【島のくらしの情報】 三島村(竹島、硫黄島、黒島) ①仕事(収入)の状況

【島のくらしの情報】
三島村(竹島、硫黄島、黒島)
【畜産】各島では、温暖な気候の中、島の自然の地形を活かした放牧により、特産の黒毛和牛「みしま牛」
の飼育に力を入れています。草地の改良や施設の整備などを重ね、安全で質の良い肉牛の生産に取り組んで
きました。年間400頭を出荷する体制が整い、村の基幹産業へと成長しています。
①仕事(収入)の状況
【漁業】四方を海に囲まれた島では、漁業は主要産業の一つです。現在、伊勢エビ漁が中心ですが、その他
回遊する高級魚を安定的に供給するため、定置網の導入や魚礁設置による漁場の整備により水産業の基盤が
整いつつあります。近年は冷凍、冷蔵庫や活魚槽なども設置され、季節や気候によって左右されることのな
い安定した漁業を目指しています。
②住居の状況
(貸家、空き家など)
各島、各地区に20戸前後の村営住宅を整備していますが、現在は開いている住居がほぼ無く、空家改修・
新築建設を行っております。平屋一戸建てで、家賃は1万3千円~2万2千円程度です。
医療の充実を図るため、村内4箇所に診療所を設置、看護師を配置しています。現在、鹿児島赤十字病院
の医師が常駐し、各島を巡回しています。このほか、各診療所と鹿児島赤十字病院をテレビ回線で結ぶ遠隔
③医療環境の状況
医療診断システムの早期導入や胃カメラ、腹部エコーなど最新医療機器により病気の早期発見に努めていま
す。また万一の場合に備えて緊急通報装置を導入しているほか、、急患発生時には、緊急医療対策として、
県防災ヘリコプターや、海上自衛隊のヘリコプター、高速船などで鹿児島市内の病院へ搬送するシステムが
あり、住民の健康と安全を守っています。
高齢化が進む中、各地区に老人福祉センターや生活センター、生きがい農園などを設置し、ホームヘル
④福祉環境の状況
パー、運動普及推進員と共にお年寄りが地域の一員としてイキイキ過ごせる環境作りを進めています。ま
た、食事サービス活動や娯楽行事を定期的に開催し、温泉の整備、敬老特別乗船券や敬老金の支給、敬老訪
問など医療・福祉・保健が一体になったサービスを行っています。
村内各地区には、小・中併設の学校があり、少人数で編制されるため、学校教育現場では、教師ひとりに
対する子供の人数が少なく、学業面、生活面での指導が十分に行き届きます。また異学年や他の先生達と向
きあう時間も長く、家族的なつながりがもてるのが特徴です。休み時間に校長先生とサッカーをするなど、
詰め込みの教育ではなく、豊かな自然の中でそれぞれの個性を生かした、心の通った教育が展開されていま
⑤教育環境の状況
す。教育内容の多様化、情報化に伴ってパソコン教室等の特別教室も充実が図られ、個々に応じた指導法の
徹底により、学力の向上に向けた取り組みが真剣に行われています。
本村では、しおかぜ留学制度があり親元から離れ雄大な自然の中で三島村の子供達と楽しい体験学習を経験
できる制度があります。 ●お問い合せ:三島村教育委員会 ℡099-222-
3141
村内の水道利用状況(普及率)は100%です。
⑥上下水道・電気・ガス し尿処理は、浄化槽を整備。設置率100%です。
の状況
ガスはプロパンです。
電気は、島内にある火力発電所を利用しています。
【航路】 (週3便程度)
⑦本土との交通手段
(費用、時間、便数な
ど)
《船名》村営定期船「みしま」(約1,196トン、最高19.1ノット、定員200人、全室冷暖房施
設、衛星通信テレビ受診可能施設、活魚用水槽施設、大型エレベーター、バリアフリー化、冷蔵施設など完
備)
《運航スケジュール》月13回、鹿児島港を起点に運航しています。
鹿児島本港 9:30出港 → 竹島12:30入港・12:45出港 → 硫黄島13:25入
港・13:40出港 →
黒島(大里)14:50入港・15:05出港 → 黒島(片泊)15:35入港
翌日
⑧島内の交通手段
(費用、便数など)
黒島(片泊 8:00出港 → 黒島(大里)8:30入港・8:45出港 → 硫黄島9:55
入港・10:10出港 →
竹島10:50入港・11:05出港 → 鹿児島本港14:05入港
《料金》一等客室 7,200円 二等客室 3,600円
《その他》月1回本土と三島村と枕崎を結ぶ航海を実施(出入港時刻は上記と異なるため、要確認)
⑨買い物場所
物価の状況
⑩これまでの移住実績
島内には、小さな商店が4軒しかありません。食料のほとんどは本土からの取り寄せになります。船賃が発
生することから地区単位でまとめて業者に発注するシステムがあります。
平成2年の定住対策事業開始以来、60世帯170名がUIターンしました。
定住促進対策事業に認定された方には、報償として子牛1頭又は現金50万円が贈呈されます。
下見にこられる場合は、島内の案内人や民宿の手配などを三島村役場定住促進課で行っておりますので、ご
⑪移住を希望される方の 連絡ください。
短期滞在、下見に対する TEL099-222-3141
支援の状況
FAX099-223-1832
Email [email protected]
三島村では、定住促進対策事業として助成金の交付を行っております。
助成金(3年間月額)単身者85,000円夫婦100,000円
子ども1名で20,000円加算、2名目以降10,000円加算
⑫移住にあたっての支援
の状況
報償費(移住後支給)
500,000円もしくは牛1頭を支給
引越し助成あり(引越しに係るフェリー代金の支給、ただし旅客運賃は除く。)
⑬そのほか島での暮らし 竹島・硫黄島・黒島では、地区会や青年会、婦人会、子ども会など、様々な組織があります。
ぶりについて伝えておく 島になじむため、また地域を盛り上げるためにも、各会に所属することや、イベントに積極的に参加するこ
べき必要な情報
とが重要です。