自己負担が高額になったときには,後日払い戻しがあります

介護保険の在宅サービスには利用限度額があります
介護保険の在宅サービスには,要介護度に応じた利用限度額が設けられており,その
範囲内で利用することができます。上限を超えて利用するときは全額白己負担になりま
す。
施設サービスには,利用限度額はありません。
要介護度
1か月あたりの
利用限度単位
1か月あたりの利用限度額
1割の方
2割の方
要支援1
5,003単位
50,030円
100,060円
要支援2
10,473単位
104,730円
209,460円
要介護1
16,692単位
166,920円
333,840円
要介護2
19,616単位
196,160円
392,320円
要介護3
26,931単位
269,310円
538,620円
要介護4
30,806単位
308,060円
616,120円
要介護5
36,065単位
360,650円
721,300円
自己負担が高額になったときには,後日払い戻しがあります
1か月ごとの1割の自己負担が一定の上限額(下表)を超えるときには,「高額介護(介
護予防)サービス費」が払い戻されます。
対象となるのは,在宅サービス,施設サービス(食費・居住費や雑費等を除く),地域密
着型サービスの利用にかかる1割(または2割)の自己負担です。
所得の状況
自己負担上限額
生活保護費受給者
世帯全員が市民税非課税で,老齢福祉年金受給者
世帯全員が市民税非課税の方で,課税年金収入額と合計所得金額の合計が
年間80万円以下の方
世帯全員が市民税非課税の方で,課税年金収入額と合計所得金額の合計が
年間80万円を超える方
15,000円
15,000円
24,600円
市民税課税世帯の方
37,200円
現役並み所得者に相当する方がいる世帯の方
(同一世帯内に65歳以上で課税所得145万円以上の方がいる場合)
44,400円
※払い戻しの対象となる方には,市役所介護長寿課から通知いたします。
高額医療・高額介護合算制度について
高額医療・高額介護合算制度の概要
○世帯ごとに合算
・医療保険と介護保険の両方に,自己負担額がある世帯を対象とします。
・70歳以上の方はすべての自己負担額を合算対象にできます,70歳未満の方
の医療保険の自己負担額は,1ヶ月21,000円以上のみを合算の対象とします。
○対象年度末日に加入している医療保険ごとに計算
同一世帯であっても,支給額は,対象年度の末日である7月31日時点で加入して
いる医療保険ごとに計算をします。
○年度途中における医療(介護)保険者の変更
年度(8月1日~7月31日)途中で転居等により,医療(介護)保険者が変更になっ
た場合は,変更前の保険における自己負担額も,合算の対象になります。
介護保険と医療保険の利用者負担が高額になったとき
医療費が高額になった世帯に介護保険の受給者がいるとき,介護保険と医療保険
の両方で支払った自己負担が高額になったとき,限度額を超えた分が支給されます。
介護保険と医療保険の限度額を適用した後,年間の自己負担額を合算して,下の表
の限度額(年額)を超えたときは,その超えた分が支給されます。
限度額(毎年8月1日~7月31日の1年間)
70歳未満の方
区 分
基
準
総
所
得
額
区 分
70歳以上
の方
H26.8月~
H27.7月
H27.8月
~
901万円超
176万円
212万円
現役並み所得者
(課税所得145万円以上の方)
67万円
600万円超~
901万円以下
135万円
141万円
市民税課税世帯の方
56万円
210万円超~
600万円以下
67万円
67万円
市民税課税世帯の方
31万円
210万円以下
63万円
60万円
34万円
34万円
※
市民税非課税世帯
世帯の各収入から必要経費・控除を
差し引いたときに所得が0円になる方
(年金収入のみの場合80万円以下
の方)
※基準総所得額=前年の総所得金額等-基礎控除33万円
19万円
施設サービスなどを利用するときの食費や居住費について
食費や居住費は,利用者が負担します。
