませ
ん。もし、上記以外の文字が含まれていれば、DDNS サーバに登録の際、ハイフン(‘-’)に変換されます。プ
リントサーバの web ページか NetPilot で DDNS サーバーに登録された SVS-04 シリーズのホスト名を確認す
ることができます。
DDNS データベースの中にホスト名の一致する別のエントリーがある場合、SVS-04 シリーズは前に登録され
たエントリーを削除します。
136
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.4.サーバー無しの Windows95、
、98、
、Me NetBEUI 編
7.4.1.設定前処理
①
設置ガイドに則って SVS-04 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。
②
NetBEUI のプロトコルが使用可能な Windows95/98/Me を用意して下さい。設定ユーティリティ Print
Monitor をインストールします。
③
設定ユーティリティ(1)のディスケットを用意して下さい。
7.4.2.PrintMonitor のインストール
①
設定前処理で用意した Windows95/98/Me のディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディ
スケットを挿入します。(この例ではドライブA:)
②
エクスプローラなどからディスケット内の SETUP.EXE を実行
します。
③
Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合
は「Next」、中止する場合は「Cancel」を押して下さい。
④
インストール方法を選択します。Typical と Custom がありま
すがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。Typical でイン
ストールするとディレクトリが選択できません。
⑤
インストールプログラムの確認パネル(Previously Installed
Components)が表示されますので「Next」を押して下さい。
⑥
インストールするプログラムを選択します。Print Monitor を
チェックして下さい。 Print Monitor をチェックした状態で
「Next」を押して下さい。
⑦
プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。必
要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更して下さ
い。その後、「Next」を押して下さい。
⑧
スタートメニューに登録される名前を指定します。必要に応
じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。
⑨
インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩
Installation completed Suddessfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
137
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.4.3.サーバー無し Windows95/98/Me
Windows95/98/Me の設定(
の設定(NetBEUI を使用する場合)
① Windows95/98/Me で NetBEUI が使用可能な状態にする。
② Windows95/98/Me のプリンタの追加でプリンタを作成する。(この際、印刷先のポートは LPT1:にして
下さい)
③ 作成したプリンタの出力先ポートの情報を変更します。作
成したプリンタのプロパティを開いて「詳細」タグを押し
て下さい。(プロパティパネルは設定したいプリンタの上
にマウスを選択して右クリックポップアップメニューで選
択できます)
④ 現在印刷先のポートのプルダウンメニューを押します。ネ
ットワークに接続されている SVS-04 シリーズのアドレス
が表示されているので選択して「更新」ボタンを押す。以
上で設定は終了です。インストール後のパラメータリスト
変更に進んでください。PrintMonitor は Windows95/98/Me
起動時、自動的に印刷先のポートに SVS-04 シリーズを追
加します。新しい SVS-04 シリーズをネットワークに追加
した場合、Windows95/98/Me を立ち上げ直して下さい。
(注意:
注意:SVS-0420S などの3ポート形式の SVS-04 シリーズ
を ご 使 用 の 場 合 は 、 SVS-04 シ リ ー ズ の LPT1: は
PS??????.LP1、
PS??????.LP1、SVS-04 シリーズの LPT2:は
LPT2:は PS??????.LP2、
PS??????.LP2、
SVS-04 シリーズの COM ポートは PS??????.LP3 で表示されます。??????
で表示されます。??????はシリアル番号
??????はシリアル番号(
はシリアル番号(MAC アドレス)
の下 6 桁です。)
桁です。)
(注意:WindowsNT
WindowsNT で PrintMonitor を使用したい場合は⑦以降をお読みください)
⑤ この印刷先のポートは、エラー時のポップアップメッセー
ジ表示/非表示と、プリンターがエラーが発生している場
合 の Timeout 時 間 を 設 定 で き ま す 。 作 成 さ れ た
「PS??????.LP1(Print Server Port)」を選択して「ポー
トの 設定 」ボ タ ン を押 すと 、[Configure Print Server
NetBIOS/NetBEUI Ports]パネルが表示されますのでこのパネルで設定して下さい。
⑥ Print Monitor を削除する場合、 Windows95/98/Me のス
タ ー ト メ ニ ュ ー の 中 の 「 Print Server Utility 」 の
PrintMonitor グ ル ー プ か ら Uninstall Print Server
Monitor を実行して下さい。メインパネルで[Automatic]
を選択して実行すると PrintMonitor 関連のファイル、ディレクトリ、PrintMonitor 関連印刷先ポート
138
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
の全てを削除します。
⑦ WindowsNT で PrintMonitor を使用する場合プロパティパ
ネルで「ポートの追加」ボタンを押すとプリンターポー
トパネルが表示されます。利用可能なポートの中の「Print
Server Port」を選択して「新しいポート」ボタンを押し
て下さい。「Add Print Server port」が表示されます。
⑧ 「Add Print Server port」から NetBIOS/NetBEUI を選択
して「OK」ボタンを押して下さい。
⑨ 「Add Print Server NetBIOS/NetBEUI Port パネルにネッ
トワークに接続されている SVS-04 シリーズのアドレスが
表示されているので選択して「OK」ボタンを押して下
さい。(
( 注意:3ポート形式の
注意:3ポート形式の SVS-04 シリーズをご使用
の場合は、SVS-04
の場合は、 SVS-04 シリーズの LPT1: は PS??????.LP1 、
SVS-04 シリーズの LPT2:は
LPT2:は PS??????.LP2、
PS??????.LP2、SVS-04 シリー
ズの COM ポートは PS??????.LP3 で表示されます。1ポー
ト形式の SVS-04 シリーズの場合は、PS??????.LP1
シリーズの場合は、PS??????.LP1 で表
示されます。??????
示されます。??????はシリアル番号
??????はシリアル番号(
はシリアル番号(MAC アドレス)の下 6 桁です。)
桁です。)
⑩ プリンタのプロパティパネルに戻ります。以上で設定終
了です。インストール後のパラメータリスト変更に進ん
でください。
139
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.4.4.DHCP、
DHCP、WINS、
WINS、DDNS の使用方法
DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合は、TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスを選択します。
このチェックボックスがチェックされていると、 SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一
時的に割り当てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT、Windows2000 の DHCP サーバのみ
です。SVS-04 シリーズは Windows95 の様に””WINS の解決に DHCP を使う”
を使う”のような使い方ができません。名前を
解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT、Windows2000 の WINS サーバーを使用する方法か
Windows2000 の DDNS サーバーを使用する方法しかありませんので WINS サーバーか DDNS サーバーが無い場合は
の
DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。(WINS
のチェックボックスは外してください。
設定は Windows and OS/2 のパネルで行います)注意
DHCP サーバーが2つ以上ある場合
注意:同一セグメント内に
注意
も DHCP は使用できません。
(4) DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスをチェックして、Windows and OS/2 タグの WINS の設定部分を設
定します。まず WINS のチェックボックスをチェックしてください。Primary
Primary WINS Server にプライマリ WINS
サーバーの IP アドレスを入力し、Secondary
Secondary WINS Server にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入
力して、必要であれば、Scope
Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インター
ネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じ
スコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。その他の DHCP、
WINS の仕様については WindowsNT、Windows2000 のマニュアルを参照してください。
SVS-04 シリーズの Host 名は、PS_NAME というパラメータ値で示されます。WINS では 15 バイト長までのホ
スト名をサポートします。もしホスト名が 15 バイトより長いならば、SVS-04 シリーズは WINS サーバへ登
録の際、15 バイト長へホスト名を短くします。WINS サーバーに登録されたホスト名を使用して SVS-04 シ
リーズへアクセスすることができます。
(2)DHCP サーバーと DDNS サーバーで IP アドレスを管理する場合
TCP/IP タグの中の DHCP チェックボックスと DDNS チェックボックスをチェックして、SVS-04 シリーズを再
起動してください。環境によりますが、IP
IP Address、
Address、Subnet Mask、
Mask、Default Router、
Router、Domain Name、
Name、Primary
Server、
Server、Secondary Server が自動設定されます。DHCP、DDNS の仕様については Windows2000 のマニュアル
を参照してください。
DDNS は 53 バイト長のホスト名をサポートしますが、その名前には英数字とハイフン(‘-’)しか指定できませ
ん。もし、上記以外の文字が含まれていれば、DDNS サーバに登録の際、ハイフン(‘-’)に変換されます。プ
リントサーバの web ページか NetPilot で DDNS サーバーに登録された SVS-04 シリーズのホスト名を確認す
ることができます。
DDNS データベースの中にホスト名の一致する別のエントリーがある場合、SVS-04 シリーズは前に登録され
たエントリーを削除します。
140
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.5.サーバーを使用しない Windows95/98/Me トラブルシューティン
グ
サーバーを使用しない Windows95/98/Me トラブルシューティングは Windows95/98/Me 環境で SVS-04 シリーズに
対して不具合が発生した場合にお役立てください。不具合の内容を各項目内から探して実行して下さい。各不
具合の中で①②③と番号がついた項目に分かれています。この番号はチェックを行う順番です。①から順番に
確認して下さい。①を実行してもだめな場合は②を実行するといったように順番に進んで下さい。
7.5.1.NetPilot のインストールが出来ない
①
インストール先のハードディスク残容量は、十分ですか?、NetPilot をインストールするには約
1.6Mbyte の容量を必要とします。もう一度残容量をチェックして下さい。
②
ディスケットが壊れている可能性があります。ディスケットを書き込み可能にして CHKDSK して下さい。
③
設定ユーティリティ(1)と(2)のディスクをハードディスクにコピーして実行してみてください。
7.5.2.NetPilot が起動しない
①
正しくインストールされていますか?、
インストールパスの NETPILOT ディレクトリの中に NETPILOT.EXE,
NETPILOT.HLP, NETPILOT.INI がある事を確認して下さい。無い場合はインストールをやり直して下さ
い。
②
NetPilot は Windows プラットフォーム(Windows95/98/Me, WindowsNT)の環境でないと実行出来ませ
ん。インストールした環境は Windows プラットフォームですか?
③
Windows95/98/Me の場合、ネットワークのプロパティを確認します。プロトコルとして NetBEUI がイン
ストールされている事を確認して下さい。インストールされていない場合は、NetPilot が起動できる
環境ではありません。IPアドレスは ARP コマンドでも設定可能ですので 7.5.5.TCP/IP
.5.5.TCP/IP プロトコルで
のIPアドレス設定方法を参照して下さい。
のIPアドレス設定方法
7.5.3.NetPilot を起動したが SVS-04 シリーズがリストにあらわれない
シリーズがリストにあらわれない
①
SVS-04 シリーズに接続したケーブルは正しく接続されていますか?、接続を確認してもう一度 NetPilot
を起動してみてください。接続したらHUBのランプが点灯します。
②
NetPilot の View メニューの中の Refresh を数回実行して下さい。
③
NetPilot はプロトコルとして NetWare か NetBEUI が実行可能状態でないと SVS-04 シリーズとアクセス
できません。NetPilot をインストールしたマシンのネットワークプロパティで NetBEUI が可能になっ
ているか確認して下さい。
④
NetPilot のバージョンを調べて下さい。バージョン 2.61 以上ですか?確認してくださいして下さい。
⑤
SVS-04 シリーズのテストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テストスイッチを押すとランプが
5回点滅してプリンタのデータランプがつきます。テスト印刷が出来ない場合は SVS-04 シリーズの故
障が考えられます。
⑥
SVS-04 シリーズの Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager 部分の設定が Enabled になって
いない場合が考えられます。テストスイッチを押してテスト印刷して下さい。テスト印刷された内容は、
141
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager
Enabled になっていますか?、もしなっていない
場合は、 Microsoft Networks and LAN Server/Lan Manager
Enabled にするために SVS-04 シリーズ
のパラメータリセットを行います。リセットが済んだら SVS-04 シリーズの電源を入れ直してもう一度、
NetPilot を立ち上げてみてください。
⑦
SVS-04 シリーズのテスト印刷の内容をもう一度確認してください。Microsoft Networks and LAN
Server/Lan Manager 部分の Printer name(PS??????.LP1 など)が表示されていますか、表示されていな
い場合は、SVS-04 シリーズのパラメータリセットを実行してください。
⑧
SVS-04 シリーズの NETWORK LED ランプを確認します。 SVS-04 シリーズの電源を入れた後、 NETWORK LED
ランプが一秒ぐらいついた後、5回点滅します。この動きではなくランプがつかなかったり、つきっぱ
なしになっている場合は、SVS-04 シリーズの故障です。
⑨
以上の事を実行してもだめな場合、NetPilot を使用しないで SVS-04 シリーズの設定する必要がありま
す。7
7.5.4. NetPilotでIPアドレスの変更が出来ないを参照してください。(3270/5250
な
NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない
どの SNA 使用時は 7.5.7.3270/5250 を使用している際の注意事項を参照して下さい)
7.5.4.NetPilotでIPアドレスの変更が出来ない
①
NetPilot でTCP/IPのIPアドレスの変更が出来ない場合は ARP による変更が可能です。
7.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照して下さい。
プロトコルでのIPアドレス設定方法
7.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法
①
SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
②
Windows のスタートメニューから「プログラム」-「コマンド プロンプト」をクリックします。
③
自分以外のPCに PING を行います。(この作業は必ず行って下さい)
④
arp コマンドで SVS-04 シリーズの IP アドレスを設定します。
(1) IP アドレス設定
C:¥users¥default> arp -s 192.1.1.41 00-40-8c-10-6a-16
(a)
(b)
(a) これから設定しようとする SVS-04 シリーズの IP アドレス
(b) SVS-04 シリーズのイーサネット アドレス(本体裏面に記載)
コマンドを出す前に、必ず自分自身以外の通信可能な PC 等に ping を行なって通信確認を
注意1:arp
注意1
行なって下さい。(Windows 95 の問題で、この操作を行なわないと、arp が発行されません。)
を発行する Windows 95 と SVS-04 シリーズは同じセグメントに接続する必要があります。
注意2:arp
注意2
もし、運用時に違うセグメントに設置する場合は、 SVS-04 シリーズと同じセグメントの PC を使用し
て arp を行なって下さい。
アドレスを決定する際、サブネットマスクにご注意下さい。サブネットマスクによってマ
注意3:IP
注意3
スクされた IP アドレスを使用されますと、通信ができません。
⑤
SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON します。
⑥
IP アドレス確認(C:¥users¥default>
C:¥users¥default> ping 192.1.1.41)
192.1.1.41
⑦
ARP テーブルの削除(C:¥users¥default>
C:¥users¥default> arp –d 192.1.1.41)
192.1.1.41
(192.1.1.41 は arp で設定した IP アドレスです。arp –d はホストのキャッシュメモリに保存された IP
アドレスと MAC アドレスの静的な関係情報を解除します。このコマンドを実行しないとマッピングが静
142
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
的になりホストに恒久的に保存されてしまいます。)
⑧
通信ができない場合は、 SVS-04 シリーズの電源を OFF/ON した後にもう一度設定を行なって下さい。
また、他の端末に ping が可能かも確認して下さい。ARP での設定ができない場合、SVS-04 シリーズの
Default Router のパラメータや Subnet Mask のパラメータが設定されている可能性があります。この
場合は工場出荷値に戻して、再度③から実行してください。
注意:
注意:Default Router や Subnet Mask は、別途 Web ブラウザか NetPilot で必ず設定してください。
7.5.6.PrintMonitor(NetBEUI)を使用して
PrintMonitor(NetBEUI)を使用して SVS-04 シリーズが出力先ポートに表
シリーズが出力先ポートに表
れない
①
SVS-04 シリーズのテストスイッチによるテストプリントを実行して下さい。以下の様に NetBEUI 部分
のプロトコルが使用可能状態(enable)になっているかを確認して下さい disable の場合は NetBEUI が使
用不可です SVS-04 シリーズのパラメータリセットが FTP などを利用して enable に変えて下さい。
「Microsoft Networks and LAN Server/LAN Manager: enabled」
enabled」
②
「Microsoft Networks and LAN Server/LAN Manager: enabled」の下の行に
「Printer name: PS??????.LP1」の様に PS??????.LP1 の名前が入っていますかここが空欄の場合、SVS-04
シリーズが出力先ポートに表示されません。NetPilot を利用して名前を付けて下さい。(NetPilot で
Network ボタンを押して[Windows and OS/2]のタグのところで名前の変更が出来ます)
③
Windows95 のネットワークのプロトコルを確認して下さい。NetBEUI が使用可能になっていますか?、
使用可能では無い場合、NetBEUI のプロトコルを Windows95/98/Me に追加して下さい。
④
NetPilot をインストールして SVS-04 シリーズがリストに表示されるかを確認して下さい。
⑤
3270/5250 などの SNA を使用している場合は、7
7.5.7
.5.7. 3270/5250を使用している際の注意事
項をお読みください。
⑥
一度 SVS-04 シリーズの電源をOFF/ONして Windows95/98/Me をたち上げ直して下さい。これでも
だめな場合、NetBEUI で PrintMonitor が使用出来ません。TCP/IP での Windows95/98/Me 直接印刷をお
試しください。
7.5.7.3270/5250を使用している際の注意事項1
① 3270/5250 などの SNA 使用時は NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が出来ない
事があります。これは SVS-04 シリーズのフレームタイプが違うため起こる現象です。SVS-04 シリーズ
のフレームタイプを変更すれば NetPilot を使用しての設定変更や Print Monitor での印刷が可能にな
ります。
② 7.5.5.TCP/IP プロトコルでのIPアドレス設定方法を参照しながら SVS-04 シリーズのIPアドレスを
変更し、PCから PING が可能な状態にします。
③ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、パラメータ設定ファイルである config ファイ
ルを get します。(ここでは SVS-04 シリーズの IP アドレスを 192.36.253.80 とします。)
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80:root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass <パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 User logged in
143
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
ftp> get config
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for config (192, 36, 253, 1, 5, 215)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : config
8404 bytes received in 0.098 seconds(84 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
(太字が実際に入力するコマンドです。)
④ テキストエディタで config ファイルを編集します。(--- NetBIOS/NetBEUI MENU の中)
NB_FR_TYPE.
: FR_AUTO (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX)
この行を
NB_FR_TYPE.
: FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX
このように編集し直します
注:テキストエディタの中には、元の形式とは異なる形式でファイルを保存してしまうものがあります。
不適切な形式の config ファイルを SVS-04 シリーズに put しようとすると、put している間に SVS-04
シリーズのリセットがかかってしまう等の問題が起きます。例えば、PC DOS 上の E エディタや、MS-DOS
の EDIT で、この問題は起きます。Windows NT/95/98/Me では、メモ帳を利用して config ファイルを編
集して下さい。
⑤ ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、config ファイルを put します。
% ftp 192.36.253.80
Connected to 192.36.253.80.
220 PS560 FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready
Name (192.36.253.80 : root) : root
331 User name ok, need password
Password : pass
<パスワードは表示されません>
パスワードは表示されません>
230 user logged in
ftp> put config CONFIG
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for CONFIG(192, 36, 253, 1, 5, 220)(0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local : config remote : CONFIG
8404 bytes sent in 0.027 seconds(3e+02 Kbytes/s)
ftp> quit
注:config ファイルを小文字で put した場合、SVS-04 シリーズの電源を入れ直すと元の設定に戻って
しまいます。 SVS-04 シリーズの電源を入れ直した後も変更を有効にしたい場合は、大文字の CONFIG
という名前で put します。
⑥ SVS-04 シリーズの電源を入れ直します。以上で完了です。なお NetPilot でのアクセスが可能な場合、
NetPilot の「Properties」の「Windows and OS/2」タグの Frame Type を FR_802_2 に変更してから「OK」
ボタンを押す事で変更する事もできます。
7.5.8.3270/5250を使用している際の注意事項2
①
IBM パ ー ソ ナ ル ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ズ な ど の 5250/3270 の プ リ ン タ セ ッ シ ョ ン の 出 力 先 を
PrintMonitor の接続されている Windows95 のプリントキューにするときは PrintMonitor と SVS-04 シリ
ーズの接続を TCP/IP にしてください。
②
PrintMonitor と SVS-04 シリーズの間を NETBEUI で接続した場合、5250/3270 のプリンタセッション
からの出力をサポートしません。
③
SVS-04 シリーズが 10 台以上ある環境では、サーバー経由の印刷に変更してください。SVS-04 シリー
ズが 10 台以上ある環境で PrintMonitor を使用するとトラフィックが増大し印刷に影響を与える場合が
あります。
144
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
7.5.9.IPアドレスが勝手に変わってしまう
① SVS-04 シリーズは BOOTP、DHCP、RARP に対応しており DHCP、BOOTP、RARP などのサーバーが起動してい
ると IP アドレスを変更する事があります。NetPilot などで SVS-04 シリーズの BOOTP、DHCP、RARP を使
用不可に変更して下さい。
7.5.10.SVS-04 シリーズとの PING ができなくなってしまう。
① ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した後、Default Router や Subnet Mask を設定しないと、
アクセスできなくなる事があります。WindowsNT で Subnet Mask や Default Router を設定している場合
は SVS-04 シリーズも必ず Default Router Subnet Mask を設定してください。
② ARP コマンドで TCP/IP の IP アドレスを設定した場合は、ARP –d のコマンドで ARP テーブルの削除を実
行してください。
③ SVS-04 シリーズのテストボタンを押してテストページを出力して IP アドレスを確認してください。
145
7.サーバーを使用しない場合の設定方法
146
8.UNIX での設定方法
8.UNIX での設定方法
8.1.UNIX 設定手順概要
本マニュアルの 1.2、1.3 章を参照し SVS-04 シリーズをプリンタ及びネットワークにに接続する
プリントサーバーにIPアドレスセット(arp コマンド)
psinstall ファイル獲得(get コマンド)
プリントキューの作成
148
8.UNIX での設定方法
8.1.1.設定前処理
① 1.2、1.3 章を参照し SVS-04 シリーズのプリンタへの接続とネットワークへの接続を行って下さい。
② root の権限でログインした UNIX を用意して下さい。
③ SVS-04 シリーズに12桁のシリアル番号シールが貼ってあります。この番号は SVS-04 シリーズのMAC
アドレスです。ノートに書き写すかして覚えておいて下さい。(SVS-04 シリーズのテストプリントでも
この番号を獲得する事ができます)
④ SVS-04 シリーズのテストプリントを実行して下さい。TCP/IPのパラメータが以下のようになって
いるか確認して下さい。もし Default router、Net mask に値が入っている場合は、ARP コマンドでのI
Pアドレスの変更が出来ません。NetPilot などのユーティリティでのIPアドレス設定をして下さい。
(NetPilot でのIPアドレス設定については 7.3.3.設定ユーティリティ NetPilot でIPアドレス設定を
参照して下さい。)
Internet Address
Default router
Net mask
0.0.0.0
<automatic router sensing>
注意:Default router が 0.0.0.0、Net Mask が 0.0.0.0 の時、automatic router sensing になります。
8.1.2.SVS-04 シリーズのIPアドレス設定
シリーズのIPアドレス設定
① ネットワーク管理者から使用されていないIPアドレスを取得します(ここでは、192.1.2.152 とします)
② IPアドレスとホスト名をホストテーブルに追加します。/etc/hosts ファイルに以下のように SVS-04 シ
リーズのIPアドレスを登録します。(ここでは salesdept という名前で登録します)
<Internet address>
192.1.2.152
<host name>
salesdept
③ 必要であればデータベースの更新をします。Yellow Pages(YP)や Network Information Services(NIS)等
のデータベースをシステムで使用している場合は、以下のコマンド入力でほとんどの場合が更新できます。
cd /var/yp
make
④ 設定前処理で確認した SVS-04 シリーズの12桁のシリアル番号がいまここで 00A07A0013E3 だとし②で
HOSTS ファイルに登録した名前を salesdept として以下のように ARP コマンドを発行します。
arp -s salesdept 00:A0:7A:00:13:E3 temp
ping salesdept
ping コマンドが成功したらIPアドレスの変更は完了です。
(注意:arp コマンドのパラメータ入力は UNIX のシステムによって異なる場合があります。AIX トークン
リング環境の場合、arp -s 802.5 <Host Name> <Node Address> temp と入力し、AIX イーサネット環境で
は、 arp -s ether <Host Name> <Node Address> temp と入力します。また BSD 系 UNIX の場合は、<Host Name>
と<Node Address>の入力する順番が逆になることがあります。)
(arp コマンドでの変更がうまくいかない場合は、NetPilot による変更(7
7.3.3.設定ユーティリティ
.3.3. 設定ユーティリティ
NetPilot でIPアドレス設定)も可能です)
でIPアドレス設定
149
8.UNIX での設定方法
8.1.3.UNIX環境確認
SVS-04 シリーズは UNIX 上にインストールするためのプログラム psinstall スクリプトを持っています。こ
れを使用すると簡単に UNIX 環境に SVS-04 シリーズをインストールできます。psinstall スクリプトがサポ
ートする UNIX 環境は以下の通りです。使用環境が以下の UNIX に無い場合は、8.1.5.UNIX
8.1.5.UNIX 手動でのインス
トールを参照して下さい。使用している
UNIX 環境が以下に存在する場合は、8.1.4.UNIX
8.1.4.UNIX の設定 自動
トール
(psinstall)インストール
(psinstall)インストールを参照して下さい。
インストール
・ SunOS 4.X(Solaris 1.X)
・ SunOS 5.X(Solaris 2.X)
・ AIX(IBM RS/6000、BULL DPX 20)
・ HP-UX(HP 9000)
・ BOS(BULL DPX 2)
・ DEC OSF/1(Digital Equipment、DEC)
・ ULTRIX(Digital Equipment、DEC)
・ IRIX(Silicon Graphics、SGI)
・ SCO UNIX(Santa Cruz Operation、SCO)
・ FreeBSD(BSD 系 UNIX)
・一般的な BSD 系 UNIX
・一般的な System V(Release 3、4)系 UNIX
psinatall は NS/SNA Printer Server 設定ユーティリティ(1)の UNIX ディレクトリにも入っています。
(注意:
PR1”は、SVS-04
は、SVS-04 シリーズのプリンタ名です。SVS-0420S
シリーズのプリンタ名です。SVS-0420S などの3ポ
注意:UNIX での設定方法で記述される”
での設定方法で記述される”PR1”
ート形式の SVS-04 シリーズをご使用の場合は、SVS
シリーズをご使用の場合は、SVS の LPT1:に接続された場合は
LPT1:に接続された場合は PR1 を、SVS
を、SVS の LPT2:に接
LPT2:に接
続された場合は PR2 を、COM
を、COM ポートに接続された場合は PR3 を入力してください。1ポート形式の SVS-04
シリーズの場合はプリンタが何台あっても必ず PR1 にして下さい)
にして下さい)
150
8.UNIX での設定方法
8.1.4.UNIX の設定 自動(psinstall)
自動(psinstall)インストール
(psinstall)インストール
psinstall スクリプトは、SVS-04 シリーズを UNIX 上にインストールするためのプログラムです。実行中は、
インタラプトキー(通常は、Ctrl+C キー)で強制終了できます。最初に、ご使用のシステムに関する問い合
わせ、続いて個々のプリンタの設定に関する問い合わせが行われます。実際に UNIX の設定を変更する前に、
最終的な確認が行われます。また、インストールのログは、/tmp/ps_プロセス番号_log というファイルに
保存されます。
まず、ftp コマンドを利用して SVS-04 シリーズにログインし、psinstall スクリプトを get します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> get psinstall
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for psinstall (192,36,253,1,5,226) (0 bytes), (mode
ascii).
