「特殊詐欺多発警報」 特殊詐欺多発警報」の発令 本年2月1日から2月20日まで、県内全域に「特殊詐欺多発注意報」を発令し、主に電 子マネーによる被害への警戒を呼びかけていたところですが、特にここ数日、県内で還付金 名目や架空請求による詐欺被害の申告、不審電話等の相談が相次いでおり、今後も特殊詐欺 被害の発生が懸念されることから、「滋賀県子ども、女性、高齢者等を守る犯罪多発警報等 発令制度」に基づき、下記のとおり、「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議 会長(滋賀県知事)名による「特殊詐欺多発警報」を発令します。 記 1 多発警報の発令期間等 発令期間:平成28年3月17日(木)から3月26日(土)までの10日間 発令地域:県内全域 2 被害の発生状況 (1) 平成28年1月~3月16日 被害件数28件(昨年同期比 +9件) 被害額約4,747万円(同 -約4,656万円) 内訳:オレオレ詐欺 3件 架空請求詐欺 22件 還付金等詐欺 3件 (電子マネー被害:15件 、約517万円) (2) 平成28年3月中(3月16日現在) 被害件数11件(昨年同期比 +7件) 被害額約1,440万円(同 -約204万円) 内訳:オレオレ詐欺 1件 架空請求詐欺 7件 還付金等詐欺 3件 (電子マネー被害:5件、約289万円) 3 対策 (1) 県民総ぐるみによる広報啓発活動の推進 ア 県、市町、「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議等の関係機関・団 体の広報媒体(広報誌、機関誌、有線放送、ホームページ等)を活用した広報活動を 推進します。 イ 各自治体、関係機関団体、防犯ボランティア等と協働した被害防止啓発活動を推進 します。 (2) コンビニエンスストア等電子マネー販売店への協力依頼 ・電子マネー購入者への声かけの徹底と啓発チラシの配布 ・不審点がある場合の警察への通報 ・店員による声かけ訓練の実施 (3) 高齢者への注意喚起(警察の対策) 高齢者宅への個別訪問による注意喚起を実施します。 (4) 金融機関等事業者への協力依頼(警察の対策) 金融機関や宅配事業者に対し、現金の引き出しやレターパック等を利用する高齢者等 への声掛けの徹底を依頼します。 (5) 電話撃退装置貸出し事業の積極的運用(警察の対策) 特殊詐欺電話撃退装置の貸出し事業を実施中のところ、広報啓発を通じて事業のさら なる周知を図り、貸出し事業の積極的な運用を図ります。 (6) 取締り活動の強化(警察の対策) 県民に早期の通報と捜査への協力を呼びかけ、騙されたふり作戦等による事件検挙の 強化に努めます。 4 知事からの緊急メッセージ 現在、県内で特殊詐欺被害が多発しています。 「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議は、本年2月1日から2月 20 日 まで、県内全域に「特殊詐欺多発注意報」を発令して、主に電子マネーによる被害の防止 について、県民の皆様に注意喚起を促していました。ところが、ここ数日、還付金名目や 有料サイトの料金未納名目の被害申告が相次ぎ、また、不審電話の相談も多数寄せられて おり、今後もさらに被害が発生することが懸念されています。 特殊詐欺は、県民の大切な財産を理不尽に奪う卑劣で許しがたい犯罪です。何としても 根絶したいところですが、昨日現在の県内の被害は、昨年同期を9件上回る28件、被害 額は約4,700万円を超えており、これ以上被害者を出すわけにはいきません。 そこで、本日、県内全域に「特殊詐欺多発警報」を発令し、県民の皆様や金融機関・電 子マネー販売店・宅配業者等の事業者の方々と一体となった、県民総ぐるみによる特殊詐 欺の根絶を呼びかけます。 県民の皆様におかれては、市役所等の職員を騙る「医療還付金等」の電話や、電子マネ ーによる有料サイト利用料の支払要求などは全て詐欺と疑って注意していただき、必ず警 察やご家族など身近な方に相談していただくことはもとより、周囲の方の様子も気にか け、被害に遭わないよう呼びかけていただきますようお願いします。 平成28年3月17日 「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議会長 滋賀県知事 三日月 大造 ※ 犯罪発生状況等 犯罪発生状況等につきま 況等につきましては につきましては、 しては、滋賀県警察本部生活安全企画課にお 滋賀県警察本部生活安全企画課にお問 にお問い合わせくださ わせくださ い。
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