第4号 - 日本ホーリネス教団

次世代育成プロジェクト情報誌 「ジップ便」
次世代育成に関わる情報を発信する情報誌。JIP=(J)次世代(I)育成(P)プロジェクトの略。
<第 4 号> 2015年2月
発行:次世代育成プロジェクト
2月の
には
書けなかった
こと
聖書が教える夫婦のあり方「番外編」
沖永良部教会 羽佐田和世
昨年10月に行われた玉井邦美先生、敦子先生
ご夫妻の講演。この講演で特に印象に残ったことは、
講演の後半で敦子先生の語られた「男女の違いをよ
く知る」ということでした。かつて、「地図の読めない
女、話を聞けない男」という本が流行りましたが、私自
身典型的な地図を読めない女です。ですから男性が
結論を先に聞きたいということを知らず、そもそもから
始まってくどくどと話をしてしまい、「何がいいたいの?」
の一言にひどく傷ついたことがありました。そして「要点
をまとめて話のできない私はなんて馬鹿なんだ」とひど
く恥じたものでした。しかしマレさん(石井希尚師)の本
を読んでからは、男とは女とはそういうもの、ということを
知って大変慰められたものでした。どちらが悪いという
問題ではないと思ったからです。男だから、女だから、
当然のことだったのだと。
だからこそ男女の性差を知るということは大きなポイ
ントだと改めて思わされました。男性は気持ちではなく
問題解決思考の会話を得意とするので、情緒的なこ
とは理解が難しい。反対に女性は情緒的感情的で
プロセスを大事にする気持ちレベルの会話を得意とす
る。だから話題がとりとめもなく流れて次々と変わって
いっても楽しくついていくことができると。
ところでこの講演で衝撃的だったのは、あるアンケー
ト結果によると、牧師夫婦もそして一般社会において
も、妻にとって一番のストレスは「夫」ということでした。
それも夫のストレスに妻が一番には絶対こないそうな
のです。講演後の次世代育成プロジェクトの話し合い
で、ある先生は「妻にとってはストレス(自分)が帰ると
思って帰ります」と言われ思わずみんな笑ったことでし
たが、男女の違いからくるすれ違い、くい違い、勘違い
というものがあること、そして異文化どころか、宇宙人レ
ベルでのコミュニケーションになるほどにも違うというこ
となのだと感じました。また、夫も妻もパーソナリティの
成熟を目指す必要があることも実感しました。
さて、帰ってから沖永良部や徳之島の方々にこの
講演の、ほぼここに書いたことを報告しましたところ、奥
様方は身を乗り出してお話を聞いてくださいました。また
ある方はつい「聖書にはこう書いてある」と言って、相
談に来られた方に「わかってくれない」と文句を言わ
れたのは、気持ちを聞くことが必要だったからなんだと
納得されました。
私たちは夫婦の対話を成長させていくために、また
人の相談を聞くときの必要な手段としても、男女の特
性を受け入れていきたいものです。今回の講演は、
少々男性には耳痛いことがあったことでしょう。しかし
男性はもっと女性のことをわかるべきだとつい思いがち
な女性も、男性に伝わるよう、まず結論から伝える努
力も必要なのでしょう。今度は女性が知るべき男性と
の対話方法をもっと学ぶのもいいかもしれません。
-1-
●MMお茶会とは?
2013年10月に次世代育成プロジェクト
が行った、ショーン尾谷宣教師の講演を受
けて、青年たちの結婚に取り組む、「JIPM」というセクションが生まれました。そこで話
し合われ、クリスチャンとの結婚を願っている
男女の出会いの場として企画されたのが、こ
の『MMお茶会~クリスチャンの出会いパー
ティ~』です。(教会の青年の交わりと、個
人的なお見合いの中間に位置するとご理解
下さい。)
12/30(火)、池の上教会を会場に行わ
れ、男性7名、女性11名の参加者が与えら
れました。短い準備期間でしたが、JIP-M
の先生方が大変よい準備をされ、特に会場
教会の先生が素晴らしい食事を用意して下
さり、参加者は大満足の様子でした。心から
感謝しています。いろいろ反省点もあります
が、第二弾・第三弾と、継続してゆきたいと
願っています。
また、こんな形でやりました、準備はこのようなことが必要で
す、という情報をシェアすることができます。ですから、この働
きは関東だけではなく、各地域で行うことができると思いま
す。実際に各地域で行う運びになれば、JIP-Mの先生方
が駆けつける!とのことですので、興味のある方はぜひお問
合せ下さい。
(静岡教会・杉本敬子まで)
<第二回MMお茶会、今春開催予定!>
2
詳しくは、教団発送の別紙をご覧下さい。
インフォメーション
●トモイク
●教団主催キャンプ
●ユースジャム2016
「トモイク」とは、主にある「友」
長年「大島泉の家」で開催さ
4年に一度の全国青年宣教
が集まって「共に生きる」ことを
れてきた、教団主催キャンプで
大会として、すっかり定着してき
励まし合っていきたい。それぞ
すが、この3月の春キャンプが
たユースジャム。次は来年開催
れ遣わされている場所でどのよ
いよいよ「泉の家」での、最後の
のようだけれど、あまり情報が伝
うに過ごしているか、楽しさや喜
キャンプとなります。3/25(水)
わってこない…。そう思っている
びだけではなく、悩み苦しみ、葛
~28(土)の日程で、平田金次
あなたに朗報です!ユースジャ
藤などを、各年代に分かれて分
郎師を迎え、『ミッション・ポッシ
ム2016に向けて、着々と準備
かち合い、互いのために祈る。そ
ブル』というテーマで開催の予
は進んでいます。
んな集会です。青年たちが主体
定です。ぜひ皆さんの教会の中
実行委員会が定期的に開催
的に行っています。
高生、青年を送り出してくださ
され、すでに実行委員長を始め
い。また、キャンプの祝福のため
とする新体制も決まっています。
にお祈り下さい。
また、大会のテーマや御言葉
次回は、3/14(土)午後1時
半より、池の上キリスト教会で
行われます。講師は、超教派の
青少年伝道で最も用いられて
いるであろう、大嶋重徳師です。
大人の方も「自分は若くないか
ら…」と思わず、お近くの方はぜ
ひ参加してください。参加や席
上献金を通して、「わたしたちは
君たちを応援しているよ!」とい
う励ましのメッセージを青年たち
に送っていただきたいのです。よ
ろしくお願いします!
