第63回 山鈴運輸株式会社の巻

回目の事業所訪問先
晩 の 冷 え 込 み が 厳 し い 3 月 4 日、
私たちは第
困難な状況となっています。この
民皆保険制度」を存続することが
傾向にあり、
現状のしくみでは「国
れています。
園」があり、多くの人々に親しま
んで有名となった「千葉市動物公
塚」や、レッサーパンダの風太く
最大級の貝塚を有する「加曽利貝
す。区内には、8字形をした日本
誇り、豊かな自然に恵まれていま
同社が所在する若葉区は、千葉
市6区の中でいちばん広い面積を
にお邪魔しました。
長の明確なビジョンのもと、地道
境は厳しい状況でしたが、高橋社
題対策など運送業界を取り巻く環
する中、燃料価格の高騰や環境問
どにより日本経済の低迷が長期化
た。その後、バブル経済の崩壊な
配送業務からスタートされまし
山鈴運輸は、昭和 年5月に設
立され、清涼飲料などのデパート
初めに、同社の歴史についてお
伺いしました。
海上輸送コンテナ貨物の
陸上輸送を主力業務に
ため、同会議では、国民皆保険制
として、千葉市若葉区に所在する
ご存じでしょうか? 正式名称は
「社会保障制度改革国民会議」と
度 を 持 続 可 能 な 制 度 と す る た め、
少子高齢化による人口構造の変
化に伴い、国民医療費は年々増加
た会議です。
年 8 月 ま で の 期 限つ き で 設 置 さ れ
を議論するために、法律により本
事故防止・環境保全など、事業者
で す。 そ れ ゆ え に、 安 心・ 安 全・
国民生活にとって欠かせない存在
立春を過ぎ、街の景色も徐々に
春めいてきましたが、まだまだ朝
実行に期待するところです。
持続可能な社会保障制度の構築と
し て 暮 ら せ る 社 会 の 実 現 の た め、
めの具体策を明示し、国民が安心
る国民医療費の伸びを抑制するた
しているところです。国が増大す
を図るよう公費の投入を強く主張
しているため、受益と負担の均衡
現役世代への負担を過重なものと
健保組合・健保連は、高齢者の
医療を支えている現在のしくみが
供を実現することで、長年にわた
まり、高品質な輸送サービスの提
す。その結果、ビジネス競争力が高
生 ま れ、 仕 事 の 成 果 につながりま
尽力をいただいております。
高 橋 社 長 は 組 合 会 議 員 と し て、
日頃より健保組合の事業運営にご
こととなりました。
時間をちょうだいし取材を始める
した高橋社長に迎えられ、貴重な
回の取材に快くご協力いただきま
業員の方に案内され、応接室で今
「 こ ん に ち は 健 保 組 合 で す!」
と私たちが事務所を訪ねると、従
います。
進したところに本社を構えられて
向かい、六方町交差点を右折し直
ります。
の環境改善活動に取り組まれてお
職を担っておられ、日頃から業界
会千葉支部副支部長など複数の要
ていく」とおっしゃられました。
動向に注視しながら事業を展開し
優しい輸送手段として今後も物量
長距離輸送できる観点から環境に
など安全性も高く、大量の貨物を
今後の展望についてお聞きする
と、
「海上輸送は荷傷みが少ない
を手がけられています。
メーション化された高層式倉庫で
物の陸上輸送で、ほかにもオート
ら港に海上輸送されたコンテナ貨
読者の皆さまは「国民会議」を
高 橋 社 長 が 経 営 手 腕 を 発 揮さ
れ、長年にわたって培ってきたノウ
にはコンプライアンスの遵守が求
するドライバーズミーティング
の皆さま方に充実したサービスが
私たちは、改めて人材育成の重
要性に気づかされました。組合員
られたのだと私たちは感じました。
します。
だき、ご活躍されますようお願い
には引き続き健康に十分留意いた
私 た ち の 想 像 以 上 に、 肉 体 的・
精神的にご負担がかかっていらっ
の増加が見込まれるため、市場の
使用される商品ラック
(棚)の配送
ハウとネットワークを 主 軸 に、 現
められています。
と、トラック協会などが実施する
提供できるよう、今後とも職員の
他人から学び、自己の視野を広げ
そ の 中 で、
「 個 人 の 意 見 を 聞 き、
て い る 」 と お っ し ゃ ら れ ま し た。
ためには“少人数参加型"が適し
個人の意見をより多く発言させる
目 的 な ど に つ い て み ず か ら 考 え、
るようです。
日頃のストレス発散に役立ててい
ルフとのことで、運動不足解消と
はやめられたそうです。趣味はゴ
で、数年前から健康のために飲酒
発見に努められているとのこと
診し健康維持、疾病の予防・早期
健康にはたいへん関心がおあり
のようで、定期的に健康診断を受
うございました。
山鈴運輸の皆さまご協力ありがと
な り ま し た。 高 橋 社 長 を は じ め、
時間を迎え、取材を終えることと
しゃると思いますので、高橋社長
講習会に積極的に参加させ、人材
スキルアップに努めていきます。
同社では、社員のスキルアップ
を目的として、月に数回ほど実施
育成に取り組んでいらっしゃると
特に、成果の上がるミーティン
グを効率的に実施するため、参加
のことです。
話題は変わり、社員教育につい
てお聞きしました。
者は5人~7人程度の少人数制で
ることで、社員一人ひとりの意識
人千葉県トラック協会理事、同協
が向上することに期待している」
自主・自立性を身につけること
は、仕事へのやりがいや責任感が
とつけ加えられました。
最後に、社長ご自身の健康管理
についてお聞きしました。
趣味のゴルフにより運動
不足とストレスを解消し、
健康管理
☆ ☆ ☆
高橋社長の穏やかな笑顔に包ま
れた取材もあっという間に予定の
☆ ☆ ☆
在の地位を確立されたことはいう
い
までもなく、多様化する現代社会
に経営基盤を築き上げてこられま
50
山 鈴 運 輸 株 式 会 社( 高 橋 昭 社 長 )
いい、医療・介護・年金・少子化
した。現在の主力業務は、各地か
︵千葉市若葉区︶
対策の4つの分野の今後のあり方
現在、議論が続けられております。
今回の目的地は、組合事務所か
ら県道 号線に入り四街道方面に
山鈴運輸株式会社
63
り健全な事業運営を続けられてこ
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高橋社長は、前述のように組合
会議員として、また、一般社団法
一人ひとりが仕事内容、運転技術、
をして指示・指導するのではなく、
実 施 し て い る と の こ と で す。
「話
運送業界は、経済活動や私たち
社員のスキルアップ を 目
的に、ドライバーズ ミ ー
ティング等に参加
展することと確信いたしました。
性化することでますます同社が発
の中で、強みを活かし、組織を活
▲高橋 昭社長
▲山鈴運輸㈱のトラック
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