1. 過剰供給と利益増:売上最大化 企業 A と企業 B が、需要関数 D(p) = 150 − p、費用関数 CA (q) = CB (q) = 60q の下で数量競争を 行う。すなわち、A が qA 単位、B が qB 単位生産すると、企業 i(i = A, B)の利益は πi (qA , qB ) = (150 − (qA + qB ))qi − 60qi となる。B の目的は(通常通り)利益の最大化であるとする。 このとき、A の目的も利益最大化であれば、qB = 30 に対する A の利益 πA (qA , 30) が qA = 30 で最大、qA = 30 に対する B の利益 πB (30, qB ) もまた qB = 30 で最大となり、(qA , qB ) = (30, 30) で均衡し、A の利益は πA (30, 30) = 900 となる。一方で、もし A の目的が売上 sA (qA , qB ) = (150− (qA + qB ))qA の最大化であれば、同様にして、qB = a に対する A の売上 sA (qA , a ) が qA = b で最大、qA = b に対する B の利益 πB ( b , qB ) もまた qB = a で最大となり、(qA , qB ) = ( b , a ) で均衡し、A の利益は πA ( b , a ) = c となる。したがって A は、利益と売上では、 d の方の 最大化を目的とすると、より高い利益を上げられる。 解答:a. 10 b. 70 c. 700 d. 利益 1
© Copyright 2024 ExpyDoc