資料3 導入目標及び指標の設定[PDF:516KB]

資料3
導入目標及び指標の設定
1 太陽光発電
■大・中規模太陽光発電(10kW以上)
・四国電力管内の接続済+契約申込済が出力制御枠257万kWに達した(28.1.22)
ことから目標を見直す
中期目標
・257万kWのうち高知県内(10kW以上)の接続済+契約申込済が39.17万kWあり、
これを中期目標として設定
長期目標
・設備認定のうち未導入分(H27.3末)相当を設定
・送電網の改善(広域系統運用の強化、送電網の増強)、系統連系の調整機能や電
力の地産地消(大規模蓄電池の開発・価格低下、水素製造、活用技術の進歩、
スマートコミュニティ等)が進むことを想定
※参考:出力制御枠を超過(26.12~)している九州電力管内において、導入が増加しており、また設備認定は一定規模を維持している。
現行(平成26年度)
中期目標(平成32年度)
長期目標(平成37年度)
136,710kW
391,700kW
676,793kW
設備認定のう
ち未導入分
現行136,710kW
+未導入分540,083kW
540,083kW
<参考> 前回示した目標値
517,827kW
568,776kW
1 太陽光発電
■小規模太陽光発電(10kW未満)
新築住宅 (前回は新築導入率を15%で固定)
・現行の新築導入率は約15%(国(J-PEC)の補助実績及び新築住宅着工戸数から推計)
・中期目標は、新築導入率25%を見込む
・長期目標は、新築導入率50%を見込む
既築住宅 (前回示した値と同じ)
・伸びは鈍化していくことを想定
※平成21年度から平成26年度までの国(J-PEC)補助実績を元に、平成37年度まで対数回帰による推計
普及率(小規模太陽光発電の件数/高知県内一戸建て戸数)を指標として進捗管理
現行
中期目標
長期目標
H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 H31年度 H32年度 H33年度 H34年度
小規模太陽光
62,420
新築導入分
(H27年度から累計)
新築導入率
既築導入分
(H27年度から累計)
普及率
6.3%
H35年度
H36年度
H37年度
67,294
72,026
76,711
81,413
86,176
91,035
96,398
102,284
108,709
115,687
123,226
1,913
4,080
6,503
9,180
12,113
15,300
19,125
23,588
28,688
34,425
40,800
15%
17%
19%
21%
23%
25%
30%
35%
40%
45%
50%
2,961
5,526
7,789
9,813
11,644
13,315
14,853
16,277
17,602
18,842
20,006
9.6%
12.9%
新築住宅:国(J-PEC)補助実績から導入容量は4.25kW/戸と設定。平成23~26年の実績値から新築住宅着工数は3,000戸/年と設定。
普及率:小規模太陽光発電の件数は固定価格買取制度の認定件数、高知県内の一戸建て戸数は224,000戸(平成25年住宅・土地統計調査)で推計。H32,37年度は4.25kW/件として算出
<参考>前回示した目標値
89,928kW
103,135kW
2 小水力発電
中期目標
・現在の計画分から見込む(4カ所、計1,026kW)
・50kW×3カ所=150kW
・具体的なカ所は想定できないが、努力目標を設定
・開発期間3~5年以上かかるため、今後掘り起こし等実施し導入につなげていく
・系統連系の制約を考慮し、低圧の規模を想定
・地域の取組を後押し
長期目標
・100kW×3カ所=300kW
・50kW×10カ所=500kW
・具体的なカ所は想定できないが、努力目標を設定
・県内事例、ノウハウの蓄積により普及促進
・地域の取組を後押し
2 小水力発電
中期
目標
現行
長期
目標
H26年度H27年度H28年度H29年度H30年度H31年度H32年度H33年度H34年度H35年度H36年度H37年度