226 Transfer complete.
local: psinstall remote: psinstall
53831 bytes received in 3 seconds (18 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
以下のように、psinstall スクリプトを実行します(%は、コマンドプロンプトです):
% sh psinstall
後の作業は、以降のページを参照して下さい。 BSD 系 UNIX の場合は 8.1.4.1. BSD 系 UNIX の設定(自動)
を System V 系 UNIX の場合は、8.1.4.2. System V 系 UNIX の設定(自動)を参照してインストールを行っ
て下さい。
151
8.UNIX での設定方法
8.1.4.1.BSD 系 UNIX の設定(自動)
の設定(自動)
以下は、実際に英語版 SunOS 4.1.4(Solaris 1.1.2)上で psinstall スクリプトを実行した例です。
==============================================================================
psinstall, version 1.8.3 Mar 31 1998.
Welcome to the Print server installation program for TCP/IP under UNIX.
This program will lead you through a procedure to install
Print servers on your system.
You can stop this program with the interrupt key at any time,
and an installation log will be saved to a file.
psinstall requiers that your Print server's IP address is defined.
Before installation of each printer you will be able to accept or
reject the installation.
==============================================================================
Do you want to continue [yn] ? (default y):
作業を続ける場合は「y」キー、終了する場合は「n」キーを押し、改行キーを押します。このような問い合
わせに対し、デフォルトの値が用意されている場合があります。ここでは、y がデフォルトの値です。デフ
ォルトの値でよい場合は、単に改行キーを押して下さい。
==============================================================================
psinstall
An installation log will be saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log
----------------------------------------------------------------------------Your system is identified as being a SunOS 4 (SUN BSD, Solaris 1.x)
Is this correct [yn] ? (default y):
ここでは、使用しているシステムが SunOS 4(BSD 系 SunOS、Solaris 1.X)システムと識別されました。正し
ければ「y」キー、間違っていれば「n」キーを入力します。
==============================================================================
Select a print method from the list below.
The recommended basic print method is LPD, for more advanced functionality and
status feedback use PROS.
1.........LPD
2.........FTP
3.........PROS B
4.........PROS A
Enter choice [1-4] (default 1):
印刷方法を指定します。SunOS 4.X の場合にお勧めする印刷方法は、LPD
LPD です。(LPD を強く推奨)
Enter the host name of your Print server:salesdept
設定する SVS-04 シリーズのホスト名を指定します。ここでは、salesdept とします。
If you want to print using LPT1 with the default parameter values,
choose logical printer '1' for straight-through printing.
Choose '5' for printing with UNIX New Line to CR+LF conversion.
Enter logical printer number [1-8] (default 1):
論理プリンタ番号を指定します。デフォルトのパラメータ設定で入力データをそのまま印刷する場合は「1」
を選択し、UNIX の改行(LF)を DOS の改行(CR+LF)に変換して印刷する場合は「5」を選択します。
Enter printer name (default salesdept-pr):
プリンタ名を指定します。この名前は、lpr コマンドの「-P」オプションに指定するものです。
Enter spool directory name (default /var/spool/lpd/salesdept-pr):
スプールディレクトリ名を指定します。スプールディレクトリは、個々のプリンタで異なる場所を利用する
必要があります。複数のプリンタで同じスプールディレクトリを共有すると、印刷ジョブが消える等の問題
152
8.UNIX での設定方法
が発生する原因にもなります。
Enter log file name (default /var/spool/lpd/salesdept-pr/log):
ログファイル名を指定します。複数のプリンタで同じログファイルを共有しても構いませんが、問題が起き
た際の解決を容易にするためにも、個々のプリンタで異なるファイルを利用した方が良いでしょう。
Enter printcap file name (default /etc/printcap):
printcap ファイル名を指定します。通常は、/etc/printcap ファイルです。
LPD の場合の作業(
の場合の作業(for BSD UNIX 自動)
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept-pr
Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr
Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log
Printcap file: /etc/printcap
The printcap file will be modified
The spool directory will be created
The log file will be created
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap
が変更され、スプールディレクトリ、ログファイルが作成されます。この問い合わせに対して「y」を入力
すると、実際にインストール作業が始まり、ご使用のシステムの設定が変更されます。
FTP の場合の作業(
の場合の作業(for BSD UNIX 自動)
Enter FTP filter directory:
(default /usr/local/lib/ps):
FTP フィルタを置くディレクトリを指定します。
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept-pr
Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr
Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log
Printcap file: /etc/printcap
FTP filter directory: /usr/local/lib/ps
The printcap file will be modified
The spool directory will be created
The log file will be created
The FTP filter directory will be created.
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap
が変更され、スプールディレクトリ、ログファイル、FTP フィルタディレクトリが作成されます。この問い
合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更さ
れます。
PROS B の場合の作業(
の場合の作業(for BSD UNIX 自動)
Enter PROS filter directory:
(default /usr/local/lib/ps):
PROS フィルタを置くディレクトリを指定します。
153
8.UNIX での設定方法
Is PROS filter input or output? [io] (default o):
PROS フィルタを入力フィルタ(if)として利用する場合は「i」、出力フィルタ(of)として利用する場合は「o」
を指定します。
通常、PROS フィルタは、出力フィルタとして利用します。出力フィルタは、表紙ページ、ファイル間の改
ページ文字を処理可能です。各印刷ジョブに対するユーザ名とホスト名を SVS-04 シリーズのアカウントリ
ストに表示させたい場合は、PROS フィルタを入力フィルタとして利用します。
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept-pr
Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr
Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log
Printcap file: /etc/printcap
PROS filter directory: /usr/local/lib/ps
PROS filter is output filter
The printcap file will be modified
The spool directory will be created
The log file will be created
The PROS filter directory will be created.
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap
が変更され、スプールディレクトリ、ログファイル、PROS フィルタディレクトリが作成されます。この問
い合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更
されます。
PROS A の場合の作業(
の場合の作業(for BSD UNIX 自動)
Enter PROS daemon directory (default /usr/local/lib/ps):
PROS デーモンを置くディレクトリを指定します。
Enter PROS daemon pipe: (default /dev/salesdept.pr1):
PROS デーモンのための名前付パイプを指定します。
Enter PROS log file: (default /usr/local/lib/ps/prosd-log):
PROS のためのログファイルを指定します。複数の PROS デーモンで同じログファイルを共有しても構いませ
んが、問題が起きた際の解決を容易にするためにも、個々の PROS デーモンで異なるファイルを利用した方
が良いでしょう。
Compile the PROS daemon [yn] ? (default y):
PROS デーモンをコンパイルするかどうかを指定します。PROS デーモンのソースプログラムはプログラミン
グ言語 C で記述されています。使用しているシステム上に C コンパイラがない場合は、PROS A の方法を利
用できません。以降で何らかの理由により PROS デーモンのコンパイルに失敗した場合は、再度 psinstall
スクリプトを実行し、この問い合わせに「n」を入力し、後で PROS デーモンを手作業でコンパイルして下さ
い。それ以外は「y」を入力します。
Start the PROS daemon [yn] ? (default y):
PROS デーモンを起動するかどうかを指定します。上で、PROS デーモンの自動コンパイルを指定した場合、
また、すでに PROS デーモンをコンパイル済みの場合は「y」を入力します。それ以外は「n」を入力し、後
154
8.UNIX での設定方法
で PROS デーモンを手作業で起動して下さい。UNIX のブート時に PROS デーモンを自動的に起動するには、
システム上の/etc/rc.local 等のファイルを変更する必要があります。
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept-pr
Spool directory: /var/spool/lpd/salesdept-pr
Log file: /var/spool/lpd/salesdept-pr/log
Printcap file: /etc/printcap
PROS daemon directory: /usr/local/lib/ps
PROS daemon pipe: /dev/salesdept.pr1
PROS daemon log file: /usr/local/lib/ps/prosd-log
The printcap file will be modified
The spool directory will be created
The log file will be created
The PROS daemon directory will be created
The PROS daemon pipe will be created
The PROS daemon log file will be created
The PROS daemon will be compiled
The PROS daemon will be started
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で printcap
が変更され、スプールディレクトリ、ログファイル、PROS デーモンディレクトリ、PROS デーモンパイプ、PROS
デーモンログファイルが作成されます。また、PROS デーモンがコンパイルされ、起動されます。この問い
合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更さ
れます。
LPD、
LPD、FTP、
FTP、PROS B、
B、PROS A で共通の作業(
で共通の作業(for BSD UNIX 自動)
以上の設定に矛盾がないかどうかを検査し、矛盾がなければインストール作業が始まります。何か回復可能
な(ファイル名、ディレクトリ名等の)重複が発見された場合は、確認が行われます。回復不可能な矛盾が発
見された場合は、最初から設定をやり直すことになります。
Checking setup, wait ...
No conflicts found
Setup check done.
Installing printer salesdept-pr...
...
Installation of printer salesdept-pr done.
Do you want a test printout [yn] ? (default y): n
プリンタのインストール後、テスト印刷を行うかどうかの問い合わせが行われます。問い合わせに対して「y」
を入力するとインストールのログファイルが印刷されます。このファイルは単なる ASCII テキストですから、
一般的な PostScript プリンタには印刷できません。また、改ページ文字も含まれていませんので、LIPS プ
リンタ等のページプリンタに印刷した場合は、完全に印刷データがプリンタ側のバッファに格納されたこと
を確認した後、紙の強制排出を行って下さい。ESC/P、PC-201H 等のプリンタには正常に印刷できます。
Do you want to install more printers [yn] ? (default n):
プリンタのインストール作業を終了する場合は n、続けて他のプリンタをインストールする場合は「y」を
入力します。
An installation log is saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log.
以上でインストール作業は完了です。インストールのログは、/tmp/ps_プロセス番号_log というファイル
に保存されます。
155
8.UNIX での設定方法
LPD、
LPD、FTP、
FTP、PROS B、
B、PROS A それぞれの場合のログファイルのサンプルを以下に示します。
LPD の場合(
の場合(for BSD UNIX 自動)
===================== Print server installation log ======================
Installing printer salesdept-pr.
saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap.
Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry:
salesdept-pr│ Network printer on Print server salesdept:¥
:lp=:¥
:sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:¥
:lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:¥
:rm=salesdept:¥
:rp=pr1:
Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr.
Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log.
Installation of printer salesdept-pr done.
FTP の場合(
の場合(for BSD UNIX 自動)
===================== Print server installation log ======================
Installing printer salesdept-pr.
saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap.
Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry:
salesdept-pr│ Network printer on Print server salesdept using FTP:¥
:lp=/var/spool/lpd/salesdept-pr/null:¥
:sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:¥
:lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:¥
:of=/usr/local/lib/ps/ftp_salesdept-pr:¥
:ff=¥r¥f:¥
:sh:
Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr.
Created dummy device /var/spool/lpd/salesdept-pr/null.
Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log.
Placed ftp_salesdept-pr in directory /usr/local/lib/ps.
Installation of printer salesdept-pr done.
PROS B の場合(
の場合(for BSD UNIX 自動)
===================== Print server installation log ======================
Installing printer salesdept-pr.
saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap.
Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry:
salesdept-pr│ Network printer on Print server salesdept using PROS B:¥
:lp=/var/spool/lpd/salesdept-pr/null:¥
:sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:¥
:lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:¥
:of=/usr/local/lib/ps/pros_salesdept-pr:¥
:ff=¥r¥f:¥
:sh:
Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr.
Created dummy device /var/spool/lpd/salesdept-pr/null.
Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log.
Compiled pros_salesdept-pr in directory /usr/local/lib/ps.
Installation of printer salesdept-pr done.
156
8.UNIX での設定方法
PROS A の場合(
の場合(for BSD UNIX 自動)
===================== Print server installation log ======================
Installing printer salesdept-pr.
saved file /etc/printcap in file /tmp/プロセス番号_saved_pcap.
Modifying printcap file /etc/printcap, installed following printcap entry:
salesdept-pr│ Network printer on Print server salesdept using PROS A:¥
:lp=/dev/salesdept.pr1:¥
:sd=/var/spool/lpd/salesdept-pr:¥
:lf=/var/spool/lpd/salesdept-pr/log:¥
::¥
:sh:
Created spool directory /var/spool/lpd/salesdept-pr.
Created log file /var/spool/lpd/salesdept-pr/log.
Created pros daemon log file /usr/local/lib/ps/prosd-log.
Made prosd pipe /dev/salesdept.pr1.
Started prosd for device /dev/salesdept.pr1.
Installation of printer salesdept-pr done.
157
8.UNIX での設定方法
8.1.4.2.System V 系 UNIX の設定(自動)
の設定(自動)
以下は、実際に日本語版 Solaris 2.4(SunOS 5.4)上で psinstall スクリプトを実行した例です。Solaris 2.4
では、PROS A の方法はサポートされません。また、Solaris 2.4 は System V 系 UNIX ですが、LPD の方法が
サポートされます。
==============================================================================
psinstall, version 1.8.2 Oct 11, 1995.
Welcome to the Print server installation program for TCP/IP under UNIX.
This program will lead you through a procedure to install
Print servers on your system.
You can stop this program with the interrupt key at any time,
and an installation log will be saved to a file.
psinstall requiers that your Print server's IP address is defined.
Before installation of each printer you will be able to accept or reject the
installation.
==============================================================================
Do you want to continue [yn] ? (default y):
作業を続ける場合は「y」、終了する場合は「n」を押し、改行キーを押します。このような問い合わせに対
し、デフォルトの値が用意されている場合があります。ここでは「y」がデフォルトの値です。デフォルト
の値でよい場合は、単に改行キーを押して下さい。
-----------------------------------------------------------------------------psinstall
An installation log will be saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log
-----------------------------------------------------------------------------Your system is identified as being a SunOS 5 (SUN SYS V, Solaris 2.x)
Is this correct [yn] ? (default y):
ここでは、使用しているシステムが SunOS 5(System V 系 SunOS、Solaris 2.X)システムと識別されました。
正しければ「y」、間違っていれば「n」を入力します。
Select a print method from the list below.
The recommended basic print method is LPD, for more advanced functionality and
status feedback use PROS.
1.........LPD
2.........FTP
3.........PROS B
Enter choice [1-3] (default 1):
印刷方法を指定します。SunOS 5.X の場合にお勧めする印刷方法は、LPD
LPD です。(強く推奨)
Enter the host name of your Print server: salesdept
設定する SVS-04 シリーズのホスト名を指定します。ここでは、salesdept とします。
If you want to print using LPT1 with the default parameter values,
choose logical printer '1' for straight-through printing.
Choose '5' for printing with UNIX New Line to CR+LF conversion.
Enter logical printer number [1-8] (default 1):
論理プリンタ番号を指定します。デフォルトのパラメータ設定で入力データをそのまま印刷する場合は「1」
を選択し、UNIX の改行(LF)を DOS の改行(CR+LF)に変換して印刷する場合は「5」を選択します。
Enter printer name (default salesdept_pr):
プリンタ名を指定します。この名前は、lp コマンドの「-d」オプションに指定するものです。
158
8.UNIX での設定方法
LPD の場合の作業(
の場合の作業(for System V UNIX 自動)
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept_pr
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。この問い合わせに対して
「y」を入力すると、実際にインストール作業が始まり、ご使用のシステムの設定が変更されます。
FTP の場合の作業(
の場合の作業(for System V UNIX 自動)
Enter FTP filter directory:
(default /usr/local/lib/ps):
FTP フィルタを置くディレクトリを指定します。
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept_pr
FTP filter directory: /usr/local/lib/ps
The FTP filter directory will be created.
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で FTP フ
ィルタディレクトリが作成されます。この問い合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール作
業が始まり、お使いのシステムの設定が変更されます。
PROS B の場合の作業(
の場合の作業(for System V UNIX 自動)
Enter PROS filter directory:
(default /usr/local/lib/ps):
PROS フィルタを置くディレクトリを指定します。
------------------------------- Printer setup ---------------------------------Print server host name: salesdept
Logical printer: pr1
Printer name: salesdept_pr
PROS filter directory: /usr/local/lib/ps
The PROS filter directory will be created.
-------------------------------------------------------------------------------Do you want to install this printer [yn] ? (default y):
以上の問い合わせに対し、デフォルトの値を選択した場合の最終確認の画面です。ここでは、以降で PROS
フィルタディレクトリが作成されます。この問い合わせに対して「y」を入力すると、実際にインストール
作業が始まり、お使いのシステムの設定が変更されます。
LPD、
LPD、FTP、
FTP、PROS B で共通の作業(
で共通の作業(for System V UNIX 自動)
Checking setup, wait ...
No conflicts found
Setup check done.
Installing printer salesdept_pr...
destination "salesdept_pr" now accepting requests
printer "salesdept_pr" now enabled
Installation of printer salesdept_pr done.
Do you want a test printout [yn] ? (default y): n
以上の設定に矛盾がないかどうかを検査し、矛盾がなければインストール作業が始まります。何か回復可能
な(ファイル名、ディレクトリ名等の)重複が発見された場合は、確認が行われます。回復不可能な矛盾が発
159
8.UNIX での設定方法
見された場合は、最初から設定をやり直すことになります。
プリンタのインストール後、テスト印刷を行うかどうかの問い合わせが行われます。インストールのログフ
ァイルが印刷されます。このファイルは単なる ASCII テキストです。
Do you want to install more printers [yn] ? (default n):
プリンタのインストール作業を終了する場合は n、続けて他のプリンタをインストールする場合は「y」を
入力します。
An installation log is saved in the file /tmp/ps_プロセス番号_log.
以上でインストール作業は完了です。インストールのログは、/tmp/ps_プロセス番号_log というファイル
に保存されます。
LPD、
LPD、FTP、
FTP、PROS B それぞれの場合のログファイル、lpstat
それぞれの場合のログファイル、lpstat コマンドの出力のサンプルを以下に示します。
LPD の場合(
の場合(for System V UNIX 自動)
===================== Print server installation log ======================
Installing printer salesdept_pr.
"salesdept" has been added.
used lpsystem to add(modify) an entry for salesdept in /etc/lp/Systems
installed salesdept_pr with lpadmin using remote system name salesdept and
remote printer name pr1
Installation of printer salesdept_pr done.
% lpstat -t
scheduler is running
no system default destination
system for salesdept_pr: salesdept (as printer pr1)
salesdept_pr accepting requests since Fri Dec 1 13:21:36 JST 1995
printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:21:36 JST 1995. available.
% lpstat -l -p
printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:21:36 JST 1995. available.
Content types: any
Printer types: unknown
Description:
Users allowed:
(all)
Forms allowed:
(none)
Banner not required
Character sets:
(none)
Default pitch:
Default page size:
FTP の場合(
の場合(for System V UNIX 自動)
===================== Print server installation log ======================
Installing printer salesdept_pr.
