食産業地域物流調査実証事業募集要領 1 事業の趣旨 地域の旬な食材を、生産者等と飲食店の顔が見える形で取引を行う少量物流システムの構築を図 り、生産者の所得向上、生産意欲向上、地域の美味しい食材を提供する飲食店のさらなる増加等、 食産業における地域の課題解決につなげていくことを目的として、新しい地域物流システムの構築 に向けた実証的な調査を行うものです。 この事業を盛岡広域振興局(以下「振興局」という。)と協働で実施していただく方を募集し ます。 2 事業の内容 (1) 事業名 食産業地域物流調査実証事業 (2) 委託期間 平成 28 年 4 月(委託日)から平成 28 年 3 月 15 日まで (3) 事業内容 盛岡広域管内の生産者等及び飲食店の取引実態や販売に関する現状を把握し、流通・販売 手法等の少量物流システムを検討するとともに、物流実証による検証を行うこと。 ア 現状の把握 盛岡広域管内の生産者等及び飲食店に対するヒヤリング等を行い、地域内の生産者等及 び飲食店間の取引実態や販売に関するニーズ等を把握・整理を行うこと。 イ 物流実証調査のための検討 物流拠点の設定や生産者等と飲食店をつなぐ受発注から流通、納品までの少量物流シス テムを検討するとともに、生産者への説明など関係者間の調整を行うこと。 ウ 物流実証調査の実施 (ア) 実施時期 平成 28 年8月~11 月(週2便以上) (イ) 調査範囲 原則的に盛岡広域管内の生産者等から盛岡市の飲食店への物流とする こと。 (ウ) 対象事業者 上記(イ)で調整した生産者等 10 社以上×8 市町、飲食店 20 者以上 エ 実施結果の取りまとめ 委託業務の実施結果について、内容及び実績が具体的に確認できるものを取りまとめ振 興局へ報告すること。 オ その他 地域内の少量物流システムの構築につながる活動 3 予算額 1,872 千円(税込) ※上記金額は現時点の見込みであり、今後の予算編成の状況により変更する場合がある。 委託予定額に変更が生じた場合は、速やかにその旨を連絡する。 また、平成 28 年度岩手県一般会計予算が議決されなかった場合は、業務委託手続きにつ いて停止の措置を行うことがある。 4 参加資格 事業内容の実績を有する以下の要件を満たす者とします。 【共通要件】 (1) 参加者の資格要件は次のとおりとします。 ア 参加者は、単独の法人その他の団体又は複数の法人その他の団体であること。また、参 加者は盛岡広域管内に事務所を有する団体であること(複数の法人その他の団体の場合は、 いずれかの団体が盛岡広域管内に事務所を有すること) 。 イ 複数の者による共同提案も認めるが、その場合、代表となる法人その他の団体(以下「代 表団体」という。 )を定めたうえで応募するものとし、発注者との契約の当事者は当該代表 者とする。 また、共同提案の場合は、団体又は構成員が委託業務の実施上果たす役割を明らかにす ること。 (2) 盛岡広域振興局等関係機関と連携し、事業にあたることができること。 (3) 盛岡広域管内の生産者、食品加工業者、物流事業者などと連携し、事業にあたることがで きること。 (4) 当業務の実施にあたり、発注者の要請に応じ迅速かつ円滑に事務処理ができること。 (5) 一応募者一提案に限ること。単独で企画提案した参加者は、共同提案の構成員となること はできないこと。 (6) 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当しない者であるこ と。 (7) 民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)に基づき再生手続開始の申立てをしている者若し くは再生手続開始の申立てがされている者(同法第 33 条第 1 項に規定する再生手続開始の決 定を受けた者を除く。 )又は会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づき更生手続開始の 申立てをしている者若しくは更生手続開始の申立てがされている者(同法第 41 条第 1 項に規 定する更生手続開始の決定を受けた者を除く。)でないこと。 (8) 事業者の代表者、役員(執行役員を含む。 )又は支店若しくは営業所を代表する者等、その 経営に関与する者が、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号)第2条第6号に規定する暴力団員又は暴力団(同法第2条第2号に規定する暴力団をい う。以下同じ。 )若しくは暴力団員と密接な関係を有している者でないこと。なお、県は、事 業者の役員等が、暴力団員等であるかどうかを警察本部に照会する場合があること。 (9) 参加資格確認申請書類の提出の日から委託候補者を選定するまでの期間に、県から一般委 託契約に係る入札参加制限措置基準(平成 23 年 10 月5日出第 116 号)に基づく入札参加制 限又は文書警告に伴う入札に参加できない措置を受けていない者であること。 (10) (9)までの期間に、県から県営建設工事に係る指名停止等措置基準(平成 7 年2月9日建振 第 281 号) 、建設関連業務に係る指名停止等措置基準(平成 18 年6月6日建技第 141 号) 、 物品購入等に係る指名停止等措置基準(平成 12 年 3 月 30 日出総第 24 号)などに基づく指 名停止又は文書警告に伴う非指名を受けていない者であること。 