2015 ノーベル物理学賞記念講演会

2015 ノーベル物理学賞記念講演会
学生来聴歓迎
10 月 29 日(木)16:30 18:00
自然科学 5 号館 2 階大講義室
Takaaki Kajita
Arthur B. McDonald
for the discovery of neutrino oscillations,
which shows that neutrinos have mass
2015 年ノーベル物理学賞は、「ニュートリノ振動の発見とそれに基づくニュートリノが質量を持つ
事の証明」に対して二人の研究者に与えられました。日本の梶田隆章氏の業績は岐阜県神岡町にある
スーパーカミオカンデで行われた実験です。本来やってくるべきニュートリノが足りないこと、それ
がニュートリノ振動によるものであることを実証し、1998 年の高山での国際会議で発表されました。
挨 拶 末 松 大 二 郎 数物 科 学 類 長 「高山での国際会議 ` ν 1998 の衝撃」
講 演 青 木 真 由 美 准 教 授
「降りそそぐ謎に満ちた素粒子 " ニュートリノ "」
ニュートリノとは一体どのような素粒子なのでしょうか?その正体やニュートリノ実験の概要について紹介します。
講 演 久 保 治 輔 教授
「ニュートリノと宇宙」
暗黒物質になりそこなったニュートリノ。でも、宇宙の理解には欠かせません。そればかりか、宇宙の謎の一つ
「消えた反物質の謎」を解く鍵を握っています。
↑ 1998 年の高山で
の国際会議で梶田隆章氏が
発表した論文のトランスペ
アレンシー(当時は手書き
です)。ニュートリノが振
動していないという仮説を
6.2σで否定し、会場から万
雷の拍手が起こりました。
金沢大学素粒子・宇宙・理
論物理研究室の青木健一、
末松大二郎もその場にいて、
大きな拍手をしました。
スーパーカミオカンデの内部→
写真の出展
http://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/research/Neutrino/HK/superk.html
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/2015/10/06230959.html
http://www.queensu.ca/gazette/stories/queens-professor-emeritus-wins-nobel-prize
主 催 金沢大学理工学域数物科学類
担 当 素粒子・宇宙・理論物理研究室
連絡先 076-264-5677 [email protected]