Created directory /usr/local/lib/ps.
Placed ftp_salesdept_pr in directory /usr/local/lib/ps.
installed salesdept_pr with lpadmin using interface /usr/local/lib/ps/ftp_salesdept_pr.
device used is /dev/null (dummy device).
Installation of printer salesdept_pr done.
% lpstat -t
scheduler is running
no system default destination
device for salesdept_pr: /dev/null
160
8.UNIX での設定方法
salesdept_pr accepting requests since Fri Dec 1 13:37:24 JST 1995
printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:37:25 JST 1995. available.
% lpstat -l -p
printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 13:37:25 JST 1995. available.
Form mounted:
Content types: simple
Printer types: unknown
Description:
Connection: direct
Interface: /usr/local/lib/ps/ftp_salesdept_pr
On fault: write to root once
After fault: continue
Users allowed:
(all)
Forms allowed:
(none)
Banner required
Character sets:
(none)
Default pitch:
Default page size:
Default port settings:
PROS B の場合(
の場合(for System V UNIX 自動)
===================== print server installation log ======================
Installing printer salesdept_pr.
Created directory /usr/local/lib/ps.
Compiled pros_salesdept_pr in directory /usr/local/lib/ps.
installed salesdept_pr with lpadmin using interface /usr/local/lib/ps/pros_salesdept_pr.
device used is /dev/null (dummy device).
Installation of printer salesdept_pr done.
% lpstat -t
scheduler is running
no system default destination
device for salesdept_pr: /dev/null
salesdept_pr accepting requests since Fri Dec 1 21:04:17 JST 1995
printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 21:04:18 JST 1995. available.
% lpstat -l -p
printer salesdept_pr is idle. enabled since Fri Dec 1 21:04:18 JST 1995. available.
Form mounted:
Content types: simple
Printer types: unknown
Description:
Connection: direct
Interface: /usr/local/lib/ps/pros_salesdept_pr
On fault: write to root once
After fault: continue
Users allowed:
(all)
Forms allowed:
(none)
Banner required
Character sets:
(none)
Default pitch:
Default page size:
Default port settings:
161
8.UNIX での設定方法
8.1.5.UNIX 手動でのインストール
以下の場合に、手作業でインストールを行って下さい:
1.psinstall スクリプトがサポートしていない UNIX を設定する場合
2. psinstall スクリプトの実行が何かの原因で失敗した場合
3. 自分自身で OS の設定を変更したい場合
以降「
「8.1.5.1.BSD 系 UNIX の設定」では英語版
SunOS 4.1.4(Solaris 1.1.2)、「
「8.1.5.2.System V 系 UNIX
の設定」
の設定」では日本語版 Solaris 2.4(SunOS 5.4)を例にしています。使用するファイル名、ディレクトリ名、
の設定」
ホスト名、プリンタ名等はサンプルですので、使用する環境に合わせて適当に変更して下さい。また、行頭
の%はコマンドプロンプトです。Solaris 2.4 では、PROS A の方法はサポートされません。また、Solaris 2.4
は System V 系 UNIX ですが LPD の方法がサポートされています。ただし、以下の System V 系 UNIX に関する
部分では、一般的な System V 系 UNIX を対象に、PROS A、PROS B、FTP を利用する方法を説明します。
162
8.UNIX での設定方法
8.1.5.1. BSD 系 UNIX の設定(手動
の設定(手動)
(手動)
PROS デーモンを利用する方法(PROS
デーモンを利用する方法(PROS A)[for BSD UNIX 手動]
手動]
1. PROS デーモンを置くディレクトリを作成し、そこに cd します。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、npipe ディレクトリから makefile、prosd.c ファイルを get
します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd npipe
250 CWD command successful.
ftp> get makefile
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for makefile (192,36,253,1,18,65) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: makefile remote: makefile
1055 bytes received in 0.18 seconds (5.7 Kbytes/s)
ftp> get prosd.c
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for prosd.c (192,36,253,1,18,66) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: prosd.c remote: prosd.c
9767 bytes received in 0.74 seconds (13 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3.必要ならば makefile を編集します。通常は、デフォルトのままでよいはずです。
4. make します。
% make
5. 名前付パイプを作成します。名前付パイプには/dev/box.pr といった名前を付けることをお勧めします。こ
こで、box は SVS-04 シリーズのホスト名、pr は使用する論理プリンタ名です。
% mknod /dev/salesdept.pr1 p
6. システムのブート時に PROS デーモンを自動的に起動するように、システムのスタートアップファイル
(/etc/rc.local 等)に、以下のような設定を追加します。
prosd host dev box pr pass 2> log 1>&2 &
プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返るフィードバックデータを
通常のログファイルとは別のファイルに保存したい場合は、以下のようにします。
prosd host dev box pr pass 2> log >> pfb &
prosd:
PROS デーモンのフルパス名。
host: PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名。
dev: 名前付パイプのフルパス名。
163
8.UNIX での設定方法
box:
pr:
pass:
log:
pfb:
SVS-04 シリーズのホスト名。
SVS-04 シリーズの論理プリンタ名。(名前は:pr1)
PROS プロトコルのパスワード(デフォルトでは netprinter)。
ログファイルのフルパス名。
フィードバックデータファイルのフルパス名。
実際には、PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名を unix00 とした場合、
/usr/local/lib/ps/prosd unix00 /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log 1>&2 &
または、
/usr/local/lib/ps/prosd
/var/adm/salesdept_pfb &
unix00
/dev/salesdept.pr1
salesdept
pr1
netprinter
2>
/var/adm/salesdept_log
>>
のようにします(途中で改行せずに、一行に記述して下さい)。
7. Bourne shell を起動します。
% sh
8. 以下のようなコマンドを実行し、PROS デーモンを起動します。(nohup の後の prosd、host 等の引数の指定
方法は、上記、6 の項を参照して下さい)。
% nohup prosd host dev box pr pass 2> log 1>&2 &
プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返るフィードバックデータを
通常のログファイルとは別のファイルに保存したい場合は、以下のようにします。
% nohup prosd host dev box pr pass 2> log >> pfb &
9. 以下のようなコマンドを実行し、PROS デーモンをテストします。
% cat ファイル > /dev/salesdept.pr1
ファイルにはお使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力する
ファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
10.スプールディレクトリを作成します。
% mkdir /var/spool/salesdept-pr
11. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。
salesdept-pr:¥
:lp=/dev/salesdept.pr1:¥
:sd=/var/spool/salesdept-pr:
注:Ultrix では、出力フィルタを利用していない場合、ダミーの出力フィルタを設定する必要があるかも
しれません。DEC 社によれば、xf と呼ばれるスルーなフィルタが利用できます。この場合、printcap ファ
イルに以下のようなエントリを追加して下さい。
salesdept-pr:¥
:lp=/dev/salesdept.pr1:¥
:of=xf:¥
:sd=/var/spool/salesdept-pr:
164
8.UNIX での設定方法
12. lpd を再起動させます。二度、lpc コマンドを実行して下さい。
% lpc restart salesdept-pr
% lpc restart salesdept-pr
13.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lpr -Psalesdept-pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタまたは出力する
ファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 5∼13 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なるプリンタ名、プリンタデバイス(名前付パイプ)名、スプールディレクトリ名を指定して下さい。
注:PROS デーモンをシステムから除去するには、「ps -auxww │ grep prosd」のようなコマンドで対応す
るプロセス番号を取得し、「kill -9 プロセス番号」コマンドを実行して稼働中の PROS デーモンを停止さ
せます。また、スタートアップファイルから PROS デーモンを起動する設定を削除します。
PROS フィルタを利用する方法(PROS
フィルタを利用する方法(PROS B) [for BSD UNIX 手動]
手動]
1. PROS フィルタを置くディレクトリを作成し、そこに cd します。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、bsd ディレクトリから makepros、printcap.pro、prosbsd.c
ファイルを get します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd bsd
250 CWD command successful.
ftp> get makepros
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for makepros (192,36,253,1,18,85) (0 bytes),(mode ascii).
226 Transfer complete.
local: makepros remote: makepros
2158 bytes received in 0.18 seconds (11 Kbytes/s)
ftp> get printcap.pro
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for printcap.pro (192,36,253,1,18,86) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: printcap.pro remote: printcap.pro
1111 bytes received in 0.2 seconds (5.5 Kbytes/s)
ftp> get prosbsd.c
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for prosbsd.c (192,36,253,1,18,87) (0 bytes), (modeascii).
226 Transfer complete.
local: prosbsd.c remote: prosbsd.c
7942 bytes received in 0.74 seconds (10 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
165
8.UNIX での設定方法
3. makepros を編集します。
HOSTNAME=some_host
現在、設定を行っている UNIX ホスト名を指定します。
BOXNAME=some_print_server
SVS-04 シリーズのホスト名を指定します。
LOGPR=pr1
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1)
OUTPUT_FILTER_NAME=prosbsd
makepros を変更し、異なる設定の PROS フィルタを複数作成する場合は、それぞれの PROS フィルタごとに
異なるフィルタ名を指定します。
CRLFEXP=
デフォルトでは空欄です。LF(UNIX の改行)を CR+LF(DOS の改行)に置換する機能を PROS フィルタに持たせ
る場合は、以下のように指定します。
CRLFEXP=-DCRLFEXP
FEEDBACK_FILE_NAME=
デフォルトでは空欄です。プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返
るフィードバックデータを保存するファイルのフルパス名を指定できます。
4. makepros を実行します。
% sh makepros
5. 以下のコマンドを実行し、PROS フィルタをテストします。コマンド名は、3 において makepros の 43 行目で
指定した名前です。
% ./prosbsd < ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
6. ログファイルとスプールディレクトリを作成します。そして、スプールディレクトリの下に空のファイルを
作成します。
% touch /var/adm/salesdept_log
% mkdir /var/spool/salesdept-pr
% touch /var/spool/salesdept-pr/null
7. printcap.pro を編集します。
PRINTERNAME:¥
プリンタ名を指定します。
:lp=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY/null:¥
166
8.UNIX での設定方法
スプールディレクトリのフルパス名を指定します。
:ff=¥r¥f:sh:lf=/usr/adm/ERRORLOG:¥
ログファイルのフルパス名を指定します。
:of=/FILTERPATH/prosbsd:¥
PROS フィルタのフルパス名を指定します。
:sd=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY:
スプールディレクトリのフルパス名を指定します。
8. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。
% cat printcap.pro >> /etc/printcap
9. lpd を再起動させます。二度、lpc コマンドを実行して下さい。
% lpc restart salesdept-pr
% lpc restart salesdept-pr
10.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lpr -Psalesdept-pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3∼10 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なるプリンタ名、スプールディレクトリ名、ログファイル名、出力フィルタ(PROS フィルタ)名を
指定して下さい。
注:通常、prosbsd は、出力フィルタ(of)として利用します。出力フィルタは、表紙ページ、ファイル間の
改ページ文字を処理可能です。各印刷ジョブに対するユーザ名とホスト名を SVS-04 シリーズのアカウント
リストに表示させたい場合は、prosbsd を入力フィルタ(if)として利用します。
FTP を利用する方法[for
を利用する方法[for BSD UNIX 手動]
手動]
1. 「mkdir」コマンドで FTP フィルタを置くディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレントディレクトリを
そこに移動します。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、bsd ディレクトリから ftp_bsd、printcap.ftp ファイルを get
します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd bsd
250 CWD command successful.
ftp> get ftp_bsd
167
8.UNIX での設定方法
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for ftp_bsd (192,36,253,1,18,92) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: ftp_bsd remote: ftp_bsd
1253 bytes received in 0.21 seconds (5.9 Kbytes/s)
ftp> get printcap.ftp
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for printcap.ftp (192,36,253,1,18,93) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: printcap.ftp remote: printcap.ftp
1094 bytes received in 0.12 seconds (8.9 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. ftp_bsd を編集します。
internet_address=192.36.253.80
SVS-04 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。
logical_printer=pr1
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1)
ftp_path=/usr/ucb/ftp
ftp コマンドのフルパス名を指定します。コマンドの置き場所は、which コマンドで分かるはずです。
4. 以下のコマンドを実行し、FTP フィルタを実行可能にします。
% chmod +x ftp_bsd
5. 以下のコマンドを実行し、FTP フィルタをテストします。
% ./ftp_bsd < ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
6. ログファイルとスプールディレクトリを作成します。そして、スプールディレクトリの下に空のファイルを
作成します。
% touch /var/adm/salesdept_log
% mkdir /var/spool/salesdept-pr
% touch /var/spool/salesdept-pr/null
7. printcap.ftp を編集します。
PRINTERNAME: ¥
プリンタ名を指定します。
:lp=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY/null:¥
スプールディレクトリのフルパス名を指定します。
:ff=¥r¥f:sh:lf=/usr/adm/ERRORLOG:¥
ログファイルのフルパス名を指定します。
:of=/FILTERPATH/ftp_bsd:
168
8.UNIX での設定方法
FTP フィルタのフルパス名を指定します。ftp_bsd を変更し、異なる設定の FTP フィルタを複数作成する場
合は、それぞれの FTP フィルタごとに異なるフィルタ名を指定します。
:sd=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY:
スプールディレクトリのフルパス名を指定します。
8. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。
% cat printcap.ftp >> /etc/printcap
9. lpd を再起動させます。2度、lpc コマンドを実行して下さい。
% lpc restart salesdept-pr
% lpc restart salesdept-pr
10.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lpr -Psalesdept-pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3∼10 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なるプリンタ名、スプールディレクトリ名、ログファイル名、出力フィルタ(FTP フィルタ)名を指
定して下さい。
LPD を利用する方法[for
を利用する方法[for BSD UNIX 手動]
手動]
1. 「mkdir」コマンドで作業ディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレントディレクトリをそこに移動しま
す。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、bsd ディレクトリから printcap.lpd ファイルを get します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd bsd
250 CWD command successful.
ftp> get printcap.lpd
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for printcap.lpd (192,36,253,1,18,98) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: printcap.lpd remote: printcap.lpd
1073 bytes received in 0.21 seconds (5.1 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. ログファイルとスプールディレクトリを作成します。
% touch /var/adm/salesdept_log
% mkdir /var/spool/salesdept-pr
169
8.UNIX での設定方法
4. printcap.lpd を編集します。
PRINTERNAME:¥
プリンタ名を指定します。
:lf=/usr/adm/ERRORLOG:¥
ログファイルのフルパス名を指定します。
:rm=PSNAME:¥
SVS-04 シリーズのホスト名を指定します。
:rp=pr1:¥
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。 (名前は pr1)
:sd=/usr/spool/SPOOLDIRECTORY:
スプールディレクトリのフルパス名を指定します。
5. /etc/printcap に新しいプリンタのエントリを追加します。
% cat printcap.lpd >> /etc/printcap
6. lpd を再起動させます。2度、lpc コマンドを実行して下さい。
% lpc restart salesdept-pr
% lpc restart salesdept-pr
7. プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lpr -Psalesdept-pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3∼7 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なるプリンタ名、ログファイル名、リモートプリンタ(SVS-04 シリーズの論理プリンタ)名、スプ
ールディレクトリ名を指定して下さい。
170
8.UNIX での設定方法
8.1.5.2.System V 系 UNIX の設定(手動)
の設定(手動)
PROS デーモンを利用する方法(PROS
デーモンを利用する方法(PROS A)[for System V 手動]
手動]
1. 「mkdir」コマンドで PROS デーモンを置くディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレントディレクトリを
そこに移動します。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、npipe ディレクトリから makefile、prosd.c ファイルを get
します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd npipe
250 CWD command successful.
ftp> get makefile
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for makefile (192,36,253,1,18,65) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: makefile remote: makefile
1055 bytes received in 0.18 seconds (5.7 Kbytes/s)
ftp> get prosd.c
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for prosd.c (192,36,253,1,18,66) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: prosd.c remote: prosd.c
9767 bytes received in 0.74 seconds (13 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. makefile を編集します。
L1_OPTIONS=
L2_OPTIONS=
デフォルトでは両方とも空欄です。片方だけ設定します。どちらを設定するかは、お使いのコンパイラの仕
様によります。まず、最初に、両方とも空欄のままで make を実行してみて下さい。リンクエラーが起きる
場合は、以下のように設定し、再度、make を実行してみて下さい。
L2_OPTIONS=-lsocket
まだリンクエラーが起きる場合は、以下のように設定し、make してみて下さい。
L2_OPTIONS=-lsocket -lnsl
それでもリンクエラーが起きる場合は、今度は L1_OPTIONS の方を上記のように設定し、make してみて下さ
い。
どうしてもリンクエラーが起きる場合は、お使いのシステムのマニュアルを参照し、BSD 系 UNIX のソケッ
ト通信のライブラリ名を上記オプションに指定し、make を実行して下さい。
171
8.UNIX での設定方法
LEAVE_PIPE_OPEN=
デフォルトでは空欄です。システムによっては、以下のような設定が必要になります。AT&T SVR4 の場合、
また、HP-UX 上で「EaseSpool」を利用している場合は、この設定を行って下さい。
LEAVE_PIPE_OPEN=-DALWAYS_OPEN
4. make します。
% make
5. 名前付パイプを作成します。名前付パイプには/dev/box.pr といった名前を付けることをお勧めします。こ
こで、box は SVS-04 シリーズのホスト名、pr は使用する論理プリンタ名です。
% mknod /dev/salesdept.pr1 p
6. 以下のコマンドを実行し、名前付パイプのアクセス権を変更します。
% chown lp /dev/salesdept.pr1
% chmod 600 /dev/salesdept.pr1
7. システムのブート時に PROS デーモンを自動的に起動するように、システムのスタートアップファイル
(/etc/inittab)に、以下のような設定を追加します。
ax::respawn:prosd host dev box pr pass 2> log 1>&2
プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合に、プリンタから返るフィードバックデータを
通常のログファイルとは別のファイルに保存したい場合は、以下のようにします。
ax::respawn:prosd host dev box pr pass 2> log >> pfb
prosd:
PROS デーモンのフルパス名。
host: PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名。
dev: 名前付パイプのフルパス名。
box: SVS-04 シリーズのホスト名。
pr: SVS-04 シリーズの論理プリンタ名。(名前は pr1)
pass: PROS プロトコルのパスワード(デフォルトでは netprinter)。
log: ログファイルのフルパス名。
pfb: フィードバックデータファイルのフルパス名。
実際には、PROS デーモンを起動する UNIX ホスト名を unix00 とした場合、
ax::respawn:/usr/local/lib/ps/prosd unix00 /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log 1>&2
または、
ax::respawn:/usr/local/lib/ps/prosd unix00 /dev/salesdept.pr1 salesdept pr1 netprinter 2> /var/adm/salesdept_log >>
/var/adm/salesdept_pfb
のようにします(途中で改行せずに、一行に記述して下さい)。
注:あるシステムでは、システム起動時に/etc/inittab が再生成され、追加した設定が消されてしまう場
合があります。この問題は、/etc/conf/init.d ディレクトリ下に、設定を追加したファイルを置くことに
より解決できます。そのファイル名は、どのような名前でも構いません。
以下のコマンドを実行し、実際にデーモンを起動します。
% telinit q
172
8.UNIX での設定方法
8. Bourne shell を起動します。
% sh
% SHELL=/bin/sh
% export SHELL
9. 以下のようなコマンドを実行し、PROS デーモンをテストします。
% cat ファイル > /dev/salesdept.pr1
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
10.以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを終了させます。
% /usr/lib/lpshut
11.以下のコマンドを実行し、新しいシステムプリンタを作成します。
% /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr -mstandard-v/dev/salesdept.pr1
注:lpadmin コマンドの仕様はシステムにより異なる場合があります。HP-UX 等では、-p、-m、-v 等のパラ
メータと次の引数の間に空白を置いてはいけません。
12.以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを再開させます。
% /usr/lib/lpsched
13.以下のコマンドを実行し、印刷ジョブの要求を受け付け可能にします。
% /usr/lib/accept salesdept_pr
14.以下のコマンドを実行し、プリンタを使用可能にします。
% /usr/bin/enable salesdept_pr
15.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lp -d salesdept_pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 5∼15 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なるプリンタ名、プリンタデバイス(名前付パイプ)名を指定して下さい。
注:PROS デーモンをシステムから除去するには、/etc/inittab の中で PROS デーモンを起動する行の respawn
の部分を off に変更し、「telinit q」コマンドを実行します。その後、この行を削除します。
PROS インタフェースプログラムを利用する方法(PROS
インタフェースプログラムを利用する方法(PROS B) [for System V 手動]
手動]
1. 「mkdir」コマンドで PROS インタフェースプログラムを置くディレクトリを作成し「cd」コマンドでカレ
ントディレクトリをそこにそこに移動します。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
173
8.UNIX での設定方法
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、sysv ディレクトリから makepros、prossysv.c ファイルを get
します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd sysv
250 CWD command successful.
ftp> get makepros
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for makepros (192,36,253,1,19,90) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: makepros remote: makepros
1884 bytes received in 0.18 seconds (10 Kbytes/s)
ftp> get prossysv.c
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for prossysv.c (192,36,253,1,19,91) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: prossysv.c remote: prossysv.c
9355 bytes received in 0.74 seconds (12 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. makepros を編集します。
HOSTNAME=some_host
現在、設定を行っている UNIX ホスト名を指定します。
BOXNAME=some_print_server
SVS-04 シリーズのホスト名を指定します。
LOGPR=pr1
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1)
L1_OPTIONS=
L2_OPTIONS="-lsocket"
片方だけ設定します。どちらを設定するかは、お使いのコンパイラの仕様によります。まず最初に、このま
まで「sh makepros」を実行してみて下さい。リンクエラーが起きる場合は以下のように設定し、再度「sh
makepros」を実行して下さい。
L2_OPTIONS="-lsocket -lnsl"
それでもリンクエラーが起きる場合は、今度は L1_OPTIONS の方を上記のように設定し「sh makepros」して
みて下さい。
どうしてもリンクエラーが起きる場合は、お使いのシステムのマニュアルを参照し、BSD 系 UNIX のソケッ
ト通信のライブラリ名を上記オプションに指定し、「sh makepros」を実行して下さい。
INTERFACE_PROGRAM_NAME=prossysv
makepros を変更し、異なる設定の PROS インタフェースプログラムを複数作成する場合は、それぞれの PROS
インタフェースプログラムごとに異なるプログラム名を指定します。
174
8.UNIX での設定方法
4. makepros を実行します。
% sh makepros
5. 以下のコマンドを実行し、PROS インタフェースプログラムをテストします。コマンド名は、2a において
makepros の 51 行目で指定した名前です。
% ./prossysv x x x 1 x ファイル
System V 系 UNIX のインタフェースプログラムには、6 個の引数が必要ですが、PROS インタフェースプログ
ラムは、第 4 引数(コピーの数)と第 6 引数(実際に出力するファイル名)を解釈し、その他の引数を無視しま
す。無視される引数には、上記のようにダミーの x を指定して下さい。
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
6. Bourne shell を起動します。
% sh
% SHELL=/bin/sh
% export SHELL
7. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを終了させます。
% /usr/lib/lpshut
8. 以下のコマンドを実行し、新しいシステムプリンタを作成します。
% /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr -i prossysv -v /dev/null
注:lpadmin コマンドの仕様はシステムにより異なる場合があります。HP-UX 等では、-p、-i、-v 等のパラ
メータと次の引数の間に空白を置いてはいけません。プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続し
た場合に、プリンタから返るフィードバックデータを保存したい場合は、以下のようにします。
% /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr-iprossysv-v/var/adm/salesdept_pfb
9. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを再開させます。
% /usr/lib/lpsched
10.以下のコマンドを実行し、印刷ジョブの要求を受け付け可能にします。
% /usr/lib/accept salesdept_pr
11.以下のコマンドを実行し、プリンタを使用可能にします。
% /usr/bin/enable salesdept_pr
12.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lp -d salesdept_pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタまたは出力する
ファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。追加したいプリンタのエントリ
ごとに前述の手順 3∼12 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリごとに異なるプリンタ名、イン
175
8.UNIX での設定方法
タフェースプログラム(PROS インタフェースプログラム)名、フィードバックデータファイル名を指定して
下さい。
FTP を利用する方法[for
を利用する方法[for System V 手動]
手動]
1. 「mkdir」コマンドで FTP インタフェースプログラムを置くディレクトリを作成し、「cd」コマンドでカレ
ントディレクトリをそこに移動します。
% mkdir /usr/local/lib/ps
% cd /usr/local/lib/ps
2.ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、sysv ディレクトリから ftp_sysv ファイルを get します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd sysv
