愛西市人口ビジョン【概要版】 (ファイル名:zinkoubizyon_gaiyou

愛西市人口ビジョン
期間:2015 年~2040 年
人口ビジョン
(概要版)
市の将来展望人口
本市における人口の現状を分析するとともに、人口に関する市民の認識を共有しながら、2040 年までの将来展望人口と今後めざすべ
き将来の方向性を提示する。
パターン1
(社人研
推計)
市の現状分析
<総人口> ○人口は平成 12 年をピークに減少傾向にある。
○国、愛知県よりも高齢化率が高く、少子高齢化が進行している。
■国勢調査における総人口の推移(資料:国勢調査)
■年齢3区分別人口の推移(資料:国勢調査)
(人)
パターン2
15歳未満
15~64歳
(合計特殊
出生率向上)
65歳以上
パターン3
(人)
70,000
(合計特殊出
生率向上+社
会移動増加)
50,000
68,000
65,597
66,000
40,000
65,556
64,978
64,216
62,983
64,000
42,781
2010 年の全国の子ども女性比と各市町村の子
ども女性比との比をとり、その比が 2015 年以
降 2040 年まで一定として市町村ごとに仮定し
て推計。
2005 年から 2010 年までの実績に基づいて算出された純
移動率が、2020 年にかけて概ね 1/2 に縮小すると仮定
して推計。
合計特殊出生率を 2040 年までに 1.8(国民希
望出生率)に上昇させると仮定して推計。
パターン 1(社人研推計)と同様。
パターン 2 と同様。
パターン 1(社人研推計)をベースに、転入超過の傾向
がある 10 歳未満と 30 歳代、40 歳代前半の年齢層につ
いて、直近(2005 年~2010 年)の純移動数と同じ人数
分、継続して増加すると仮定して推計。
(子育て世帯の
転入が現在のまま今後も 2040 年まで継続する。
)
39,771
(人)
16,100
20,000
14,319
11,208
60,000
5,137
10,000
58,000
56,000
S55年
44,973
社会移動の仮定
30,000
63,143
61,337
62,000
45,702
44,830
42,701
40,100
出生の仮定
S60年
H2年
H7年
H12年
H17年
65,000
15,690
12,881
9,799
10,670
7,105
8,714
9,944
9,885
9,496
H2年
H7年
H12年
H17年
H22年
63,500
63,500
5,963
S55年
S60年
63,917
61,545
0
H22年
64,978
62,774
61,758
60,000
59,592
(人)
800
56,103
パターン1(社人研推計)
545
600
400
271
200
204 212 224 182
136
83
100
59
359
165
42 79 32
87 83 80
1.4
111
129
336
-200
出 生
1.42
死 亡
1.38
1.18
S58年 S63年
~62年 ~H4年
H5年
~9年
H10年
~14年
H15年
~19年
H20年
~24年
<社会動態>
○社会動態は、増減を繰り返しているが減少傾向が強くなっている。
○都市近郊の市へ人口が流出している。特に 10 歳代後半から 20 歳代にかけて、進学・就職を機に市外に出る人が多い。
■転入数・転出数の推移(資料:地域経済分析システム(RESAS(リーサス)
)
2,600
400
2,615
1,760
2,216
1,600
1,745
0
1,100
600
399 397
521
-200
194 107
84 116
100
-66
-400
H7
8
9
151
66
-212
-62
-173
70 140
-144
-15
-250
-15
-400
5-9歳 10-14 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-79 80-84
0-4歳
85歳以
→
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
→5-9
上→90
10-14 →15- →20- →25- →30- →35- →40- →45- →50- →55- →60- →65- →70- →75- →80- →85歳
歳以上
歳
19歳
24歳 29歳 34歳 39歳 44歳 49歳 54歳
59歳 64歳 69歳 74歳 79歳 84歳 89歳
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
転入-転出
転 入
転 出
2040年
1.自然減を抑制する取組
若者への結婚支援、子育て支援施策等を推進することで、子どもを産み、育てやすい環境にし、段階
的な合計特殊出生率の上昇を目指す。
200
2,100
2035年
本市人口の将来展望においては、次のような方向性を掲げ、出来る限り人口減少に歯止めをかけ、活
力ある、持続可能な地域づくりを実現していくこととする。
■平成 17 年から平成 22 年の男女別・年齢別純移動数(資料:国勢調査をもとに算出)
(人)
2030年
今後めざすべき将来の方向性
(人)
3,100
2025年
何も対策を講じない場合(パターン 1)に 2040 年で 50,111 人になる人口が、合計特殊出生率を段階的
に 1.8 まで上昇させること(パターン 2)で 52,678 人となる。また、現在転入超過傾向にある 30 歳代~
40 歳代前半とその子どもにあたる 10 歳未満の年齢層において、現在のままの社会移動を維持できれば
(パターン 3)
、2040 年の本市の人口は 56,565 人となり、何も対策を講じない場合(パターン 1)の推計
結果と比較して約 6,500 人の増加が見込める。
1.25
1.0
S55 56 57 58 59 60 61 62 63 H1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
2020年
※社人研:国立社会保障・人口問題研究所
1.31
1.2
-94 -79
-130-131
-160
-192-217
-263-279-296
2015年
資料:国提供の推計ワークシートにより推計
1.39
1.36
-5 -29
2010年
1.51
1.44
0
0
出生-死亡
1.53
52,678
50,111
50,000
全国
1.57
1.48
303
263
360
1.73
1.6
540
405
53,085
パターン3(合計特殊出生率向上+社会移動増加)
愛知県
1.8
56,565
パターン2(合計特殊出生率向上)
愛西市
1.81
765
57,943
54,850
55,000
2.0
655
-400
57,209
■合計特殊出生率の推移(資料:人口動態保健所・市町村別統計)
1,000
59,562
58,996
<自然動態> ○出生数が減少傾向にあり、平成 15 年以降は自然減が続いている。
○30 歳代前半までの未婚率が高く、合計特殊出生率も国、愛知県に比べて低い状況にある。
■出生数・死亡数の推移(資料:都道府県・市区町村のすがた)
61,251
男性
226
42
-39
-207
-161
-33
100
63
-21
-13
-21
5
-5
-7
-21
0
-1
女性
157
72
-7
-147
-140
-113
159
-7
18
-12
16
-33
-40
-3
-17
39
18
-4
計
383
114
-46
-354
-301
-146
259
56
-3
-25
-5
-28
-45
-10
-38
39
17
-17
-13
2.社会減を抑制するとともに、社会増を促進する取組
暮らしやすさや自然に囲まれた良好な環境等を市内外にPRすることで、子育て世帯の転入を促進し、
社会増を図る。また、高校・大学卒業後に本市を離れる人が多いことから、雇用の創出等市内で働ける
環境の整備や就職支援等を進めることで、若い世代が帰ってこられる愛西市としていく。
3.人口減少・高齢化に対応する取組
今後、高齢化は避けられないことであり、前述の 3 つの推計パターンではいずれも 2040 年の高齢化率
が 3 割を超えることとなる。そのため、見守り・支え合える地域コミュニティづくりや安全な地域環境
づくり、人口規模に応じたまちづくり等への対応を進め、今後到来する人口減少・超高齢社会に備える。