神経内科/安田 高志 医師病理診断科

東海大学医学部付属八王子病院 広報誌
医療連携ニュース
2015年8月号
発行 東海大学医学部付属八王子病院 患者支援センター、医療連携室
TEL. 042(639)1114, FAX 042(639)1115
盛夏の候、貴施設におかれましては、益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は、当院の運営
にご理解とご助力を賜り、また、多数の患者様をご紹介いただき、厚く御礼申し上げます。
このたび、東海大学医学部付属八王子病院医療連携ニュース2015年8月号を発行いたしました。今
回は、神経救急疾患をはじめ、幅広い神経疾患に対応している神経内科 安田 高志医師と、開かれ
た病理診断室をモットーにしている病理診断科の平岩 真一郎医師をご紹介させていただきます。先
生方が、ますます当院との医療連携を深めていただく、一助となれば幸いです。
患者支援センター長 檜垣 惠、 医療連携室長 小路 直
“神経救急疾患をはじめ、幅広い神経疾患に対応しています”
安田 高志 医師 (神経内科)
助教
専門領域:神経疾患
外来担当日:毎週水・金曜日
日頃より、皆様方のご理解やご協力を頂き誠に有
難うございます。
当院の神経内科は、脳卒中、てんかん発作、脳炎・髄
膜炎、ギランバレー症候群などの救急治療を要する疾患の他、パーキンソン病や脊髄小
脳変性症などの変性疾患、末梢神経障害、多発性硬化症、重症筋無力症、筋萎縮性側
索硬化症などの神経難病の診断および治療にも携わっております。また、近年増加傾
向にある認知症、頭痛、めまいなど、幅広く対応しています。
救急現場では、脳神経外科と共同で脳卒中などの神経救急疾患に対して24時間365
日迅速に対応できる体制を整えております。当院へは年間550-600名もの脳卒中患者
が搬送されており、常にCTあるいはMRI検査での診断が可能です。特に発症から4、5
時間以内の超急性期脳梗塞患者には血栓溶解療法(rt-PA)や血管内治療(カテーテル
による血栓摘出術)も行っています。近隣の医療機関のご理解とご協力のもと、市民へ
の啓蒙活動が功を奏し、脳卒中が疑われた場合の救急車陽性及び搬送患者数は増加
傾向にあります。
また、当院は、南多摩脳卒中医療連携パスの管理病院として急性期治療を担ってお
ります。急性期から回復期、在宅に至るまで切れ目ない医療提供体制を構築しており、
リハビリ専門病院やかかりつけ医への円滑な連携ができるように取り組んでいます。
今後、人口の高齢化に伴い、脳卒中の他にも認知症やパーキンソン病などの神経変
性疾患が増加してくるものと思われます。少しでも皆様のお役に立てるよう頑張って
まいりますので、今後とも、御指導、御鞭撻を宜しくお願い致します。
“開かれた病理診断室をモットーに日常診断業務、臨床医
との連携・研究サポートを行っています”
平岩 真一郎医師
(病理診断科)
助教
先生方は、「フラジャイル」というマンガをご存じで
しょうか?最近連載されている医療系マンガで、つ
いにマイナー科の筆頭、病理診断科の病理医が主人
公となったマンガなのです!うまくいけば病理医
ブームが来る!と喜びましたが、病理医の岸先生
は、どこかでお見かけしたことがあるような変人・奇人でありました。そこは忠実に再現
しなくても・・・。病理医はひたすら顕微鏡と向き合い、患者さんや他施設の医療関係者
の方々とは直接ふれあわないため、学者然(?)とした医者が多い事は事実です。当科
では少しでもフレンドリーであるよう、開かれた病理診断室をモットーに日常診断業務、
臨床医との連携・研究サポートを行っています。
当院の病理診断科は病理専門指導医2名と専門研修中の私の計3名の医師と細胞検
査士7名で構成されています。科長の田尻琢磨教授と杉山朋子医師は、胆膵腫瘍を専
門領域としています。私は研修中の身で、血液病理を主たる柱とし、日々勉強中です。
また、東海大学伊勢原病院からも、各種専門領域の病理医が手伝いに来ており、連携し
て検査態勢を強化しています。先生方の御診療において、自施設や検査会社での診断
が困難な症例があれば、微力ながら、お力になりたいと考えております。
また、担当科に紹介受診の際、ガラス標本をお持ちいただければ、当院の診断書を作
成することも可能です。追加検査が必要な場合は、当院で再検査もさせていただくこ
とが可能です※。
お問い合わせを頂くこともある剖検については、現在、人員不足のため、対応が困難
な状況ですが、早急に改善すべきことと考えておりますので、今しばらくお時間をいた
だければ幸いです。
※未染標本(染色していない素のままのガラス標本)もしくは標本ブロック(検体をパラフィンに埋め込
んだもの)を送っていただく場合もあります。
医療連携室からのお知らせ
医療機関からの紹介状送付は、事前のFAX送付をお勧めしています。
事前のFAXによる紹介状送付により、潤滑な検査および治療計画を事前に計画
できる場合があります。何卒、ご検討を宜しくお願い致します。
医療機関専用ダイヤル 042-639-1114
平日8:30~17:00
第2,4,5土曜日 8:30~15:00
医療機関専用ファックス 042-639-1115
24時間対応
*受付時間以降の受信は、翌日対応となります。
一般ダイヤル
042-639-1111(代表)
平日8:30~17:00
第2,4,5土曜日 8:30~15:00