第2号 - 青森県立三本木高等学校

TEAM Sanbongi
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進路指導部通信
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発行:青森県立三本木高等学校・附属中学校
進路指導部
平成 27年5月29日発行【第2号】
4月30日(木曜日)
講師:柴田 鉄治 氏
十和田市民文化センターにおいて、今年度の進路講演会を附属中学校と合同で開催しました。講師は、科学
ジャーナリストの 柴田
鉄治先生
でした。柴田先生は東京大学理学部物理学科を卒業後に朝日新聞社に入
社され、東京本社社会部長や科学部長、論説委員を務められた方です。また、南極観測にも2度同行されてお
り、この活動の中で「国境のない、武器のない、パスポートの要らない南極」を理想と掲げ、現在は「南極と
平和」をテーマに全国で講演活動をされています。
今回は、
「南極から人類の将来を考える」と題して、南極探検の歴史や昭和基地での生活、南極観測に同行
されて感じた平和や環境問題に関することについてお話しいただきました。また、柴田先生のご好意で国立極
地研究所へ「南極の氷」を手配していただき、当日は多くの生徒が氷に手に触れ、また南極の氷の「ささやき」
を聞くことができました。
■実施後のアンケート結果(高校生)■
感 想
・ 「世界中を南極にしたい」という言葉が印象に残った。南極は世界中のどの国も平等ですばらしい場所だと思う。
・ 地球の病気をいち早く知らせてくれている南極からヒントを得て、地球を守っていく必要があると思った。
・ アムンゼンの伝記を読んだことがあるので聞いた内容も頭にすんなり入ってきて、南極についてもっと知りたいと思えた講演だった。
・ 新聞記者になることを決めた話が印象的だった。「メディアは常に批判的でなくてはならない」「何よりも二度と戦争をしたくない」と
いう言葉が強く心に響いた。
・ ペンギンに魅せられてもう一度南極へ行ったのは運命的だと思った。ペンギンの歓迎はすばらしいものなのだろうと思った。
・ いつまでも軍事基地がなく、ペンギンたちが自由に走り回ることのできる南極であればいいと思った。
■ 実施後のアンケート結果 (附属中学校)■
感 想
・ 南極では国境がなく、分野や言語を超えて交流していることがとてもよいと思った。(多数)
・ 氷に触ったとき、遠い「南極」に触れたようで不思議な気持ちになった。
・ 地球の病気はまず南極に現れる、南極大陸は地球環境のバロメータという言葉が印象に残った。
・ 南極条約は、はじめ自分の国を守るために作られたが、結果的に南極の未来を守るものになったことが印象深かった。
・ 南極の探検や研究には長い歴史があり、多くの日本人が活躍していることがわかった。
・ 1次隊の人が帰り道氷に囲まれてしまい、緊張関係にあったソ連の船に助けられた場面が印象的だった。
・ 小学校に1度も行ったことがなく学校は戦い方を学ぶ場だったということを聞き、改めて戦争について考えることができた。
講師の 柴田鉄治 先生
南極の氷に触っています →
【お知らせ(高校)】進路指導部年間行事予定表(カラー版)を配布しました。学校ホームページでも見ることができます。