COP21交渉と原発再稼働を考える - 核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016

核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016 分科会
http://www.nonukesocialforum.org
クライメート・ジャスティスの観点から
COP21交渉と原発再稼働を考える
▶ 2015年12月、パリで気候変動枠組条約第21回締約
国会議(COP21)が開催され、フランスをはじめ世界中
から様々な先住民、農民、漁民、女性団体、そして NGO、
労働組合、社会運動団体などが集まりました。彼ら、彼
女らは、COP21と並行的に開催された市民イベントで、
COP 交渉の中で創設されたプロジェクト(CDM、REDD+
など)のもとで森林破壊や大規模開発が進み、生存が脅
かされている現状を訴えました。ボリビア元国連大使の
パブロ・ソロン氏は、ボリビアで 2 番目に大きいポオポ
湖が周辺の森林伐採と鉱物採掘によって干ばつと汚染が
進行し、かつて最深で5mあった湖が、現在では中央に
30cm程度の水たまりを残すのみとなり、干からびた湖底
には魚の死骸が放置され、湖で生計を立てていた住民は
漁業ができず、移転していると語っていました。
▶ COP21では、ポスト京都議定書としてパリ協定が激
論の末に合意されましたが、温暖化の影響が最も深刻な途
上国にも先進国と同様な温室効果ガス削減義務が課せられ
ました。私たちは、気候変動枠組条約の「共通だが差異あ
る責任と能力」原則の実施を求めます。公正さ(クライメー
ト・ジャスティス)に基づくていねいな議論を積み重ねて、
地球温暖化 / 気候変動の課題に取り組むべきです。
▶ さらに、CO2を排出しないという理由から原発を推進
する日本政府の政策は、福島第一原発事故で明らかになっ
たように、地球、ならびに私たち人類を含むあらゆる生き
日時 会場 スの観点から考え、COP21を振り返り、そして、原発は
スペースたんぽぽ
東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル 4階
物の生存を脅かすものであり、とうてい容認できません。
この分科会では、気候変動をクライメート・ジャスティ
3月26日(土) 18:00 - 20:30
JR 水道橋駅徒歩5分、都営地下鉄・神保町駅徒歩10分
参加費 フォーラム全セッション通し券= 2,000円
地球温暖化対策にはならないことを論証していきます。
本分科会のみ= 1,000円
発言者
明日香 壽川/環境エネルギー政策論、東北大学
春日 匠/科学技術社会論、ATTAC 関西
ベルナール・ラポンシュ Bernard LAPONCHE
原子炉物理学、元フランス原子力庁・環境エネルギー庁高官
ジャクリーヌ・バルヴェ Jacqueline Balvet
ATTAC フランス、社会・エコロジー委員会
連絡先 秋本(ATTAC Japan 国際ネットワーク委員会/グロー
バル・ジャスティス・キャンペーン) [email protected]