現状のDWH/BIシステムの課題

現状のDWH/BIシステムの課題
現在の多くのDWH/BIシステムにおいて、統合化されたDWHがあるにも
かかわらず、そのフロントに多くの2次加工DB(通称マート)がレ
ポートやダッシュボードをだすため、分析のために作られ、大きな課題
になっているのが見られます。
これは実は利用しているBIツールの機能、能力の限界から発生している
場合が多くみられます。
解決策を欲しい、あるいはどうして2次加工DB(マート)だらけにな
るのかの理由をもう少し深くしりたいかたは、ぜひ弊社(マイクロスト
ラテジー)にお問い合わせいただければ詳しい説明資料をお送りいたし
ます。
お問い合わせ先 http://www.microstrategy.com/jp/会社概要/お問い合わせ
2015年7月
マイクロストラテジー・ジャパン株式会社
よく見られるDWH・BIシステム
2次加工DB
基幹
システム
ETL
DWH
(データウェアハウス)
ETL
BIツール
元となるDWHから、レポート目的のための2次加工DBが増加していく
最悪の場合、レポート数=2次加工DB数を作り出す場合もある
“in creating and deploying information and using analytics, almost half (47%) of organizations spend
the largest portion of time in data preparation”
Ventana Researchレポート
他社ツール運用時の事例
某医薬品会社様・・・数千の2次加工DBを運用していた
某金融機関様・・・・・1000を越える2次加工DBを運用していた
2
2次加工DB(データマートDB)の弊害
工数への弊害
・2次加工DBの作成工数が増大する(ETL作成、データベース設計など)
・BIツール上のメタデータや、セキュリテイ定義などの開発・保守工数が増大する
情報の整合性への弊害
・DWH上の元データや2次加工DB上のデータ運用が多重化するため、全ての2次加工DBへの反映や各
データ間の同期を適切に管理しないと、情報間の整合性が損なわれる
・見るDBで値が異なるなど、One Factとならなくなる。
分析への弊害
・集約加工したDB にアクセスするため、BIツールを導入したのにドリルダウンができなくなる
・エンドユーザによる自由分析の際に、BIツールの能力不足のために、 DWH上に元データがあるにも関わ
らずIT部門での2次DB作成が必須となり、迅速に対応できない
・BIツールが単なるデータDown Loadツールになり、Excelでのデータ加工が主体となる
・Excelで元データから累計や対前年比を商品分類別別・地域別の任意の粒度で分析したり、マスター展
開(Look Up)など実施してしまうと、作業量の増加や計算ミスを誘発する
投資対効果への弊害
・高価なDWHを購入してもその真価が発揮できず、単なるデータ格納庫になってしまう
3
・BIツールのディスクやメモリが際限なく要求される
BIで提供されるレポートやダッシュボードはほとんど同じにみえる。。
しかし、実際にはその裏側に大きな違いがあり2次加工DB作成につながっている
累積計算
前年対比計算
100%-
50%-
0%-
比率計算
4
グループ別集計
表面ではなかなかみえないBI製品の機能差異により実は大きな違いが導入後発生します。
各社のBIツールから提供される
レポート・ダッシュボードは
ほとんど同じに見える
T社
Q社
S社
O社
• 開発保守の生産性・リードタイム
• エンドユーザによる分析作業の実現度
導入効果に
大きな違いが
• 適切なレスポンスタイムの確保
• ユーザ数やデータ量増大への対応可否
・・・
ポイントは?
1. BIとしての機能の充実度は?
•
BIツール上で、実務で求められるレポート・集計・計算ができるか
2. 企業レベルのBI機能のサポート範囲は?
•
エンドユーザのセルフサービスからダッシュボード、レポートまで、ひとつのBIツールでカバーできるか
3. 今後ますます重要になるMobile機能への対応は?
•
iOS、AndroidなどのNativeな操作・アプリ間連携・カスタマイズが可能か(GPS・カメラ連携など)
•
オフライン機能に対応しているか(レポート・データ更新)
•
Webと共存できるか(Write Once、Delivery Many)
4. Performanceは?
•
高速レスポンスとスケーラリビティはどうか(多数ユーザの同時利用、大規模データ量での処理)
5. 高速なデータベースのよさをいかせる処理の仕組みは?
•
5
高速なデータベースの処理能力を引き出すBIのしくみがあるか。BIツールがボトルネックにならないか
MicroStrategyはこれらの2次的加工DBの作成が一番少ないBI製品です
・テーブル数の削減
大手商社様 ・・・・・・・・・・・・・・テーブル数を40分の1に削減
大手小売業者様 ・・・・・・・・・・・・テーブル数を70%削減*HWへの追加投資を大幅に削減
・日次バッチ処理数
大手商社様 ・・・・・・・・・・・・・・夜間バッチ処理数を30分の1へ削減
・レポート数の削減
機器製造業者様 ・・・・・・・・・・・・レポート数を1700から400に削減
米国大手スーパーマーケット ・・・・・・レポート数を2800から50に削減
米国大手インターネット販売業者様 ・・・レポート数を4分の1に削減
・システム保守コスト
機器製造業者様 ・・・・・・・・・・・・仕様変更時の変更作業1か月から4日に短縮
米国食品製造業者様 ・・・・・・・・・・ユーザー要件対応リードタイムを20分の1に短縮
米国オフィス用品小売業者様 ・・・・・・24人/年分の工数削減
カー用品小売業者様 ・・・・・・・・・・ユーザー要求対応の工数を2週間から1日に短縮
大手商社様 ・・・・・・・・・・・・・・組織再編時のテーブル・スクリプト・バッチ作成工数の大幅な削減
国内大手製薬業様 ・・・・・・・・・・・複数のBI統合によるTCO削減
業務帳票・生産レポート・分析レポート・ダッシュボード・モバイルなど
幅広い範囲でレポート環境を統合
・開発生産性
機器製造業者様 ・・・・・・・・・・・・BIリプレースの移行時、他社BIで24人月以上要した作業を10人月で完了
英国大手チェーンストア業者様 ・・・・・ユーザー要求対応リードタイムを6か月以上から1か月未満へ短縮
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