第24号 新年特集号委員長挨拶

2015・1・1
No.024
KOUSHIN
発行人 林 光彦
編集人 櫻井由紀夫
長野県諏訪郡下諏訪町南高木10616-66
Tel 0266-28-6011 Fax 0266-28-6088
Email:[email protected]
賃金水準の改善と組織拡大に一丸となって取り組もう!
- 新年のごあいさつ -
新年あけましておめでとうございます。
ご家族とお揃いで良い新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
今年は「未(ひつじ)年」です。未は群れをなすところから「家族の安
泰」を表すとされ、いつまでも平和に暮らすことを意味しています。また
未の干支の特徴としては「穏やかで人情に厚い」とされています。更に、
財テクの才能があると言われ、財を成すのに向いている人も多いようで
す。群れをなして、財をなして、平和に暮らしていくことを考えると、今
年の春季生活闘争は全員参加で良い成果を求めていける、縁起の良い干支
でもあると云われています。新しい年がこのような素晴らしい一年になる
執行委員長 林 光彦
ことを願うばかりです。
昨年を振り返ってみますと、年初より徐々に円安に振れてきた為替も、年末には120円台まで到達し
ました。その結果、原材料や食料品を輸入に頼っている日本においては多くのものが値上がりし、物価
上昇も近年にない上げ幅となりました。また、企業業績においても円安の影響は顕著であり、輸出関連
企業では収益が出ているものの、多くの中小企業では厳しい環境となっているのが実情です。
政治面では、昨年12月に第47回衆議院選挙が執行されました。連合及びJAMでは、自民党政権の暴
走と労働法制の改悪や、アベノミクスの継続(格差拡大政策)を阻止し、働く者を中心とした安心社会
の実現を目指し取り組みを進めてきましたが、国民の審判は厳しく自民党の大勝という残念な結果とな
りました。JAM甲信は、引き続き勤労者が安心して働くことができる環境を構築していくためにも、
津田やたろう組織内議員や連合と連携しながら、政策制度課題の実現に向け運動の強化を図っていきた
いと考えています。とりわけ本年は統一地方選挙が執行されます。組合員各位の一層のご理解とご支援
をお願いします。
2015年春闘については、昨年に引き続き賃金改善(ベースアップ)要求に取り組みます。本年は過年
度の物価上昇分と生活改善分を勘案した要求基準としています。単組によっては初めてのベア要求の交
渉になるところもあると思います。JAM甲信としては、全ての単組が企業の経営状況を十分把握した
上で、統一要求提出日には確実に要求書を提出し交渉を進めていけますようフォローを進めていきま
す。また、JAM結成20年に向けて50万人組織を目指す「アタック50」についても、各地区協と連携し
た上で取り組みを進めていきます。
厳しい時こそ団結し、苦しい時こそ連帯する。それぞれの職場
で頑張っておられる組合員の期待に応えるために、JAM甲信も
執行委員会、各地区協議会、書記局が連携して精一杯の活動を進
めていきますので、これまで以上のご支援とご協力を宜しくお願
いします。
最後に、本年が皆様にとって良い一年になることと、ご家族も
含めて健康で過ごされることを祈念申し上げ、年頭の挨拶といた
します。
共済推進
全体会議
産別共済のメリットを知り、更なる利用・推進を!
2014年11月 1 日(土)
、茅野市のマリオローヤル
推進委員会に分かれて分科会を行った。分科会で
会館で代表者・事務担当者など49単組88名を集め
は、2014年度の活動報告を行った他、それぞれの推
JAM甲信共済推進全体会議が開催された。
進委員会で展開するキャンペーンの取り組みなどを
冒頭、挨拶に立った林推進委員長は、
「頻発する
中心とした2015年度活動方針を確認した。
自然災害に対して共済で備えることが重要である。
また、2014年度のキャンペーンで好成績を挙げた
助け合いの取り組みとして優れた産別共済のメリッ
単組・支部の表彰や先進的な取り組みを展開してい
トを組合員の皆さんにしっかり伝えてほしい。
」と
る単組の事例報告なども行われた。
述べた。
会議は、 2 部制で行なわれ、第 1 部の全体会議で
は、JAM甲信共済推進委員会の事務局長である今
井書記長より、JAM本部共済事業部の現状と2015
年度方針の説明がされた他、
「JAMシニア共済」
の加入手続きに関する説明等も行なわれた。その
後、共済マニュアルの変更点について小松職員から
説明がされた。
第 2 部は、自家共済推進委員会と全労済提携共済
第6回
広報セミナー
表彰された皆さんで記念撮影(提携共済分科会より)
見出しや写真の工夫で読みたくなる広報を目指そう!
JAM甲信は、2014年11月15日、茅野市・マリオ
た、研修会の最後には、出来上がったニュースの内
ローヤル会館で、JAM甲信の教宣部員並びに構成
容について髙橋講師より講評を受けた。
単組の広報担当者 7 単組 8 名を集め、広報セミナー
参加者からは「記事や見出しの書き方のポイント
を開催した。
が分かった。
」
、
「写真の撮り方一つでも印象が変わ
講義の部では、JAM甲信の髙橋副書記長より組
ることが分かった。
」などのコメントがあり、充実
合員に興味を持ってもらう見出し作りや文章の書き
した研修であったことが伺えた。
方・写真の撮り方など広報作成のノウハウが説かれ
た。髙橋講師は、
「広報紙の内容は、丁寧な取材、
目に留まる写真、そして見出しを工夫することで組
合員が読んでみたくなる記事を作ることができる。
」
と述べた。
また、講義の後には、隣室で開催されていた単組
役員研修会に取材に出かけ、インタビューや写真撮
影等の取材も行なう中で、参加者それぞれがA 4 ・
2 面の構成でオリジナルのニュースを作成した。ま
取材内容を元にニュースの作成に励む参加者の皆さん
JAM甲信ホームページにも最新情報満載!
http://www11.plala.or.jp/jamnagano/
単組役員
研修会
労働組合のイロハを学び単組活動を強化しよう!
