開成合格おめでとう!! 小原君・中塚君 インタビュー 水戸アカデミー 合格おめでとうございます。既に開成高の勉強がスタートしているよう ですが、まずは、水戸アカデミーに通ったメリットは何でしょう。 小原君 首都圏向けのコースがあったことです。学校だと県立高校志望の人と首 都圏にチャレンジする人がいっしょのクラスで授業を受けるので、首都 圏向けの勉強はしません。でも、水戸アカだと県立と首都圏との区切り をつけてくれているし、首都圏を受ける仲間がたくさんいて、その中で 勉強できるところがいいと思いました。 中塚君 先生方のアドバイスをいろいろなところで得られました。困ったときに 先生方によく助けてもらいました。また予習の癖がついたのが重要なこ とだったのかなと思います。 水戸アカデミー いま予習の話が出ましたが、他塾にはない予習の意義は何だと思います か。 小原君 宿題だったら一回学校で学んだことの復習なので、すんなり出来るので すが、予習だったら、今まで全く知らないようなことを自分で調べ解か なければなりません。自分で調べて考える癖がついたのが予習をやって よかったところです。 中塚君 予習をしてから授業に臨むと、授業で初めて勉強の内容を扱うよりも広 がりが見えてきます。また、予習をやらずに受ける授業よりももっと発 展的なことも学べます。予備知識をつけてから授業に臨むことが予習の 意義なのではないでしょうか。 水戸アカデミー さて、授業が県立レベルの内容から、灘高・開成高レベルの難問へと移 行する中で感じたことは、どのようなことでしょう。 中塚君 通常授業で基礎を徹底的にやっていたわけですが、それが応用に発展し ていったときに前半の基礎力が生きました。そこが重要だったのではな いかと思います。 小原君 僕は基礎ができていなかったのに難関高の問題を解き始めたので、そこ が不安でした。だから家や学校で県立レベルの内容をやりつつ、塾の予 習をメインにするやり方にしました。 水戸アカデミー やはり県立レベルの基礎的なところは固めておくというのがポイントに なるわけですね。では、学校の授業と水戸アカデミーの授業との違いは どういうところでしたか。 小原君 国立難関の授業と学校の授業を比べた時に、少人数の国立難関は細かい ところまで解説をしてくれるところが違いました。学校だと、全部解説 すると時間が足りなくなるので、多くの生徒ができなかったところを解 説していくのですけど、国立難関の数学でいうと僕だけできなかった問 題にも解説してくれたのはとてもありがたかったです。 中塚君 予習型なので、水戸アカデミーの授業では問題を解く時間よりは解説が 多く、そこから発展的な内容まで扱ってくれます。そういった点は学校 とは違います。国立難関は扱う問題も灘高、開成高レベルなので、より 発展的なことも学べました。 水戸アカデミー 開成高を受験しようと思ったきっかけは何でしたか。 中塚君 昨年の9月に開成の文化祭に行きました。そこで学校の雰囲気とか生徒 たちの様子を実際に見て、これはいいなと思い、ぜひともここに行って みたいと思いました。この時受験する気持ちが固まりました。 小原君 僕も1年生と2年生の時に開成の文化祭に行きました。1年生の時から いい学校だと思っていたのですが、僕の実力に問題があったので不安で したが、水戸アカデミーに通うようになって成績が上がってきたので、 もしかしたらいけるのではないかと思いました。そこが受験を決めたポ イントでした。 水戸アカデミー 2月に開成高校入試に挑戦したわけですが、いちばん辛かったことはど んなことでしたか。 中塚君 ずっと順調に点数が上がってきたわけではないので、精神的な面で自分 に勝てるかどうかという点がハードでした。 小原君 入試直前になって模試の成績が落ちてきて、このまま調子が下がってい ったらやばいんじゃないか…そう思うことが一番辛かったです。国立難 関コースの4人で早稲アカの正月特訓を受けたのですが、早稲アカでの 1月1日のテストも全然点数が取れなくて、勉強しても結果につながら ない。そのうちとうとう模試もなくなって本番を迎えることになって。 悪くなりだしたところから入試の日までが個人的には厳しかったところ です。 水戸アカデミー 辛い時に心の支えになったものは何でしたか。 小原君 国立難関のクラスの仲間が一緒にいて、一緒に勉強していたことが僕の 一番の心の支えになりました。 中塚君 国立難関クラスは少人数だった分だけみんながまとまっていて、年末か ら正月は5日間一緒に早稲アカの正月特訓を西日暮里まで受けに行った ほどです。また、水戸アカの先生がいろいろと受験のアドバイスをして くれたことが心の支えになりました。 水戸アカデミー 実際に受験してみて、開成の雰囲気はどうでしたか。 小原君 休み時間に勉強している人もいたのですが、リラックスしている人も結 構いて、みんな余裕なのかなあ、焦っているのは僕だけかな、これはや ばいという気持ちになりました。