250 CWD command successful.
ftp> get ftp_sysv
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for ftp_sysv
(192,36,253,1,19,98) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: ftp_sysv remote: ftp_sysv
1470 bytes received in 0.22 seconds (6.4 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. ftp_sysv を編集します。
internet_address=192.36.253.80
SVS-04 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。
logical_printer=pr1
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1)
ftp_path=/usr/bin/ftp
ftp コマンドのフルパス名を指定します。コマンドの置き場所は、which コマンドで分かるはずです。
4. 以下のコマンドを実行し、FTP インタフェースプログラムを実行可能にします。
% chmod +x ftp_sysv
5. 以下のコマンドを実行し、FTP インタフェースプログラムをテストします。
% ./ftp_sysv x x x 1 x ファイル
System V 系 UNIX のインタフェースプログラムには、6 個の引数が必要ですが、FTP インタフェースプログ
ラムは、第 4 引数(コピーの数)と第 6 引数(実際に出力するファイル名)を解釈し、その他の引数を無視しま
す。無視される引数には、上記のようにダミーの「x」を指定して下さい。
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
176
8.UNIX での設定方法
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
6. Bourne shell を起動します。
% sh
% SHELL=/bin/sh
% export SHELL
7. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを終了させます。
% /usr/lib/lpshut
8. 以下のコマンドを実行し、新しいシステムプリンタを作成します。
% /usr/lib/lpadmin -p salesdept_pr -i ftp_sysv -v /dev/null
注:lpadmin コマンドの仕様はシステムにより異なる場合があります。HP-UX 等では、-p、-i、-v 等のパラ
メータと次の引数の間に空白を置いてはいけません。
9. 以下のコマンドを実行し、LP プリンタサービスを再開させます。
% /usr/lib/lpsched
10.以下のコマンドを実行し、印刷ジョブの要求を受け付け可能にします。
% /usr/lib/accept salesdept_pr
11.以下のコマンドを実行し、プリンタを使用可能にします。
% /usr/bin/enable salesdept_pr
12.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% lp -d salesdept_pr ファイル
ファイルには、お使いのプリンタに出力可能な形式のファイルを指定して下さい。プリンタ、また、出力す
るファイルにより、この時点の設定では正常に印刷されない場合もあります。
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3∼12 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なるプリンタ名、インタフェースプログラム(FTP インタフェースプログラム)名を指定して下さい。
177
8.UNIX での設定方法
8.1.5.3.AIX の設定(手動)
の設定(手動)
PROS を利用する方法 [for AIX 手動]
手動]
1. SVS-04 シリーズに関連するソフトウェアを置くディレクトリを「mkdir」コマンドで作成し「cd」コマンド
でカレントディレクトリをそこに移動します。
% mkdir /usr/lpd/ps
% cd /usr/lpd/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、aix ディレクトリから makefile、pros_piobe、prosaix.c フ
ァイルを get します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd aix
250 CWD command successful.
ftp> get makefile
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for makefile (192,36,253,1,4,99) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: makefile remote: makefile
247 bytes received in 0.22 seconds (1.1 Kbytes/s)
ftp> get pros_piobe
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for pros_piobe (192,36,253,1,4,101) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: pros_piobe remote: pros_piobe
1922 bytes received in 0.22 seconds (8.5 Kbytes/s)
ftp> get prosaix.c
200 PORT command successful.
150 Opening data connection for prosaix.c
(192,36,253,1,4,102) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: prosaix.c remote: prosaix.c
7383 bytes received in 0.72 seconds (10 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. make します。
% make
4. pros_piobe を編集します。
internet_address=192.36.253.80
SVS-04 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。
logical_printer=pr1
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。(名前は pr1)
pros_path=/usr/lpd/ps/prosaix
178
8.UNIX での設定方法
3 で作成した prosaix のフルパス名を指定します。
hostname=some_host
現在、設定を行っている UNIX ホスト名を指定します。
logfile=/tmp/salesdeptlog
ログファイルのフルパス名を指定します。ログをファイルに記録する代わりにユーザにメールで通知したい
場合は、行頭に#を置いてコメントにします。
注:たいていの UNIX システムでは、/tmp ディレクトリの下のファイルはシステム立ち上がり時に消去され
てしまいます。
backfile=/dev/null
プリンタをシリアルインタフェースを利用して接続した場合にプリンタから返るフィードバックデータを保
存したい場合は、そのファイルのフルパス名を指定します。
5. 以下のコマンドを実行し、PROS バックエンド・プログラムを実行可能にします。
% chmod +x pros_piobe
6. pros_piobe でログファイルを利用する指定を行なった場合は、そのファイルを作成し、アクセス権を変更
します。
% touch /tmp/salesdeptlog
% chmod 666 /tmp/salesdeptlog
7. 以下のコマンドを実行し、待ち行列(プリントキュー)に対する装置を作成します(待ち行列と装置は異なる
名前を利用できますが、以下では同じ名前「salesdeptq」を利用することにします)。
% ln /dev/null /dev/salesdeptq
8. 以下のコマンドを実行し、SMIT を立ち上げます。
% smit mkvirprt
9. 以下の一連の作業を行います。
1)「Printer or plotter attached to host」オプションを選択します。
2)「Enter device name」の問い合わせに対し、装置名を入力します。
3)プリンタのタイプを選択します。適切なプリンタタイプが分からない場合は、プリンタの購入先にお問い
合わせ下さい。
4)「Header pages」,「Trailer pages」オプションを指定します。
5)待ち行列名を入力します。
6) この待ち行列をデフォルト待ち行列にするかどうかを指定します。
以上で仮想プリンタがインストールされ、SMIT が終了します。
10.以下のコマンドを実行し、再び SMIT を立ち上げます。
% smit chquedev
11.以下の一連の作業を行います。
1)待ち行列と装置を選択します。
2)オプション画面が表示されます。「バックエンド・プログラムのパス名」に対し、5 で実行可能にした PROS
バックエンド・プログラムのフルパス名を指定します。
3)改行キーを押します。
以上でバックエンド・プログラムが設定され、SMIT が終了します。
179
8.UNIX での設定方法
12.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% qprt -Psalesdeptq ファイル
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 4∼12 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なる待ち行列名、バックエンド・プログラム(PROS バックエンド・プログラム)名、ログファイル
名、装置名を指定して下さい。
FTP を利用する方法 [for AIX 手動]
手動]
1. 「mkdir」コマンドで SVS-04 シリーズに関連するソフトウェアを置くディレクトリを作成し、「cd」コマン
ドでカレントディレクトリをそこに移動します。
% mkdir /usr/lpd/ps
% cd /usr/lpd/ps
2. ftp コマンドで SVS-04 シリーズにログインし、aix ディレクトリから ftp_piobe ファイルを get します。
% ftp salesdept
Connected to salesdept.
220 Print Server FTP Printer Server V5.20 Aug 02 1996 ready.
Name (salesdept:root): root
331 User name ok, need password
Password: pass
(パスワードは表示されません)
230 User logged in
ftp> cd aix
250 CWD command successful.
ftp> get ftp_piobe
200 PORT command successful .
150 Opening data connection for ftp_piobe (192,36,253,1,4,107) (0 bytes), (mode ascii).
226 Transfer complete.
local: ftp_piobe remote: ftp_piobe
1516 bytes received in 0.2 seconds (7.5 Kbytes/s)
ftp> quit
221 Goodbye.
3. ftp_piobe を編集します。
internet_address=192.36.253.80
SVS-04 シリーズの IP アドレス(ホスト名でも可)を指定します。
logical_printer=pr1
使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。 (名前は pr1)
ftp_path=/usr/ucb/ftp
ftp コマンドのフルパス名を指定します。コマンドの置き場所は、which コマンドで分かるはずです。
4. 以下のコマンドを実行し、FTP バックエンド・プログラムを実行可能にします。
% chmod +x ftp_piobe
5. 以下のコマンドを実行し、待ち行列(プリントキュー)に対する装置を作成します(待ち行列と装置は異なる
180
8.UNIX での設定方法
名前を利用できますが、以下では同じ名前「salesdeptq」を利用することにします)。
% ln /dev/null /dev/salesdeptq
6. 以下のコマンドを実行し、SMIT を立ち上げます。
% smit mkvirprt
7. 以下の一連の作業を行います。
1)「Printer or plotter attached to host」オプションを選択します。
2)「Enter device name」の問い合わせに対し、装置名を入力します。
3)プリンタのタイプを選択します。適切なプリンタタイプが分からない場合は、プリンタの購入先にお問い
合わせ下さい。
4)「Header pages」、「Trailer pages」オプションを指定します。
5)待ち行列名を入力します。
6)この待ち行列をデフォルト待ち行列にするかどうかを指定します。
以上で仮想プリンタがインストールされ、SMIT が終了します。
8. 以下のコマンドを実行し、再び SMIT を立ち上げます。
% smit chquedev
9. 以下の一連の作業を行います。
1)待ち行列と装置を選択します。
2)オプション画面が表示されます。「バックエンド・プログラムのパス名」に対し、4 で実行可能にした FTP
バックエンド・プログラムのフルパス名を指定します。
3)改行キーを押します。
以上でバックエンド・プログラムが設定され、SMIT が終了します。
10.プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% qprt -Psalesdeptq ファイル
追加したいプリンタのエントリごとに前述の手順 3∼10 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリ
ごとに異なる待ち行列名、バックエンド・プログラム(FTP バックエンド・プログラム)名、装置名を指定し
て下さい。
LPD を利用する方法 (for AIX)
1. 以下のコマンドを実行し、SMIT を立ち上げます。
% smit mkrque
2. 以下の一連の作業を行います(以下では、待ち行列と装置は同じ名前「salesdeptrq」を利用することにしま
す)。
1)「追加する待ち行列の名前」: 待ち行列名を入力します。
2)「遠隔ジョブの宛先ホスト」: SVS-04 シリーズのホスト名を指定します。
3)「待ち行列状況出力用の SHORT FORM FILTER があるパス名」:
/usr/lpd/bsdshort を指定します。
4)「待ち行列状況出力用の LONG FORM FILTER があるパス名」:
/usr/lpd/bsdlong を指定します。
5)「遠隔印刷装置の待ち行列の名前」: 使用する SVS-04 シリーズの論理プリンタ名を指定します。
(名前は pr1)
181
8.UNIX での設定方法
6)「追加する装置の名前」: 装置名を入力します。
7) 改行キーを押します。
以上で遠隔待ち行列がインストールされ、SMIT が終了します。
3. プリンタをテストするため、以下のコマンドを実行します。
% qprt -Psalesdeptrq ファイル
追加したいプリンタのエントリごとに上記の手順 1 を繰り返して下さい。その際は、作成するエントリごと
に異なる待ち行列名、装置名を指定して下さい。
182
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.1.NetPilot の説明
9.1.1.NetPilot の主な機能
① SVS-04 シリーズを NetWare にインストールするのを簡単にします。
(3.NetWare での設定方法で説明してあります)
② SVS-04 シリーズのパラメータを変更する事が出来ます。
(IPアドレスの設定などがこれにあたります)
③ プリンターのステータスを監視する事が出来ます。
④ SVS-04 シリーズのファームウエアをバージョンアップ出来ます。(NetWare の場合)
9.1.2.NetPilot の起動条件
① Windows 環境(Windows3.1、Windows95、Windows98、WindowsMe、WindowsNT、Windows2000、WIN-OS2)
② IPX または NetBEUI/NetBIOS が組み込まれている
9.1.3.補足説明
① この NetPilot で変更可能なパラメータは Web ブラウザや FTP を使用しても変更可能です。10.Web ブラウ
ザーでの使用方法、または 13.3.1.FTP でのパラメータ変更を参照して下さい。
184
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.2.NetPilot のインストール方法
①
ディスケットドライブに設定ユーティリティ(1)のディスケットを挿入します。(この例ではドラ
イブA:)
②
ファイルマネージャもしくはエクスプローラからディスケット内の A:¥WINDOWS¥SETUP.EXE を実行。
③
Welcome!パネルが表れますのでインストールを継続する場合は「Next」、中止する場合は「Cancel」
を押して下さい。
④
インストール方法を選択します。Typical と Custom があ
りますがここでは必ず
必ず Custom を選択して下さい。
Typical
でインストールするとディレクトリが選択できません。
⑤
イ ン ス ト ー ル プ ロ グ ラ ム の 確 認 パ ネ ル ( Previously
Installed Components)が表示されますので「Next」を
押して下さい
⑥
インストールするプログラムを選択します。NetPilot
NetPilot の
み をチェックして下さい。Print Monitor は、NetBEUI
や TCP/IP で使用するサーバーを使用しない直接印刷の
ユーティリティです。使用方法は 6.サーバーを使用しな
い場合の設定方法を参照して下さい。ここでは使用しま
せんのでチェックをはずして下さい。NetPilot だけをチ
ェックした状態で「Next」を押して下さい。
⑦
プログラムのインストール先ディレクトリを指定します。
必要に応じて「Browse」ボタンでディレクトリを変更し
て下さい。その後、「Next」を押して下さい。
⑧
スタートメニューに登録される名前を指定します。必要
に応じて変更し、「Next」ボタンを押して下さい。
⑨
インストール確認パネル(Ready to Install!)で「Install」を押すとインストールが開始されます。
⑩
Installation completed Suddessfully! パネルが表示されるとインストールは完了です。「Close」
を押して終了して下さい。
9.3.NetPilot の起動方法
Windows95、98、Me の場合、スタートメニュー「Print Server Utility」の NetPilot グループから NetPilot
を選択して下さい。NetPilot のメインウインドウが立ち上がります。(グループ名を変更した場合は「Print
Server Utility」の名前が変わります)
185
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.4.NetPilot メインウインドウ
NetPilot を立ち上げるとメインウインド
ウが立ち上がります。ここではネットワ
ークに接続されたすべての SVS-04 シリ
ーズが表示されます。左側の「Units」
フォルダ内の「New Units」フォルダに
はまだインストールしていない SVS-04
シ リ ー ズ が 入 り 、 「 Network Print
Servers」フォルダにはすでにインスト
ールした SVS-04 シリーズが入ります。
① はじめに行う作業としては、変更したい SVS-04 シリーズを選
択して「Install」ボタンを押して「Installation option」パ
ネルを表示させます
② 必ず「with
current configuration」を選んで「OK」ボタンを
必ず
押して下さい。SVS-04 シリーズが「Network Print Servers」
フォルダに移動します。「Network Print Servers」フォルダ
を ク リ ッ ク し て SVS-04 シ リ ー ズ を ク リ ッ ク す る と
「Properties」などのいろいろな機能が選択出来るようになり
ます。
(注意:「with installation Wizard」は主に NetWare の場合に使用します。使用方法は 2.NetWare での
使用方法を参照して下さい。)
③ 使用可能な各メニューの処理は以下の表を参照して下さい。
④ NetPilot を使って設定可能な項目は以下の通りです
9.5.NetPilot ネットワークページ「Network」
9.6.NetPilot プロパティページ「Properties」
9.7.NetPilot プリンタ管理「New Group」「Add Printer」「Monitor」
9.8.NetPilot アップグレードページ「Upgrade」
9.9.NetPilot サマリーページ「Summary」
ここで説明されない NetPilot のページについては 13.パラメータリストやヘルプを参照して下さい。
186
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
File メニュー
Print Jobs
Summary
Printer Information
New Print Server Group
Add Printer Server
New Printer Group
Add Printer
Monitor
Rename
Restart
Remove
Delete
Exit
Setup メニュー
Network
Properties
Install
Uninstall
Upgrade
Edit Parameter List
View メニュー
Toolbar
Status Bar
Select All
Sorting
Refresh
Refresh Auto
最後の 10 ジョブの状態を表示する「Print Jobs」ウインドウを開きます。
選択した SVS-04 シリーズの情報を表示します。
サポートされません
Units のフォルダの中に自分が管理する Print Server のグループを作成します。
New Print Server Group の中に自分が管理する Print Server を登録します。
「Monitoring Printers」フォルダに「Printer Group」を追加します。
選択した「 Printer Group」にプリンタを追加します。
選択した「 Printer Group」を「Monitoring」ウインドウに表示します。
選択した SVS-04 シリーズの名前を変更します。
選択した SVS-04 シリーズの再起動処理を行ないます。
(電源の OFF/ON と同じです。)
「Printer Monitoring Group」から選択した SVS-04 シリーズを削除します。
選択した「Printer Monitoring Group」を削除します。
削除する「Printer Monitoring Group」は空でなければなりません。削除する
グループ内の各プリンタを選択し、空になるまで「remove」オプションで削除し、
それから「Group」アイコンを選択し、「Delete」オプションで削除します。
「NetPilot」を終了します。変更し、保存されたパラメータは失われません。
選択した SVS-04 シリーズの各ネットワーク環境内での設定を変更します。」
選択した SVS-04 シリーズの設定を変更します。
選択した SVS-04 シリーズのインストールを開始します。事前に他の方法で設定
したパラメータの値は「Installation Wizard」の中で反映されます。
選択した SVS-04 シリーズの全てのパラメータの設定を工場出荷時の状態に戻し
ます。また、Netware 環境下ではプリントキューとの接続も解除します。(リモ
ートプリントキューを除く)SVS-04 シリーズは「New Units」フォルダに移動し
ます。「Uninstall」オプション実行後、再インストールせずに元の状態に戻す
ことはできません。
新しい SVS-04 シリーズ・ソフトウェア(バージョン)を使用して 1 つまたはい
くつかの SVS-04 シリーズのアップグレードを行ないます。(NetWare のみ)
SVS-04 シリーズのパラメータリストを取得します。
Toolbar を表示・非表示。(アイコンボタン)
Main Window の一番下のフィールドにオンライン・ガイドを表示・非表示。
右側のウインドウに表示中のすべての SVS-04 シリーズを選択します。
右側に表示中の SVS-04 シリーズを名前かモデルでソートします。
ネットワーク中の SVS-04 シリーズをすぐに検索します。
「Update」ダイアログを表示し、以下の項目について検索する間隔を設定する
ことができます。
1. ネットワーク中の SVS-04 シリーズを検索します。
NetPilot はその SVS-04 シリーズのタイプ、および既にインストールされている
かどうかに関する情報を収集します。この情報は Main window の更新に使用さ
れます。
2.