夏キャン
●中高生キャンプ 情報!
8/10(月)~13(木)
信州バイブルキャンプ場
講師:山中智貴師
●ファミリーキャンプ
8/14(金)~16(日)
芦ノ湖キャンプ村
講師:錦織寛師
●学生・青年キャンプ
9/21(月)~23(水)
奥びわ湖バイブルキャンプ場
講師:松沢実喜男師
3
も決まっているとのことです。
近々皆さんのもとにも情報が届
くはずですので、ご期待下さ
い!そして、まずは次回のユー
スジャムが祝されるように、お祈り
いただきたいと思います。
~信仰継承のハナシ②~
教会に集う中で、私たちには、この大切な信仰を
次世代に継承していく使命があります。…と書いて
しまいますと、ものすご~く責任重大な気がします。
自分にできるのでしょうか。しかし、以前朝日新聞
に載っていた文章を読んで、信仰の継承ってこう
いうことじゃないだろうかと思わされましたので、ご
紹介します。(以下、転載)
『普段は忘れて過ごしているのだけれど、例えば
駅から家までの道を自転車で走っているような、
そんな日々のなにげない瞬間に、ふと、誰かに大
切にしてもらった記憶が蘇ってくるのだった。
夕飯のおかずのおすそわけを持ってきてくれた
近所のおばさんは、台所で絵を描いていたわた
しに、「上手やなぁ、おばちゃん、そんな上手に描
かれへんわ」。いつも言ってくれた。ご近所さんと
いえば、会えばかならず、「べっぴんさん!」と声
をかけてくれた楽しいおじさんもいたっけなぁ。
(中略) 父や母だけでなく、外の世界の人々が
幼いわたしをひょいっと気にかけてくれた。そん
なたくさんの「大切にしてもらった成分」が、大人
になったわたしには詰まっているんだ、だから、
きっと、わたしは大丈夫なんだ!なにが大丈夫
なのかはわからぬが…、自転車をこぐ足どりが
ふいに軽やかになったりするのだった。』
(益田ミリ、イラストレーター)
聖書を初めて日本語に翻訳したオランダの
宣教師ギュツラフは、「神の愛」を「デウス(神)
のご大切」と訳しました。クリスチャンである私
たちには、「『神さまに』大切にしてもらった成
分」がいっぱいに詰まっています。その思いを
もって、皆さんが教会の子どもたちの存在を
喜び、心をかけ、実際にその思いを言葉にし
て声をかけてくださるならば、みんなの心の中
に、「『教会で』大切にしてもらった成分」が確
実に詰まっていきます。そういう人は、必ず
「神さまのご大切」にも気づくことができます。
そして自分もまた、自分の子どもや次の世代
を大切にすることができる人になってゆくので
す。これこそが、私たちのできる信仰の継承な
のではないでしょうか。 (N)
ユースジャムに、キャンプ、CS見学、MMお茶会、
トモイク…。具体的に働きが進んでいることに感
謝です。先日の次世代育成プロジェクトの会議の
「この夏、お出かけするよ~」
席で、「次は孫伝道ですね!」のひと言が♪
との父の声。子どもたちの反応は、
皆さんの教会では、お孫さんを導くのにどのよ
「教会のキャンプ?教会の修養会?
うにされているでしょうか?また教会として、何
教団の年会?聖会?…
か取り組んでおられることはあり
集会がいっぱいあるんでしょ?
ますか?もしありましたら、ぜひ
えぇ?家族だけで遊びの旅行!!
次世代育成の方まで情報をお寄
本当?まじで怪しい~」
せ下さい。お待ちしています♪
宿泊のお出かけは、集会が必ずあるものと
思っているらしいが、たまには朝から夜ま
で思いっきり遊ぶぞ♪
次世代育成プロジェクトについてのご意見、ご質
問、アイデアの紹介やご要望などは、下記まで。
(M.S.)
[email protected]
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