飲料の中の添加物 ひろめ隊で GO!46号で、飲料に含まれる食品添加

・ 酸化防止剤・・・油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくする。ビタミン C やソル
ビン酸と書かれています。
・ 酸味料・・・食品に酸味を与える。
・ 保存料・・・カビや細菌などを抑制し、保存性をよくする。安息香酸ナトリウムや亜硫
酸ナトリウムと書かれています。
また、「無果汁ジュース」といって、果汁が一滴も入らないのに果汁の味がする添加物で作
られたジュースも多く出回っています。
意外に多い!! 飲料の砂糖
ジュースやスポーツドリンク、コーラなどに含まれる砂糖の量を知っていますか?
缶コーラ (250ml)
・・27g
角砂糖 7.5 個分
缶コーヒー (250ml)
・・23g
角砂糖 6.5 個分
サイダー (250ml)・
・・23g
角砂糖 6.5 個分
角砂糖 5 個分
スポーツドリンク・・(250ml) ・・18g
7 月に入り、いよいよ夏本番!! これからの季節、
【飲料】は、大人や子ど
もにとっても欠かせないものです。真夏日には、冷蔵庫で冷たく冷やされた
清涼飲料水を一気に飲み干したくなりますね。でもなんだか渇きが癒えな
い・・むしろ、もっともっと飲みたくなってしまう。。そんなことありませ
んか?そうやって 1 日に 1.5 ㍑入りの清涼飲料水を 2,3 本
飲みほす人もいるそうです。
でも、ちょっと待ってください。そんな飲み方
をしていて、からだは大丈夫なのでしょうか?
飲料の中の添加物
ひろめ隊で GO!46号で、飲料に含まれる食品添加物の複合毒性を紹
介しましたが、表示を見ると意外に飲料といえども多くの食品添加物が
含まれていることがわかります。まずは飲料によく含まれている添加物
を紹介しましょう。
普段の生活での汗の量でしたら、水道の水やお茶で十分、水分補給ができます。
例えば、中・高校生が、暑いときに激しい運動をする時は大量の汗によって失わ
れるナトリウムやカリウムなどのミネラル分を補給するためにスポーツドリンク
を飲むのもよいでしょう。しかし、スポーツドリンクの中には、ミネラル分の他
にエネルギー源である「砂糖」や「ブドウ糖」が含まれています。砂糖は高エネ
ルギー食で、消化吸収がよく、余分なエネルギーは脂肪として体内に蓄積されて
しまいます。
最近、赤ちゃん向けにスポーツ飲料が販売されており、普段の水分補給に大量
に飲ませているお母さんを見かけますが、糖分の取りすぎで「肥満」や「虫歯」
になる危険性がありますので、注意しましょう。また、大人でも「ペットボトル
症候群」と呼ばれる急性の糖尿病に陥る事があります。人口甘味料を使ってカロ
リーが低い飲み物も発売されていますが、人工甘味料も食品添加物の仲間です。
副作用をもつものが多く、歴史も浅いので「カロリーが低いから!!」と宣伝に踊
らされ、安易に摂取するのは疑問があります。(ひろめ隊で GO!36号参照)
・ 香料・・・香をつけておいしさを増す。
・ 乳化剤・・・水と油を均一に混ぜあわせるもの
・ 栄養強化剤・・・栄養素を強化する。乳酸カルシウムなど。
・ 調味料・・・うまみを与え、味を調える。グルタミン酸ナトリウムなど。
・ 増粘多糖類・・・飲み物に滑らかな感じや粘り気を与え、分離を予防する。
・ 着色料・・・色をつけることで、美味しそうに見せるため色調を調整する。カラメル
色素やアントシアニン色素など。
・ 甘味料・・・甘味をつける。
イギリスでは、ある暴れん坊の少年の食生活を調査したところ、アイスクリー
ム、ケーキ、チョコレートなど甘いものばかりいつも食べていたそうです。そこ
で、きちんとした食生活に切り替えたところ、暴れたり、友達をいじめたりする
ような「困った行動」がなくなったという報告もあげられています。普段の食事の
中にも砂糖は使われていますし、ソース、ケチャップ、マヨネーズなどの調味料
にも砂糖は含まれています。知らず知らずに砂糖は摂取しているもの。飲み物ぐ
らいは・・気をつけたいですね。
