○公職選挙法改正による「共通投票所」案に対する考え方 1 投票に際しての名簿データ共有のイメージ図 期日前投票所(7区役所,2出張 所,市役所1階) 期 日 前 投 票 情報システム課(本庁) 選挙人情報照会 専用 回線 投票情報 現 行 投票システム USBメモリ (当日投票用) 投票管理者が 搬送 当 日 投 票 当該投票区 内の選挙人 のみ投票可 能 USBメモリ (当日投票用) 当日の投票所(現在243か所) 期日前投票所(7区役所,2出張 所,市役所1階) 期 日 前 投 票 情報システム課(本庁) 選挙人情報照会 専用 回線 投票情報 共 通 投 票 所 設 置 後 投票システム ※ V P N ( Virtual Private Network) 専用 回線 選挙人情報照会 当 日 投 票 当該投票区 内の選挙人 のみ投票可 能 投票情報 投票情報 VPN? 専用 回線 選挙人情報照会 当該区の全 ての選挙人 が投票可能 暗号化技術などによって, インターネットなどの開かれ たネットワーク上でも,物理 的に独立した専用線と同等の セキュリティが確保された通 信を行い,インターネットを 仮想的な専用回線として利用 することができるとされてい 当日の投票所(現在243か所) 2 当日の共通投票所(例:各区1か所) る。 考え方 投票システムを稼働させている情報システム課所管の共用サーバと,共通投票所及びその他の投票 所との間を全て専用回線で結ぶ必要がある。総務省はVPNの利用を想定していると思われるが,個 人情報保護の観点から,物理的に独立していない回線では安全性の確保に不安が残る(現行の期日前 投票所と共用サーバとの間は物理的に独立した専用回線を設置)。 さらに,仮にVPNであっても短い選挙準備期間に全投票所に回線を設置(暗号化の設定などを含 む。)できるかということ,全投票所に回線を設置するのに初期費用 1,100 万円,選挙ごとに 350 万 円必要となること,1投票所でもシステムトラブルが発生したら二重投票防止を完全には担保できな くなることなどから,当面は他都市の対応状況などを見守ることとする。
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