プリンタの状態の監視。
187
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.5.NetPilot ネットワークページ「
」
ネットワークページ「Network」
9.5.1.Windows and OS/2
Windows で使用する Print Monitor や OS/2 で使用する Print Server Manager が認識する名前を変更する事
が可能です。ここのリストが空欄の場合、Print Monitor や Print Server Manager からアクセスする事が
出来ません。ただし名前を変えた場合、付属ユーティリティが使用できなくなるときがあります。
各ボタンの説明
Delete:
Add:
既存のプリンタ名を削除します。ウィンドウの中のプリンタをクリックし、「Delete」
ボタンをクリックします。
新しいプリンタを利用可能にします。
1. 適当なプリンタ名を入力します。
2.ドロップダウン・リストの中から、プリンタの接続されたポート(LPT1)、または
論理プリンタ(PR1∼PR8)を選択します。
3. このプリンタを利用可能なプリンタのリストに追加するために「Add」ボタンを
クリックします。
9.5.2.NetWare
3.2.5NetWare 環境の変更を参照して下さい。
188
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.NetPilot プロパティページ「
」
プロパティページ「Properties」
9.6.1.General Properties
*各パラメータの説明
Node Address: 工場出荷時の状態では SVS-04 シリーズのシリアル番号と同じ 12 桁の英数字が設定さ
れています。
Configuration SVS-04 シリーズの設定ファイルにパスワードを設定し、アクセスを制限することがで
Password:
きます(オプション)。パスワードを設定した場合、
「Property」ページ、または「Network」
ウィンドウにアクセスする前に、パスワードを入力する必要があります*1。必要な
らばこのパスワードは変更することができます。
パスワードを忘れた場合は SVS-04 シリーズを工場出荷時の設定に戻す以外に解除する
方法はありません。また、再度インストールする場合は、以前設定したパラメータ等
はすべて削除されます。
注意:パスワードを設定しても、ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」ウィ
ンドウは見ることができます。ユーザー権限で「Property」ページ、「Network」ウィ
ンドウを見せないようにするためには、このページの「Users」オプションを使用しま
す。
Internal
SVS-04 シリーズのテストボタンを使用してテストページを印刷させることができま
Printout
す。このパラメータではテストページの出力先を指定することができます。
Destination:
Base URL:
WWW ブラウザで SVS-04 シリーズにアクセスした場合に Product Information を選択す
るとここで設定した URL にジャンプします。
HP
JetAdmin HP JetAdmin のサポートの有効・無効を指定します。
Support:
189
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.2.SNA Properties
*各パラメータ説明
SNA:
Node Identifier
(IDBLK/IDNUM):
Hexdump:
Frame Type:
Emulation:
Automatic Link
Establishment:
Link Establishment
Retry Time:
Job Separation
Time-out (sec):
190
このチェックをはずすことにより SNA 環境での使用を不可にできます。これに
より、ネットワークの負荷の低減を促し、他のプロトコルのパフォーマンスを
増大させることができます。
SNA PU ID です。最初の3つの桁は VTAM 「IDBLK」パラメーターで、最後の
5つの桁は「 IDNUM 」パラメーターです。
− IDBLK のデフォルト値は E07 です。
− IDNUM のデフォルト値はプリントサーバーの Node Address の最後の5桁
です。
このパラメータは、AS/400に重要では必要としません。
SNA 通信の16進ダンプのために論理プリンタを選択します。トラブルシュー
ティングの目的のみに使用します。通常の印刷と並列に印刷されます。
Ethernet のフレームタイプを選択します。
3174か5494の制御装置ユニットのどちらでエミュレートするかを選択
します。選択した後、Configure を押して、適切な環境を設定してください。
(2.4.2SNA 通信のパラメータ参照)AS/400 では、5494エミュレーション
を必ず選択してください。3174のエミュレーションは、SVS-04 シリーズ
はサポートしていません。
このパラメーターはプリントサーバーが AS/400 とセッションを設立しようと
するべきであるかどうかを制御します。デフォルトは YES です。
もし上記の Automatic Link Establishment パラメーターが YES なら、ホスト
とのリンクを設立するリトライ間隔を制御します。デフォルト値は20秒で
す。設定許容範囲は10秒から1000秒までです。 1000秒 = 16分
40秒)
このタイムアウト・パラメーターは Job 分離を制御します。印刷データが指定
された時間中に受け取られなかった時、印刷 Job は終了されます。 デフォル
ト値は3秒です。設定許容範囲は0秒から1000秒までです。
(1000秒 =
16分40秒)
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
Intervention
Required Time-out
(min):
Idle/Busy 状態になった時、'Intervention Required'信号(用紙切れ、用紙
JAM 等)をホストへ送るか送らないか制御します。0に設定された場合、必要
とされた’Intervention Required’信号は送られません。0以外に設定された場
合、設定内容とは無関係に(時間に関係なく)’Intervention Required’信号が
送られます。
191
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.3.NetWare Properties
*各パラメータ説明
NetWare:
Transport Protocol:
Frame Types
Enables:
Queue Polling
Interval /
Job Check Delay:
Conf.Check Delay:
NCP Burst Mode:
192
このチェックをはずすことにより NetWare 環境での使用を不可に
できます。これにより、ネットワークの負荷の低減を促し、他のプロトコルの
パフォーマンスを増大させることができます。
伝送プロトコルを指定します。DUAL_STACK のときは、IPX、IP どちらもサポー
トしますが、IPX を優先します。
フレームタイプを選択することにより、その環境に適した設定を行なうことが
できます。
SVS-04 シリーズがプリントキューをチェックする間隔を設定します。
設定できる値は1∼255です。
(NDS モード専用)このパラメータは SVS-04 シリーズが NDS tree を検索する
ことにより、SVS-04 シリーズの設定を更新する間隔を設定します。
このチェックを付けると Burst 転送モードに対応することができます。このモ
ードだと転送スピードが速くなります。
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.4.Windows and OS/2 Properties
*各パラメータ説明
Windows
このチェックボックスのチェックをはずすことにより、NetBIOS/NetBEUI プロトコル
and OS/2:
を使用しての Windows および OS/2 環境で使用できないようにすることができます。
このことによりネットワークの負荷の低減、他のプロトコルのパフォーマンスを増
大させることができます。
Frame Type:
FR_Auto を選択した場合は SVS-04 シリーズ起動時にネットワーク上で FR_802_2、
FR_DIX のどちらのタイプが使用されているかを調べ、設定します。使用環境内に
3270/5250 などの SNA のプロトコルも使用している場合、FR_802_2 に変更しなければ
印刷できない場合があります。
WINS
WindowsNT の WINS サーバーで WINS の解決をしていてこの SVS-04 シリーズのホスト
名(デフォルトは PS+下6桁の MAC アドレス)と IP アドレスを WINS サーバーに登録し
たい場合、このチェックボックスを有効にします。WINS サーバーが無い場合はこの
チェックボックスを外してください。
Registered
WINS サーバーに対して WINS の解決に成功すると、登録した名前を反映します。
WINS Name
Primary WINS プライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力してください
Server
Secondary WINS セカンダリ WINS サーバーの IP アドレス入力してください
Server
Scope ID
必要であれば、
TCP/IP
Scope ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。
インターネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワーク上
のすべてのコンピュータが同じスコープ ID を持たなければなりません。通常このス
コープ ID は空白のままにしておきます。その他の WINS の仕様については WindowsNT
のマニュアルを参照してください。
193
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.5.TCP/IP Properties
*各パラメータの説明
TCP/IP:
このチェックボックスのチェックをはずすことにより TCP/IP 環境で使用できな
いようにすることができます。このことによりネットワークの負荷の低減、他
のプロトコルのパフォーマンスを増大させることができます。
IP Address:
SVS-04 シリーズに設定する IP アドレスを入力します。このアドレスは他のネッ
トワーク機器と重複してはいけません。
Subnet Mask:
サブネットマスクを入力します。
例えば、Class C のサブネットマスクは 255.255.255.0 になります。デフォルト
の値「0.0.0.0」を設定した場合、サブネットマスクは自動的に設定されます。
Default Router:
デフォルト・ルーターの IP アドレスを入力します。デフォルトの値「0.0.0.0」
を設定した場合、デフォルト・ルーターは設定されません。
PROS Protocol
PROS プロトコルが使用するパスワードを変更することができます。デフォルト
Password:
のパスワードを変更する場合は、ホスト上の PROS ドライバのパスワードにも同
じパスワードを設定しなければなりません。
PROS Port Number: PROS ポート番号を設定します。
Domain Name:
DNS サーバーに登録される SVS-04 シリーズのドメイン名
Primary Server:
プライマリーDNS サーバーの IP アドレス
Secondary Server:
セカンダリーDNS サーバーの IP アドレス
Enable RARP
requests
Enable BOOTP
requests
Enable DHCP
LPD banner:
RARP、BOOTP、DHCP の有効・無効を設定します。SVS-04 シリーズは Windows95 の
様に””WINS の解決に DHCP を使う”
を使う”のような使い方ができません。名前を解決する
には、同一セグメント上に存在する WindowsNT の WINS サーバーを使用するしか
方法がありませんので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で
設定してください。その際 DHCP のチェックボックスは外してください。
LPD バナーページの有効・無効を設定します。
194
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.6.Logical Printers Properties
*各パラメータの説明
Logical
PR1∼PR8 までの内、どの論理プリンタの設定を行なうかを選択します。他のパラメー
Printer:
タはすべてここで選択した論理プリンタの設定を変更していることになります。
論理プリンタについては「14.高度な機能」を参照してください。
14.1.Logical printers
論理プリンタ(Logical Printers)
Filters:
ウィンドウの中に表示されている利用可能なフィルタを選択します。
フィルタを選択すると、右側のリストの中にそのフィルタで必要な値を設定すること
ができるようになります。
各フィルタの利用方法については「13.高度な機能」等を参照して下さい。
14.2.Char-Set Conversion キャラクタセットの変換
14.3.Control String
印刷ジョブ前後の文字列送信
14.4.String Substitution 文字列の置換
14.5.Hex Dump Mode
16 進ダンプモード
Postscript 機能はサポートしません。
195
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.7.LPT1 Properties
*各パラメータの説明
Printer Port:
SVS-04 シリーズの持っているプリンターポートを表示します。
Busy Status
プリンタが busy 信号を送る間、プリントサーバーは設定された秒数だけ待ち、そ
Time-out:
の後 busy status を返します。設定できる値は 0∼255 です。0 を指定すると busy
status を返さなくなります。
Centronics
今現在 SVS-04 シリーズとプリンタとのセントロニクスインタフェースのタイミン
Interface
グをあらわします。IBM_PC、STDRD、FAST、HISPEED の 4 つの種類があります。SVSTiming:
04 シリーズのデフォルト値は IBM_PC です。IBM_PC にセットして使用されること
を強く推奨します。使用している SVS-04 シリーズが 3 ポートタイプの場合は
LPT1:、LPT2 両方とも IBM_PC にセットしてください。
Printer
ご使用のプリンタが PJL をサポートしたプリンタの時、効果のあるパラメータで
Management Info: す。ご使用のプリンタが PJL をサポートしていない場合は Disable にしてくださ
い。
Print Test Page: 接続されたプリンタに SVS-04 シリーズのテスト印刷を実行するボタンです。SVS04 シリーズの TEST スイッチでテストプリントした場合と同様です。
*IEEE1284 双方向通信 有効/無効パラメータの説明
現行 NetPilot は設定変更に対応していませんが、IEEE1284 双方向通信を無効/有効するパラメータが SVS04 シリーズへ追加されています。工場出荷値は”Disable”(無効)です。設定値が”Disable”の場合、プリン
トサーバに接続されているプリンタの型番等をプリントサーバは取得しませんが、印刷業務には影響をお
よぼしません。パラメータを変更する場合、FTP による方法かブラウザによる方法で変更可能です。
z
196
FTP を使用して設定する場合
メニュー
パラメータ名
工場出荷値
設定可能値
Output
L1_BIDIR
Disable
Disable/Auto
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
Menu
z
L2_BIDIR
Disable
Disable/Auto
ブラウザを使用して設定する場合
メニュー
パラメータ名
工場出荷値
設定可能値
LPT1
Bidirectional control
Disable
Disable/Auto
LPT2
Bidirectional control
Disable
Disable/Auto
9.6.8.FTP
Users:
FTP で SVS-04 シリーズにアクセスした場合にアクセスできるユーザーを登録します。
Users パラメータに何も設定しない場合は、誰もが FTP でにアクセスすることが可能で
す。Users パラメータにユーザーを設定した場合は、そのユーザーだけが FTP でアクセ
ス可能になります。
Add...アクセス権を設定したいユーザーを登録します。同時に FTP 経由で印刷する際
の論理プリンタのアクセス権の設定もします。
Modify...変更したいユーザーを選択し「Modify...」ボタンを押します。
Delete...削除したいユーザーを選択し「Delete」ボタンを押します。
197
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.9.IBM Printer Emuration
System Language:
システム言語を選択します。SVS-04 シリーズは、281(日本語英小文字)、290(日
本語カナ英小文字)、1027(日本語英小文字カナ)のみサポートします。ただし、
1027 はファームウェア V5.66.21 以降でサポートしています。1027 は web ブラウ
ザか ftp による方法でパラメータ設定してください。
IBM Printer
IBMプリンターエミュレーションを選択します。SVS-04 シリーズは、5X27_001
Emulation:
のみサポートします。
Extended
この機能が選択される時、拡張エミュレーションはプリントサーバーの機能を付
Emulation
与します。拡張エミュレーションは標準的なIBMプリンターエミュレーション
Status:
で利用可能でない機能である Hex Transparency、文字列置換、フォント選択、あ
るいはバーコードのようなアクセスを供給します。
Warning Switch:
この機能が選択されると、「パラメーター範囲外」、「メモリーオーバーフロー」、
あるいは拡張エミュレーションでの Syntax/値範囲エラーなどの回復可能なエラ
ーが起こる時はいつでも、警告メッセージが印刷されます。Warning Switch のデ
フォルトは No です。ご使用のプリンタが PJL をサポートしたプリンタの時、効果
のあるパラメータです。ご使用のプリンタが PJL をサポートしていない場合は
Disable にしてください。
Extended
この機能が選択されると、定義された文字列置換が実行されるます。拡張エミュ
Emulation String レーションの一部としての文字列置換を設定するには、Advanced ボタンをクリッ
Substitution:
クします。データフローチャートはどのようにこの機能が印刷サーバーの中で全
体的なデータ扱いに適切であるか示します。
Cobra
Extended SVS-0121 によって拡張されたエミュレーションを選択します。
Emulation Mode:
OFF = SVS-0121 互換性なし
SETESC = エスケープ文字のみに設定
SETALL = エスケープ文字、2バイト文字、パラメータ編集文字を設定(デフォル
ト)
Advanced...
文字列置換、ユーザー定義文字列、バーコードを設定するために拡張エミュレー
ションページにアクセスするために使用されます。
IBM 3270
拡張 EBCDIC Transparency と Null Suppression のようなIBM3270オプシ
Options...
ョンのセッションのためにこのボタンを使用します。
198
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.6.10.IBM Printer Driver
Printer Driver:
Sequence
Definitions:
Fonts...:
LAC Driver:
Gridline Driver:
Reinitialize
Printer Before
Job:
Page Format...:
ドロップダウンリストからプリンタドライバを選択し、「Set Driver」ボタンを
クリックします。プリンタードライバが選択された時、その特徴は下に示されま
す。 これらの特徴は固定されていて、改めることができません。ユーザーによっ
て定義されたプリンタードライバ(プリンタードライバのプルダウンリストから
「ユーザー」を選択します)も改めることができません。
以下のオプションを選択可能です。
-Start of Job:印刷 JOB の開始時に送られる16進制御コード
-End of Job: 印刷 JOB の終了時に送られる16進制御コード
-Backspace:印刷位置を1ポジション後方に移動
-Carriage Return:CR コードを印刷
-Line Feed:LF コードを印刷
-New Line:New Line コードを印刷
-Form Feed: Form Feed コードを印刷
-Black, Green, Blue, Red, Magenta, Cyan, Yellow:如何なる ASCII コードも可
-Bin 1..6:用紙トレイ選択
-Custom Size:選択された用紙トレイの用紙サイズを指定
-Page Format:IBM Printer Driver Property Page で定義されたページフォーマ
ットに合わせる
-Jog: オフセットアウトプットシーケンス
-Shift Out:DBCS へ移行
-Shift In:SBCS へ移行
フォントの表示および修正ができます。
LAC コマンドで外字を可能にします。
罫線が印刷されることを可能にします。
それぞれの印刷 JOB の前にプリンタを再初期化します。
このボタンを押すと、選択されたプリンタドライバのためにセットアップされる
ことができるページフォーマット特性を参照できます。
199
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.7.NetPilot プリンタ管理
「NetPilot」を利用してプリンタグループを作成し、プリンタの監視を行う事が出来ます。
9.7.1.プリンターグループのセットアップ
① 「Monitoring Printers」フォルダを
クリックします。
② 「 File 」 メ ニ ュ ー の 「 New Printer
group」を選択するかツールバーの「New
Group」ボタンを押します。
③ 「New Printer Group」ダイアログが表示されますのでプリンター
グループの名前(自由)を入れて「OK」ボタンを押します。
④ ③で作成したプリンターグループが作成されましたのでそれをクリ
ックします。
⑤ ツールバーの「Add Printer」をクリックします。
⑥「Add Printer」
ダイアログが表示されますので監視したい SVS-04
シリーズのポートを選択します。(SVS-04 シリーズの+をクリ
ックするとポートが表示されます)
⑦ 選択した SVS-04 シリーズのポートの名前を変更する場合は、
名前を変更してから「Add」ボタンを押します。
⑧ 他に監視したいプリンタが無い場合は「Close」を押します。
⑨ 作成したプリンタグループをダブルクリックすると監視するプ
リンタが表示されます。以上で終了です。監視したいプリンタ
ーを加えたい場合は、上記の処理を繰り返して下さい。
200
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.7.2.プリンタステータスの状況
プリンタステータスはアイコンと色で状況を判断する事が出来ます。
*色とパラレル状態
緑色
黄色
赤
灰色
Ready(NO ERROR)または busy(通常の表示)
Off Line
Out of Paper
プリンタ接続なし
9.7.3.監視ウインドウの設定
① 監視したいプリンタグループのフォルダをクリックします
② ツールバーの「Monitor」ボタンをクリックします。
③ プリンタグループをモニターするウインドウが表
示されます。このウインドウはアイコン化したと
きもプリンタの状態を色で示します。
④ 「Group」メニューの「Add Printer」「Remove」
で監視したいプリンタを加えたり、削除したり出
来ます。ここでの処理はプリンタグループに反映
されます。
201
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.8.NetPilot アップグレードページ「
」
アップグレードページ「Upgrade」
「NetPilot」を利用して SVS-04 シリーズのファームウエアのアップグレードが出来ます。この機能は、
NetWare を使用している場合だけ使う事が出来ます。他のプロトコルをご使用の場合はTCP/IPのFT
Pを利用してアップグレードする事も可能です。13.高度な機能を参照して下さい。なおファームウエアの
アップグレードはネットワークで行うためアップグレード中でケーブルがぬけたり、プリンタ、PCの電源
がOFFにならないよう注意して下さい。現在の最新のファームウエアはアプティのホームページでダウン
ロード出来ます。(http://www.apti.co.jp)
9.8.1.NetPilot アップグレード方法
① アプティのホームページからアップグレード
可能なファームウエアをダウンロードして下
さい。
② NetPilot のツールバーから「Upgrade」ボタ
ンを押すと「Upgrade Wizard」が立ち上がり
ます。続けるには「Next>」ボタンを押して下
さい。
③ 「Browse」ボタンを押してダウンロードした
ファームウエアファイルを選択して「OK」ボ
タンを押して下さい右の様にファイルが選択
され Description にファームウエアファイル
の情報が表示されます。
④ 情報を確認したら「Next>」ボタンを押して下さい
202
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
⑤ 「Don’t Display Units 」チェックボックスのチェ
ックを外して下さい。「Not to be upgraded」リス
トボックスにアップグレード可能な SVS-04 シリー
ズがリストされ「To be upgraded」リストボックス
にアップグレードを行う SVS-04 シリーズがリスト
されます。アップグレードしたい SVS-04 シリーズ
を「Not to be upgraded」の中から選択して「<-Add」
ボタンで「To be upgraded 」の中に移動して下さ
い。移動し終わったら「Next>」ボタンを押して下
さい。
⑥ 右のような確認パネルが表示されますのでOKなら
ば「Finish」ボタンを押して下さい。
⑦ アップグレード中のパネルが表示されます。途中で
アップグレードを中止する事も出来ますが出来れば
エラーの場合のみ「Cancel」でこの画面をEXIT
して下さい。
⑧ 右のような成功メッセージが表示されたらアップグ
レード成功です。
⑨ NetPilot でのアップグレードが失敗した場合は 14.6.FTP で
のファームウエアアップグレード方法を参照して FTP での
ファームウエアアップグレードを実行してください。
203
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法
9.9.NetPilot サマリーページ「
」
サマリーページ「Summary」
「NetPilot」でツールバーから「Summary」ボタンを押すと SVS-04 シリーズのバージョン、MACアドレス、
プリンタ状態を確認できます。
9.9.1.General Summary
Sirial number はこの選択した SVS-04 シリーズのMA
Cまたはノードアドレスです。
9.9.2.LPT1 Summary
接続されたプリンタの状態を表示します。エラーの詳
しい情報は、8.7.2.プリンタステータスの状況を参照
して下さい。
204
10.Web ブラウザでの使用方法
10.Web ブラウザでの使用方法
10.1.SVS-04 シリーズの
シリーズの Web 機能
10.1.1.SVS-04 シリーズの
シリーズの Web 機能概要
SVS-04 シリーズはHTTPプロトコルに対応しています。したがって Netscape やインターネット エクプ
ローラなどの標準的な Web ブラウザで簡単に SVS-04 シリーズにアクセスする事が可能です。SVS-04 シリー
ズのパラメータの変更、プリンタのステータス獲得、過去10個のプリントジョブ情報獲得など SVS-04 シ
リーズにおける豊富な作業をこの Web ブラウザ上で行う事ができます。
10.1.2.SVS-04 シリーズにIPアドレスセット
シリーズにIPアドレスセット
①SVS-04 シリーズのIPアドレスをセットする必要があります。もう既に SVS-04 シリーズにIPアドレス
をセットした場合はここでの準備は必要ありませんが、まだセットしていない場合、7.5.5.
7.5.5.TCP/IP
7.5.5.TCP/IP プロト
コルでのIPアドレス設定方法か、7.3.2.
