「協同労働」モデル事業に

平 成 2 6 年 9 月 2 日
広島市経済観光局雇用推進課
「協同労働」モデル事業について
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事業の趣旨
超高齢社会が進む中、就労や社会参加を希望する意欲と能力のある高齢者を社会資源と
捉え、社会の支え手として高齢者の「居場所」と「出番」を創出することが地域の活力維
持の課題となっている。また、少子化、核家族化に伴い、従来、地域が有していた相互扶
助や福祉、防犯といった機能が大きく低下しており、そうした機能を支える人材も不足し
ている。
こうした地域課題に経験豊富な高齢者が自発的に取り組めるよう、多様な主体と連携し
ながら、「協同労働」により地域課題の解決と高齢者の生きがいづくりや収入の確保につ
ながる、高齢者による社会的起業を促すためのプラットフォームを安佐南区及び安佐北区
においてモデル的に構築するとともに、地域課題の解決に資する個別事業の立ち上げを支
援する。
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事業内容等
⑴
「協同労働」プラットフォーム事業
ア 実施方法
イ 事業内容
① 名
称
NPO 法人への業務委託により実施
「協同労働」プラットフォーム
② 事務所 活動拠点となる事務所を安佐南区及び安佐北区に設置(※5/30 設置済)
③ 委託業務内容
⑵
・
「協同労働」シンポジウムの開催(※7/7 開催済:358 名参加)
・
「協同労働」地域別勉強会の開催(※7~8 月で 10 回開催:82 名参加)
・
「協同労働」課題別勉強会の開催
・
社会的起業の中心となり得る高齢者(地域中核人材)の発掘・育成
・
個別プロジェクトの立ち上げ支援
ほか
「協同労働」個別プロジェクト立ち上げ支援事業
ア 実施方法
本市による直接支援として実施
イ 事業内容
・ 「協同労働」個別プロジェクトに対する助成
プロジェクト 1 件につき所要経費の 2 分の 1 を助成(助成額の上限 100 万円)
3 件程度
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「協同労働」ってなあに?
力を合わせ、助け合い、支え合って
ともに地域で働くことです。
仲間とともに
働く一人ひとりが出資し、雇う・雇われる関係ではなく、
主体者として事業経営にも参画し、
人・地域に役立つ仕事を行います。
地域の利用者はサービスを受ける人、そこで働く人はサービ
スを提供する人という垣根をとりはらい、利用者あるいはそ
の家族も含め、主体者として活動に関わる仕組みをつくりま
す。
利用者・家族と一緒に作り上げる姿勢を大切にします。
地域の中で
利用者や
その家族と
一緒に
地域の課題をそこに暮らす人びとが主体となって解決
していくことを通じて、人と人のつながり、地域コミュ
ニティの再生に取り組みます。自治体や関係機関との連
携や協力の関係も大切にします。
全員が対等な立場で取り組みます
出資・経営・労働
出資・経営・労働
地域の課題へ
の取組み
出資・経営・労働
出資・経営・労働
出資・経営・労働
「協同労働」プラットフォーム事業
では、地域課題の解決につながる取
組みを応援しています。
高齢者が元気に活動するまち、子育
てしやすいまち、子どもが安心して
過ごせるまち、障がいの有無に関わ
らずいきいきと働けるまち、さまざ
まな世代が交流しにぎわいのある
まち。住んでいるまちの中で、あっ
たらいいな、こうしたいなと思い描
いていることを、協同労働という取
組み方で行ってみませんか?