JAM甲信では、2014年10月11日に2015年度第
阻止に関する説明と要請が行なわれた後、櫻井副書
1 回単組役員研修会、同11月15日に第 2 回単組役員
記長より「経営分析のすすめ」と題した講義を受け
研修会を茅野市のマリオローヤル会館にて開催し
た。講義の後には、実際に電卓を使って経営指標を
た。第 1 回研修会には28単組・51名、第 2 回研修会
割り出す実践や分析も行なった。
には33単組・62名の参加があった。
それぞれの研修会へは、単組における新任の三役
第 1 回研修会では、新任役員の参加が多い中で、
や執行委員が参加しているが、どの研修会も講義の
午前中に髙橋副書記長より「単組役員の任務と心構
後にグループに分かれて「自単組の実態や運営」
・
え」の講義を受け、午後からは、今井書記長より
「題材企業の経営分析」等の意見交換の場を設けて
「賃金について(入門編)
」の講義を受けた。
いる事から、知識が深まると同時に良い情報交換が
第 2 回研修会では、今井書記長より労働法制改悪
出来ると好評を得ている。
賃金について熱く語る今井書記長
JAM長野
労使会議
自単組の実態や運営に関するGrワーク(第 1 回研修会より)
安全は企業の利益につながるとの認識が必要!
2014年11月25日、御代田町にあるシチズンマシナ
本山氏は、
「安全衛生を軽視し、問題が起これば、
リーミヤノ㈱にてJAM長野・第28回労使会議が
様々な金銭的損失が発生する他、企業の信頼も損な
労使36名を集め開催された。
うのでリスク管理の一環として取り組むべきであ
第 1 部では、シチズンマシナリーミヤノ㈱の工場
る。
」と説かれた。また、職長教育やリスクアセス
見学をさせて頂いた。同社は、シチズンマシナリー
メントの義務化など現在の課題についても説明頂
㈱、㈱ミヤノの両社が2011年に統合した企業であ
き、安全第一を再認識する有意義な講演となった。
り、現在では工作機の旋盤業界においてトップシェ
アを誇るまでとなり、現在も受注は好調であるとの
企業説明に参加者から羨望の声が聞かれた。また、
工場見学では、業界に有りがちな油汚れやミストな
ども殆ど感じられないクリーンな工場で参加者は感
心しきりであった。
第 2 部の講演は、場所を佐久市にある佐久平プラ
ザ21に移し、長野労働局・労働基準部長 本山謙治
氏を招き「労働災害の現状と災害ゼロにむけて」と
題し講演を頂いた。
安全は企業活動の基本であると説く本山労働基準部長
個別賃金分析Prgと労働条件調査結果を配布!
JAM甲信では、2014年12月の各地区協幹事会において、加盟単組・支部の皆さんにご協力頂いた「労
働条件調査並びに賃金全数調査の集計結果」と昨年より新しくなった「JAM個別賃金分析プログラム」
をCDにコピーして配布しました。尚、労
働条件調査の集計結果については、従来通
り冊子版も作成し、 1 月24日の地方委員会
にて配布しますので有効活用して下さい。
JAM個別賃金分析プログラムは、自単
組の賃金カーブとJAM甲信の集約データ
との比較や規模別水準等をターゲットとし
た是正原資の割り出しなど様々な分析・シ
ミュレーションが可能です。また、賃上げ
交渉等においても要求の根拠を説明する上
で、ビジュアル的な説得力のある説明機材
としても活用できます。
- JAM甲信からのお知らせ -
** 多数の参加をお願いします **
■JAM甲信第16回地方委員会・政策制度討論研修会
1 .日 時 2015年 1 月24日(土)
・地方委員会 午前 9 時30分より受付開始 午前10時開会
・政策制度討論研修会 午後 1 時開会~午後 4 時30分
2 .場 所 諏訪市「ホテル紅や」
TEL:0266-57-1111
3 .内 容 <地方委員会>
①2015年春闘方針と具体的な取り組みについて
<政策制度討論研修会>
①講演:
「労働法政の行方」
しん
たに
のぶ
ゆき
講師:連合・総合労働局長 新 谷 信 幸 氏
②グループワーク
「労働組合として労働法制改悪にどう対応するか」
4 .要 請 地方委員会は要請書の人数に基づきますが、政策制度討論研修会は、どなたでも参加出来ますので、
地方委員以外の方も多数、参加して下さい。
■2015年度第 3 回単組役員研修会
1 .日 時 2015年 2 月 7 日(土)
午前 9 時30分~午後 4 時
2 .場 所 茅野市・マリオローヤル会館
3 .内 容 ①賃上げ交渉の進め方と模擬交渉
4 .要 請 この研修会に未参加の皆さんや単組の新任執行委員の皆さんは是非とも参加して下さい。