【特定非営利活動法人に関する要件】 (1) 特定非営利活動促進法第 2 条第 1 項に定める別表の4「観光の振興を図る活動」 、6「学 術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動」、16「経済活動の活性化を図る活動」及び 19「前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動」に 該当する活動を行うこととしていること。 (2) 同法第 29 条による事業報告書等の提出がなされていること。 【任意団体に関する要件】 (1) 不特定多数のものの利益の増進に寄与することを目的とする団体であること。 (2) 団体を構成する会員が 10 名以上いること。また、入会について不当な条件を設けていな いこと。 (3) 宗教活動や政治活動を主たる目的とした団体でないこと。 (4) 特定の公職者(候補者を含む) 、または政党を推薦、支持、反対することを目的とした団 体でないこと。 (5) 会則等があり、それに従って組織運営が行われていること。 (6) 団体の全ての役員が成年被後見人及び被保佐人並びに破産者で復権を得ない者ではない こと。 5 募集する企画提案の内容 食産業地域物流調査実証事業企画提案仕様書のとおり。 6 企画提案書の提出 (1) 受付期間 平成 28 年 3 月 18 日(金)~3 月 31 日(木) (午後 5 時必着) (2) 提出書類 次の書類を各1部提出してください。 ア 食産業地域物流調査実証事業企画提案書(別紙様式1) イ 事業従事者動員計画(別紙様式2) ウ 組織等に関する調書(別紙様式3) エ 見積書(別紙様式4に基づき作成のこと。様式任意) (3) 応募方法 持参又は簡易書留で郵送してください。 (eメール、ファックス及び宅配便は不可) (4) 提出先及び問い合わせ先 盛岡広域振興局経営企画部産業振興課(盛岡地区合同庁舎3階) 〒020‐0023 岩手県盛岡市内丸 11-1 ℡019-629-6511 7 選考方法 (1) 選考 選考組織を別途設置し、 (3)に示す日程で選考を行います。 (2) 選考基準 以下の基準により、審査を行い、受託者を選考します。 ア 企画提案内容全体に関して 企画提案内容が的確で、具体的かつ現実的なものであること。 イ 個別事項に関して (ア) 現状の整理 効果的な現状把握内容であること。 (イ) 物流実証調査のため検討 物流の効率性やコストの低減が図られる仕組みであること。 利用しやすい魅力的な物流システムであること。 (ウ) 物流実証調査の実施 効果的な調査内容であること。 (エ) 実施結果の取りまとめ 具体的かつ計画的な内容であること。 ウ 業務遂行能力に関して 実施体制が整っていること、過去に類似の事業を実施した実績があること、または実績 はないが、団体としての活動状況や組織構成等から十分な専門的能力があると判断できる こと。 また、見積りの内容が的確であり、予算の範囲内で見積りが行われていること。 エ その他 その他、特に加算すべき優れた内容が認められること。 (3) 選考日時、場所 平成 28 年 4 月中旬(別途通知する) (4) 応募者による説明 応募者は選考の際に口頭での補足説明を行うこと。 ア 説明時間 1 者あたり 15 分程度、質疑応答を含む。 (説明の順番は別途連絡する。 ) イ 説明者 1 者あたり 1 名とする。 ウ 説明方法 企画提案書を基に口頭のみの説明とし、パソコン等の持ち込みは不可とする。 エ 持参資料 不要。説明当日の追加資料提出は不可とする。 (5) 選考結果の公表 ア 時期 平成 28 年 4 月中旬~下旬(予定) イ 方法 応募者全員に文書通知するとともに、岩手県ホームページ上で公表します。 8 企画提案に係るその他事項 (1) 企画提案に要する費用の負担 応募者の負担とします。 (2) 応募書類の返却の可否 返却しません。応募者は、あらかじめ提出書類の写しをお取りください。 9 振興局と受託者との役割分担 契約締結後に、振興局と受託者で事業スケジュール、役割・業務分担を協議することとしま すが、おおまかな分担は以下のとおりです。 (1) 振興局の役割 ① 実施にあたっての関係団体等との意見調整、事業打合せ会議の開催 ② 事業進捗の管理 (2) 受託者の役割 ① 事業実施計画の作成、当該事業の実施、成果の取りまとめ ② 関係事業者との連携協力 ③ 事業打合せ会議での情報提供、企画内容に関する協議のとりまとめ等 10 受託者決定後の契約について 振興局と受託者との間で、仕様書の内容等を協議のうえ、契約事務を取り進めます。 したがって、当初提出していただいた見積書の額が、契約額とならない場合があります。 (1) 契約保証金 契約金額の 100 分の 5 以上の額とする。ただし、免除となる場合があります。 (2) 契約となった場合の委託料の支払方法 原則精算払いとします。ただし、事業の執行計画等に応じて、部分払、前金払が可能とな る場合があります。
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