小水力発電
3,509
四国電力(吉良川発電所)
256
四国電力(名村川発電所)
420
四国電力(新改発電所2号機)
800
四国電力(松葉川発電所)
320
四国電力(津賀発電所3号機)
550
大川村ふるさと公社
60
梼原町
53
国(中筋川ダム管理用)
300
県(桐見ダム管理用)
600
住友共同電力株式会社
150
3,509
3,770
馬路村
145
NPO法人いきいきみはら会
116
3,865
4,535
4,685
5,485
95
山田堰井筋土地改良区
670
県(土佐町)
50kW×3箇所=150kW
掘り起こし
100kW×3箇所=300kW
50kW×10箇所=500kW
掘り起こし
<参考>前回示した目標値
4,535
+150
+800
4,585kW
4,835kW
3 風力発電
前回示した目標値と同じ
中期目標:現在計画のから見込む(2カ所、計51,370kW)
長期目標:2,000kW×8基
・送電網の改善(広域系統運用の強化、送電網の増強)、系統連系の調整機能や電力の地産地消(大
規模蓄電池の開発・価格低下、水素製造、活用技術の進歩、スマートコミュニティ等)が進むことを想
定
中期
長期
目標
目標
H26年度H27年度H28年度H29年度H30年度H31年度H32年度H33年度H34年度H35年度H36年度H37年度
現行
風力発電
四国電力 (室戸市)
県(野市)
36,150
250
1,500
県(大豊)
1,200
梼原町
1,200
葉山風力発電所
20,000
大月ウィンドパワー
12,000
民間事業者(大豊町)
2000kW×8基
35,900
68,900
87,270
87,270
87,270
87,270
87,270 103,270 103,270 103,270
廃止
県(甫喜ヶ峰)
民間事業者(大月町)
36,150
廃止予定
33,000
18,370
+16,000
4 木質バイオマス発電
〔導入にあたっての基本方針〕
既存の木質バイオマス施設への安定供給を図りながら、今後の木質バイオマス発電の導入は、
燃料調達リスクの軽減や地域完結型のエネルギー循環を促す趣旨から、平成27年4月からの新
しい売電区分である2,000kW未満の小規模未利用木材(40円/kW)による熱電併給システムを想
定した目標設定とする。
【確認ポイント】 「発電システムの安定性・信頼性」「燃料チップの安定供給(量、単価、含水率、
形状)」「安定的な熱供給先(売熱収入)の確保」「事業主体・運営主体の姿勢」
【出力別の熱電併給システム】 ※は熱利用先
(2,000kW)
「蒸気タービン」
(600kW ~ 2,000kW)
「オーガニック・ランキン・サイクル(ORC)システム」
※発電のみ
※本格的な地域熱供給(2,000世帯)、製材乾燥、大規模リゾート など
(~600kW)
「ガス化発電、ガスエンジン」
※小規模地域熱供給(100世帯)、温浴施設 など
中期目標
・1,000kW×1カ所
・具体的な箇所は未定
長期目標
・500kW×2カ所
・具体的な箇所は未定
4 木質バイオマス発電
現行
(平成26年度)
中期目標
(平成32年度)
長期目標
(平成37年度)
木質バイオマス発電(専焼)
12,750kW
13,750kW
14,750kW
土佐グリーンパワー
6,250kW
グリーンエネルギー
6,500kW
1,000kW
1,000kW×1カ所
1,000kW
500kW×2カ所
木質バイオマス発電(混焼)
20,205kW
※固定価格制度のバイオマス比率を考慮した設備認定容量(発電出力のうち、バイオマス燃料の熱量比率を乗じた出力)
<参考>
平成26年度
平成31年度
平成33年度
平成37年度
61万㎥
78万㎥
81万㎥
90万㎥
製材品出荷量
23.3万㎥
27.4万㎥
28.4万㎥
28.4万㎥
木質バイオマス利用量
35.6万トン
57.3万トン
58.0万トン
60.6万トン
原木生産量
※第3期産業振興計画目標値(平成28年3月のフォローアップ委員会まで決定値ではありません)
