いのちの授業 総合的な学習の時間 「発見!自分プロジェクト」 射水市立

いのちの授業
総合的な学習の時間
「発見!自分プロジェクト」
射水市立中太閤山小学校
《いのちの授業の捉え》
「いのち」とは生きるエネルギーで
あると考える。そこで、教師は、児童
が自分のよさに気付き、さらに伸ばそ
うとしたり、苦手なことに挑戦し乗り
越えていこうとしたりする姿勢そのも
のを引き出し、認め励まし、未来への
希望をもてるよう支援した。
《実践より》
4年生として、1年間に学習した内
容について自分が興味をもったことを
さらに調べてまとめたり、新しい内容
と関連付けて考えたり、苦手を克服し
たりしたこと等をプレゼンテーション
形式で発表し合った。
まず、導入で単元のねらいや学習の
流れを子供たちに説明した後、構成的
グループエンカウンターエクササイズ
「わたしは○○です」を行った。その
中で、4年生での学習内容を発表し合
うことを通して、自分の個性に誇りを
もち、一人一人が違うからこそ魅力が
あることに気付き自分を大切にしてい
こうとする思いを強くすることが大切
であることを伝えた。また、プレゼンテーション内容の作
成時には、自分自身を見つめて自分の特徴を知り、発表内
容や発表の仕方にも、自分のよさを反映させるように促し
た。
発表後には、互いの発表のよさを伝え合った。そしてさ
らに、今回の学習全体を通して気付いたことを振り返る時
間を取り入れた。
《振り返りより》
私は、何でも自分が悪いと思ってしまうから、
今日からもっと自分を信じようと思う。
やっぱり一人では何もできない。周りの人がい
るからできることが増える。だから、これからは
自分で何とかしなければと思うだけでなく、素直
に人に頼っていくことも大事だと思った。
第4学年
友達や保護者の前でプレゼン中
ぼくは考えすぎて悩みすぎる
から、あまりよくないと思う。
これからは、もっとシンプルに
考えていきたい。それに、自分
が本番に弱いことが分かった。
緊張の中で、友達はがんばって
いてすごいと思った。
《実践を終えて》
児童にとって、とてもハードルの高い学習であった。しかし、困難を乗り越えよう
と努力する経験は、自分の輝く個性に気付く大切な機会であり、一人一人が違うから
こそ自分の「いのち」を大事にしていきたいという明るい希望につながったと考える。