クロモアガーMRSAスクリーン培地

MRSAのスクリーニング用
クロモアガーMRSAスクリーン培地
Kanto Reagents
Save time
save labor costs
with the original CHROMagar
培養条件:
培養条件:37
37℃,
37℃,24
℃,24時間
24時間
用途
MRSA検出用選択分離培地
特長
1. 独自の酵素基質とセファマイシン系抗菌薬の利用により、MRSA
を的確に捉えることができます。
2. MRSAのコロニーは藤色を呈し、明瞭なコントラストで確認でき
ます。
3. 低度耐性のMRSAも検出できます。
Kanto Kagaku
組成(g/L)
はじめに
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicilin-resistant
Staphylococcus aureus;MRSA)は、多剤耐性を示
すことが多く院内感染起因菌として大きな問題となっ
て い ま す。臨 床 の 場 に お け る MRSA へ の 対 応 は、
MRSAを早期検出することによりMRSA感染症の拡大
を防ぐことが重要と考えられます。MRSAの薬剤耐性
獲得の中で最も重要な役割を有するペニシリン結合蛋
白の構造遺伝子はmecA遺伝子であり、MRSAを検出
するgold standardは、本遺伝子を検出することになり
ます。
・・・
40.0 g
塩化ナトリウム
・・・
25.0 g
酵素基質混合物
・・・
2.6 g
寒天
・・・
15.0 g
セファマイシン系抗菌薬
pH 6.9±0.2
培養条件
37℃、24時間
一部のMRSAでは48時間培養での確認が必要となる場合
があります。
クロモアガーMRSAスクリーン培地は、これまでのスク
リーニング培地に用いられている卵黄反応に代わり酵素基
質による発色反応を利用しています。本培地上でMRSAは
藤色コロニーを形成し、コントラストが高く、検出しやす
くなります。発色は菌体内部で生じるため、時間が経過し
ても色調は鮮明です。本培地はセファマイシン系抗菌薬お
よび特殊酵素基質の利用により、従来検出の困難であった
低度耐性MRSAの検出が可能になります。
感度・特異度
ペプトン
培養結果
菌
種
培養所見
MRSA
藤色
MSSA
抑制される
その他の微生物
抑 制 さ れ る、も し く は 無
色、青色
(田口晴彦ら 感染症誌 78:54-58, 2004より改変引用)
クロモアガーMRSAスクリーン培地はMRSA分離培地として優れた感度・特異性を示しました。表に示しま
すとおり、従来のオキサシリンを含有する分離培地では発育を示さなかったmecA遺伝子保有のオキサシリン
低感受性株もMRSAとして分離され、本培地は感度・特異性ともに優れた成績を得ています。
表
各種MRSA分離培地におけるMRSAおよびMSSAの判定結果
mecA PCR
供試菌株数
+
-
MRSA分離培地
CHROM
MSA
ORSA
57
57
53
53
43
43
47
47
CHROM; クロモアガーMRSAスクリーン培地, MSA; マンニット食塩寒天培地(オキサシリン:6.0μg/mL),
tance Screening Agar(オキサシリン:2.0μg/mL )
製品コード
製
品
名
容 量
ORSA; Oxacillin Resis-
貯 法
72046
クロモアガー MRSA スクリーン培地
10枚
2~8℃
72054
クロモアガー MRSA スクリーン培地
10枚×10
2~8℃
本培地はCHROMagar社(仏)の粉末を使用しています。
CHROMagarTMはDr.Rambachの登録商標です。
-関連製品-
製品コード
製
品
名
容 量
貯 法
08180-96
シカジーニアス 分子疫学解析POTキット(黄色ブドウ球菌用)
120回分
-20℃
08178-96
シカジーニアス DNA抽出試薬
120回分
2~8℃
R
○
R
○