臨床研究に関するお知らせ - 宮崎大学医学部・大学院看護学研究科

臨床研究に関するお知らせ
宮崎大学医学部附属病院第 3 内科(内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野)では、「びまん
性肺胞出血症候群における予後予測因子の検討(後ろ向き研究)」を実施しております。こ
の研究は、びまん性肺胞出血症候群を発症された患者様を対象に、どのような治療法が有
効であったのか、またどういった背景がその予後に関わっていたのかについて検討するも
のです。また、比較対象として肺サルコイドーシス症(疑い例含む)の患者様の情報・余
剰検体を使用させていただきます。研究目的や内容などについては以下のとおりです。直
接のご同意は頂かずに、この掲示によるお知らせをもって通院中の方からご同意を頂いた
ものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解頂き、研究へのご
協力を賜りますようお願い申し上げます。万が一、この研究へのご参加をご希望されない
場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、研究に関するご質問等は下記の問い合
わせ先へご連絡下さい。
1.研究の概要
研究題名:びまん性肺胞出血症候群における予後予測因子の検討(後ろ向き研究)
研究責任者:宮崎大学医学部内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野 中里雅光
2.目的・概要
びまん性肺胞出血症候群は、肺の出血により急速に呼吸困難が進行し、予後が極めて不
良な疾患です。本研究では、びまん性肺胞出血症候群の予後を予測する因子を検討する
ことを目的としています。
3.研究の方法について
2007 年 4 月 1 日から 2014 年 8 月 31 日までの間に、びまん性肺胞出血症候群と診断され
た患者様を対象といたします。診療録、血液検査、胸部単純レントゲン写真や CT の参照、
診療上で生じた血液検体の血清や気管支肺胞洗浄液の余剰分を用いた炎症性サイトカイン
測定を行います。また、びまん性肺胞出血症候群との比較のため、上記期間に当診療科に
て肺サルコイドーシス症(疑い例含む)と診断された患者様の診療録、血液検査、胸部単純レ
ントゲン写真や CT の参照、診療上で生じた血液検体の血清や気管支肺胞洗浄液の余剰分を
用いた炎症性サイトカイン測定を行います。
研究のために検査を追加するなど、患者様に負担となるようなことは行いません。得ら
れた結果をもとに、びまん性肺胞出血症候群に対する治療の効果やその予後について解析
し検討いたします。
4.予測される利益・不利益について
この研究に参加いただいた場合、患者様に直接生じる利益はございませんが、将来同じよ
うな病気で困っておられる患者さまへの利益になる可能性はあります。また、過去の記録
をもとに検討いたしますので、今回参加いただいた患者さまへの新たな負担や副作用など
の不利益はありません。
5.個人情報の保護について
この研究にあたって、個人情報を直接同定できるような情報は使用いたしません。
なおご自分のデータの使用を拒否される場合は、2015 年 3 月 31 日までに下記までご連絡
下さい。
6.研究結果の公表について
この研究結果は、学会発表および学術論文として公表される予定です。
7.費用について
この研究に関して、患者様へ追加でご負担いただく費用はありませんし、また謝礼もござ
いません。
8.問い合わせなどの連絡先
宮崎大学医学部附属病院第三内科 坪内 拡伸
住所:〒889-1692
宮崎県宮崎市清武町木原 5200
電話番号:0985-85-1510(代表)