7.3.2.及び
コルでのIPアドレス設定方法
7.3.2.及び 7.3.3.設定ユーティリティ
7.3.3.設定ユーティリティ NetPilot でのIPアドレス設定
方法を参照しIPアドレスをセットして下さい。
方法
10.1.3.SVS-04 シリーズに
シリーズに Web ブラウザでアクセスする方法
①各種 Web ブラウザ製品でURLを入力する部分がありますのでそこに http://IPアドレスを入力するだ
けで終了です。以下はインターネットエクスプローラで 192.1.40.17 のIPアドレスをもつ SVS-04 シリー
ズにアクセスする場合です。
アクセスすると SVS-04 シリーズのホームページが表示されます。
206
10.Web ブラウザでの使用方法
10.1.4.SVS-04 シリーズホームページ
シリーズホームページ
SVS-04 シリーズにアクセスした場合最初に表示されるホームページです。ここから各ボタンを押す事によ
り各機能に飛ぶ事が出来ます。機能については以下の通りです。
Configuration :SVS-04 シリーズのパラメータを変更できます
(ユーザーID:root
パスワード:pass で入ります)
Management
:SVS-04 シリーズのリセットやパラメータの初期値変更ができます
Status
:プリンタのステータスが取得できます
Account
:過去10個のプリントジョブの印刷履歴が取得できます
Printer
:プリンタの接続状況が表示されます。
Help
:ヘルプ
207
10.Web ブラウザでの使用方法
10.1.5.SVS-04 シリーズ Configuration ページ
SVS-04 シリーズのパラメータ変更が可能です。項目毎にページが違いますので変更したい項目を、
「General」
「TCP/IP」「SNMP」....ボタンで選択して下さい。変更後に「Submit ???? setting」ボタンを押せばパラ
メータが変更します。
(このページに初めてアクセスする場合、ユーザーID:root
パスワード:pass が必要です)
各パラメータについての説明は、9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法か、13.パラメータリストを参
照して下さい。
208
10.Web ブラウザでの使用方法
10.1.6.SVS-04 シリーズ Management ページ
主に SVS-04 シリーズのを出荷値に戻すのに使用します。
Soft Reset
:SVS-04 シリーズをソフト的にリセットします。
Hard Reset
:SVS-04 シリーズをハード的にリセットします。(電源 OFF&ON)
Set Defaults
:SVS-04 シリーズのパラメータを出荷値に戻します。
(ただし IP アドレス、デフォルトルータ。サブネットマスクなどの情報は変更しま
せん)
Change root password
:FTP や HTTP でアクセスする場合に必要な root のパスワード pass を変更出来ます
209
10.Web ブラウザでの使用方法
10.1.7.SVS-04 シリーズ Status ページ
プリンタのステータスを取得できます。各論理プリンタの情報を獲得できます。Port の部分が SVS-04 シリ
ーズのポートをあらわします。プリンタのステータスの詳細情報については 9.7.2 プリンタステータスの状
況を参照して下さい。Comments 部分がプリンタの詳細情報になります
210
10.Web ブラウザでの使用方法
10.1.8.SVS-04 シリーズ Account ページ
SVS-04 シリーズを通って印刷された印刷ジョブ過去10個の履歴です。
JOB
USER
PROT
PORT
S
BYTES
ETIME
プリントジョブのシーケンス番号
プリントジョブを送ったユーザーの名前
プリントジョブを送る際に使用したプロトコル名
プリントジョブが通過した論理プリンタ名、あるいは物理ポート名
プリントジョブのステータス(C=終了、O=プリンタ Off-line、P=印刷中)
プリントデータのサイズ
経過時間
211
10.Web ブラウザでの使用方法
212
11.ネットワーク管理
11.ネットワーク管理
11.1.SNMP によるネットワーク管理
SVS-04 シリーズSNMP機能を搭載しています。SNMP−MIBⅡに準拠しているため設置場所、設置
階、管理者などの登録は、もとよりプラーベートMIBからプリンタの詳細ステータスを獲得する事が可能
です。プライベートMIBのMIBファイルは一般公開していますので SVS-04 シリーズから簡単に獲得で
きます。SNMPを使用するとプリンタだけでなくルータ、クライアント、サーバーなどのネットワークデ
バイスを一元管理出来るためとても便利です。
11.1.1.MIBⅡの設定方法
① HTTP か NetPilot で設定出来ます。SNMPの項目部分にアクセスして各項目にデータを入れてセーブし
て下さい。ここではトラップの設定も可能です。
② MIBⅡでセットした情報はSNMPマネージャ(OpenView など)でアクセスした場合の指標になります。
MIBⅡの各項目は NetPilot のヘルプを参照して下さい。
11.1.2.プライベートMIBファイル
① MIBファイルを SVS-04 シリーズから獲得します。
FTP で SVS-04 シリーズにログインします(ユーザー:root / パスワード:pass)
“cd snmp”コマンドで snmp ディレクトリに移動します。
“get private.mib”コマンドで private.mib ファイルを獲得します
② SNMPマネージャに private.mib ファイルをロードします。
③ Private.mib ファイルは NS/SNA Printer Server 設定ユーティリティ(1)の SNMP ディレクトリ内にも
入っています。
214
11.ネットワーク管理
11.2.Telnet によるネットワークの管理
Telnet からプリンタの詳細ステータスが獲得できます。
① Telnet で SVS-04 シリーズのIPアドレスにアクセスします。
② (ユーザー:root / パスワード:pass)でログインします。
③ “status”コマンドを入れるとプリンタのステータスが表示されます。
プリンタのステータスの詳細情報については 9.7.2 プリンタステータスの状況を参照して下さい。
プリンタステータスの状況
telnet にはその他のコマンドもあります。“help”コマンドを入力するとコマンドの種類と説明が表示さ
れます。各コマンドの表示結果は 10.Web ブラウザでの使用方法を参照して下さい。
215
11.ネットワーク管理
11.3.FTPによるネットワーク管理
ftp からプリンタの詳細ステータスが獲得できます。
① ftp で SVS-04 シリーズのIPアドレスにアクセスします。
② (ユーザー:root / パスワード:pass)でログインします。
③ “get status”コマンドを入れると status ファイルを獲得できます。
④ ftp を抜けて status ファイルを見ると text でステータス情報が獲得出来たのが確認できます。
プリンタのステータスの詳細情報については 9.7.2 プリンタステータスの状況を参照して下さい。
プリンタステータスの状況
ftp 内でのその他のコマンド
get config
:パラメータファイルの獲得(config ファイル)
put config CONFIG
:パラメータファイルのセーブ(編集した config ファイルをカードにセーブする)
get account
:過去10個の印刷ジョブ履歴ファイル獲得
„
216
ftp でのパラメータ変更方法としてはは
13.3FTP でのパラメータリスト変更を参照してください。
でのパラメータ変更方法
11.ネットワーク管理
11.4.HTTP によるネットワーク管理
Web ブラウザでプリンタのステータスが取得できます。
この機能の説明は 10.Web ブラウザでの使用方法を参照して下さい。
217
11.ネットワーク管理
11.5.NetPilot によるネットワーク管理
NetPilot でプリンタの詳細ステータスが獲得できます。
この機能の説明は 9.7.NetPilot プリンタ管理を参照して下さい。
218
12.TEST ボタン
12.TEST ボタン
12.1.TEST ボタンによる印刷
SVS-04 シリーズは簡単な動作確認のためテストページをプリンタに出力する機能があります。設置ガイド
を参照しTESTボタンの操作をして下さい。ただし ASCII 文字を印刷するためフォントを持たないプリン
タではこの機能は使用できません。
12.1.1.テストページ印刷
① TESTボタンを1回押す。
ネットワークランプが点灯するまで押して下さい
② テストページが印刷されます(IPアドレスに確認などの時、便利です)
12.1.2.パラメータリスト印刷
① TESTボタンを一回押す。
② ネットワークランプが点灯している間にもう一回TESTボタンを押す。
③ パラメータリストが印刷されます。(パラメータを確認するとき便利です)
パラメータリストについては 13.パラメータリストを参照してください。
12.2.TEST ボタンによるパラメータリセット
① SVS-04 シリーズのパラメータを出荷値に戻します。(ただし IP アドレス、デフォルトルータ、サブネッ
トマスクなどは出荷値に戻せません)
② プリンタのスイッチを切ってネットワークケーブルを外します。
③ TESTボタンを押したまま SVS-04 シリーズの電源をいれます。ネットワークランプが1秒ほどの間隔
で点滅するまでTESTボタンを押したままにして下さい。
④ TESTボタンを離してネットワークランプが5回点滅するのを待ちます。
⑤ 再びネットワークランプを押し、ネットワークランプが点灯したままになるまでTESTボタンを押した
ままにします。
⑥ ネットワークランプが点灯したままになったら SVS-04 シリーズの電源を入れ直して終了です。
220
13.パラメータリスト
13.パラメータリスト
13.1.パラメータリスト一覧
SVS-04 シリーズのパラメータは、FTP, HTTP, NetPilot, TEST プリントで取得できます。
各パラメータの詳細説明は 13.2 のパラメータ詳細説明を参照して下さい。
パラメータのなかで YES か NO で設定されているところは YES か NO しか入りません。変更したい場合は、YES
か NO を入れて下さい。それ以外の部分は()の中から設定するパラメータを選び先頭におきます。残りは
数値やテキストを入れる部分です。説明を読んで変更して下さい。
SVS-04 シリーズのパラメータは、FTP, HTTP, NetPilot, TEST プリントで取得できます。
各パラメータの詳細説明は 13.2 のパラメータ詳細説明を参照して下さい。
パラメータのなかで YES か NO で設定されているところは YES か NO しか入りません。変更したい場合は、YES
か NO を入れて下さい。それ以外の部分は()の中から設定するパラメータを選び先頭におきます。残りは
数値やテキストを入れる部分です。説明を読んで変更して下さい。
CONFIGMENU
NODE_ADDR.
ROOT_PWD.
USERS.
BASE_URL.
HP_JETADMIN.
DEF_OUT.
: 00 40 8C 10 00 86
: pass
: root
物理アドレス(再起動が必要)
rootのパスワード
ユーザ認証とプリンタアクセス
デフォルトのURLアドレス
: www.apti.co.jp
: NO (AUTO_SENSE, YES, NO)
NetWareの印刷でHP Gatewayを使用するときのみYESに設定して下さい。
: PR1 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, TESTボタンで印刷する時のデフォルトポートを選択
PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
SYS_LOC.
SYS_CONT.
SNA MENU
SNA_ENB.
DEVICE_EMUL.
SNA_FR_TYPE.
NODE_ID.
NODE_SAP.
NWORK_NAME
MODE_NAME.
LU_NAME.
H1_SAP.
H1_ADDR.
H1_NW_NAME.
H1_MOD_NAME.
H1_LU_NAME.
LU_DS1.
LU_DS2.
LU_DS3.
LU_DS4.
LU_DS5.
LU_DS6.
LU_DS7.
LU_DS8.
222
: YES
: 5494 (3174, 5494)
SNAプロトコルの有効・無効
デバイス・エミュレーション
: FR_802_2
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
(FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX) フレームタイプ(再起動が必要)
SNA PUのID
E0 7x xx xx
4
APPN
QRMTWSC
A xxx xxx
4
FF FF FF FF FF FF
APPN
QRMTWSC
DEFAULT
SCS
NONE
NONE
NONE
NONE
NONE
NONE
NONE
ノードサービスアクセスポイント
ネットワーク名(5250CUモードのみ)
モード名(5250CUモードのみ)
LU名(5250CUモードのみ)
ホストサービスアクセスポイント
ホストのEthernetのMACアドレス
AS/400のネットワーク名(5250CUモードのみ)
ホストのモード名5250CUモードのみ)
AS/400のLU名
論理プリンタ1へのデータストリーム種別
論理プリンタ2へのデータストリーム種別
論理プリンタ3へのデータストリーム種別
論理プリンタ4へのデータストリーム種別
論理プリンタ5へのデータストリーム種別
論理プリンタ6へのデータストリーム種別
論理プリンタ7へのデータストリーム種別
論理プリンタ8へのデータストリーム種別
13.パラメータリスト
AUTODIAL.
DIALTIME.
JOB_TIME.
IR_TIME.
SNA_HEXDUMP.
TN3270E MENU
TN3270E_1.
TN3270E_2.
TN3270E_3.
TN3270E_4.
TN3270E_5.
TN3270E_6.
TN3270E_7.
TN3270E_8.
TCP/IP MENU
TCP_ENB.
INT_ADDR.
DEF_ROUT.
NET_MASK.
PROS_PWD
PROS_PRT.
LPD_BANN.
DHCP_ENB.
BOOTP_ENB.
RARP_ENB.
WINS_ENB.
WINS_ADDR1.
WINS_ADDR2.
NBT_SCOPE_ID.
DNS_ENB.
DNS_ADDR1.
DNS_ADDR2.
DOMAIN_NAME.
SLP_SCOPE_LIS
T.
RTN_OPT.
RTEL_PR1.
RTEL_PR2.
RTEL_PR3.
RTEL_PR4.
RTEL_PR5.
RTEL_PR6.
RTEL_PR7.
RTEL_PR8.
SNMP MENU
READ_COM.
WRT_COM.
TRAPADDR.
TRAP_COM.
SYS_CONT.
SYS_NAME.
SYS_LOC.
SNMP_AUT.
TRAP_PRT.
:
:
:
:
YES
自動リンク設定の有効・無効
20
リンク確立リトライ時間
10
JOB離脱タイムアウト
1
介在要求タイムアウト
NONE (NONE, PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8) SNAの16進ダンプの出力先
:
:
:
:
:
:
:
:
OFF,
OFF,
OFF,
OFF,
OFF,
OFF,
OFF,
OFF,
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
,
,
,
,
,
,
,
,
23,
23,
23,
23,
23,
23,
23,
23,
PR1,
PR1,
PR1,
PR1,
PR1,
PR1,
PR1,
PR1,
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
YES
0 0 0 0
0 0 0 0
0 0 0 0
netprinter
35
OFF (OFF, AUTO, LIST)
NO
YES
YES
NO
0.0.0.0
0.0.0.0
AXPR1
AXPR2
AXPR3
AXPR4
AXPR5
AXPR6
AXPR7
AXPR8
: DEFAULT
TCP/IPプロトコルの有効・無効
インターネットアドレス
デフォルトルータアドレス(ルータがない場合は0.0.0.0)
ネットマスク(例:クラスCの場合は255.255.255.0、自動検知の場合0.0.0.0)
PROSプロトコルのパスワード
PROS TCPポート番号
LPDバナーページの有効・無効
DHCPプロトコルの有効・無効
BOOTPプロトコルの有効・無効
RARPプロトコルの有効・無効
WINSの有効・無効
プライマリWINSサーバーのIPアドレス
セカンダリWINSサーバーのIPアドレス
必要であれば,Scope IDの部分にコンピュータの識別子
DDNSの有効・無効
DNSプライマリ・サーバー
DNSセカンダリ・サーバー
DNSサーバに登録されたSVS-04シリーズのドメイン名
SVS-04シリーズの属するSLPスコープ
:
:
:
:
:
:
:
:
:
YES
0
0
0
0
0
0
0
0
Reverse Telnetオプションの有効・無効
PR1 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR2 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR3 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR4 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR5 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR6 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR7 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
PR8 Reverse Telnet TCPポート番号(無効の場合は0)
:
:
:
:
:
:
:
:
:
public
pass
0 0 0 0
public
読み取り専用コミュニティ名
読み書き可能コミュニティ名
SNMPトラップのインターネットアドレス
SNMPトラップのコミュニティ名
システムのコンタクト
システムの名前
システムの位置
認証失敗トラップの有効・無効
プリンタトラップの有効・無効
NETWARE MENU
NETW_ENB.
NETW_TRANSPORT_
PROTOCOL.
YES
0.0.0.0
0.0.0.0
DISABLE (DISABLE, ENABLE)
DISABLE (DISABLE, ENABLE)
: YES
:DUAL_STA
CK
NetWareプロトコルの有効・無効
NetWare伝送プロトコル選択
223
13.パラメータリスト
PS_NAME.
JOB_CHECK_DELAY.
CONF_CHECK_DELAY
FR_802_3.
FR_ETH_2.
FR_802_2.
FR_SNAP.
NCP_BURST_MODE
PSERVER_NDS.
PSERVER_BINDERY1.
PSERVER_BINDERY2.
PSERVER_BINDERY3.
PSERVER_BINDERY4.
PSERVER_BINDERY5.
PSERVER_BINDERY6.
PSERVER_BINDERY7.
PSERVER_BINDERY8.
PSERVER_BINDERY9.
PSERVER_BINDERY10.
PSERVER_BINDERY11.
PSERVER_BINDERY12.
PSERVER_BINDERY13.
PSERVER_BINDERY14.
PSERVER_BINDERY15.
PSERVER_BINDERY16.
NPRINTER1.
NPRINTER2.
NPRINTER3.
NPRINTER4.
NPRINTER5.
NPRINTER6.
NPRINTER7.
NPRINTER8.
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
PS100086
5
60
YES
YES
YES
YES
YES
NetBIOS/NetBEUI
LSLM_ENB.
NB_FR_TYPE.
LPRINT_1.
MENU
: YES
: FR_802_2 (FR_AUTO, FR_802_2, FR_DIX)
: PS100086.LP1
LLOGIC_1.
: PR1 (PR1,
PR5,
:
: PR2 (PR1,
PR5,
:
: PR3 (PR1,
PR5,
:
: PR4 (PR1,
PR5,
:
: PR5 (PR1,
PR5,
:
: PR6 (PR1,
PR5,
:
: PR7 (PR1,
PR5,
:
: PR8 (PR1,
PR5,
LPRINT_2.
LLOGIC_2.
LPRINT_3.
LLOGIC_3.
LPRINT_4.
LLOGIC_4.
LPRINT_5.
LLOGIC_5.
LPRINT_6.
LLOGIC_6.
LPRINT_7.
LLOGIC_7.
LPRINT_8.
LLOGIC_8.
224
プリントサーバ名(100086はシリアル番号の下6桁)
プリントサーバキューのポーリング間隔
自動設定チェックの間隔
IEEE 802.3フレームタイプの有効・無効
EthernetIIフレームタイプの有効・無効
IEEE 802.2フレームタイプの有効・無効
SNAPフレームタイプの有効・無効
NetWaveバーストモードの有効・無効(再起動が必要)
ファイルサーバとプリントサーバ名(コンテキスト含む)
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
バインダリファイルサーバ名
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
プリントサーバ名、スロット
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PR2, PR3, PR4,
PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
NetBIOS/NetBEUIプロトコル有/無効
フレームタイプ(再起動が必要)
プリンタ1の名前(100086はシリアル
番号の下6桁)
プリンタ1の論理プリンタ
プリンタ2の名前
プリンタ2の論理プリンタ
プリンタ3の名前
プリンタ3の論理プリンタ
プリンタ4の名前
プリンタ4の論理プリンタ
プリンタ5の名前
プリンタ5の論理プリンタ
プリンタ6の名前
プリンタ6の論理プリンタ
プリンタ7の名前
プリンタ7の論理プリンタ
プリンタ8の名前
プリンタ8の論理プリンタ
13.パラメータリスト
APPLETALK MENU
ATLK_ENB.
:
ATK_ZONE.
:
ZONER_EN.
:
ATK_FONT.
:
BINARY.
:
BINARY_TYPE
:
APRINT_1.
ATYPE_1.
ALOGIC_1.
APRINT_2.
ATYPE_2.
ALOGIC_2.
NO
YES
DEFAULT
NO
TBCP
(DEFAULT, 35N, ALL)
(TBCP, BCP)
: PS100086_LPT1
: LaserWriter
: PR1 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7,
PR8, LPT1, COM1, LPT2)
:
:
: PR2 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7,
PR8, LPT1, COM1, LPT2)
PRINTER1 MENU
PR1_OUT.
: LPT1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR1_SEND.
: PR1 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR1_WAIT.
: YES
PR1_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR1_BEF.
:
PR1_STR.
:
PR1_CSET.
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
PR1_FILT.
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
PR1_AFT.
:
PR1_DUMP.
: NO
PR1_SIZE.
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
PR1_ORNT.
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
PR1_FORM.
: 66 0 100 60 30 50
PR1_FONT.
:
PRINTER2 MENU
PR2_OUT.
: LPT2 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR2_SEND.
: PR2 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR2_WAIT.
: YES
PR2_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR2_BEF.
:
PR2_STR.
:
PR2_CSET.
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
PR2_FILT.
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
PR2_AFT.
:
PR2_DUMP.
: NO
PR2_SIZE.
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
PR2_ORNT.
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
PR2_FORM.
: 66 0 100 60 30 50
PR2_FONT.
:
AppleTalkプロトコルの有効・無効
AppleTalkゾーン
HPゾーナの有効・無効
PostScriptフォントセット
バイナリ転送の有効・無効
バイナリ転送が有効な場合に使用される
バイナリ通信プロトコルのタイプ
プリンタ1の名前(100086はシリアル番号の下6桁)
プリンタ1のタイプ
プリンタ1の論理プリンタ
プリンタ2の名前
プリンタ2のタイプ
プリンタ2の論理プリンタ
PR1論理プリンタポート
PR1第二候補プリンタ
PR1ビジー時に待つ・待たない
PR1の読み取りポート
PR1でのプリントジョブ前の文字列
PR1の文字列置換
PR1による文字セット変換
PR1によるプリンタ言語変換
PR1でのプリントジョブ後の文字列
PR1の16進ダンプモード
PR1のPostScriptページサイズ
PR1のPostScriptページ方向
PR1のPostScriptページフォーマット
(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM)
PR1 の PostScript フ ォ ン ト ( 指 定 の な い 場 合 は
Courier)
PR2論理プリンタポート
PR2第二論理プリンタポート
PR2ビジー時に待つ・待たない
PR2の読み取りポート
PR2でのプリントジョブ前の文字列
PR2の文字列置換
PR2による文字セット変換
PR2によるプリンタ言語変換
PR2でのプリントジョブ後の文字列
PR2の16進ダンプモード
PR2のPostScriptページサイズ
PR2のPostScriptページ方向
PR2のPostScriptページフォーマット
(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM)
PR2 の PostScript フ ォ ン ト ( 指 定 の な い 場 合 は
Courier)
PRINTER3 MENU
PR3_OUT.
: COM1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR3論理プリンタポート
PR3_SEND.
: PR3 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1, PR3第二論理プリンタポート
LPT2)
225
13.パラメータリスト
PR3_WAIT.
PR3_IN.
PR3_BEF.
PR3_STR.
PR3_CSET.
PR3_FILT.
PR3_AFT.
PR3_DUMP.
PR3_SIZE.
PR3_ORNT.
PR3_FORM.
: YES
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
:
:
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
:
: NO
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
: 66 0 100 60 30 50
PR3_FONT.
:
PRINTER4 MENU
PR4_OUT.
: COM1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR4_SEND.
: PR4 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR4_WAIT.
: YES
PR4_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR4_BEF.
:
PR4_STR.
:
PR4_CSET.
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
PR4_FILT.
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
PR4_AFT.
:
PR4_DUMP.
: NO
PR4_SIZE.
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
PR4_ORNT.
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
PR4_FORM.
: 66 0 100 60 30 50
PR4_FONT.
:
PRINTER5 MENU
PR5_OUT.
: LPT1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR5_SEND.
: PR5 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR5_WAIT.
: YES
PR5_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR5_BEF.
:
PR5_STR.
: 010A020D0A
PR5_CSET.
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
PR5_FILT.
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
PR5_AFT.
:
PR5_DUMP.
: NO
PR5_SIZE.
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
PR5_ORNT.
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
PR5_FORM.
: 66 0 100 60 30 50
PR5_FONT.
:
PRINTER6 MENU
PR6_OUT.
: LPT1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR6_SEND.
: PR6 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR6_WAIT.
: YES
PR6_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR6_BEF.
:
226
PR3ビジー時に待つ・待たない
PR3読み取りポート
PR3でのプリントジョブ前の文字列
PR3の文字列置換
PR3による文字セット変換
PR3によるプリンタ言語変換
PR3でのプリントジョブ後の文字列
PR3の16進ダンプモード
PR3のPostScriptページサイズ
PR3のPostScriptページ方向
PR3のPostScriptページフォーマット
(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM)
PR3 の PostScript フ ォ ン ト ( 指 定 の な い 場 合 は
Courier)
PR4論理プリンタポート
PR4第二論理プリンタポート
PR4ビジー時に待つ・待たない
PR4読み取りポート
PR4でのプリントジョブ前の文字列
PR4の文字列置換
PR4による文字セット変換
PR4によるプリンタ言語変換
PR4でのプリントジョブ後の文字列
PR4の16進ダンプモード
PR4のPostScriptページサイズ
PR4のPostScriptページ方向
PR4のPostScriptページフォーマット
(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM)
PR4のPostScriptフォント(指定のない場合は
Courier)
PR5論理プリンタポート
PR5第二論理プリンタポート
PR5ビジー時に待つ・待たない
PR5読み取りポート
PR5でのプリントジョブ前の文字列
PR5の文字列置換
PR5による文字セット変換
PR5によるプリンタ言語変換
PR5でのプリントジョブ後の文字列
PR5の16進ダンプモード
PR5のPostScriptページサイズ
PR5のPostScriptページ方向
PR5のPostScriptページフォーマット
(LPP、CPL、CPI、LPI、LM、TM)
PR5のPostScriptフォント(指定のない場合は
Courier)
PR6論理プリンタポート
PR6第二論理プリンタポート
PR6ビジー時に待つ・待たない
PR6読み取りポート
PR6でのプリントジョブ前の文字列
13.パラメータリスト
PR6_STR.
PR6_CSET.
PR6_FILT.
PR6_AFT.
PR6_DUMP.
PR6_SIZE.
PR6_ORNT.
PR6_FORM.
: 010A020D0A
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
:
: NO
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
: 66 0 100 60 30 50
PR6_FONT.
:
PRINTER7 MENU
PR7_OUT.
: LPT1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR7_SEND.
: PR7 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR7_WAIT.
: YES
PR7_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR7_BEF.
:
PR7_STR.
: 010A020D0A
PR7_CSET.
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
PR7_FILT.
: NONE
(NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
PR7_AFT.
:
PR7_DUMP.
: NO
PR7_SIZE.
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
PR7_ORNT.
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
PR7_FORM.
: 66 0 100 60 30 50
PR7_FONT.
:
PRINTER8 MENU
PR8_OUT.
: LPT1 (NONE, LPT1, COM1, LPT2)
PR8_SEND.
: PR8 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6, PR7, PR8, LPT1, COM1,
LPT2)
PR8_WAIT.
: YES
PR8_IN.
: AUTO (AUTO, NONE, COM1)
PR8_BEF.
:
PR8_STR.
: 010A020D0A
PR8_CSET.
: NONE (NONE, ISO>IBM, 7UK>IBM, 7SW>IBM,
7GE>IBM, 7FR>IBM, 7ND>IBM, DEC>IBM)
PR8_FILT.