5 電力自給率
現行
(平成26年度)
中期目標
(平成32年度)
長期目標
(平成37年度)
199,130kW
482,735kW
800,019kW
小水力発電
3,509kW
4,685kW
5,485kW
風力発電
36,150kW
87,270kW
103,270kW
木質バイオマス発電(専焼・混焼)
32,955kW
33,955kW
34,955kW
271,744kW
608,645kW
943,729kW
539百万kWh
966百万kWh
1,366百万kWh
太陽光発電(大中規模、小規模)
合計
新エネ発電電力量
県内消費電力量
新エネエルギー電力自給率
4,559百万kWh
11.8%
21.2%
30.0%
540,550kW
544,050kW
544,050kW
再生可能エネルギー発電電力量
3,033百万kWh
3,478百万kWh
3,878百万kWh
再生可能エネルギー電力自給率
66.5%
76.3%
85.1%
水力発電(1,000kW以上、純揚水除く)
○新エネルギーは主として発電設備の導入が進んでいることから電力の自給率に着目し目標値を設定
○新エネルギー電力自給率=新エネルギー発電電力量/県内消費電力量
○再生可能エネルギー電力自給率=(新エネルギー+水力)発電電力量/県内消費電力量
・新エネルギー発電は、太陽光発電、小水力発電、風力発電、木質バイオマス発電(専焼及び混焼)
・再生可能エネルギー発電は、上記に水力発電(1,000kW以上、純揚水発電除く)を加える
・発電電力量は、設備規模×稼働時間(8,760時間)×設備利用率にて算出
・設備利用率は、太陽光発電:13%、小水力発電:60%、風力発電:20%、木質バイオマス発電:80%、
水力発電(30,000kW未満):60%、水力発電(30,000kW以上):45%を用いた
・県内消費電力量は、平成21~25年度の平均を用いた
5 電力自給率
新エネルギー電力自給率
国より前
倒しで
22%達成
35.0%
地熱
30.0%
木質バイオマス発電(国はバイオ
マス発電)
再生可能エネルギー電力自給率
30%
達成
90.0%
85.1%
30%
76.3%
80.0%
風力発電
5.4%
<参考>
70.0%
66.5%
小水力発電(国は水力発電)
25.0%
22%~24%程度
60.0%
太陽光発電
21.2%
4.0%
0.6%
20.0%
1.0~1.1%程度
5.2%
3.4%
0.5%
5.4%
4.0%
0.6%
20.0%
5.1%
1.4%0.4%
5.0%
12.1%
54.7%
55.1%
55.1%
H26年度
H32年度
H37年度
基準年
中期目標
長期目標
50.0%
3.7~4.6%程度
5.2%
1.7%程度
15.0%
11.8%
3.4%
30.0%
0.5%
10.0%
8.8~9.2%程度
20.0%
20.0%
5.1%
40.0%
10.0%
5.0%
1.4%
0.4%
12.1%
7.0%程度
0.0%
5.0%
0.0%
H26年度
H32年度
H37年度
H42(2030)
基準年
中期目標
長期目標
国 電源構成
水力発電
太陽光発電
風力発電
木質バイオマス発電
小水力発電
6 地域振興に関する指標
・新エネルギーの導入量の他、地域振興に関する指標を設定
・新エネルギー発電事業について、主体が地域や県内事業者であることや事業者が地
域貢献・地域振興の取組を実施することにより、地域の活性化につながることから下記
の指標により進捗管理を行っていく。
※なお、今後把握していくことから目標値は設定しない
項目
地域事業主体
指標
地域や県内事業者が事業主体となった新エネルギー発
電事業者の数(太陽光発電事業者を除く※)
※太陽光発電事業者については、参考値として把握に
努める
地域貢献・地域振興 地域貢献、地域振興に取り組む新エネルギー発電事業
者の数(今後事業を実施する者)
・太陽光発電事業については、既に設備認定を受け事業主体が確定している事業者が大半と思われることから参考値とするもの