ひろめ隊 H.A
∼高知県南国市∼
3月に私たち食の安全ひろめ隊が主催した長野県上田市の教育長・大塚貢さんの講演会
は、その後各地から問い合わせがあるなど、山梨県内に反響を呼んでいるようです。 そ
うしたところ、高知県南国市にも、学校給食の改革に取り組んだ教育長がいるとの噂を
入手!調べてみました。
今からさかのぼること10年前、南国市教育長の西森善朗さんは、地元南国市でとれ
たお米、特にその風土に根ざした棚田のお米を学校給食に取り入れ、子どもたちに食べ
させることに取り組み始めました。
当時、南国市は田畑に恵まれ、食べ物の生産の現場が身近にあったにも関わらず、子
どもたちがほとんど関心を持っていませんでした。しかも給食で食べているお米は、政
府米。目の前の豊な実りをみんなで味わうことができないのです。そんなことに大きな
疑問を感じ、また、学校給食を通して希薄になった学校への信頼を取り戻したいと考え
ていた西森さんは、教育長になったことをきっかけに食や農業や地域の文化に関心を持
ってもらおうと、思いを実行に移しました。
「地場産米を使った学校給食を」ということが、当時では多くのハードルやリスクがあ
り、それでも周囲の人々に励まされながら、やっとの思いで1997年に実現。しかし、
炊飯は長年のまま、地元業者に委託して炊いてもらっていました。「地元業者との信頼
関係は維持しなければならないが、何とか学校で炊き上げることができないか。」迷い
ながらも、結局話し合いの中で自校炊飯方式に切り替えることに成功します。しかし次
に、新しいガス釜を導入しましたが、釜が重くて持ち上げるのに大変との問題発生。公
費で入れたものですが使い続けることはできないと判断、家庭用の電気炊飯器に切り替
え、各教室で炊くことにします。これが、ものの見事に成功し、驚くほど残飯が無くな
ったそうです。炊き立てのおいしいご飯が食べられることは、お昼になると教室中に広
がるいいにおいとともに、子どもたちの楽しみとなりました。
子どもたちはおいしいものが大好きですから、そのおいしい食べ物に興味が向き、そ
れを作っている地元に関心が向いていきます。今では南国市全域の小学校で取り組ま
ひろめ隊 K.S
れ、各小学校では、さらに進んだ食育を展開しているそうです。
ひろめ隊でGO!46 号において 食の安全 に関するアンケートを
行い、多くの方からお返事を頂きましたので、一部紹介いたします。
* 食の安全 について関心のあることはなんですか?
・子どもたちのからだは、添加物に乳幼児期から反応をするので、
どんなことでも知りたい。
・遺伝子組換え食品、食品添加物は関心があります。子どもはまだ
小学校就学前ですが、「学校給食」は各市町村で違うので、県内各
地の情報が知りたい。
・ 外国産、特に中国産の安全性に不安
・ 最近「安心、安全」とよくいわれていますが、本当に安全なのか不
安です。子どもがなんでも自由に買える世の中、子どもにもわか
る安全なもの、それを学べたら!!と思います。
* ひろめ隊に対して、要望、ご意見などありましたら、何でもお書
きください。
・大人たちが参加して学ぶだけではなく、子どもたちが自ら怖さを
知り、動き出せるような活動をお願いします。
・ 学校給食に、米飯+魚という意見に賛成します。お米の持ってい
るパワーと日本人に合っているものだ!!ということを子ども
たちにも知ってもらいたいです。もっとお米の日(プレーンなも
の)を増やしたい。給食がパンの日だと おなかすいたー とイ
ライラしながら6時ごろ帰ってくる中学生の子ども。本当に頭痛
いです。なんとかならないでしょうか??
こんな時代だからこそ、 食の安全 に対して関心も高く、また、き
ちんとした食品の情報を皆さんが欲しがっていることがわかりまし
た。このアンケートをもとにみなさんのご要望にお応えできるよう
活動を行って参ります。
このチラシに関するお問い合わせは・・・
コープやまなし 組合員活動事務局
TEL;055-243-6340
小林
FAX;055-243-6359
E-mail;[email protected]