: POSTSCR (NONE, POSTSCR, AUTO_PS)
PR8_AFT.
:
PR8_DUMP.
: NO
PR8_SIZE.
: A4
(A4, LETTER, LEGAL, EXECUT)
PR8_ORNT.
: PORTR (PORTR, LANDS, R_PORTR, R_LANDS)
PR8_FORM.
: 66 0 100 60 30 50
PR8_FONT.
:
OUTPUT MENU
L1_CENTR.
L1_BSYTM.
: IBM_PC(IBM_PC, STNDRD, FAST, HISPEED)
: 60
L1_MGM_INFO.
L1_COMMENT.
L1_BIDIR.
C1_READT.
C1_HNDSH.
PR6の文字列置換
PR6による文字セット変換
PR6によるプリンタ言語変換
PR6でのプリントジョブ後の文字列
PR6の16進ダンプモード
PR6のPostScriptページサイズ
PR6のPostScriptページ方向
PR6のPostScriptページフォーマット(LPP、CPL、CPI、LPI、
LM、TM)
PR6のPostScriptフォント(指定のない場合は
Courier)
PR7論理プリンタポート
PR7第二論理プリンタポート
PR7ビジー時に待つ・待たない
PR7読み取りポート
PR7でのプリントジョブ前の文字列
PR7の文字列置換
PR7による文字セット変換
PR7によるプリンタ言語変換
PR7でのプリントジョブ後の文字列
PR7の16進ダンプモード
PR7のPostScriptページサイズ
PR7のPostScriptページ方向
PR7のPostScriptページフォーマット(LPP、CPL、CPI、LPI、
LM、TM)
PR7のPostScriptフォント(指定のない場合は
Courier)
PR8論理プリンタポート
PR8第二論理プリンタポート
PR8ビジー時に待つ・待たない
PR8読み取りポート
PR8でのプリントジョブ前の文字列
PR8の文字列置換
PR8による文字セット変換
PR8によるプリンタ言語変換
PR8でのプリントジョブ後の文字列
PR8の16進ダンプモード
PR8のPostScriptページサイズ
PR8のPostScriptページ方向
PR8のPostScriptページフォーマット(LPP、CPL、CPI、LPI、
LM、TM)
PR8のPostScriptフォント(指定のない場合は
Courier)
LPT1セントロニクスインタフェースのタイミング
LPT1のビジー状態タイムアウト(0の場合はビジー状態を報告
しない)
: DISABLE (DISABLE, AUTO)
LPT1にステータスを返す(PJLをサポートする場合の
み)
:
LPT1のコメント
: DISABLE
双方向通信の有効・無効
: 3
COM1プリンタのフィードバック遅延
: ROBUST-BOTH (NONE, XON/XOFF, ROBUST, RDY/BSY, BOTH, COM1のフロー制御
ROBUST-BOTH)
227
13.パラメータリスト
C1_BAUDR.
C1_STOPB.
C1_PARIT.
C1_NBITS.
C1_BSYTM.
C1_MGM_INFO.
C1_COMMENT.
L2_CENTR.
L2_BSYTM.
L2_MGM_INFO.
L2_COMMENT.
L2_BIDIR.
PANEL MENU
DEF_OUT.
: 9600 (300, 600, 1200, 2400, 4800, 9600, 19200, 38400, COM1のボーレート
57600, 115200)
: 2 (1, 2)
COM1のストップビット
: NONE (NONE, ODD, EVEN)
COM1のパリティ
: 8 (7, 8)
COM1のワード長
: 60
COM1のビジータイムアウト(0は報告しない)
: AUTO (DISABLE, AUTO)
COM1にステータスを返す(PJLをサポートする場合の
み)
:
COM1のコメント
: IBM_PC (IBM_PC, STNDRD, FAST, HISPEED)
LPT2セントロニクスインタフェースのタイミング
: 60
LPT2のビジー状態タイムアウト(0の場合はビジー状態を報告
しない)
: DISABLE (DISABLE, AUTO)
LPT2にステータスを返す(PJLをサポートする場合の
み)
:
LPT2のコメント
: DISABLE
双方向通信の有効・無効
: PR1 (PR1, PR2, PR3, PR4, PR5, PR6,
PR7, PR8, LPT1, COM1, LPT2)
IBM BASIC CONFIGURATION
SYSL.
: 290 (37, 256, 260, 273, 274, 275, 277,
278, 280, 281, 282, 284, 285, 286, 287,
288, 289, 290, 293, 297, 340, 361, 500,
833, 836, 871, 892, 893, 1027, USER)
PREMUL.
: 5X27_001_TX (3287_CX, 3268_CX,
3262_CX, 4214_CX, 4224_CX, 4230_CX,
3812_CX, 3816S_CX, 3816_CX, 5224_TX,
5225_TX, 5256_TX, 4214_TX, 4230_TX,
3812_TX, 3816S_TX, 3816_TX,
5X27_001_TX, 5X27_002_KS_TX,
5X27_002_KSSM_TX, 5X27_003_TX,
5X27_005_TX)
IBM PAGE FORMAT
MPL.
: 66, ENA
MPP.
: 132, ENA
LPI.
: 6 (3, 4, 6, 8)
CPI.
: 10 (5, 10, 12, 13.3, 15, 17, 18)
DCPI.
: 5.0 (5.0, 6.0, 6.7, 7.5, 9.0)
AUTORI.
: YES
PCORI.
: NO
LM.
: 0, 0, 48
TM.
: 26, 26, 74
LDSF.
: 94, 94, 70
DEFBIN.
: BIN1 (BIN1, BIN2, BIN3, BIN4, BIN5, BIN6)
DWSISO.
BIN1.
: NO
: COR, A4, 0, 0
BIN2.
: COR, A4, 0, 0
BIN3.
: COR, A4, 0, 0
BIN4.
: COR, A4, 0, 0
BIN5.
: COR, A4, 0, 0
BIN6.
: COR, A4, 0, 0
SIMBF.
: YES
228
内部プリントアウトの出力先
システム言語
IBMプリンタエミュレーション
最大ページ行数
最大印刷桁数
1インチあたりの行数
1インチあたりの文字数
1インチあたりのダブルバイト文字数
用紙の方向を計算するかの指定
Landscape時のPC用紙方向
左マージン(Portrait,Landscape,COR)
上マージン(Portrait,Landscape,COR)
行密度(Portrait,Landscape,COR)
デフォルト入力ビ
ン
SI/SO時のスペース文字幅の制御
BIN1の用紙方向、サイズ、幅、
長さ
BIN2の用紙方向、サイズ、幅、
長さ
BIN3の用紙方向、サイズ、幅、
長さ
BIN4の用紙方向、サイズ、幅、
長さ
BIN5の用紙方向、サイズ、幅、
長さ
BIN6の用紙方向、サイズ、幅、
長さ
ボールド活字体のシミュレーシ
ョン
13.パラメータリスト
IBM FONTS
CPI5.
CPI10.
CPI12.
CPI13.
CPI15.
CPI17.
CPI18.
DCPI5.
DCPI6.
DCPI6.7.
DCPI7.5.
DCPI9.
CPI8COR.
CPI20COR.
CPI25COR.
CPI27COR.
PROPOCOR.
TYPOCOR.
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
244, 11
11, 204
86, 230
50103, 281
230, 281
252, 281
50106, 281
50101, 50108
50102, 50109
50103, 50110
50104, 50111
50106, 50113
86
281
289
290
230
230
5CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
10CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
12CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
13CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
15CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
17CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
18CPI FGID定義(Portrait/Landscape,COR)
IBM JOB CONTROL
SOJS.
: 1B 7E 12 00 01 11
EOJS.
:
REINIT.
: YES
TRNFORM.
: SUBCOMMAND (SUBCOMMAND, CONTINUOUS)
JOBの開始シーケンス
JOBの終了シーケンス
現行設定の再送
ASCII Transparencyのモード
IBM 3270 OPTION
CASE.
: DUAL (DUAL, MONO)
BASCOL.
: BLACK, ENA
XSTRN.
: 0
AUTNL.
: 1
ADDNL.
: 1
FFWPB.
: 0
FFEOPB.
: 1
NULSUP.
: 0
FFCPOS.
: 0
AFEOPB.
: 0
Case
基本色
拡張SCS透過
MPP+1への自動NewLine
MPP+1への追加NewLine
プリントバッファ内での用紙送り
プリントバッファ終端での用紙送り
Null抑制
用紙送りコマンド有効位置
プリントバッファ終端後の自動機能
IBM EXTENDED EMULATION
XEMUL.
: YES
WARN.
SSUBST.
SBTS.
TLIS.
TTRS.
FLIS.
EECS.
COBXEM.
CCLIS.
:
:
:
:
:
:
:
:
:
NO
YES
025 03C
03E 025
025 02F
025 041 058 049 053
SETALL (OFF, SETESC, SETALL)
IBM PRINTER DRIVER
PRDRIVER.
: IBM_557x (USER, GENERIC, PCL4, PCL5, IBM_557x, IBM_PRO,
EPSON_FX, EPSON_LQ)
BACKSPS.
: 08
CRS.
: 0D
LFS.
: 0A
NLS.
: 0D 0A
FFS.
: 0C
SOS.
:
SIS.
:
拡張エミュレーションステータス有効・無
効
警告スイッチ
拡張エミュレーション文字置換
1バイトTransparencyシーケンス
Transparency導入シーケンス
Transparencyトレーラーシーケンス
ファンクションモード導入シーケンス
拡張エミュレーションモード制御シーケンス
Cobra 拡張エミュレーションモード
Cobra 設定を導入シーケンス
プリンタドライバ
後退シーケンス
復帰シーケンス
改行シーケンス
NewLineシーケンス
書式送りシーケンス
Shift Outシーケンス
Shift Inシーケンス
229
13.パラメータリスト
BLKS.
GRNS.
BLUS.
REDS.
MAGS.
CYNS.
YELS.
BIN1S.
BIN2S.
BIN3S.
BIN4S.
BIN5S.
BIN6S.
MANUALS.
ENVELOPES.
CONTINUOUSS.
CSIZS.
LAC.
GRD.
JOGS.
SSUS.
SBSET.
230
:
:
:
:
:
:
:
: 1B 26 6C 31 48
: 1B 26 6C 34 48
: 1B 26 6C 35 48
: 1B 26 6C 32 30 48
: 1B 26 6C 32 31 48
: 1B 26 6C 32 32 48
: 1B 26 6C 32 48
: 1B 26 6C 36 48
: 1B 26 6C 31 48
:
: HP_PCL (DISABLE, HP_PCL)
: HP_PCL (DISABLE, HP_PCL)
: 1B 26 6C 31 54
:
: PC850 (PC850, ROMAN8, PC437, ECMA94, USASCII, PC942,
PC891, PC903, PC904, USER)
黒色シーケンス
緑色シーケンス
青色シーケンス
赤色シーケンス
マゼンタ色シーケンス
シアン色シーケンス
黄色シーケンス
BIN1選択シーケンス
BIN2選択シーケンス
BIN3選択シーケンス
BIN4選択シーケンス
BIN5選択シーケンス
BIN6選択シーケンス
カスタムサイズシーケンス
JOBシーケンス
シンボルセットユーザ文字列
シンボルセット
13.パラメータリスト
13.2.パラメータ詳細説明
ここではすべてのパラメータの詳細説明をしているわけではありません。9.6 NetPilot プロパティページもご
参照ください。
--- General MENU
NODE_ADDR : 00 40 8C 01 05 54 (イーサネット用)
NODE_ADDR : 00 05 5E 51 05 54 (トークンリング用)
SVS-04 シリーズのノードアドレスです。基本的には編集することはできません。ネットワーク上の全てのネットワーク機器は、唯一で
固有のノードアドレスを持っています。ノードアドレスは、2 桁の 16 進数の数字をコロンで区切って表します。この場合は、イーサ
ネットでは 00:A0:7A:01:05:54、トークンリングでは 00:05:5E:51:05:54 です。ノードアドレス中の英文字は、大文字、小文字を区別
しません。00:A0:7A ないし 00:05:5E は、製造会社を表します。01:05:54 等は、そのシリアル番号です。
S_ROUTE : AUTO (トークンリング用)
Token Ring Souce Routing Information のモードを変更します。<OFF> にすると SVS-04 シリーズから発信されるパケットは Souce Routing
Information がなくなるため、Souce Routing Bridge を越えられなくなります。Souce Routing Bridge を越えて通信する場合<AUTO>に
しておいてください。
ROOT_PWD : pass
root のパスワードです。これを知らないと、ftp を利用した config ファイルの編集ができません。SVS-04 シリーズの root のデフォル
トパスワードは全て同じです。もしこのパラメータが空欄ですと、全てのユーザのパスワードチェックをしなくなります。
USERS
:
FTP プロトコルを利用した印刷の際に、ユーザのログインに制限を与える場合に設定します。書式は、以下の通りです:
u:<ユーザ名 1>:p:<パスワード 1>:a:<アクセスコード 1>:u:<ユーザ名 2>:...
アクセスコードは、次のように、ユーザへの論理プリンタ割り当てを示すコードで、16 進数 1 バイトで記述します:
ビット 0(16 進表示で 01): 論理プリンタ 1 の割り当て
ビット 1(16 進表示で 02): 論理プリンタ 2 の割り当て
ビット 2(16 進表示で 04): 論理プリンタ 3 の割り当て
...
例えば、このコードが「39」なら、そのユーザは、論理プリンタ 1、4、5、6 にアクセスできるという意味です。
もし、このアクセスコードが書かれていないと、そのユーザは、どのプリンタでも使って良いことになります。
デフォルトのように、このパラメータが空欄になっていると、誰もが無制限に SVS-04 シリーズにログインすることができ、プリンタ
も全て自由に使うことができます。また、ユーザ名を指定してパスワードを指定しないと、そのユーザはパスワード無しということに
なります。また、root アクセスは、このパラメータで指定しなくても構いません。ROOT_PWD で指定します。
HP_JETADMIN:
サポートしません。絶対に YES にしないでください。
DEF_OUT : PR1
(PR1 PR2 PR3 PR4 PR5 PR6 PR7 PR8 LPT1 LPT2 COM1)
パラメータリストやテストプリント、read.me ファイル等の印刷ジョブが、どの論理プリンタに送られるかを決めるパラメータです。
--- TCPIP MENU
TCP_ENB : YES
TCP/IP プロトコルを利用した印刷を使用可能/不可にするためのパラメータです。
INT_ADDR : 192 36 253 80
SVS-04 シリーズの IP アドレス(インターネットアドレス)です。IP アドレスは、10 進数の数字をピリオドで区切って表します。この場
合には、192.36.253.80 です。(デフォルトは 0.0.0.0 です)
DEF_ROUT : 0 0 0 0
デフォルトルータ(ネットワーク中で SVS-04 シリーズに最も近い有効なルータ)のインターネットアドレスです。ローカルネットワー
ク内でのアドレスの無い情報は、全てデフォルトルータに送られます。ルータが存在しない場合は、0.0.0.0 を指定します。複雑な構
成のネットワークでデフォルトルータを指定したい時は、このパラメータを設定して下さい。書き換えたら、 SVS-04 シリーズの電源
を入れ直して下さい。
NET_MASK : 0 0 0 0
ネットマスクの指定です。インタネットアドレスと同様、これもピリオドで区切って表します。このパラメータは、ルータを通してパ
ケットを送る時のマスクとして使います。0.0.0.0 は、ネットワーク中に働いているルータが 1 つもないことを示します。この場合、
231
13.パラメータリスト
ネットマスクは自動認識されます。クラス C ネットワークでは、このネットマスクは、通常、255.255.255.0 です。このパラメータを
書き換えたら、 SVS-04 シリーズの電源を入れ直して下さい。
PROS_PWD : netprinter
PROS プロトコル(独自のプリンタ指向プロトコル)用のパスワードです。通常は、書き換えたりしません。変更した時は、PROS デーモ
ンを利用する場合は、デーモンを立ちあげる際の該当する引数の方も変更します。PROS フィルタを利用する場合は、フィルタをコンパ
イルする際に、ソースコードの該当する箇所を変更します。
PROS_PRT : 35
PROS プロトコル用の TCP ポート番号です。特に変更する必要はないと思われますが、変更する時は、他のプロトコルが使っていない番
号を選び、PROS デーモン、PROS フィルタをコンパイルする際にソースコードの該当する箇所を変更します。このパラメータを書き換
えたら、 SVS-04 シリーズの電源を入れ直して下さい。
LPD_BANN : NO
YES に設定すると、LPD プロトコルを利用する際に、バナー頁を印刷ジョブの最後に付加することができます。
DHCP_ENB : YES
SVS-04 シリーズのアドレスは、DHCP プロトコルを利用して設定することも可能です。DHCP マネージャで IP アドレスを管理したい場合
は、この DHCP_ENB を YES にします。DHCP_ENB が YES だと、 SVS-04 シリーズの起動時に、IP アドレスが自動的に、かつ一時的に割り当
てることが可能です。サポートできる DHCP サーバは WindowsNT の DHCP サーバのみです。SVS-04 シリーズは Windows95 の様に”WINS の
解決に DHCP を使う”のような使い方ができません。名前を解決するには、同一セグメント上に存在する WindowsNT の WINS サーバーを
使用するしか方法がありませんので WINS サーバーが無い場合は DHCP は使用せずに Manual で設定してください。その際 DHCP のチェッ
クボックスは外してください。(WINS の設定は WINS_ENB で行います)注意:同一セグメント内に DHCP サーバーが2つ以上ある場合も
DHCP は使用できません。
BOOTP_ENB : YES
SVS-04 シリーズのアドレスは、BOOTP プロトコルを利用して設定することも可能です。UNIX 側の設定は、お使いの UNIX 付属のマニュ
アルを参照して下さい。このパラメータを NO に設定すると、SVS-04 シリーズの起動時に BOOTP プロトコルのブロードキャストを行な
わないようになります。
RARP_ENB : YES
SVS-04 シリーズの IP アドレスは、RARP プロトコルを利用して設定することも可能です。UNIX 側の設定は、お使いの UNIX 付属のマニ
ュアルを参照して下さい。このパラメータを NO に設定すると、SVS-04 シリーズの起動時に RARP プロトコルのブロードキャストを行な
わないようになります。
WINS_ENB : YES
DHCP サーバーと WINS サーバーで IP アドレスを管理する場合は、DHCP_ENB を YES にして、WINS_ENB を YES にします。WINS_ADDR1 にプ
ライマリ WINS サーバーの IP アドレスを入力し、WINS_ADDR2 にセカンダリ WINS サーバーの IP アドレスを入力して、必要であれば、
NBT_SCOPE_ID の部分にコンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インターネットワーク上のコンピュータ間で通信するに
は、TCP/IP ネットワーク上のすべてのコンピュータが同じスコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のまま
にしておきます。その他の DHCP、WINS の仕様については WindowsNT のマニュアルを参照してください。
WINS_ADDR1:
プライマリ WINS サーバーの IP アドレス
WINS_ADDR2
セカンダリ WINS サーバーの IP アドレス
NBT_SCOPE_ID:
コンピュータのスコープ識別子を入力します。TCP/IP インターネットワーク上のコンピュータ間で通信するには、TCP/IP ネットワー
ク上のすべてのコンピュータが同じスコープ ID を持たなければなりません。通常このスコープ ID は空白のままにしておきます。
RTN_OPT : YES
Reverse Telnet のエミュレーションタイプを指定するパラメータです。YES に設定すると、Telnet IAC コードに翻訳されます。NO に
すると、バイナリコードに変換されます。
RTEL_PR1∼RTEL_PR8
Reverse Telnet の TCP ポート番号です。使用しない場合は、0 に設定します。
--- SNMP MENU
READ_COM : public
writeCommunity を除く全ての SNMP オブジェクトに対する読み出し専用アクセス権を持つコミュニティの名前です。SNMP オブジェクト
の readCommunity に対応します。
WRT_COM : pass
読み書き可能なコミュニティの名前です。
TRAPADDR : 0 0 0 0
SNMP トラップを送るインターネットアドレスです。0.0.0.0 は、全てのトラップを使用不可能にします。SNMP オブジェクトの trapAddress
232
13.パラメータリスト
に対応します。
TRAP_COM : public
全ての SNMP トラップにおいて利用するコミュニティ名です。SNMP オブジェクトの trapCommunity に対応します。
SYS_CONT :
SNMP オブジェクトの sysContact に対応します。
SYS_NAME :
SNMP オブジェクトの sysName に対応します。
SYS_LOC :
SNMP オブジェクトの sysLocation に対応します。
SNMP_AUT : DISABLE
authenticationFailure ト ラ ッ プ を 使 用 す る か ど う か の 設 定 で す 。 SNMP オ ブ ジ ェ ク ト の enableAuthenTraps(APTI MIB) と
snmpEnableAuthenTraps(MIB-II)に対応します。
TRAP_PRT : DISABLE
trapPrinter トラップを使用するかどうかの設定です。SNMP オブジェクト enablePrinterTraps に対応します。
--- NETWARE MENU
NETW_ENB : YES
NetWare プロトコルを利用した印刷を可能にするかどうかの設定です。NetWare を利用する時は、YES に設定します。No にした場合、
設定ユーティリティソフト NetPilot と SVS-04 シリーズの間で利用される IPX ベースのプロトコルも使用不可能になります。
PS_NAME : PS000554
プリントサーバ名です。SVS-04 シリーズがファイルサーバにログインする時に使います。デフォルトでは、「PSnnnnnn」(nnnnnn は、
SVS-04 シリーズのノードアドレス番号の下6桁)です。このパラメータを書き換えたら、 SVS-04 シリーズの電源を入れ直して下さい。
JOB_CHECK_DELAY : 5
NetWare におけるキューのポーリングの間隔です。単位は秒です。
CONF_CHECK_DELAY : 300
自動構成チェックの間隔です。単位は秒です。
FR_802_3 : YES
IEEE 802.3 フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。このパラメータ設定は、NetWare で利用されるフレームタイプにの
み影響を与えます。TCP/IP については、関係ありません。
FR_ETH_2 : YES
Ethernet-II フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。FR_802_3 の説明を参照して下さい。
FR_802_2 : YES
IEEE 802.2 フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。FR_802_3 の説明を参照して下さい。
FR_SNAP : YES
SNAP フレームタイプを使用可能にするかどうかの設定です。FR_802_3 の説明を参照して下さい。
NCP_BURST_MODE. : YES
NetWare3.12J 以降サポートされた NCP パケットバーストプロトコルに対応します。NetWare3.12J 以降でのご使用の場合は、YES にする
と、転送スピードが速くなります。
PSERVER_NDS : FSERVER1 UNICODE:410050003....47000000
NetWare4.1J の NDS モードで接続する際に使用します。ここは、NetPilot によってのみ編集可能です。
PSERVER_BINDERY1. ∼ PSERVER_BINDERY16. : FSERVER
NetWare4.1J のバインダリモードで接続する時や、NetWare3.1xJ で接続する時に、ファイルサーバー名を入力します。入力は必須です。
NPRINTER1. ∼ NPRINTER8. :PSERVER1 0