平成17年10月から,特別養護老人ホームなどの施設を利用したとき(ショートステイ
の利用を含む)の食費や居住費は利用者の負担になりました。
食費や居住費の具体的な金額は,利用者と施設との契約により決まります。
所得の状況により,食費や居住費が軽減されます
食費や居住費は,所得の状況に応じて決められている段階によって,負担の上限額(負担
限度額)が決まっています。
下の表の第1段階から第3段階までに該当する方は,それぞれの段階ごとに決まってい
る,1日あたりの食費や居住費を施設に支払います。(支払の際に「負担限度額認定証」の
提示が必要です。「負担限度額認定証」は,第1段階から第3段階に該当する人の申請によ
り交付されます。
減免の対象となる要件
① 世帯全員が市民税非課税であること
② 住民票上世帯が異なる(世帯分離している)配偶者がいる場合は,配偶者も市民税非課
税であること
③ 本人及び配偶者の預貯金等が,単身1,000万円以下,夫婦2,000万円以下であること
利用者負担段階と負担限度額
所得の状況
区分
対象者
市民税非課税世帯で老齢福祉年金を受給されてい
第1段階
る方・生活保護を受給されている方
第2段階
市民税非課税世帯の方で合計所得金額※2と課税
年金収入額※3の合計が年間80万円以下の方
第3段階
市民税非課税世帯の方で第2段階以外の方・市民
税課税層における特例減額措置が適用となる方
第4段階 市民税課税世帯の方
負担限度額(日額)
食費
居住費
ユニット型個室 820円
300円 従来型個室※ 320円
多床室 0円
ユニット型個室 820円
従来型個室※ 420円
390円
多床室 370円
ユニット型個室 1310円
650円 従来型個室※ 820円
多床室 370円
第4段階の方には負担限度額が設
けられていません。食費や居住費は
施設との契約によって決まります。
※1 介護老人保健施設,介護療養型医療施設の従来型個室を利用する場合,第1段階・
第2段階は490円,第3段階は1,310円です。
※2 合計所得金額とは,前年の収入金額から必要経費に相当する金額を控除した金額です。
※3 課税年金収入額とは,老齢基礎年金や老齢基礎年金ができる前の老齢基礎年金相当を
含む旧法の老齢年金・退職年金です。遺族年金や障害年金などは,課税年金の対象にな
りません。
低所得者及び生活保護受給者には,自己負担を軽減する制度があります
社会福祉法人による利用者負担の軽減
県や鹿嶋市に軽減することを届け出た社会福祉法人が行う,特別養護老人ホーム,訪
問介護,通所介護,短期入所生活介護などを利用したときの自己負担を軽減します。
対象者の要件
1.市民税非課税世帯であること。
2.表1の「資産基準」および表2の「収入基準」に該当すること。
3.負担能力のある親族等に扶養されていないこと。
4.介護保険料を滞納していないこと。
軽減内容
自己負担(1割負担,食費・居住費)を25%軽減
※ 生活保護受給者は,個室の居住費の全額を軽減
表1 資産基準
資産基準
単身世帯
350万円以下
2人世帯
450万円以下
3人以上
450万円に2人を超える世帯員1名につき100
万円を加えた額以下
金融資産(現金,預貯金,
有価証券)
居住用の土地および家屋以外に活用できる不動産を所有しないこと
表2 収入基準 <市民税非課税世帯で次の基準に該当する方>
世帯の人数
収入基準(年額)
単身世帯
150万円以下
2人世帯
200万円以下
3人以上
200万円に,2人を超える世帯員1人につき50万円を加えた額以下
※利用できる市内の特別養護老人ホーム(地域密着型含む)
ウェルポート鹿嶋の郷
セ・シボンかしま
サントピア鹿島
大野の郷
松寿園
和の家
※旧措置入所者で利用者負担割合が5%以下の方は,この制度の対象にはなりません。
障害者控除について
要介護認定を受けている方が,障害者手帳保持者と同程度の障害があると判断されると
所得税法上の障害者控除を受けることができます。その際には,市が交付する障害者控除対
象者認定書が必要になります。詳しくは,介護長寿課へお問い合わせください。