開 会 挨 拶 (一社)日本埋立浚渫協会 専務理事 平尾 壽雄 ただ

開 会 挨 拶 ( 一 社 ) 日 本 埋 立 浚 渫 協 会 専 務 理 事 平 尾 壽 雄 ただいまご紹介いただきました専務理事の平尾でございます。
本日は港湾技術報告会を開催しましたところ、たくさんの方に足元の悪い中をご出席い
ただきましてありがとうございます。御礼を申し上げます。
また、きょうは協会の鈴木会長が出席しておりますので、私がご挨拶を申し上げるより
も会長からご挨拶のお願いをと思いましたが、プログラムの関係で私のほうからご挨拶を
させていただきます。
この技術報告会でありますが、その時々の技術的な政策課題についてご講演をいただき、
また会員各社の技術的な取り組みについて報告をさせていただきまして、会員各社が持っ
ております技術の利用促進、あるいは技術力の向上を目指して開催させていただいており
ます。
今回の報告会では、海洋と国土の安全・安心という二つの柱を立てまして少し欲張った
形になっておりますけれども、海洋につきましては内閣官房参事官の吉田様に、そして国
土の安全・安心につきましては月の泉技術事務所の渡辺様にそれぞれご講演をいただき、
また、それぞれ3社から報告をさせていただきます。
現在の建設業をめぐる状況は、既に皆様方、もう肌で感じておられるとおりであります
が、景気の回復、それに伴う事業の増加、そして一方では技術者・技能労働者の不足とい
った状況でありまして、会員各社それぞれに大変忙しく事業に取り組んでいるところであ
りますが、もう一方で、若手の育成でありますとか、女性の参加を得るとか、こうしたこ
とも大事なことだと思っております。このためには建設業の魅力の向上あるいは処遇の改
善が大事なわけですが、それだけではなかなかだめでありまして、若い方々が期待を持っ
て入れるような中長期のプロジェクト展開というものも大事だろうと思っております。
我々はそうした中長期的な課題に技術の面からいろいろなプロジェクトを具体化していく、
そうしたことへの積極的な、あるいはまた具体的な提案もしていかなければいけない、こ
んな時期にも来ていると思いまして、きょうの講演会がまたそうしたことを考える一つの
きっかけになればと思うところであります。
半日でありますが、皆様方の熱心なご聴講をお願いいたしまして、冒頭のご挨拶とさせ
ていただきます。
きょうはよろしくお願いいたします。(拍手)