NetWare4.1J の NPRINTER モードで使用する時や、NetWare3.1xJ の RPRINTER モードで使用する時に、プリントサーバー名、スロット名
を入力します。(プリントサーバー名は PS_NAME ではなく、PCONSOLE で作成したプリントサーバー名です。)
--- NetBIOS/NetBEUI MENU
LSLM_ENB : YES
NetBIOS/NetBEUI プロトコルを利用した印刷を使用可能/不可にするためのパラメータです。
NB_FR_TYPE. : FR_AUTO
(FR_AUTO、FR_802_2、FR_DIX)
233
13.パラメータリスト
NetBIOS/NetBEUI プロトコルで使用するフレームタイプを指定します。
FR_AUTO はフレームタイプを自動検出します。
LPRINT_1 : PS100086.LP1
プリンタ 1 の名前です(100086 は、ノードアドレス番号の下 6 桁の数字です)。
LLOGIC_1 : LPT1
プリンタ 1 の論理プリンタです。
LPRINT_2, LLOGIC_2 ∼ LPRINT_8, LLOGIC_8
プリンタ 2,3,4,5,6,7,8 に対する設定です。
--- PRINTER1 MENU
PR1_WAIT : YES
YES にしておくと、PR1 が使用中の場合、SVS-04 シリーズは、プリンタが空くまでホストを待たせます。この値が NO で、しかも PR1 が
使用中なら、SVS-04 シリーズは、ホストに BUSY シグナルを送ります。
PR1_BEF :
常に、印刷ジョブの前に送付される 16 進表示の文字列です。プリンタがマルチベンダー対応で、複数のエミュレーションを行なえる
場合のエミュレーションを切り替えるコマンド文字列の指定、プリンタの設定値をもとに戻すコマンド等の指定を行ないます。
PR1_STR :
文字列の置き換えをするパラメータです。これは、プリンタコマンド等、文字列を検索して置換したい場合に役に立ちます。
書式は、
<旧文字列のバイト数> <旧文字列> <新文字列のバイト数> <新文字列>です。ただし、バイト数は、1 から 255 までの間です。
このパラメータの表記は、16 進表示です。20 対までの置換を同じ書式で指定することができます。各数値は、スペースで区切ります。
また、config ファイル中で何行にも分けて書くことができます。
ただし、このパラメータを大量に使うと、SVS-04 シリーズのパフォーマンスが悪くなります。
PR1_CSET : NONE (NONE ISO>IBM 7UK>IBM 7SW>IBM 7GE>IBM 7FR>IBM 7ND>IBM DEC>IBM)
キャラクタセットの変換用です。NONE は、バイナリコード、つまり、変換を行いません。ISO>IBM は、ISO 8859-2 から IBM PC のキャ
ラクタセット 2、7UK>IBM は、7bit UK English ASCII から IBM PC セット 2、7SW>IBM は、7bit Swedish ASCII から IBM PC セット 2、7GE>IBM
は、7bit German ASCII から IBM PC セット 2、7FR>IBM は、7bit French ASCII から IBM PC セット 2、7ND>IBM は、7bit Nor./Danish ASCII
から IBM PC セット 2、DEC>IBM は、DEC から IBM PC セット 2 への変換を行います。
PR1_FILT : NONE (NONE POSTSCR AUTO_PS)
このフィルタは、ASCII データから PostScript データへの変換を可能にします。NONE は、無変換、POSTSCR は、ASCII から PostScript
へ変換、AUTO_PS は、データを識別して ASCII データなら PostScript に変換し、PostScript ならそのまま無変換で通します。
このフィルタは英語のみ使用可能です。(日本語は使用できません)
この設定は、プリンタがポストスクリプト対応の場合以外には使用できません。
ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしませんので必ず NONE にしてください。
PR1_AFT :
常に、印刷ジョブの後で送られる 16 進コードです。物理プリンタが複数のエミュレーションを行える場合にデフォルトのエミュレー
ションに戻す文字列を指定したり、印刷ジョブを終了させる文字列を指定したり、あるいは、フォームフィードを送らないと紙送りを
行わない物理プリンタに対してフォームフィードの指定を行います。
PR1_DUMP : NO
デバッグ等の理由で、印刷データを ASCII キャラクタよりも 16 進コードで印刷したいような場合に使います。YES に設定すると、16
進ダンプモードでの印刷になります。PR1_FORM も参照して下さい。
PR1_SIZE : A4
(A4 LETTER LEGAL EXECUT)
紙のサイズや位置を指定します。ASCII から PostScript へのフィルタである PR1_FILT が使うパラメータです。A4 は、European サイズ
A4(210x297 ミリ)、LETTER は、Letter サイズ(8.5x11 インチ)、LEGAL は、Legal サイズ(8.5x14 インチ)、EXECUT は、Executive サイズ
(7.25x10.5 インチ)です。
ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。
PR1_ORNT : PORTR (PORTR LANDS R_PORTR R_LANDS)
印字方向を指定します。ASCII から PostScript へのフィルタである PR1_FILT が使うパラメータです。PORTR は、通常の Portrait、LANDS
は、通常の Landscape、R_PORTR は、天地が逆の Portrait、R_LANDS は、天地が逆の Landscape です。
ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。
PR1_FORM : 66 0 100 60 30 50
ASCII から PostScript へのフィルタ PR1_FILT が使うフォーマットを指定します。1 バイト目は、1 頁の行数(デフォルト 66)、2 バイト
目は、1 行の文字数(デフォルト 0、つまり、折り返し無し)、3 バイト目は、CPI(文字数/インチ、単位:100=10.0CPI(デフォルト))、4
バイト目は、LPI(行数/インチ、単位:100=10.0LPI(デフォルト 6.0LPI))、5 バイト目は、左オフセット(単位:100=10 ミリ(デフォルト
3.0 ミリ))、6 バイト目は、上オフセット(単位:100=10 ミリ(デフォルト 5.0 ミリ))です。1 バイト目は、16 進ダンプの時でも有効です。
パラメータ PR1_DUMP を参照して下さい。
ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。
234
13.パラメータリスト
PR1_FONT :
PostScript のフォント名です。もし、何も指定が無ければ、デフォルトで固定長フォント Courier が選択されます。
PR1_FILT, PR1_SIZE, PR1_ORNT, PR1_FORM, PR1_FONT のパラメータは、プリンタが、ポストスクリプト対応の場合以外には使用できま
せん。
ここでは、パラメータ自体の説明を記述しましたが基本的にはサポートしません。
--- PRINTER2 MENU
∼ PRINTER8 MENU
論理プリンタ PR2 から PR8 の設定です。論理プリンタ 1(PR1)のパラメータの項を参照して下さい。
--- OUTPUT MENU
L1_CENTR : HIGH_SPEED
(IBM_PC STNDRD FAST HIGH_SPEED)
プリンタ内部の SVS-04 シリーズとプリンタ・コントローラの間のインターフェースの通信速度を設定します。IBM_PC, STNDRD, FAST,
HIGH_SPEED の順で高速になります。このパラメータは必ず IBM_PC で使用してください。
L1_BSYTM : 60
プリンタが使用中だった時の、LPT1 用許容待ち時間です。単位は、秒です。
235
13.パラメータリスト
13.3.パラメータ変更方法
13.3.1.FTP でのパラメータ変更
1.
SVS-04 シリーズにログインします。コマンドは: ftp <ホスト名>、ユーザ ID には "root"、パスワー
ドには、"pass"を使って下さい。
2.
"root", "pass" は必ず、英半角小文字で入力してください。
3.
config ファイルをアップロードします。コマンドは: "get config"です。
4.
好みのテキストエディタで config ファイルを編集します。(NOTEPAD がお勧めです)
5.
config ファイルをダウンロードします。コマンドは: "put config CONFIG"
6.
2 番目の "CONFIG"は必ず大文字で入力してください。
7.
SVS-04 シリーズの電源を入れなおして終了です。
13.3.2.HTTP でのパラメータ変更
10.Web ブラウザでの使用方法を参照して下さい。
13.3.3.NetPilot でのパラメータ変更
9.設定ユーティリティ NetPilot の使用方法を参照して下さい。
236
14.高度な機能
14.高度な機能
14.1.論理プリンタ
NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Logical Printer で設定、変更出来ます。SVS-04 シリ
ーズの最も強力な機能の 1 つが、この論理プリンタの概念です。論理プリンタとは、ネットワークと物理的
なプリンタとの間に設定された仮想的なプリンタです。この機能を使うことで、たとえ物理的にはプリンタ
が 1 台しかなくても、8 つまでの論理プリンタに各々別々の属性を与えて、時に応じて使い分けることがで
きます。
以下の属性が、各論理プリンタで独立に定義可能です:
・出力する物理プリンタポートの指定
・キャラクタセットの変換の指定
・印刷ジョブ前後の文字列送信の指定
・文字列の置換の指定
・16 進ダンプモードの指定
次の表は論理プリンタのデフォルト設定です。
論理プリンタ
PR1
PR2
PR3
PR4
PR5
PR6
PR7
PR8
属性
無変換
無変換
無変換
無変換
LF を CR+LF に変換
LF を CR+LF に変換
LF を CR+LF に変換
LF を CR+LF に変換
プリンタポート
LPT1
LPT2
COM1
COM1
LPT1
LPT2
COM1
COM1
* 「LF を CR+LF に変換」とは、UNIX の改行(New Line)から、キャリッジリターン+ラインフィードへの自
動変換を意味します。
* 各論理プリンタの設定は、config ファイル中の該当パラメータ(PRINTER1∼PRINTER8)を編集すること
で容易に行うことができます。
238
14.高度な機能
14.2.キャラクタセットの変換(Char-Set
Conversion)
キャラクタセットの変換
NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Char-Set Conversion で設定、変更出来ます。Character
Set Conversion の内容の詳細については 13.パラメータリストの PR1_CSET を参照してください。
多種のホストが混在するネットワーク環境での問題の 1 つは、異機種のホスト同士が異なるキャラクタセッ
トを使っていることです。この結果、各種言語セットによって異なるキャラクタ(例えば、a、u 等)が正し
くプリントできないことがあるわけです。
この問題は、SVS-04 シリーズの論理プリンタ機能を使うことで、容易に解決できます。つまり、ある論理
プリンタの属性にキャラクタセットの変換を指定し、次に、問題のホストからの出力は、常にその論理プリ
ンタに送るように指定するわけです。
変換フィルタは、多種から選べます。なお、フィルタからの出力は、常に IBM PC の Set2 になっているので、
プリンタ側の設定は、それに合わせておく必要があります。
14.3.印刷ジョブ前後の文字列送信(Control
Strings)
印刷ジョブ前後の文字列送信
NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Control Strings で設定変更出来ます。
ここでは、各印刷ジョブの前後にプリンタ制御コマンド等の文字列を送信する方法について解説します。こ
の指定は、各論理プリンタで独立に行うことができます。全ての文字列は、16 進数値で記述します。(注意:
この機能はフォントを待たないプリンタでは使用できません)
例 1:
PAGES 対応のレーザープリンタを使用し、論理プリンタ 2 の PR2 を第1給紙カセット、PR3 を第2給紙カセ
ットからの用紙を選択するようにするとします。
PAGES の用紙トレイ選択コマンド(16 進で x'1B 7E 46 00 05 00 00 ・・)を使用して、印刷ジョブの最初
にこれらのコマンドを付加するように設定できます。この次の設定を config ファイルに加えます。(NetPilot
で指定する場合、下記の PR?_BEF が String Before Job, PR?_AFT が String After Job をあらわします)
PR2_BEF : 1B7E4600050000000000
PR3_BEF : 1B7E4600050000020000
239
14.高度な機能
14.4.文字列の置換(String
SubStitution)
文字列の置換
NetPilot の Properties の Logical Printers タグの String SubStitution で設定、変更出来ます。
ここでは、印刷データ中の文字列を検索して置換する機能について解説します。代表的な例は、プリンタ制
御コマンドの置換です。各論理プリンタに 20 までの置換文字列を定義することができます。
全ての文字列は、16 進数値で表記します。各組み合わせと置換文字列は、頭にカウントバイトをつけなけ
ればなりません。付録 A のパラメータ#086、PR1 用文字列置換の記述を参照して下さい。(注意:この機能
はフォントを持たないプリンタでは使用できません)
例 1:論理プリンタ PR1 で、UNIX の改行(16 進 0A)を DOS の改行(16 進 0D 0A)に自動的に置換するよう指定す
るには、config ファイルのパラメータを下記のように編集します。
PR1_STR
: 010A020D0A
(NetPilot で変更する場合は ADD ボタンを押してから Replace に“0A”、With に“0D 0A”を入力して OK ボ
タンを押します。)
例 2:論理プリンタ PR2 で、UNIX の改行(New Line: 16 進 0A)を DOS の改行(New Line:16 進 0D 0A)に自動置
換し、
さらに、プリンタコマンド ECG1(16 進 1B 47 31)を ECY(16 進 1B 59)に置換するよう指定するには、
config
ファイルのパラメータを下のように編集します:
PR2_STR
: 010A020D0A031B4731021B59
(NetPilot で変更する場合は ADD ボタンを押してから Replace に“0A”、With に“0D 0A”を入力して OK ボ
タンを押します。次に同じように ADD ボタンを押してから Replace に“1B 47 31”、With に“1B 59”を入
力して OK ボタンを押します。)
ただし、あまり文字列置換を多用しますと、SVS-04 シリーズの実行速度を下げてしまいますので、御注意
下さい。
14.5.16 進ダンプモード(Hex
Dump Mode)
進ダンプモード
NetPilot の Properties の Logical Printers タグの Hex Dump Mode で設定出来ます。
このモードが有効になっていると、印刷データはキャラクタではなく 16 進数値で印刷されます。プリンタ
制御コマンドも同じく 16 進数値で出てきます。デバッグの際に役立つ機能です。(NetPilot で指定する場
合、Enabled チェックボックスをチェックします。)(注意:この機能はフォントを持たないプリンタでは使
用できません)
240
14.高度な機能
14.6.FTPでのファームウエアアップグレード方法
ファームウエアのアップグレードは注意して行って下さい。ネットワークで行うため途中で電源が切れたり
ケーブルが切断されるとファームウエアを壊してしまう場合があります。必ずプリンタは使用しない状態で
行って下さい。なおアップグレードには時間がかかります(2分以上)。FTPからメッセージが戻ってこ
ないからといって Break でFTPを抜けないで下さい。また、ルーター越えの(遠隔地への)ftp は行わな
いでください。ftp 接続が途中で切断され、故障の原因となります。
① アプティのホームページから最新のファームウエアをダウンロードします。(http://www.apti.co.jp)
② ダウンロードしたファイルは自己解凍形式で圧縮されています。ファイルを実行することで解凍されます。
ここでは解凍後のファームウエアファイルを 420S_566.BIN とします。
③ Windows マシンで DOS プロンプトを開き、解凍したファイル(ここでは 420S_566.BIN)が存在するディレ
クトリをカレントディレクトリにします。
④ SVS-04 シリーズのIPアドレスを 192.1.50.51 とした場合、以下の様に ftp でユーザーID:root、パ
スワード:pass でログインします。
C:¥>ftp 192.1.50.51
User(192.1.50.51):root
root
Password:pass
pass
ftp>
⑤ ftp でログインしたら bin コマンドでタイプを変更します。
ftp>bin
200 TYPE set to I
ftp>
⑥ put コマンドでファームウエアファイルをPUTします。
ftp>put 310S_553.BIN FLASH
(注意 FLASH は大文字で入力して下さい)
時間がかかります。
⑦ 成功のメッセージが表示されれば書き換え終了です。
ftp> quit
⑧ 3 分程度待ってから SNA プリンタ・サーバの電源を OFF/ON してください。
また、AC アダプタのコネクタを引き抜いて、10 秒程度時間を置いて差し込むようにしてください。遵守
しない場合、どちらも故障の原因となります。
241
14.高度な機能
14.7.Hex Transparency
IBM ホストから印刷する場合、Transparency 機能により、ASCII データをホスト・アプリケーションから直接プ
リンタに送れるようになります。そのデータは、PAGES、ポストスクリプト方式、PCL、HP-GL もしくはそのプ
リンタがサポートするあらゆる言語で作成されたものになります。これにより、IBM 環境内で接続されている
プリンタのすべての機能を利用できるようになります。
<パーセント>と<より小さい>という文字(%<)が受信された時、SVS-04 シリーズは hex transparency モー
ドに切り替わります。以下のデータ(16 進バイトの値として、または引用されたテキストの形で与えられるデ
ータ)は何の変換もせずに直接プリンタに渡されます。hex transparency モードは<より大きい>と<パーセン
ト>という文字(>%)が受信されるまで継続します。
例:
以下の例は HP-PCL の“start underline”(<ESC>&d0D)と“stop underline”(<ESC>&d0@)コマン
ドをドキュメントの中にどのようにはめ込むかを示します。
The word %<1B26643044>%underline%<1B266440>% is underlined.
You may use %<1B,”&doD”>%quoted text%<1B,”&d0@”>% as well.
結果となる印刷:
結果となる印刷
The word underline is underlined
You may use quoted text as well.
14.8.バーコード
SNA プロトコルによる AS/400 からの印刷データに特殊なコマンドを含めることによって、標準的なバーコード
タイプを簡単に利用できるようになります。バーコードを印刷するには、事前にバーコードのフォーマットを
定義しなければなりません。このフォーマットとは印刷するバーコードの形式とサイズを設定するもので、16
個までは前もって定義できます。定義は BAR パラメータを設定する時作成されます。
BAR パラメータは、次のようなカンマで区切られた幾つかの引数を必要とします。
BAR <number>=<type>,<width>,<height>,<text mode>,<check mode>;
・number は 0 から 15 の範囲内のバーコード definition 番号です。この番号はバーコード印刷のときにその定
義を参照する為に使われます。
242
14.高度な機能
・type は前もって定義されたバーコード形式です。有効な値を以下に示します。
値
記述
CODE39
Code 39
EAN8
EAN-8
EAN13
EAN-13
・width は 1/1000 インチ、バーコードモジュールの幅です。1 から 1000 までが有効範囲です。デフォルト値
は 12 になっています。
・text mode は人間の目で読む事が出来るテキストをバーコードの下に印刷するかどうかを選択します。“YES”
または“ON”でテキストを印刷し、“NO”または“OFF”ではオフ・モードになります。デフォルトは“ON”
モードになっています。
・check mode は照合の為の数字を作成するかどうかを選択します。“YES”または“ON”で作成し、“NO”ま
たは“OFF”では作成しません。デフォルトでは“ON”モードになっています。Check digit は EAN8、EAN13
などのバーコードタイプでは check mode を設定しなくても常に作成されます。
BAR パラメータを設定する為にはドキュメントの中の%CONFIG コマンドを使用するのが便利です。バーコードを
印刷するためにバーコードコマンドがドキュメントのあらゆる場所に含まれてよく、パーセント・スラッシュ
(%/)で始まり、BAR という文字が続きます。次に、使用されるたくさんのバーコードの定義と、コンマと、
印刷される順序が続きます。そしてそのコマンドはセミコロン(;)で終わります。
例 1:
1
バーコードのパラメータの設定と、バーコードの印刷
%CONFIG+
BAR 0 = EAN8,12,4,ON;
BAR 1 = EAN8,12,8,ON;
SAVE;
%CONFIG%/BAR 0, “0123456”; %/BAR 1, “0123456”;
243
14.高度な機能
244
15.仕様
15.仕様
15.1.サポートするシステム
AS/400:
V3R7 以降で Ethernet 接続可能なもの
Novell NetWare:
バージョン 3.11J、3.12J、4.1J、4.11J、5.0J、5.1J の、NDS およびバインダリエミュレーションを
両方ともサポートします。バージョン 5 以降の NDPS、PureIP もサポートしています。最高 16 台のフ
ァイルサーバーと、96 個のプリントキューを処理できます。ユーザーメッセージもサポートします。
印刷方法:RPRINTER/NPRINTER、PSERVER
Microsoft LAN Manager:
OS/2 バージョン 1.3 以降の上で実行する LAN Manager2.0c 以降
IBM LAN Server:
OS/2 バージョン J2.1、J2.11、J3.0、J3.01、J4.0 の上で実行する LAN Server J3.0、J4.0、Warp Server
V4
Microsoft Windows:
Windows 2000、Windows NT バージョン 3.5、3.51、4.0、Windows95、98、Me
UNIX:
TCP/IP プロトコル一式をサポートするすべてのコンピュータ。以下のシステムを含みます。
BSD システム:
BSD4.2、4.3、4.4、SunOS 4(Solaris 1.x)、DEC Ultrix など
System V システム:
R3、R4、AT&T、Interactive、SCO、SunOS 5(Solaris 2.x)、HP-UX、IBM AIX、Silicon Graphics IRIX、
DEC Alpha OSF/1
WWW:
Netscape Navigator 2.x,3.0 と Microsoft Internet Explorer 3.0、もしくはこれらの互換ブラウザ
15.2.サポートするプロトコル
NetWare:
IPX、SAP、RIP、SPX、LIP、および NCP(NDS による拡張)、IP
Windows および OS/2:
NetBIOS/NetBEUI
TCP/IP:
LPD、FTP、Telnet、ReverseTelnet、PROS、BOOTP、ARP、RARP、DHCP、ICMP、IP、TCP、UDP、HTTP、SNMP
246
15.仕様
15.3.論理接続
サポートするプロトコルの、任意の組み合わせの同時実行。IEEE802.2、IEEE802.3、SNAP および EthernetⅡ
フレームタイプの同時使用。
15.4.ネットワーク接続
イーサネット 10base2(Thin)および 10base-T(Twisted Pair)
15.5.プリンタポート
高速パラレルポート(36 ピンのセントロニクスコネクタで IEEE1284 準拠)2つ。
シリアルポート(RS-232C,9 ピン,D-SUB,XON/XOFF または RTS/CTS,データレート最高 115,200Baud)
15.6.フロントパネル
2つの LED ランプ
:電源及びネットワーク
押しボタン
:テストプリントアウト及びパラメータを出荷値に戻すためのボタン
15.7.電源
入力:
100V AC, 50/60Hz(±5%)
出力:
12V AC, 500mA
247
15.仕様
15.8.寸法(単位
寸法 単位:
単位:cm)
2.5(高さ)×17.5(幅)×12(奥行)
15.9.重量
260g
15.10.環境
温度
:5∼40℃
湿度
:10∼95%、結露しないこと
15.11.承認
EMC
:VCCI-A
安全性
:電機用品取締法甲種
*
248
すべての仕様は予告なしに変更されることがあります。
15.仕様
249
SVS-04 シリーズに対するお問い合わせ先は以下の窓口にご相談下さい
顧客サービスセンター
TEL:0120-28-3933
(土日祭日を除く 9:00-11:45 13:00-17:00)
FAX:0120-28-3977
(24 時間受付)
APTi SNA プリンタ・サーバー ユーザーズマニュアル SVS-04 シリーズ 第 2 版
2001 年 9 月
P/N:06473
株式会社アプティ
(Advanced Peripherals Technologies Inc.)
本社 〒222-0031 神奈川県横浜市港北区太尾町 1368 番地
P/N : 06473