1科目終わるごとに、ここはだめだっ たな、もしかしたらこうやったら解けたかもしれないとか、こう書けば 点数をもらえたかなとか思っているところで、受験と関係ない本を読ん でいたりしている人を見て精神的に追い詰められました。 中塚君 周りの人たちが真剣味を帯びていて、熱気を感じました。 水戸アカデミー 実際に問題を解いてみてどうでしたか。何が難しかったですか。 中塚君 数学の最終問題では、問題文が長くてまともに解いていたら時間が足り なくなる。どのように時間配分するのかが勝負になったのだと思います。 これは今まで勉強してきた数学の問題ではなく、立体図形の本質を問う ような問題でした。 小原君 国語の記述で、最初から1問ずつ解いていったのですが、途中で時間ぎ りぎりになってしまって焦って解いてしまい、個人的には国語が厳しか ったです。 水戸アカデミー 問題を解く上で注意したことはどんなことでしたか。 小原君 英語では1月のシミュレーションテストで最初の長文問題から解いてい ったら時間が足りなくなったので、リスニングの前に文法問題を解いて、 リスニングの後で長文を解くという時間配分を決め、そして過去問で試 してみて、手ごたえをつかみました。 中塚君 理社については例年のレベルだったのですが、社会は問題量も多く、知 識問題で落とさないように、ケアレスミスに特に注意しました。英語は 時間配分が重要だと思うのですが、長文が3題あったのでリスニングの 前までにどれだけ終わらせられるかを考えて解くようにしました。 水戸アカデミー 二人とも筑波大附属高校にも合格しましたが、開成高校と筑波大附属高 校ではどちらのほうが入試に挑みやすかったでしょうか。 小原君 難しくて問題数が少ない開成の方がやりやすかったです。なぜかという と、レベルが落ちてしまうと、僕はケアレスミスとか出しやすいので、 やり方がわかっていても間違ったりするわけです。そうすると、周りの 人がいっぱいできているのに自分だけできないことになりますが、難し い問題ならばみんなできないわけで、難しい問題が多い方が個人的には 向いていると思います。 中塚君 僕も同じなのですが、筑波大附属高の問題などは速さと正確さが求めら れるのに対し、開成の方が1題にかけられる時間も多い。そういう点で は筑波大附属高の方が焦ってやらないと終わらない感じなので、僕はじ っくり考えられる開成の方が解きやすかったです。 水戸アカデミー 高校受験を通して自分が一番成長したと思われる点は何でしょうか。 中塚君 最終的には自分の精神力です。自分が正直行きたいという気持ちがない と最後まで踏ん張れない。勝負所で大切な精神力の重要さを知ることが できました。 小原君 受かるために好きなことを我慢できたことが一番変わったと思います。 今まではやりたいと思ったら、勉強やって宿題やった上で時間を作って 遊んでしまうみたいな感じだったのですけれど、とりあえず受験までは 好きなことをやめる。それが長い期間を通してできるようになりました。 何かをあきらめないと大切な物は得られない。だから、時に何かは捨て ないといけないということを学びました。 水戸アカデミー これから開成を目指そうとしている後輩へのアドバイスをお願いします。 中塚君 自分の志望校はまず必ず見に行くこと。モチベーションが変わります。 勉強するときのやる気も変わってきます。目標が明確になります。 小原君 模試はできるかぎり受けた方がいいと思います。自分の位置がよくわか るだけでなく、成績が落ちてきたときに今までと同じ勉強でいいのかと いう危機感をもつようになるし、またやる気になることもできます。 水戸アカデミー 将来の夢を聞かせて下さい。 中塚君 医師になるのが夢です。個人的には遺伝子の研究をしたいと思っていま す。難病を解明してみたいと思っています。 小原君 まだ決まっていないのですが、今は夢を狭めないで大きな選択肢をもっ ておきたい。先に行けばおのずと決まってくるようなことがあるかもし れないので、今は可能性をつぶすことだけは避けたいと考えています。 水戸アカデミー ありがとうございました。 インタビューを終えて 昨年の3月から小原君と中塚君の授業を担当しましたが、その頃はまだ首都圏難関高を 受験するだけの基礎力がついていませんでした。今回、このインタビューで開成高校や筑 波大附属高校の彼らの入試問題分析力に舌を巻きました。彼らの成長に驚きました。人は 本気になればこんなにも成長できるのだと、改めて教えられた気がします。 今後は、二人の更なる成長を見守りたいと思います。 追記 水戸アカデミーの平成27年度進学資料(秋冬号)の開成中学校・高等学校、柳沢 幸雄校長インタビュー記事が開成高校のホームページに掲載されています。グーグルで「開 成高校 水戸アカデミー」で検索して頂ければ、その内容をご覧になることが出来ます。 開成中学校・高等学校が認めた水戸アカデミーの校長インタビューです。
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